ゲスト
(ka0000)
幻の肉 ~廃墟の集落~
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/08/11 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/08/20 12:00
オープニング
グラズヘイム王国・古都【アークエルス】東方の森には、かつてナガケと呼ばれる集落が存在した。
集落の主な仕事は豚、牛、馬を育てる畜産だった。しかし幻獣の獅子鷹『メニュヨール』によって崩壊してしまう。家畜の仔攫いが激増したからだ。
ナガケ集落は解散の憂き目に遭い、青年ガローア・ラグアは父親のマガンタと共に放浪の身となる。父が亡くなってからも根無し草な生き方を続けてきたガローアだが、ようやく覚悟を決めた。約一ヶ月前、ハンターの力を借りて集落跡に巣くっていたメニュヨール退治に成功する。
(あの頃のような生活に戻りたいのは確かなのだけれど……)
ガローアの心の中では集落再興の気持ちが燻っていた。
古都に滞在して情報収集に明け暮れる日々を過ごす。二週間ほど前、仲間になれそうな一人の青年と出会った。ガローアが意気投合したのは同じ十五歳でドワーフの青年だ。名前を『ベッタ』という。
「そうやな。何を飼うかは大切や」
「牛馬や豚でもいいのだけれど、せっかくなら特色ある別の動物はどうかなって」
二人は日雇いの仕事が終わった夕暮れ時に酒場で落ちあって相談する。
「この肉料理、うめえな。ただの岩塩焼きとは思えんわ」
「リアルブルー出身のハンターがいろいろな料理を各地に伝えているみたいだ。料理人は貪欲だからね。そういった話に耳ざとい。この料理もリアルブルーの調理法が使われているのかも」
「そういやガキの頃、すげぇ美味い肉を食べたことあるんや。今でも夢にみるぐらいのごっついやつや」
「牛? それとも豚?」
「いや、それが違うんや。狩った猟師によれば真っ青な幻獣だって話なんやけど」
「……詳しく聞かせてもらえるかい?」
ベッタの故郷も東部森林地帯にある。真っ青な幻獣はベッタの故郷の村より十数キロ離れたところに棲息しているらしい。
体格は牛並だが鳥類のように二本足で歩く。但し飛べはしなかった。身体も羽根ではなく青い毛で覆われている。とても臆病で大人しく、滅多に見かけられない故に捕まえることが困難だという。森の民からは『幻の青』と呼ばれていた。
「その幻の青、育てられないかな? もちろん再興した集落で」
「面白そうやな。駄目元でやってみよか」
ガローアとベッタは計画を立てる。
ハンターに協力してもらい、借りた馬車一両、荷馬車二両で東部森林地帯の目的の地へと向かうことにした。
森の中だと馬車や荷馬車で通れる場所は限られてくるので、途中で下りて幻の青を探さなくてはならない。その場合、ガローアとベッタが留守番を引き受ける。
ハンターにはまず幻の青を一頭狩ってもらう。肉を調理してみて本当に美味しいのであれば飼うための捕獲を頼むことになる。
荷馬車二両で運べるのはおそらく六頭が限界と思われた。
数日後、ガローアとベッタは古都のハンターズソサエティ支部を訪れる。計画のあらましを職員に説明するのだった。
集落の主な仕事は豚、牛、馬を育てる畜産だった。しかし幻獣の獅子鷹『メニュヨール』によって崩壊してしまう。家畜の仔攫いが激増したからだ。
ナガケ集落は解散の憂き目に遭い、青年ガローア・ラグアは父親のマガンタと共に放浪の身となる。父が亡くなってからも根無し草な生き方を続けてきたガローアだが、ようやく覚悟を決めた。約一ヶ月前、ハンターの力を借りて集落跡に巣くっていたメニュヨール退治に成功する。
(あの頃のような生活に戻りたいのは確かなのだけれど……)
ガローアの心の中では集落再興の気持ちが燻っていた。
古都に滞在して情報収集に明け暮れる日々を過ごす。二週間ほど前、仲間になれそうな一人の青年と出会った。ガローアが意気投合したのは同じ十五歳でドワーフの青年だ。名前を『ベッタ』という。
「そうやな。何を飼うかは大切や」
「牛馬や豚でもいいのだけれど、せっかくなら特色ある別の動物はどうかなって」
二人は日雇いの仕事が終わった夕暮れ時に酒場で落ちあって相談する。
「この肉料理、うめえな。ただの岩塩焼きとは思えんわ」
「リアルブルー出身のハンターがいろいろな料理を各地に伝えているみたいだ。料理人は貪欲だからね。そういった話に耳ざとい。この料理もリアルブルーの調理法が使われているのかも」
「そういやガキの頃、すげぇ美味い肉を食べたことあるんや。今でも夢にみるぐらいのごっついやつや」
「牛? それとも豚?」
「いや、それが違うんや。狩った猟師によれば真っ青な幻獣だって話なんやけど」
「……詳しく聞かせてもらえるかい?」
ベッタの故郷も東部森林地帯にある。真っ青な幻獣はベッタの故郷の村より十数キロ離れたところに棲息しているらしい。
体格は牛並だが鳥類のように二本足で歩く。但し飛べはしなかった。身体も羽根ではなく青い毛で覆われている。とても臆病で大人しく、滅多に見かけられない故に捕まえることが困難だという。森の民からは『幻の青』と呼ばれていた。
「その幻の青、育てられないかな? もちろん再興した集落で」
「面白そうやな。駄目元でやってみよか」
ガローアとベッタは計画を立てる。
ハンターに協力してもらい、借りた馬車一両、荷馬車二両で東部森林地帯の目的の地へと向かうことにした。
森の中だと馬車や荷馬車で通れる場所は限られてくるので、途中で下りて幻の青を探さなくてはならない。その場合、ガローアとベッタが留守番を引き受ける。
ハンターにはまず幻の青を一頭狩ってもらう。肉を調理してみて本当に美味しいのであれば飼うための捕獲を頼むことになる。
荷馬車二両で運べるのはおそらく六頭が限界と思われた。
数日後、ガローアとベッタは古都のハンターズソサエティ支部を訪れる。計画のあらましを職員に説明するのだった。
解説
『幻の青』と呼ばれる幻獣の狩りと捕縛をお願いします。最初は味を確かめるために一頭狩ってもらえるでしょうか。
血抜きなどの肉にする処理は得意な方にお任せします。難しい場合は留守番のガローアの元へ運んでください。彼がやります。
向かう先には小川があるようです。肉を冷やすのに使えます。
肉の味を確かめて美味しいのがわかれば生きたままの捕獲をお願いします。荷馬車に積めるのは最大六頭です。雌多めが理想になります。
対象の力は強いですが滅多に暴れたりはしません。見つけられれば捕獲は簡単でしょう。
捕まえたらガローアが住んでいた元集落に向かいます。ガローアとベッタはそのまま残って幻の青を飼うようです。集落復活の実質的一歩になります。
かつてのナガケ集落は家畜を柵の囲いの中で放牧していました。
牛や馬用の放牧場が五面。(一面につき百メートル四方)
豚専用のオークの木が生えている放牧場は一面です。(三百メートル四方)
常識的な必要経費はガローア持ちです。
血抜きなどの肉にする処理は得意な方にお任せします。難しい場合は留守番のガローアの元へ運んでください。彼がやります。
向かう先には小川があるようです。肉を冷やすのに使えます。
肉の味を確かめて美味しいのがわかれば生きたままの捕獲をお願いします。荷馬車に積めるのは最大六頭です。雌多めが理想になります。
対象の力は強いですが滅多に暴れたりはしません。見つけられれば捕獲は簡単でしょう。
捕まえたらガローアが住んでいた元集落に向かいます。ガローアとベッタはそのまま残って幻の青を飼うようです。集落復活の実質的一歩になります。
かつてのナガケ集落は家畜を柵の囲いの中で放牧していました。
牛や馬用の放牧場が五面。(一面につき百メートル四方)
豚専用のオークの木が生えている放牧場は一面です。(三百メートル四方)
常識的な必要経費はガローア持ちです。
マスターより
私のシナリオ『廃墟の集落にて』の続きです。集落復興シナリオになります。
どのような肉の味なのか楽しみになさってください。狩りのうまい方、料理上手な方、美味しい物が好きな方、お待ちしています。
料理に使う調味料はリゼリオから持ち込んでくださいね。ほどほどの値段ならガローアが支払ってくれます。
どのような肉の味なのか楽しみになさってください。狩りのうまい方、料理上手な方、美味しい物が好きな方、お待ちしています。
料理に使う調味料はリゼリオから持ち込んでくださいね。ほどほどの値段ならガローアが支払ってくれます。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/08/18 03:05
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
質問です! ミオレスカ(ka3496) エルフ|18才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/08/10 17:29:08 |
|
![]() |
お肉を食べよう!あと捕縛もね! リューリ・ハルマ(ka0502) エルフ|20才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2015/08/11 11:25:39 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/08/09 08:21:50 |