ゲスト
(ka0000)
怪鳥に遭遇する?
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/08/26 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/09/04 19:00
オープニング
●ぴぎゃああ
グラズヘイム王国の中央でも北寄り、東寄りの小さな町フォークベリー。街道も近くに通っているが素通りされる町。農業も盛んであり、交通の便がいいためなんとなく住まわる人もいる。
なんとなく住み着いたらしい魔術師に弟子のルゥルというエルフの女の子がいる。そのルゥルは魔術師になろうと必死に……いや、なんとなく勉強している。
遊んでいるのが日常なため……勉強している印象が誰にもなかった。
本日のルゥルは水筒に林の奥にある「アニマニュの泉」で水を汲んでみた。
ついこの間、近くにゴブリンが現れたため、一人では行ってはいけない所である。もちろん、ルゥルも例外ではなく、行ってはいけないところであった。
ルゥルが子どもでも、いっぱしの魔術師であるとか、百戦錬磨の戦士とか、かけっこは誰にも負けないとかいう特技があるなら、許されるかもしれない。
ルゥルの特技は一応魔法使えるかも、という程度。まだまだ勉強中。
それでも来たのには彼女なりに考えた結果。
ゴブリン退治に同行させてもらって、一人でじっとしていても成長はできないと悟ったのだった。
「そうです、ルゥルも目標を持つです」
まずは独りで泉で水を汲んで帰ろうと考えた。林の中は狐やイタチを遠目で見たくらいで、今のところ問題なかった。
ひぃぃぃうひょぉぉぉ……。
ルゥルはびくっと身を震わせる。
これまで聞いたことのない鳥の鳴き声であったからだ。
物悲しいような、他者を恨むような奇妙な声に心臓が締め付けられるような感覚が生まれた。
「ぴぎゃぁぁぁぁぁあああ」
ルゥルは悲鳴を上げて林を駆け抜けた。
どこから聞こえたか分からないけれど、奇妙な声は一度きりだったと思う。
得体のしれない何かがいるに違いなかった。
●うわーい
ルゥルはエクラ教の教会に駆け込んでマーク司祭に話すが、親身になってくれない。聞き間違いというありきたりな言葉と一人では行っちゃいけないと言う説教が加わる。
「ルゥルは変な声聞いたんですぅ!」
泣き始めたので、マークは折れた。
「明日、図書館に調べに行きましょう」
この一言は思わぬ効果をルゥルに与えた。
「わーい、アークエルス行くです」
素敵な笑顔で両手を挙げてルゥルは喜ぶ。
「……はい?」
誰もそこまでいくとは言わなかった。隣の町にある町営の小さい調べもののための所だったのだが。
まあ、転移門を使えば行けなくはないので、マークは予定を確認後一日付き合うことにした。
トラツグミではないかと調べた結果分かった。司書の力は素晴らしい。
ルゥルの家の周りに住んでいるような生き物ではない。
「リアルブルーの温かい所に住んでいる鳥ですね」
ルゥルは首をかしげる。
「でも、鵺という別称もあり、鵺はヨーカイでもあります」
妖怪と言えば、東方における憤怒の歪虚の異名。
「大変です! 私なんて頭からバリバリされてしまいます」
ルゥルはあわてた。
マークもそれは思った、本当に歪虚がいた場合、町や街道を行く人に被害がでるということにつながる。
トラツグミだった場合、どこかで捕まえて逃げたか逃がしたかということになる。鳥が気の毒だ、生態系が違う場所なのだから。
「ハンターに調査依頼を出しましょう」
中継地点のリゼリオでマークは提案する。
「それにしてもどうして怪鳥なんですか?」
ルゥルの質問に答える者はなかった。
頭はサル、胴は狸、尾は蛇、鳴き声はトラツグミという鵺。妖力を持った怪獣とも怪鳥とも記されていたのであった。
●Wヌエ
狭い籠から逃げたトラツグミは逃げた先の林で、季節が良かったこともあり何とか暮らしていた。
そんなある日、仲間の声がしたので行ってみた。
目の前にいるのは鳴き声が同じなのに化け物だった。
「ひーよー」
トラツグミはあわてて逃げた。
グラズヘイム王国の中央でも北寄り、東寄りの小さな町フォークベリー。街道も近くに通っているが素通りされる町。農業も盛んであり、交通の便がいいためなんとなく住まわる人もいる。
なんとなく住み着いたらしい魔術師に弟子のルゥルというエルフの女の子がいる。そのルゥルは魔術師になろうと必死に……いや、なんとなく勉強している。
遊んでいるのが日常なため……勉強している印象が誰にもなかった。
本日のルゥルは水筒に林の奥にある「アニマニュの泉」で水を汲んでみた。
ついこの間、近くにゴブリンが現れたため、一人では行ってはいけない所である。もちろん、ルゥルも例外ではなく、行ってはいけないところであった。
ルゥルが子どもでも、いっぱしの魔術師であるとか、百戦錬磨の戦士とか、かけっこは誰にも負けないとかいう特技があるなら、許されるかもしれない。
ルゥルの特技は一応魔法使えるかも、という程度。まだまだ勉強中。
それでも来たのには彼女なりに考えた結果。
ゴブリン退治に同行させてもらって、一人でじっとしていても成長はできないと悟ったのだった。
「そうです、ルゥルも目標を持つです」
まずは独りで泉で水を汲んで帰ろうと考えた。林の中は狐やイタチを遠目で見たくらいで、今のところ問題なかった。
ひぃぃぃうひょぉぉぉ……。
ルゥルはびくっと身を震わせる。
これまで聞いたことのない鳥の鳴き声であったからだ。
物悲しいような、他者を恨むような奇妙な声に心臓が締め付けられるような感覚が生まれた。
「ぴぎゃぁぁぁぁぁあああ」
ルゥルは悲鳴を上げて林を駆け抜けた。
どこから聞こえたか分からないけれど、奇妙な声は一度きりだったと思う。
得体のしれない何かがいるに違いなかった。
●うわーい
ルゥルはエクラ教の教会に駆け込んでマーク司祭に話すが、親身になってくれない。聞き間違いというありきたりな言葉と一人では行っちゃいけないと言う説教が加わる。
「ルゥルは変な声聞いたんですぅ!」
泣き始めたので、マークは折れた。
「明日、図書館に調べに行きましょう」
この一言は思わぬ効果をルゥルに与えた。
「わーい、アークエルス行くです」
素敵な笑顔で両手を挙げてルゥルは喜ぶ。
「……はい?」
誰もそこまでいくとは言わなかった。隣の町にある町営の小さい調べもののための所だったのだが。
まあ、転移門を使えば行けなくはないので、マークは予定を確認後一日付き合うことにした。
トラツグミではないかと調べた結果分かった。司書の力は素晴らしい。
ルゥルの家の周りに住んでいるような生き物ではない。
「リアルブルーの温かい所に住んでいる鳥ですね」
ルゥルは首をかしげる。
「でも、鵺という別称もあり、鵺はヨーカイでもあります」
妖怪と言えば、東方における憤怒の歪虚の異名。
「大変です! 私なんて頭からバリバリされてしまいます」
ルゥルはあわてた。
マークもそれは思った、本当に歪虚がいた場合、町や街道を行く人に被害がでるということにつながる。
トラツグミだった場合、どこかで捕まえて逃げたか逃がしたかということになる。鳥が気の毒だ、生態系が違う場所なのだから。
「ハンターに調査依頼を出しましょう」
中継地点のリゼリオでマークは提案する。
「それにしてもどうして怪鳥なんですか?」
ルゥルの質問に答える者はなかった。
頭はサル、胴は狸、尾は蛇、鳴き声はトラツグミという鵺。妖力を持った怪獣とも怪鳥とも記されていたのであった。
●Wヌエ
狭い籠から逃げたトラツグミは逃げた先の林で、季節が良かったこともあり何とか暮らしていた。
そんなある日、仲間の声がしたので行ってみた。
目の前にいるのは鳴き声が同じなのに化け物だった。
「ひーよー」
トラツグミはあわてて逃げた。
解説
林の調査。
もし、危険な生き物がいた場合はできれば討伐もお願いします。
●林
形は扇型、街道に挟まれている。
入口付近は扇型で言うところの中心部分。その付近に魔術師の研究所がある。なお、鍵は弟子であるルゥルも持っている。
子どもの足でも一日かければ見て回れる程度の整備された林です。
中を道なりに進むと岩場があり、ルゥルにより「アニマニュの泉」と名付けられた水場がある。
林の突き当りとなるところは丘でも急斜面になっており、あまり人は近づかない。
動物は大きくても狐やイタチなどがいる程度。
ベリー摘みや子らの遊び場になっているが、最近は近くにゴブリンが集団で現れたこともあり、大人でも複数でしか行かなくなってきている。
●トラツグミ
ヒタキ科ツグミ亜科の鳥。全長約30センチ、全多的に黄褐色で黒斑がある。
夜に、ヒーヒョーというような悲しい声で鳴く。主な食料は昆虫。
●鵺
頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎、鳴き声はトラツグミに似ている。
憤怒の歪虚? たまたま林に現われた。
現在の所、鳴き声を聞いたというだけで被害はありません。
●ルゥル
フォークベリーという小さい町に住むエルフの女の子。
調査について行こうとしますので、連れて行くか否かはお任せします。
連れて行く場合は魔術師レベル1未満と思っていただければ。マジックアローは使える。
もし、危険な生き物がいた場合はできれば討伐もお願いします。
●林
形は扇型、街道に挟まれている。
入口付近は扇型で言うところの中心部分。その付近に魔術師の研究所がある。なお、鍵は弟子であるルゥルも持っている。
子どもの足でも一日かければ見て回れる程度の整備された林です。
中を道なりに進むと岩場があり、ルゥルにより「アニマニュの泉」と名付けられた水場がある。
林の突き当りとなるところは丘でも急斜面になっており、あまり人は近づかない。
動物は大きくても狐やイタチなどがいる程度。
ベリー摘みや子らの遊び場になっているが、最近は近くにゴブリンが集団で現れたこともあり、大人でも複数でしか行かなくなってきている。
●トラツグミ
ヒタキ科ツグミ亜科の鳥。全長約30センチ、全多的に黄褐色で黒斑がある。
夜に、ヒーヒョーというような悲しい声で鳴く。主な食料は昆虫。
●鵺
頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎、鳴き声はトラツグミに似ている。
憤怒の歪虚? たまたま林に現われた。
現在の所、鳴き声を聞いたというだけで被害はありません。
●ルゥル
フォークベリーという小さい町に住むエルフの女の子。
調査について行こうとしますので、連れて行くか否かはお任せします。
連れて行く場合は魔術師レベル1未満と思っていただければ。マジックアローは使える。
マスターより
こんにちは。
鵺って怪鳥でしょうか? 怪獣でいいんでしょうか? 首をひねりつつ考える狐野です。
さて、参考まで記すと、ルゥルの直近の行動はシナリオは「【聖呪】魔法実習に出かけよう!」です。
よろしくお願いします。
鵺って怪鳥でしょうか? 怪獣でいいんでしょうか? 首をひねりつつ考える狐野です。
さて、参考まで記すと、ルゥルの直近の行動はシナリオは「【聖呪】魔法実習に出かけよう!」です。
よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/09/10 13:20
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談をしましょう! ナナセ・ウルヴァナ(ka5497) 人間(クリムゾンウェスト)|22才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/08/26 18:35:47 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/08/24 21:40:36 |