ゲスト
(ka0000)
街角メルヘン~パルムハウス
マスター:深夜真世

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 4~7人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/08/25 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/09/03 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●Pクレープにて
「私、本当はこういうことしたかったのかもっ!」
ここは同盟領の都市、ヴァリオスの一角。
街の通りにあるクレープ屋台「Pクレープ」で新人ハンターの南那初華(kz0135)が、両脇をしめながら拳を胸の前でぎゅっと握りしめ喜んでいます。すでにエプロン姿もこなれたものですね。
「こういうことって?」
聞いたのは初華り横にいる、太っちょの青年です。
積荷を下ろしている姿から、どうやらPクレープへ材料を卸している商人さんのようですね。
「あのね、ポルテさん。私って、こっちに来るまではお好み焼き屋でバイトしてたの。それも楽しかったけど、やっぱり甘いものの店の方が好きだったんだな~、って」
どうやら初華、甘い物好きのようです。
「リアルブルーにクレープ屋はなかったの?」
業者のポルテ・ポルカさん、素朴な疑問を投げかけます。
「私の住んでた近くにはなかったなぁ。……それより今はクレープに夢中。だって、みんなのおかげでこんなにメニューが増えたし!」
「うん。保存の利くものだから利益も出しやすいし、いいんじゃないかな。……もともとここって、あまり儲からないから」
「ほへ?」
「あ。エルさん言ってなかった? この屋台って、ポルカ商会のステイタスのためにやってるって」
どうやらこのクレープ屋台、主に田舎で取引するポルカ商会の箔付けの意味合いもあったようです。小さな業者さんで、ポルテさんはその息子さんだとか。
「ここ、ヴァリオスの街は商売が盛んだけど、その分競争が激しくて後発で店を出すなんて結構難しいんだよ。『ヴァリオスの店に商品を卸している』って田舎で言えば、それは羨望の眼差しで見てもらえるんだ」
「ほへぇ~。本業の取引のため、利益が出なくてもこの屋台は持っておきたいのね」
「うん。だから、初華さんたちが店長として続けてくれて助かるんだよ」
もっとも、赤字続きだと撤退するけどね、とも。
「あの……やってます?」
ここでお客様がやってきました。
「はい、いらっしゃいませ。Pクレープへようこそ♪」
初華の笑顔で今日もPクレープ、開店です。
●パルムハウス
そんな初華も、毎日屋台に立つわけではありません。
「ふんふん♪」
今日はポルテに借りた自転車で街をサイクリングです。いろんなところに行って、街をもっと好きになりたいって思っているようですが……勢い余って住宅街の外れまで来たようです。
「ほへ?」
ききっ、と止まったのは、それまでと変わった光景を目にしたから。
低い塀の向こうでは、一人のおじいさんが角材をのこぎりで切っているではありませんか。
やがて、鉋を取り出し削ります。
「ほへぇ~」
初華が目を奪われたのは、最初は周りにある家具でした。前にいた世界では西洋アンティークと呼ばれた雰囲気のある家具です。
が、今はおじいさんの手つきに注目していますね。
「ん?」
ここで家具職人の大工さん、初華に気付いて睨みます。
「すっごい。こっちでは押すんだ~」
「……何を言ってるんだ、あんたは」
この一言がきっかけで、庭に呼ばれた初華です。
「……へえ。のこぎりや鉋を『引く』って文化があるんかい」
「はい。私、こっちに来たばかりで見るものすべてが珍しくて。……あ、でもこういった家具は見たことあります。とっても素敵ですよね~」
紅茶をごちそうになった初華、怖そうな家具職人にそういったところ、気に入られました。
「まあ、おじいさんの仕事が分かるなんて、若いのに素敵な娘さんね」
「使い込めば使い込むほど、素敵になりますよね~」
おばあさんから茶請けをいただき、そんな会話も。職人気質のおじいさんはさらに初華を気に入った様子です。
ただ、最近は仕事が減ったようです。安価な家具が流通しだして、昔気質の高額な家具は人気が落ちているようですね。さらに、耐久性がいいから数が売れない、というのも原因にあるようで。
そんな会話をしている時でした。
「あっ。パルム~」
塀の外から近所の女の子が指を差します。
見ると、妖精のパルムが数体集まって家具に腰掛けているではありませんか。
「いいなぁ。ここってパルムがたくさん集まって……」
「いらっしゃいな。お茶を一緒にどうぞ」
そんな女の子を、おばあさんは誘います。
「んあっ! そうだ」
ここで初華、ひらめきました。
「パルムのおうちを作って売れば、富裕層に受けるんじゃないかしらっ!」
どうやら、リアルブルーのなんちゃらハウスが頭に浮かんだようですね。
おじいさん、初華の事は気に入ってます。木工の心得があると見抜いているのもその理由です。
「ん、好きにやってみるといい」
というわけで、パルムちゃんハウスを作ってくれる人、求ム。
●Pクレープにて
「私、本当はこういうことしたかったのかもっ!」
ここは同盟領の都市、ヴァリオスの一角。
街の通りにあるクレープ屋台「Pクレープ」で新人ハンターの南那初華(kz0135)が、両脇をしめながら拳を胸の前でぎゅっと握りしめ喜んでいます。すでにエプロン姿もこなれたものですね。
「こういうことって?」
聞いたのは初華り横にいる、太っちょの青年です。
積荷を下ろしている姿から、どうやらPクレープへ材料を卸している商人さんのようですね。
「あのね、ポルテさん。私って、こっちに来るまではお好み焼き屋でバイトしてたの。それも楽しかったけど、やっぱり甘いものの店の方が好きだったんだな~、って」
どうやら初華、甘い物好きのようです。
「リアルブルーにクレープ屋はなかったの?」
業者のポルテ・ポルカさん、素朴な疑問を投げかけます。
「私の住んでた近くにはなかったなぁ。……それより今はクレープに夢中。だって、みんなのおかげでこんなにメニューが増えたし!」
「うん。保存の利くものだから利益も出しやすいし、いいんじゃないかな。……もともとここって、あまり儲からないから」
「ほへ?」
「あ。エルさん言ってなかった? この屋台って、ポルカ商会のステイタスのためにやってるって」
どうやらこのクレープ屋台、主に田舎で取引するポルカ商会の箔付けの意味合いもあったようです。小さな業者さんで、ポルテさんはその息子さんだとか。
「ここ、ヴァリオスの街は商売が盛んだけど、その分競争が激しくて後発で店を出すなんて結構難しいんだよ。『ヴァリオスの店に商品を卸している』って田舎で言えば、それは羨望の眼差しで見てもらえるんだ」
「ほへぇ~。本業の取引のため、利益が出なくてもこの屋台は持っておきたいのね」
「うん。だから、初華さんたちが店長として続けてくれて助かるんだよ」
もっとも、赤字続きだと撤退するけどね、とも。
「あの……やってます?」
ここでお客様がやってきました。
「はい、いらっしゃいませ。Pクレープへようこそ♪」
初華の笑顔で今日もPクレープ、開店です。
●パルムハウス
そんな初華も、毎日屋台に立つわけではありません。
「ふんふん♪」
今日はポルテに借りた自転車で街をサイクリングです。いろんなところに行って、街をもっと好きになりたいって思っているようですが……勢い余って住宅街の外れまで来たようです。
「ほへ?」
ききっ、と止まったのは、それまでと変わった光景を目にしたから。
低い塀の向こうでは、一人のおじいさんが角材をのこぎりで切っているではありませんか。
やがて、鉋を取り出し削ります。
「ほへぇ~」
初華が目を奪われたのは、最初は周りにある家具でした。前にいた世界では西洋アンティークと呼ばれた雰囲気のある家具です。
が、今はおじいさんの手つきに注目していますね。
「ん?」
ここで家具職人の大工さん、初華に気付いて睨みます。
「すっごい。こっちでは押すんだ~」
「……何を言ってるんだ、あんたは」
この一言がきっかけで、庭に呼ばれた初華です。
「……へえ。のこぎりや鉋を『引く』って文化があるんかい」
「はい。私、こっちに来たばかりで見るものすべてが珍しくて。……あ、でもこういった家具は見たことあります。とっても素敵ですよね~」
紅茶をごちそうになった初華、怖そうな家具職人にそういったところ、気に入られました。
「まあ、おじいさんの仕事が分かるなんて、若いのに素敵な娘さんね」
「使い込めば使い込むほど、素敵になりますよね~」
おばあさんから茶請けをいただき、そんな会話も。職人気質のおじいさんはさらに初華を気に入った様子です。
ただ、最近は仕事が減ったようです。安価な家具が流通しだして、昔気質の高額な家具は人気が落ちているようですね。さらに、耐久性がいいから数が売れない、というのも原因にあるようで。
そんな会話をしている時でした。
「あっ。パルム~」
塀の外から近所の女の子が指を差します。
見ると、妖精のパルムが数体集まって家具に腰掛けているではありませんか。
「いいなぁ。ここってパルムがたくさん集まって……」
「いらっしゃいな。お茶を一緒にどうぞ」
そんな女の子を、おばあさんは誘います。
「んあっ! そうだ」
ここで初華、ひらめきました。
「パルムのおうちを作って売れば、富裕層に受けるんじゃないかしらっ!」
どうやら、リアルブルーのなんちゃらハウスが頭に浮かんだようですね。
おじいさん、初華の事は気に入ってます。木工の心得があると見抜いているのもその理由です。
「ん、好きにやってみるといい」
というわけで、パルムちゃんハウスを作ってくれる人、求ム。
解説
※この依頼は、ペットのパルムがいればより満足度の高まりやすいシナリオとなっております。ぜひ、ペットのパルムと一緒にご参加ください。
南那初華と一緒にリカちゃんハウ……げふげふ、パルムが人のように住んで遊ぶことのできる半開放型のハウスを作ってください。
肝は、パルムの住処ではなく、パルムが人の生活する様子を真似ることで遊べる空間をつくり、それを見て人が和み、その姿をパルムが見てさらに満足できるもの、です。リアルブルーの人形の家のように半分解放してあるものでないと、売り物にならずパルムの楽しさも半減で遊びに飽きてどこかに行ってしまうでしょう。
パルムは私の記憶が確かなら50センチ程度の身長があったはずなので、結構大きなものになってしまいます。2階建てハウスまでの大きさで頑張りましょう。
家具職人の家や庭は、普段から野良パルムが寄ってきます。
何か作っていたら野良パルムは期待しながら集まってきます。
もしも、参加者のパルムがいれば、さらに安心して寄ってくるでしょう。
可能であれば、ぜひペットのパルムと一緒に参加してください。
OPでは、富裕層に販売するに類する記述がありますが、今回はまずパルムが喜んで遊んでくれて、それを見る人が和むかどうかを判別します。まずは純粋に、自分たちが楽しんでください。
基本的に、木材や布などの基本的かつ常識的値段の材料は家具職人の家にあり無償で活用できます。
なお、アイテムとして持ち帰ることはできません。
そういえば大きなパルムもいるようですね。
おっきなお友達はむりですので、ちっちゃなお友達専用として作ってください。でないと木工作業が日曜大工以上の労力となり大変です。
初華にパルムはいません。ペットとして所有する予定もないです。皆との交流に専念させるためです。
南那初華と一緒にリカちゃんハウ……げふげふ、パルムが人のように住んで遊ぶことのできる半開放型のハウスを作ってください。
肝は、パルムの住処ではなく、パルムが人の生活する様子を真似ることで遊べる空間をつくり、それを見て人が和み、その姿をパルムが見てさらに満足できるもの、です。リアルブルーの人形の家のように半分解放してあるものでないと、売り物にならずパルムの楽しさも半減で遊びに飽きてどこかに行ってしまうでしょう。
パルムは私の記憶が確かなら50センチ程度の身長があったはずなので、結構大きなものになってしまいます。2階建てハウスまでの大きさで頑張りましょう。
家具職人の家や庭は、普段から野良パルムが寄ってきます。
何か作っていたら野良パルムは期待しながら集まってきます。
もしも、参加者のパルムがいれば、さらに安心して寄ってくるでしょう。
可能であれば、ぜひペットのパルムと一緒に参加してください。
OPでは、富裕層に販売するに類する記述がありますが、今回はまずパルムが喜んで遊んでくれて、それを見る人が和むかどうかを判別します。まずは純粋に、自分たちが楽しんでください。
基本的に、木材や布などの基本的かつ常識的値段の材料は家具職人の家にあり無償で活用できます。
なお、アイテムとして持ち帰ることはできません。
そういえば大きなパルムもいるようですね。
おっきなお友達はむりですので、ちっちゃなお友達専用として作ってください。でないと木工作業が日曜大工以上の労力となり大変です。
初華にパルムはいません。ペットとして所有する予定もないです。皆との交流に専念させるためです。
マスターより
まだ寝ないなら今晩は。深夜真夜です。
大規模の影響も考慮し、モータルの戦闘依頼を飛ばして初華のメルヘンシナリオを前倒しで公開です。
せっかくパルムがいてペットとしても一緒にいることができるので、こんな依頼を。初華にパルムはいませんが。
OP長くてスイマセン。しかも今回は直接関係ないクレープ屋台の話も前半にありますが、初華はそういった流れもあってリアルブルー玩具の発案に至ったということでご容赦を。
では、街角メルヘンをお楽しみください。
大規模の影響も考慮し、モータルの戦闘依頼を飛ばして初華のメルヘンシナリオを前倒しで公開です。
せっかくパルムがいてペットとしても一緒にいることができるので、こんな依頼を。初華にパルムはいませんが。
OP長くてスイマセン。しかも今回は直接関係ないクレープ屋台の話も前半にありますが、初華はそういった流れもあってリアルブルー玩具の発案に至ったということでご容赦を。
では、街角メルヘンをお楽しみください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/09/07 20:33
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 ベリャコフ・ヴェロニーカ(ka5493) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/08/25 01:50:17 |
|
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/08/25 05:42:39 |