ゲスト
(ka0000)
儚い夏の風物詩? 巨大蛍の鑑賞会
マスター:四方鴉

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 3日
- プレイング締切
- 2015/08/25 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/09/03 19:00
オープニング
●飛び交う光は危険のサイン
過疎が進む村落で、夏に村人の心を癒すのは蛍の光。
水辺を飛び交う儚き光、水面を走り火照った身体を冷やす夜風と相まって、その光景は酷暑で疲弊した人々を癒す一時の安らぎとなるであろう。
今日も仕事仲間である5人の農夫が汗を流し、久々に蛍観賞としゃれ込み水辺に向かうも何時もと様子が違っていた。
「ん……? おい、何か妙に光が大きくないか?」
「あー、言われれば大き……ってか、相当デカイぞ!」
飛び交う小さな光の中、巨大な発光体を見受けた彼ら。
その光は人の顔以上の大きさを持ち、水辺に生える数多の植物を照らし出しさながら巨大なライトの様。
夜闇に慣れた目を凝らし、じっと光を眺めてみれば見えてきたのは巨大な蛍、その大きさは3メートルはあろうか。
「んな!? な、なんだあの蛍!? あんなの見たことない……ってかおい、こっちに来てるぞ!」
圧倒的存在感、思わず叫んだ男の声が聞こえたのかその巨大蛍は羽を震わせ巨体に似合わぬ速度で接近。
腹部にある発光体が一際強く輝けば、同時に全身に走る淡き閃光、それはまるで紫電を纏った弾丸の如く男達へと飛来する。
「うわぁぁああ! あ、ぐがっ……か、体が、痺れ……」
「くっそ、なんだよ今のは!? しっかりしろ、早く逃げるぞ!」
大きく飛び退き衝突回避、しかしながら運悪く近くを飛ばれた男を蛍の閃光が掠めたのか、流れ込んだ電流が彼の身体を蝕み痺れを生ず。
動ける男が肩を貸し、急ぎ逃げる彼らであったが更なる脅威が一同を襲ったのはその直後。
「ん、あっちに火が……? おーい、た、助けてく……なんだぁ!?」
先に逃げていた男が見た物、それは松明と勘違いする2つの炎とそれを腹部の先端、発光体の部分に宿した巨大な蛍。
恐怖と衝撃が入り混じり、どうすべきか考えあぐね立ちすくむ男を嘲笑うかのごとく炎を宿した蛍はふわりと高度を高め、その顔を男に向ける。
直後、口から吐き出されたのは小さき炎の飛沫たち。
あまりの数に避ける事は叶わず。男はその身に数多の火傷を生じさせ、一目散に走り出す。
夜闇に光る閃光、燃え上がる火球、飛び散る飛沫。静かな水辺に男達の悲鳴が響く。
ひと時の安らぎ、それを得るはずだった蛍観賞は一瞬にして恐怖の会場へと姿を変え、散り散りに逃げ帰った一同は何とか命を繋ぎ止めたのだった。
●蛍観賞、ついでに討伐担当者募集中
「ふーん ふーん ふーんふふふーん♪ ふっふーふにゅーふっふ ふーふんふー♪
っとと、もう集まってましたか、はいはい、蛍観賞のお誘いでーすよっとぉ」
どこかで聞いた事があるような、そんな歌を口ずさみつつ受付嬢が集まったハンター達へ依頼の内容を説明する。
「今回は皆さんに、蛍観賞の権利をプレゼント! あ、もちろん皆さんを呼んだって事は歪虚関係、標的は蛍型雑魔になりますね。敵の数は確認したところ4匹、特徴の違うのが2匹ずつのセットって所です。
めっちゃ光ってバチバチと帯電してる電撃な蛍と、光の代わりに炎を出してる2種類……便宜上、雷光蛍と火炎蛍と呼びましょうか、その2種類を相手取って貰います」
標的となる雑魔は巨体を持ち、蛍の特徴である淡き光ではなく超常の力を持ち合わせる巨大蛍。
片方は雷光を纏い、自らの攻撃だけでなく近づく相手にその電流が容赦なく流れ込む厄介な力を。
炎を燃やす蛍は、強力な火球を発光体から放つ他、口から数多の飛沫を吐き出し広範囲を攻撃する能力を併せ持つ。
受付嬢は少々ふざけて説明しているが、舐めて掛かれば思わぬ打撃を受ける可能性は十分にあるだろう。
「まあ、普通に戦っても倒せる相手と思いますけど、何も考えず力任せに攻めたらちょーっと面倒っちゃ面倒ですかね。
ちなみに、雷光蛍が先に見つかったって事はどうもコイツの方が、道に近い場所がお気に入り、って感じだと思いますよ。もっとも、火炎蛍もこっちを見つけたらさっさと近づいて来るようですからすぐに遭遇できるんじゃないですかね~」
クルクルとペン回し、用意された資料にチェックをつけていく受付嬢。
説明漏れがないかどうか確認しつつ、個々人に手渡せるよう人数分の資料を手早く取りまとめていく。
「あ、そうそう。別にこれは依頼の成否に関係ないですけど、上手く退治して余裕があったら蛍観賞をしてきたら良いんじゃないですかね?
雑魔が出てその辺だけ蛍が居ませんけど、ちょっと離れた場所で飛んでるみたいですし、退治したら水辺全体で飛ぶ姿が見られると思いますからね~♪」
手早く集まったハンターに資料を渡し、依頼達成後に遊ぶ余裕もあるはずだ、と付け加える受付嬢。
現場に行かず、言うだけの人間は楽ですけどねと言いながら、彼女は一同を送り出すのであった。
過疎が進む村落で、夏に村人の心を癒すのは蛍の光。
水辺を飛び交う儚き光、水面を走り火照った身体を冷やす夜風と相まって、その光景は酷暑で疲弊した人々を癒す一時の安らぎとなるであろう。
今日も仕事仲間である5人の農夫が汗を流し、久々に蛍観賞としゃれ込み水辺に向かうも何時もと様子が違っていた。
「ん……? おい、何か妙に光が大きくないか?」
「あー、言われれば大き……ってか、相当デカイぞ!」
飛び交う小さな光の中、巨大な発光体を見受けた彼ら。
その光は人の顔以上の大きさを持ち、水辺に生える数多の植物を照らし出しさながら巨大なライトの様。
夜闇に慣れた目を凝らし、じっと光を眺めてみれば見えてきたのは巨大な蛍、その大きさは3メートルはあろうか。
「んな!? な、なんだあの蛍!? あんなの見たことない……ってかおい、こっちに来てるぞ!」
圧倒的存在感、思わず叫んだ男の声が聞こえたのかその巨大蛍は羽を震わせ巨体に似合わぬ速度で接近。
腹部にある発光体が一際強く輝けば、同時に全身に走る淡き閃光、それはまるで紫電を纏った弾丸の如く男達へと飛来する。
「うわぁぁああ! あ、ぐがっ……か、体が、痺れ……」
「くっそ、なんだよ今のは!? しっかりしろ、早く逃げるぞ!」
大きく飛び退き衝突回避、しかしながら運悪く近くを飛ばれた男を蛍の閃光が掠めたのか、流れ込んだ電流が彼の身体を蝕み痺れを生ず。
動ける男が肩を貸し、急ぎ逃げる彼らであったが更なる脅威が一同を襲ったのはその直後。
「ん、あっちに火が……? おーい、た、助けてく……なんだぁ!?」
先に逃げていた男が見た物、それは松明と勘違いする2つの炎とそれを腹部の先端、発光体の部分に宿した巨大な蛍。
恐怖と衝撃が入り混じり、どうすべきか考えあぐね立ちすくむ男を嘲笑うかのごとく炎を宿した蛍はふわりと高度を高め、その顔を男に向ける。
直後、口から吐き出されたのは小さき炎の飛沫たち。
あまりの数に避ける事は叶わず。男はその身に数多の火傷を生じさせ、一目散に走り出す。
夜闇に光る閃光、燃え上がる火球、飛び散る飛沫。静かな水辺に男達の悲鳴が響く。
ひと時の安らぎ、それを得るはずだった蛍観賞は一瞬にして恐怖の会場へと姿を変え、散り散りに逃げ帰った一同は何とか命を繋ぎ止めたのだった。
●蛍観賞、ついでに討伐担当者募集中
「ふーん ふーん ふーんふふふーん♪ ふっふーふにゅーふっふ ふーふんふー♪
っとと、もう集まってましたか、はいはい、蛍観賞のお誘いでーすよっとぉ」
どこかで聞いた事があるような、そんな歌を口ずさみつつ受付嬢が集まったハンター達へ依頼の内容を説明する。
「今回は皆さんに、蛍観賞の権利をプレゼント! あ、もちろん皆さんを呼んだって事は歪虚関係、標的は蛍型雑魔になりますね。敵の数は確認したところ4匹、特徴の違うのが2匹ずつのセットって所です。
めっちゃ光ってバチバチと帯電してる電撃な蛍と、光の代わりに炎を出してる2種類……便宜上、雷光蛍と火炎蛍と呼びましょうか、その2種類を相手取って貰います」
標的となる雑魔は巨体を持ち、蛍の特徴である淡き光ではなく超常の力を持ち合わせる巨大蛍。
片方は雷光を纏い、自らの攻撃だけでなく近づく相手にその電流が容赦なく流れ込む厄介な力を。
炎を燃やす蛍は、強力な火球を発光体から放つ他、口から数多の飛沫を吐き出し広範囲を攻撃する能力を併せ持つ。
受付嬢は少々ふざけて説明しているが、舐めて掛かれば思わぬ打撃を受ける可能性は十分にあるだろう。
「まあ、普通に戦っても倒せる相手と思いますけど、何も考えず力任せに攻めたらちょーっと面倒っちゃ面倒ですかね。
ちなみに、雷光蛍が先に見つかったって事はどうもコイツの方が、道に近い場所がお気に入り、って感じだと思いますよ。もっとも、火炎蛍もこっちを見つけたらさっさと近づいて来るようですからすぐに遭遇できるんじゃないですかね~」
クルクルとペン回し、用意された資料にチェックをつけていく受付嬢。
説明漏れがないかどうか確認しつつ、個々人に手渡せるよう人数分の資料を手早く取りまとめていく。
「あ、そうそう。別にこれは依頼の成否に関係ないですけど、上手く退治して余裕があったら蛍観賞をしてきたら良いんじゃないですかね?
雑魔が出てその辺だけ蛍が居ませんけど、ちょっと離れた場所で飛んでるみたいですし、退治したら水辺全体で飛ぶ姿が見られると思いますからね~♪」
手早く集まったハンターに資料を渡し、依頼達成後に遊ぶ余裕もあるはずだ、と付け加える受付嬢。
現場に行かず、言うだけの人間は楽ですけどねと言いながら、彼女は一同を送り出すのであった。
解説
成功条件
雷光蛍、火炎蛍の全滅
敵情報
雷光蛍×2
移動力がやや高い、雷光を纏う巨大蛍
体当たり
移動しながら近接単体の相手に攻撃する
放電
自身の全周1sqに放電攻撃を行う
雷光 パッシブスキル
雷光蛍に1Sqで近接攻撃した場合、若しくは雷光蛍の体当たりの対象になった場合に発動
絶対命中の小ダメージを受ける
火炎蛍×2
発光体から炎を出す巨大蛍
飛沫
口から吐き出される多量の炎の飛沫
前方3×3Sq 範囲内の対象全てに1~4回のランダム回数で攻撃判定を行う
この攻撃で複数攻撃を受けた場合、受動側のペナルティは通常の4分の1の数値で判定される
例:通常の回避低下が20だった場合、回避低下は4分の1の5として扱う
この攻撃の複数回判定を受けた場合のみの補正となる
火球
発光体から放たれる炎の球体
6Sq の遠距離単体攻撃、威力が高め
地形情報
川の水が流れ込む小さな湿地
湿地で移動する場合、移動力が1低下するペナルティが発生する
敵は浮遊状態のため、ペナルティは受けない
※雷光蛍について※
プレイング冒頭に【回避優先】若しくは【A】(【】の記載不要)
と記入していただくと、その方は雷光蛍の雷光を避けるため回避重視で戦うと判定します
雷光蛍が全滅するまで全ての判定で命中、攻撃が低下し、替わりに回避を上昇、尚且つ雷光の追加ダメージが発生しなくなります(体当たりが命中した時だけは追加ダメージが発生します)
また、プレイングにて戦い方に上手い工夫があれば回避優先の記載がなくとも
命中、攻撃低下なし、回避上昇なし、雷光の追加ダメージ発生なし
という形で判定致します
雷光蛍、火炎蛍の全滅
敵情報
雷光蛍×2
移動力がやや高い、雷光を纏う巨大蛍
体当たり
移動しながら近接単体の相手に攻撃する
放電
自身の全周1sqに放電攻撃を行う
雷光 パッシブスキル
雷光蛍に1Sqで近接攻撃した場合、若しくは雷光蛍の体当たりの対象になった場合に発動
絶対命中の小ダメージを受ける
火炎蛍×2
発光体から炎を出す巨大蛍
飛沫
口から吐き出される多量の炎の飛沫
前方3×3Sq 範囲内の対象全てに1~4回のランダム回数で攻撃判定を行う
この攻撃で複数攻撃を受けた場合、受動側のペナルティは通常の4分の1の数値で判定される
例:通常の回避低下が20だった場合、回避低下は4分の1の5として扱う
この攻撃の複数回判定を受けた場合のみの補正となる
火球
発光体から放たれる炎の球体
6Sq の遠距離単体攻撃、威力が高め
地形情報
川の水が流れ込む小さな湿地
湿地で移動する場合、移動力が1低下するペナルティが発生する
敵は浮遊状態のため、ペナルティは受けない
※雷光蛍について※
プレイング冒頭に【回避優先】若しくは【A】(【】の記載不要)
と記入していただくと、その方は雷光蛍の雷光を避けるため回避重視で戦うと判定します
雷光蛍が全滅するまで全ての判定で命中、攻撃が低下し、替わりに回避を上昇、尚且つ雷光の追加ダメージが発生しなくなります(体当たりが命中した時だけは追加ダメージが発生します)
また、プレイングにて戦い方に上手い工夫があれば回避優先の記載がなくとも
命中、攻撃低下なし、回避上昇なし、雷光の追加ダメージ発生なし
という形で判定致します
マスターより
こんにちは、四方 鴉です。
随分と間が空いてしまいました、また色々とご迷惑をおかけしました。
今回は夏という事で、最近自分は見ていない蛍をモチーフにした雑魔退治のシナリオをお届けします。
個々の能力が異様に高い、という事は有りませんが特徴的な攻撃手段を持ち合わせていますので、闇雲に攻撃していると思わぬダメージを受ける可能性があるでしょう。
戦い方に工夫をすればそこまで苦戦せず、割と楽に倒せるかと思いますのでサクっと倒してのんびり蛍でも観賞しては如何でしょうか。
では、ご縁がありましたらよろしくお願いします。
随分と間が空いてしまいました、また色々とご迷惑をおかけしました。
今回は夏という事で、最近自分は見ていない蛍をモチーフにした雑魔退治のシナリオをお届けします。
個々の能力が異様に高い、という事は有りませんが特徴的な攻撃手段を持ち合わせていますので、闇雲に攻撃していると思わぬダメージを受ける可能性があるでしょう。
戦い方に工夫をすればそこまで苦戦せず、割と楽に倒せるかと思いますのでサクっと倒してのんびり蛍でも観賞しては如何でしょうか。
では、ご縁がありましたらよろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/10/20 07:39
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/08/25 06:42:24 |
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相談卓 織宮 歌乃(ka4761) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2015/08/25 18:31:03 |