ゲスト
(ka0000)
そうなんです!
マスター:からた狐

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- サポート
- 現在0人 / 0~20人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/08/16 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/08/30 07:30
オープニング
簡単な依頼――のはずだった。
山中で見つかったゴブリンたち。周辺の村から退治を依頼され、ハンターたちは現場に赴いた。
数も少なく潜伏場所も分かっている。十分な準備をした上で仕掛けたはずだった。
ところが。
不測の事態はいつでも起こりうる。ゴブリンの群れが合流し、敵の数は想定以上に増えた。
増えたとはいえゴブリン。最初の計画通りには行かなくなったが、落ち着いて戦いに臨めば、現在いるハンターたちでも負けるはずは無かった。
ただ、手が足りなくなったのも事実だ。ハンターたちの隙をつき、包囲を抜けて逃げ出す個体が何体か出てしまった。
ゴブリンを逃がせば、逃亡先で悪さをしでかす可能性は十分にある。新たに仲間を集めて舞い戻り、また暴れる可能性も考えられる。
「一匹たりとも逃がすか!」
必死に逃げるゴブリンたち。追うハンター。そこには情けも容赦もない。
やがて逃走ゴブリンたちも全員で始末する。それぞれの撃破数を照らし合わせ、ゴブリンたちを殲滅できたと確認する。
これにて、依頼完了。あとは依頼者であるふもとの村の人たちとハンターオフィスに報告し、家路につけばいい。
――はずだった。
「ところで……ここはどこなのでしょう……」
ふと漏らされた一人の言葉に、全員が固まった。
ゴブリン潜む山の中。戦う内に場所が変わるのはよくあること。その上、逃げたゴブリンを捕まえようと、あちらへこちらへ。
どこをたどったなど覚えている暇などなく、追うのに必死で目印をつけてきた覚えもない。
ぐるりと見回しても、どこもかしこも見覚えあるような無いような。似通った山の景色が広がるだけ。
地図は持ち合わせているが、そもそも登山道から入りどこを曲がるとゴブリンの住処をたどりつけるか、その周辺に何があるかなどをざっくりと書き写した物。
一応、合致する目印が無いかも見渡してみたが、当てはまりそうな地形は見当たらず……。
完全に、山のどこにいるのか見失っていた。
「戦闘の痕跡を探してさかのぼれば、元来た場所まで戻れるのでは」
「ゴブリンを追う際にも、牽制などであちこちに術を放ちました。正しくたどれないなら、かえって迷ってしまうかも」
そして何が正しいのかは分からない。スキルを使った順番や位置など覚えているはずがない。
試しに、どっちから来たかを皆で指してみる。全員がバラバラの方角を示した。
「まずいなぁ」
山に入った時点で太陽は空高くにあった。それからゴブリンとの戦闘と鬼ごっこに時間を費やし、結果、今は夕暮れ時。一時間もすれば、すっかり夜になるだろう。
ゴブリン退治の後、依頼者がいる村に成果を伝えなければならない。ハンターオフィスにも経緯を連絡する必要がある。
このまま誰も戻らないなら、さすがに何か起きたのだと、依頼者たちが改めてハンターオフィスに連絡するだろう。ありふれた規模のゴブリン退治で帰還しない事態。オフィスは何が起きたか調査に来て、ハンターたちを探し、そして見つけてくれるだろう。
しかし。
調査が来ると仮定しても、早くて数日かかるはず。来ない可能性ももちろんある。
何より、依頼自体は無事済んでいるのに、自分たちが手間をかけさせるというのもいかがなものか……。
「せめてふもとの村までは急いで帰りたいな。ただでさえゴブリンのせいで不安になってるのだ。余計な心配はさせたくない」
「でも迷子の鉄則は、その場を動かない事ですよ~」
わざとか天然か。明るい声を出した仲間に、他のメンバーはがっくりと肩を落とす。
「迷子……なのかな、やっぱりこれ」
「でなければ、遭難とか?」
日暮れが迫る山の中。帰り道が分からない。留まるか進むか、どこへ行くのか、何をすべきか。
カラスの鳴き声を聞きながら、ハンターたちは次の振る舞いを決めかねていた。
山中で見つかったゴブリンたち。周辺の村から退治を依頼され、ハンターたちは現場に赴いた。
数も少なく潜伏場所も分かっている。十分な準備をした上で仕掛けたはずだった。
ところが。
不測の事態はいつでも起こりうる。ゴブリンの群れが合流し、敵の数は想定以上に増えた。
増えたとはいえゴブリン。最初の計画通りには行かなくなったが、落ち着いて戦いに臨めば、現在いるハンターたちでも負けるはずは無かった。
ただ、手が足りなくなったのも事実だ。ハンターたちの隙をつき、包囲を抜けて逃げ出す個体が何体か出てしまった。
ゴブリンを逃がせば、逃亡先で悪さをしでかす可能性は十分にある。新たに仲間を集めて舞い戻り、また暴れる可能性も考えられる。
「一匹たりとも逃がすか!」
必死に逃げるゴブリンたち。追うハンター。そこには情けも容赦もない。
やがて逃走ゴブリンたちも全員で始末する。それぞれの撃破数を照らし合わせ、ゴブリンたちを殲滅できたと確認する。
これにて、依頼完了。あとは依頼者であるふもとの村の人たちとハンターオフィスに報告し、家路につけばいい。
――はずだった。
「ところで……ここはどこなのでしょう……」
ふと漏らされた一人の言葉に、全員が固まった。
ゴブリン潜む山の中。戦う内に場所が変わるのはよくあること。その上、逃げたゴブリンを捕まえようと、あちらへこちらへ。
どこをたどったなど覚えている暇などなく、追うのに必死で目印をつけてきた覚えもない。
ぐるりと見回しても、どこもかしこも見覚えあるような無いような。似通った山の景色が広がるだけ。
地図は持ち合わせているが、そもそも登山道から入りどこを曲がるとゴブリンの住処をたどりつけるか、その周辺に何があるかなどをざっくりと書き写した物。
一応、合致する目印が無いかも見渡してみたが、当てはまりそうな地形は見当たらず……。
完全に、山のどこにいるのか見失っていた。
「戦闘の痕跡を探してさかのぼれば、元来た場所まで戻れるのでは」
「ゴブリンを追う際にも、牽制などであちこちに術を放ちました。正しくたどれないなら、かえって迷ってしまうかも」
そして何が正しいのかは分からない。スキルを使った順番や位置など覚えているはずがない。
試しに、どっちから来たかを皆で指してみる。全員がバラバラの方角を示した。
「まずいなぁ」
山に入った時点で太陽は空高くにあった。それからゴブリンとの戦闘と鬼ごっこに時間を費やし、結果、今は夕暮れ時。一時間もすれば、すっかり夜になるだろう。
ゴブリン退治の後、依頼者がいる村に成果を伝えなければならない。ハンターオフィスにも経緯を連絡する必要がある。
このまま誰も戻らないなら、さすがに何か起きたのだと、依頼者たちが改めてハンターオフィスに連絡するだろう。ありふれた規模のゴブリン退治で帰還しない事態。オフィスは何が起きたか調査に来て、ハンターたちを探し、そして見つけてくれるだろう。
しかし。
調査が来ると仮定しても、早くて数日かかるはず。来ない可能性ももちろんある。
何より、依頼自体は無事済んでいるのに、自分たちが手間をかけさせるというのもいかがなものか……。
「せめてふもとの村までは急いで帰りたいな。ただでさえゴブリンのせいで不安になってるのだ。余計な心配はさせたくない」
「でも迷子の鉄則は、その場を動かない事ですよ~」
わざとか天然か。明るい声を出した仲間に、他のメンバーはがっくりと肩を落とす。
「迷子……なのかな、やっぱりこれ」
「でなければ、遭難とか?」
日暮れが迫る山の中。帰り道が分からない。留まるか進むか、どこへ行くのか、何をすべきか。
カラスの鳴き声を聞きながら、ハンターたちは次の振る舞いを決めかねていた。
解説
600m級の山々が連なっている場所です。登山道もあり、道沿いなら子供でも登れます。
薄暗いですが月明かりはあります。天気はいいので、星もきれいでしょう。雨が降る気配はありません。
麓には村や街がいくつも存在し、その中の一つの村からゴブリン退治の依頼を受けました。
山の中腹から道を少しそれていった辺りにゴブリンたちは巣食ってました。襲われる危険があった為、現在一般人の入山は禁止されています。ふらっと誰かが通りかかる可能性は無いです。
ゴブリンの巣窟を襲撃。逃げたゴブリンを追いかけ、ハンターたちは現在位置を見失っている状態。
ゴブリンは退治できているので、さしあたっての危険はありません。
が、今の時期、他にも熊や狼、野犬にイノシシなどいろんな動物も動いています。危険動物などと遭遇するかは、行動と運次第になります。
夜が明けても依頼者である村まで誰も報告に戻ってこない場合。
さすがに心配して依頼者たちはハンターオフィスに改めて事の経緯を伝えに行きます。オフィスの方でもゴブリン退治でハンターたちが消えたとなると放っては置けません。そこから準備を整えてさらに翌日の朝、調査捜索隊が山に入ります。
ゴブリンとの戦闘跡からその当時の状況を探りつつ周辺調査を広げていく感じで動きます。特に何もないようなら、そこで発見されるかと思います。
ゴブリン戦で使用したとして、アクティブスキルの使用回数は全て半分になっているとします。端数切捨て。今回の戦闘で使わないスキルもあるかもしれませんが、それも全部同条件とします。
装備や荷物はデータのまま。同行しているならペットも一緒にいます。
薄暗いですが月明かりはあります。天気はいいので、星もきれいでしょう。雨が降る気配はありません。
麓には村や街がいくつも存在し、その中の一つの村からゴブリン退治の依頼を受けました。
山の中腹から道を少しそれていった辺りにゴブリンたちは巣食ってました。襲われる危険があった為、現在一般人の入山は禁止されています。ふらっと誰かが通りかかる可能性は無いです。
ゴブリンの巣窟を襲撃。逃げたゴブリンを追いかけ、ハンターたちは現在位置を見失っている状態。
ゴブリンは退治できているので、さしあたっての危険はありません。
が、今の時期、他にも熊や狼、野犬にイノシシなどいろんな動物も動いています。危険動物などと遭遇するかは、行動と運次第になります。
夜が明けても依頼者である村まで誰も報告に戻ってこない場合。
さすがに心配して依頼者たちはハンターオフィスに改めて事の経緯を伝えに行きます。オフィスの方でもゴブリン退治でハンターたちが消えたとなると放っては置けません。そこから準備を整えてさらに翌日の朝、調査捜索隊が山に入ります。
ゴブリンとの戦闘跡からその当時の状況を探りつつ周辺調査を広げていく感じで動きます。特に何もないようなら、そこで発見されるかと思います。
ゴブリン戦で使用したとして、アクティブスキルの使用回数は全て半分になっているとします。端数切捨て。今回の戦闘で使わないスキルもあるかもしれませんが、それも全部同条件とします。
装備や荷物はデータのまま。同行しているならペットも一緒にいます。
マスターより
頼まれた依頼は無事完了。けれど、家に帰るまでが依頼です。という訳で、ゴブリン退治後の山の中からスタートです。無事に帰れるよう頑張りましょう。
夜通し道を探すか、明るくなってから動くか、あるいは探してくれるまでそのまま待ってみるか。その他いろいろな行動が出来るかと思います。
判断を間違うと、さらに厄介な状況になるかもしれませんし、案外すんなり帰れるかもしれません。
どうなるかは各自の行動次第です。
夜通し道を探すか、明るくなってから動くか、あるいは探してくれるまでそのまま待ってみるか。その他いろいろな行動が出来るかと思います。
判断を間違うと、さらに厄介な状況になるかもしれませんし、案外すんなり帰れるかもしれません。
どうなるかは各自の行動次第です。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/09/10 13:17
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/08/14 01:13:38 |
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【相談】この先生きのこるには 華彩 理子(ka5123) 人間(クリムゾンウェスト)|25才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/08/15 21:39:25 |