ゲスト
(ka0000)
黒くて大きくて適度な弾力のアレ
マスター:赤山優牙

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/08/18 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/08/27 09:00
オープニング
必ず迷うと噂される深い森――リンダールの森を抜けたグラズヘイム王国南東部の果て、自由都市同盟領との境が近いある所に、その村はあった。
その村と周囲の領地の主は王都近郊のある貴族であった。いわゆる、飛び地である。領主の代わりに代官と呼ばれる者が領地経営を行う、その制度の歴史は王国の半島統一時代まで遡るともいう。
●ある村のお話
「今年も、この季節がやって来たのじゃ」
長老が集まった村人達に宣言する。
年に一度の収穫祭に向けての準備だ。
「昨年は、ハンターの力でいつになく大盛況だった。今年も大いに盛り上がらせたい」
村に現れた雑魔をハンターに倒してもらい、その戦い振りを劇の内容に活かして、とても好評だった。
代官も喜び、同盟領までの街道の整備を約束してくれた。
「では、本題じゃが、本年の祭りのメインを決めたいのじゃ。テーマは、『食』じゃ」
ガヤガヤと村人達が騒ぎ出す。
「やっぱり、アレしかねぇよな」
「こんなの出来レースじゃんか」
「オレ、嫌いなんだよな。旨いけど、見た目がよ」
村人達の反応はどれも似た様な反応だった。
黒光りするその生物は、もともと、この村では食事に用いられていなかった。
だが、数年前に訪れた旅人の中に、リアルブルーからの転移者がおり、その者が振舞ったのが始まりになったのだ。
今では、ある程度の規模の養殖場を設ける事にもなり、外への出荷も少しずつ行われている。なので、同盟領への街道整備は、村にとって嬉しい話しなのだ。
「長老! やはり、アレしかありません!」
1人の村人が挙手した。
「やはり、アレか……我が村のグルメ料理」
長老は村人全員を見渡した。
全員が頷いている。満場一致だ。
こうして、この村の収穫祭の目玉が決まった。ところがである……。
●二度ある事は三度ある
ある村人が養殖場を点検していた。
「収穫祭と、このグルメ、関係ないんじゃないかなと思うんだけど、おめぇーはどう思う?」
話しかけているが、人も向かって話してはいない。
養殖場の中にいる、黒光りのソレに向かっての独り言だ。
「ふつー、収穫祭といったら、秋の恵みだろっつのに」
強い日差しが痛かった。
止む事のない日光に、村人の独り言も続く。
「去年はよ、ゴキブリやらムカデの雑魔に出くわして、マジやばかったぜ」
二度も雑魔と遭遇して無事なので、運が良いのか悪いのか。
「……そういや、お前も黒光りしてる、な……」
作業する手を休めて、養殖場を見る。
大きな人工の池。村人が作業していたのは、養殖に必要な設備だ。わざわざ帝国から取り寄せた魔導装置である。
突然、その魔導装置がうなる。同時に静まる辺り。
「な……なん……だよ……」
急に怖くなって周囲を見渡す村人。
その時、養殖場の中で大きくなにかが揺れた。
「ひ、ひぃ!」
村人は見た。
黒光りするソレが、養殖場の中でそびえ立つ所を。
なんと――黒々しい事か!
なんと――立派な大きさか!
なんと――適度な弾力か!
「で、でたぁぁぁ!」
村人は必死の思いで駆けだしたのであった。
●とあるハンターオフィス
「最近、私の出番少ないし、扱いがザツって言ってやったのよー!」
受付嬢ミノリが愚痴をこぼしながらカウンターに肘ついていた。
聞かされている同僚は興味が無さそうで、適当にウンウンと頷いている。
「で、この依頼よ! おかしいわよ! セクハラよ!」
資料を引っ掴んで叫ぶ受付嬢。
ちゃんと真面目に仕事しろという心の声がオフィス内に静かに響いた――気がする。
「く、黒光りして、大きくて、適度な弾力なんて!」
顔を真っ赤にして声を大にするミノリを見ている方が逆に恥ずかしくなる。
「ただの雑魔退治の依頼の説明だと思ったら、これよ!」
ちゃんと正しく説明するのが受付嬢の仕事なのだが、これでは、説明を受ける方も受けたくなくなるものだ。
「黒光りして、大きくて、適度な弾力なんて!」
二度も言うなというツッコミの空気が、どこともなくオフィス内に広がった。
1人のハンターが呆れて立ち去っていく。
モニターには、その依頼の討伐対象が映し出されていた。
それは――巨大なウナギの様な姿をしていた。
その村と周囲の領地の主は王都近郊のある貴族であった。いわゆる、飛び地である。領主の代わりに代官と呼ばれる者が領地経営を行う、その制度の歴史は王国の半島統一時代まで遡るともいう。
●ある村のお話
「今年も、この季節がやって来たのじゃ」
長老が集まった村人達に宣言する。
年に一度の収穫祭に向けての準備だ。
「昨年は、ハンターの力でいつになく大盛況だった。今年も大いに盛り上がらせたい」
村に現れた雑魔をハンターに倒してもらい、その戦い振りを劇の内容に活かして、とても好評だった。
代官も喜び、同盟領までの街道の整備を約束してくれた。
「では、本題じゃが、本年の祭りのメインを決めたいのじゃ。テーマは、『食』じゃ」
ガヤガヤと村人達が騒ぎ出す。
「やっぱり、アレしかねぇよな」
「こんなの出来レースじゃんか」
「オレ、嫌いなんだよな。旨いけど、見た目がよ」
村人達の反応はどれも似た様な反応だった。
黒光りするその生物は、もともと、この村では食事に用いられていなかった。
だが、数年前に訪れた旅人の中に、リアルブルーからの転移者がおり、その者が振舞ったのが始まりになったのだ。
今では、ある程度の規模の養殖場を設ける事にもなり、外への出荷も少しずつ行われている。なので、同盟領への街道整備は、村にとって嬉しい話しなのだ。
「長老! やはり、アレしかありません!」
1人の村人が挙手した。
「やはり、アレか……我が村のグルメ料理」
長老は村人全員を見渡した。
全員が頷いている。満場一致だ。
こうして、この村の収穫祭の目玉が決まった。ところがである……。
●二度ある事は三度ある
ある村人が養殖場を点検していた。
「収穫祭と、このグルメ、関係ないんじゃないかなと思うんだけど、おめぇーはどう思う?」
話しかけているが、人も向かって話してはいない。
養殖場の中にいる、黒光りのソレに向かっての独り言だ。
「ふつー、収穫祭といったら、秋の恵みだろっつのに」
強い日差しが痛かった。
止む事のない日光に、村人の独り言も続く。
「去年はよ、ゴキブリやらムカデの雑魔に出くわして、マジやばかったぜ」
二度も雑魔と遭遇して無事なので、運が良いのか悪いのか。
「……そういや、お前も黒光りしてる、な……」
作業する手を休めて、養殖場を見る。
大きな人工の池。村人が作業していたのは、養殖に必要な設備だ。わざわざ帝国から取り寄せた魔導装置である。
突然、その魔導装置がうなる。同時に静まる辺り。
「な……なん……だよ……」
急に怖くなって周囲を見渡す村人。
その時、養殖場の中で大きくなにかが揺れた。
「ひ、ひぃ!」
村人は見た。
黒光りするソレが、養殖場の中でそびえ立つ所を。
なんと――黒々しい事か!
なんと――立派な大きさか!
なんと――適度な弾力か!
「で、でたぁぁぁ!」
村人は必死の思いで駆けだしたのであった。
●とあるハンターオフィス
「最近、私の出番少ないし、扱いがザツって言ってやったのよー!」
受付嬢ミノリが愚痴をこぼしながらカウンターに肘ついていた。
聞かされている同僚は興味が無さそうで、適当にウンウンと頷いている。
「で、この依頼よ! おかしいわよ! セクハラよ!」
資料を引っ掴んで叫ぶ受付嬢。
ちゃんと真面目に仕事しろという心の声がオフィス内に静かに響いた――気がする。
「く、黒光りして、大きくて、適度な弾力なんて!」
顔を真っ赤にして声を大にするミノリを見ている方が逆に恥ずかしくなる。
「ただの雑魔退治の依頼の説明だと思ったら、これよ!」
ちゃんと正しく説明するのが受付嬢の仕事なのだが、これでは、説明を受ける方も受けたくなくなるものだ。
「黒光りして、大きくて、適度な弾力なんて!」
二度も言うなというツッコミの空気が、どこともなくオフィス内に広がった。
1人のハンターが呆れて立ち去っていく。
モニターには、その依頼の討伐対象が映し出されていた。
それは――巨大なウナギの様な姿をしていた。
解説
●目的
雑魔の討伐。
●内容
養殖場の中で雑魔を討伐する。
●養殖場
一辺が50m程の人口池。深さは50cm程。池壁は水面から50cm程高い。
ウナギの様な食用の生物が養殖されている。便宜上、鰻と表記しますが、似て非なる生物です。
養殖場に大量にいます。
●雑魔
2mはある巨大なウナギの雑魔。この生物の養殖は、稚魚を海から摂ってくるのだが、恐らく昨年の【深棲】の影響を受け雑魔化したと思われるが真偽は不明。
30cm程の『子』ウナギ雑魔を無数に放つ事もできる。
攻撃方法や能力は不明。あらゆる穴に入ってくる――かもしれない。
全身黒光りで、ぬるぬるして適度な弾力がある。
●条件
養殖場には、貴重な設備がありますし、池壁もあります。
また、養殖されている鰻も大量に生存しており、可能な限り水質を保つ必要もあります。
その為、雑魔の討伐に当たっては、村から条件が指示されています(守れないと養殖場の中に入れません)。
1 防具は水着とアクセサリー類のみ。
2 銃と拳銃の分類がされている武器の使用、持ち込み禁止。
3 養殖されている鰻を傷つける可能性があるので、範囲攻撃は禁止。
条件を満たせずプレイングを提出した場合、戦闘には参加できない可能性もあります。
(もしくは、装備を全てひっぺがされて裸一貫になるかもです)
●戦闘後
無事に討伐できたら、鰻のKABAYAKIとやらが食べられるかもしれません。
なお、雑魔は討伐すると消滅します。
●その他
村の情報は、シナリオ『黒光りの雑魔 』『画家翁の護衛と凶暴な熊 』『収穫祭と黒い雑魔』を参照下さい。ただし、このシナリオでは、それらのリプレイを必ず確認する必要はありません。
雑魔の討伐。
●内容
養殖場の中で雑魔を討伐する。
●養殖場
一辺が50m程の人口池。深さは50cm程。池壁は水面から50cm程高い。
ウナギの様な食用の生物が養殖されている。便宜上、鰻と表記しますが、似て非なる生物です。
養殖場に大量にいます。
●雑魔
2mはある巨大なウナギの雑魔。この生物の養殖は、稚魚を海から摂ってくるのだが、恐らく昨年の【深棲】の影響を受け雑魔化したと思われるが真偽は不明。
30cm程の『子』ウナギ雑魔を無数に放つ事もできる。
攻撃方法や能力は不明。あらゆる穴に入ってくる――かもしれない。
全身黒光りで、ぬるぬるして適度な弾力がある。
●条件
養殖場には、貴重な設備がありますし、池壁もあります。
また、養殖されている鰻も大量に生存しており、可能な限り水質を保つ必要もあります。
その為、雑魔の討伐に当たっては、村から条件が指示されています(守れないと養殖場の中に入れません)。
1 防具は水着とアクセサリー類のみ。
2 銃と拳銃の分類がされている武器の使用、持ち込み禁止。
3 養殖されている鰻を傷つける可能性があるので、範囲攻撃は禁止。
条件を満たせずプレイングを提出した場合、戦闘には参加できない可能性もあります。
(もしくは、装備を全てひっぺがされて裸一貫になるかもです)
●戦闘後
無事に討伐できたら、鰻のKABAYAKIとやらが食べられるかもしれません。
なお、雑魔は討伐すると消滅します。
●その他
村の情報は、シナリオ『黒光りの雑魔 』『画家翁の護衛と凶暴な熊 』『収穫祭と黒い雑魔』を参照下さい。ただし、このシナリオでは、それらのリプレイを必ず確認する必要はありません。
マスターより
●ご挨拶
WTRPGのMSとして初依頼となる『黒光りの雑魔』を公開して、早いもので、一年が経過しました。ここまで続いたのも、皆様のおかげです! 本当にありがとうございます♪
まだまだ未熟で至らない所も多々あり、修行中の身で、皆様にはご迷惑をおかけするかもしれませんが、今後も引き続き、よろしくお願い申し上げます。
●攻略のヒント
難しい事は考えず、水着でヌルヌルしながら楽しくやってください! 敵は『弱く』設定しています。
WTRPGのMSとして初依頼となる『黒光りの雑魔』を公開して、早いもので、一年が経過しました。ここまで続いたのも、皆様のおかげです! 本当にありがとうございます♪
まだまだ未熟で至らない所も多々あり、修行中の身で、皆様にはご迷惑をおかけするかもしれませんが、今後も引き続き、よろしくお願い申し上げます。
●攻略のヒント
難しい事は考えず、水着でヌルヌルしながら楽しくやってください! 敵は『弱く』設定しています。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/08/23 16:59
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 クィーロ・ヴェリル(ka4122) 人間(リアルブルー)|25才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/08/17 21:40:30 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/08/18 06:25:14 |