ゲスト
(ka0000)
もぐもぐぱにっく!
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/07/24 22:00
- リプレイ完成予定
- 2014/08/02 22:00
オープニング
●
「なんでぇすかぁあああ!?」
ただっ広い農場を眺められる高台で、一人の中年男性が叫びを上げた。
でっぷりと太ったこの男の名は、フトフト・クリカエース。このあたりの農場を取り仕切る領主である。
「責任者は、どこでぇすかぁあ!?」
金切り声を上げながら、フトフトは農場の責任者を呼ぶ。やってきたのは、長年農場の現場を見ている男だった。
雇用主であるフトフトに、男は平伏しながら近づいていく。
「説明を、してくだぁさぃいい!?」
「……はい」
フトフトに命じられ、静かに男は状況を説明する。
説明の内容は、目の前に広がる、穴だらけの農場についてだった。
「説明……というよりは、実際に見ていただくのがよろしいのですが。原因はもぐらです」
言いにくそうな男の説明に、フトフトは片眉を上げる。
「もぐらぁでぇっすってぇ!? もぐらで人間大の大きさがあくものでぇすかぁああ!?」
男の予想したとおり、フトフトはその説明に納得しない。男は、重ねて原因はもぐらだと説明する。フトフトは怒りを露わにし、男に告げる。
「いいですかぁああ!! あなたには長年、お世話になりましたけれどぉ!! コケにするのでしたらぁあ、クビにしますよ!!」
「そんなつもりは、微塵もございません」
慌てて平伏する男は、何かが聞こえたのだろうか。ふと顔を上げた。
視線の先に広がる農場をじっと見つめる。男に釣られる形で、フトフトも農場へ目をやる。
すると、どうだろうか。
農場の土がもりっと盛り上がって、ぐりぐりと畝を作っていくではないか。それも大型の動物が移動しているように見える。
少し進んだところで、その畝が途切れた。
「な、なんでぇすか」
信じられないものを見たような顔で、フトフトはつぶやく。
男はといえば、辟易した表情でフトフトに告げる。
「きます」
「きますって、なぁにがくるのでぇ……ん?」
フトフトの耳に、聞きなれない音が聞こえた。地響きのような、木を伐る時のような……そんな、音だ。
次の瞬間、ボコォっと擬音が見えるような勢いでモグラが姿を現した。
モグラはキョロキョロと周囲を見渡すと、ずぼぼっと土の中へすぐさま姿を消した。
残ったのは、大きな大きな穴だけだ。
「信じて、いただけますか?」
男が、静かにフトフトへ問うた。
フトフトは、呆然としたまま、確かに頷くのだった。
●
「リアルブルーには、もぐらたたきなるものがあるようですが」
スタッフは、あなたたちにそんなことをいう。
用意されていたのは、フトフトからの依頼状だ。巨大モグラによる被害で、農場が崩壊寸前だ。なんとかしてくれという嘆願が騒がしい字で書かれている。
スタッフはその嘆願めいた依頼状を淡々と読み上げると、あなたたちに説明する。
「今回の雑魔ですが、どうやらモグラのようですね。土の中へ引っ込んだり、現れたりとやや厄介な相手です。現場の人間によれば、足音を立てれば突進をしてくるらしいですよ」
穴の中は、どうなっているのか不明だが、敵の領域なのだといえる。
安易に入らないように、スタッフは釘を差した。
「とはいえ、全モグラを倒した後であれば、農場を安全に使えるようにするために埋めなければなりませんけどね」
依頼状には、復旧の手伝いも含まれているらしい。
体力仕事に自身のある方という注意書きまで、騒がしく書かれていた。
「さて、一つとはいえ農場の野菜や穀物は重要な資源です。早急に、対処をお願いします」
最後に、スタッフはあなたたちにそう告げるのだった。
「なんでぇすかぁあああ!?」
ただっ広い農場を眺められる高台で、一人の中年男性が叫びを上げた。
でっぷりと太ったこの男の名は、フトフト・クリカエース。このあたりの農場を取り仕切る領主である。
「責任者は、どこでぇすかぁあ!?」
金切り声を上げながら、フトフトは農場の責任者を呼ぶ。やってきたのは、長年農場の現場を見ている男だった。
雇用主であるフトフトに、男は平伏しながら近づいていく。
「説明を、してくだぁさぃいい!?」
「……はい」
フトフトに命じられ、静かに男は状況を説明する。
説明の内容は、目の前に広がる、穴だらけの農場についてだった。
「説明……というよりは、実際に見ていただくのがよろしいのですが。原因はもぐらです」
言いにくそうな男の説明に、フトフトは片眉を上げる。
「もぐらぁでぇっすってぇ!? もぐらで人間大の大きさがあくものでぇすかぁああ!?」
男の予想したとおり、フトフトはその説明に納得しない。男は、重ねて原因はもぐらだと説明する。フトフトは怒りを露わにし、男に告げる。
「いいですかぁああ!! あなたには長年、お世話になりましたけれどぉ!! コケにするのでしたらぁあ、クビにしますよ!!」
「そんなつもりは、微塵もございません」
慌てて平伏する男は、何かが聞こえたのだろうか。ふと顔を上げた。
視線の先に広がる農場をじっと見つめる。男に釣られる形で、フトフトも農場へ目をやる。
すると、どうだろうか。
農場の土がもりっと盛り上がって、ぐりぐりと畝を作っていくではないか。それも大型の動物が移動しているように見える。
少し進んだところで、その畝が途切れた。
「な、なんでぇすか」
信じられないものを見たような顔で、フトフトはつぶやく。
男はといえば、辟易した表情でフトフトに告げる。
「きます」
「きますって、なぁにがくるのでぇ……ん?」
フトフトの耳に、聞きなれない音が聞こえた。地響きのような、木を伐る時のような……そんな、音だ。
次の瞬間、ボコォっと擬音が見えるような勢いでモグラが姿を現した。
モグラはキョロキョロと周囲を見渡すと、ずぼぼっと土の中へすぐさま姿を消した。
残ったのは、大きな大きな穴だけだ。
「信じて、いただけますか?」
男が、静かにフトフトへ問うた。
フトフトは、呆然としたまま、確かに頷くのだった。
●
「リアルブルーには、もぐらたたきなるものがあるようですが」
スタッフは、あなたたちにそんなことをいう。
用意されていたのは、フトフトからの依頼状だ。巨大モグラによる被害で、農場が崩壊寸前だ。なんとかしてくれという嘆願が騒がしい字で書かれている。
スタッフはその嘆願めいた依頼状を淡々と読み上げると、あなたたちに説明する。
「今回の雑魔ですが、どうやらモグラのようですね。土の中へ引っ込んだり、現れたりとやや厄介な相手です。現場の人間によれば、足音を立てれば突進をしてくるらしいですよ」
穴の中は、どうなっているのか不明だが、敵の領域なのだといえる。
安易に入らないように、スタッフは釘を差した。
「とはいえ、全モグラを倒した後であれば、農場を安全に使えるようにするために埋めなければなりませんけどね」
依頼状には、復旧の手伝いも含まれているらしい。
体力仕事に自身のある方という注意書きまで、騒がしく書かれていた。
「さて、一つとはいえ農場の野菜や穀物は重要な資源です。早急に、対処をお願いします」
最後に、スタッフはあなたたちにそう告げるのだった。
解説
●目的
モグラを倒して、農場の復旧を手伝う。
●モグラ
雑魔と思しき巨大モグラ。
普段は土に潜っているが、何者かが農場内に足を踏み込むと容赦なく突進攻撃をしてくる。
とはいえ、所詮はモグラなので特に知恵が働くわけではないのだろう。攻撃を受けても、何度も諦めずに突進してくれるはずだ。
確認されている個体は、5体。それ以上でも以下でもない。
●農場
全員、モグラの現れるフィールドにいるものとして扱う。
被害を外に出さないためである。
戦闘終了後は、農場の復旧(穴埋めや土作り、作付け等)を手伝うように言い含められている。
肉体労働に勤しもう。
モグラを倒して、農場の復旧を手伝う。
●モグラ
雑魔と思しき巨大モグラ。
普段は土に潜っているが、何者かが農場内に足を踏み込むと容赦なく突進攻撃をしてくる。
とはいえ、所詮はモグラなので特に知恵が働くわけではないのだろう。攻撃を受けても、何度も諦めずに突進してくれるはずだ。
確認されている個体は、5体。それ以上でも以下でもない。
●農場
全員、モグラの現れるフィールドにいるものとして扱う。
被害を外に出さないためである。
戦闘終了後は、農場の復旧(穴埋めや土作り、作付け等)を手伝うように言い含められている。
肉体労働に勤しもう。
マスターより
御影堂です。
暑い日が続きますが、みなさまどのようにお過ごしでしょうか。
炎天下の中、働く農業関係の皆様には頭がさがる思いです。
そんな人達にとって悪夢のようなやつらが出現しました。倒してあげましょう。
暑い日が続きますが、みなさまどのようにお過ごしでしょうか。
炎天下の中、働く農業関係の皆様には頭がさがる思いです。
そんな人達にとって悪夢のようなやつらが出現しました。倒してあげましょう。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/07/31 09:42
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼相談用 アルメイダ(ka2440) エルフ|12才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2014/07/23 23:04:50 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/07/20 20:17:46 |