ゲスト
(ka0000)
【命魔】光の魔術師
マスター:剣崎宗二

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 不明
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 8~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 不明
- 相談期間
- 7日
- プレイング締切
- 2015/09/10 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/09/24 09:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●アレクサンドルの手記・その1
XX月XX日
戦争は終わった。…故に、俺も人の命を救うため、医道を続けていこう。それが彼らと約束したことなのだから。
XX月XX日
あの少女――蒼風リリカの病は難敵だ。現在考えうるありとあらゆる手段を以ってしても、症状を緩和し、命を延ばす程度しかできない。根治どころか、表面症状を完全に押さえ込む事すらできない。どうした物か。
XX月XX日
異なる世界に来てから、一週間になる。幸いにも部落の者たちとは、完全に言葉が通じない訳ではない。
彼らの治療を行う事で、多少なりの信頼を得る事はできた。少なくとも今すぐ飢え死ぬ事はなさそうだ。
XX月XX日
部族の占い師に相当する者によれば、リリカには『力』を得る適正があると言う。
明日、儀式を執り行うそうだ。
医師としては余り信用できないのだが、リリカの症状が悪化している今、打つ手のない俺にはリリカが自ら望んで試す事は止められない。
●来訪者
「……んぐっ……」
拳を握り締め力を込めた直後、痛みに眉をしかめる、白衣の男。
――十三魔が一人、『天命輪転』アレクサンドルは、辺境のその更に僻地の、とある場所へと向かっていた。
「……『Death to the Soulless』は発動できんか…まぁ、いい 」
幻獣王を巡る一戦。落下した牛鬼を、アレクサンドルはその能力を以って庇った。だが、その衝撃力は半端ではなく。負傷により、アレクサンドルは一時的に、防御の要である停止能力を失った。
が、代償を支払っただけの甲斐はあった。
別れ間際に、牛鬼は彼に次なる情報を預けた。西方に彼の友の名前を聞いた――と。
その情報を元に、アレクサンドルは、五人の盟友の内唯一生存している者の元に向かったのであった。
「誰かね?」
ノックした後、聞こえてくるのは懐かしい声。
「……久しぶりだな、ウィリアム」
「…アレックス!? お前なのか!?」
すぐさま扉は開かれ、中から初老の男性が出てくる。
「おお……! 本当に…!」
アレクサンドルに抱きつく老人。
「お前が失踪したと聞いた時、終にわし一人になったと思ったわい……マイレスもティアもリーアも…アインさえも、わしを置いて行った。その上でお前までいなくなると…我らのした事に、バチがあったたのではないかと、のう……」
「バチが当たるべき人はこの世に大勢居る。その者たちがのうのうと生きている以上、バチ等と言う物は信用ならん」
その冷たい物言いに、思わずウィリアムは顔を上げる。
「……軍は、お前を人を裏切り歪虚となったと言っていたが……まさか……」
――何も言葉を発さず。アレクサンドルはただ頷いた。
周りを見渡すと、そこには数々の実験道具と機械。
(「変わっていないな、ウィリアム。例えどんなに年をとろうとも」)
「そうか――」
ポットからコーヒーを入れ、座るウィリアム。
「じゃが。本当にお前さんが『全ての』人間の敵になったのなら、わしは今、もう死んでいるであろうな」
「……」
何も答えない。
「そうか…その分では、何かあったのじゃな? ……まぁ、良い。尋ねてきたのは『アレ』のためじゃろう? 待っておれ――」
その瞬間。呼び鈴が鳴る。
来客はハンターたち。彼らもまた、アレクサンドルの手記と、以前に見えた夢物語の一端から、ウィリアムの存在を突き止め。
軍の情報網を以って、彼の所在を特定したのである。
「とりあえず隠れるのじゃ」
小声でそう言うと、ウィリアムはアレクサンドルをカーテンの後ろに押し込める。パチン、と指を鳴らすと、カーテンごと、アレクサンドルの姿が消える。まるでそこには何もなかったかのように。
「動くなよ?そこに居れば安全じゃ」
準備を終えた後、ウィリアムは扉を開ける。
「さて皆様方。この老いぼれに何用かのう?」
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●アレクサンドルの手記・その1
XX月XX日
戦争は終わった。…故に、俺も人の命を救うため、医道を続けていこう。それが彼らと約束したことなのだから。
XX月XX日
あの少女――蒼風リリカの病は難敵だ。現在考えうるありとあらゆる手段を以ってしても、症状を緩和し、命を延ばす程度しかできない。根治どころか、表面症状を完全に押さえ込む事すらできない。どうした物か。
XX月XX日
異なる世界に来てから、一週間になる。幸いにも部落の者たちとは、完全に言葉が通じない訳ではない。
彼らの治療を行う事で、多少なりの信頼を得る事はできた。少なくとも今すぐ飢え死ぬ事はなさそうだ。
XX月XX日
部族の占い師に相当する者によれば、リリカには『力』を得る適正があると言う。
明日、儀式を執り行うそうだ。
医師としては余り信用できないのだが、リリカの症状が悪化している今、打つ手のない俺にはリリカが自ら望んで試す事は止められない。
●来訪者
「……んぐっ……」
拳を握り締め力を込めた直後、痛みに眉をしかめる、白衣の男。
――十三魔が一人、『天命輪転』アレクサンドルは、辺境のその更に僻地の、とある場所へと向かっていた。
「……『Death to the Soulless』は発動できんか…まぁ、いい 」
幻獣王を巡る一戦。落下した牛鬼を、アレクサンドルはその能力を以って庇った。だが、その衝撃力は半端ではなく。負傷により、アレクサンドルは一時的に、防御の要である停止能力を失った。
が、代償を支払っただけの甲斐はあった。
別れ間際に、牛鬼は彼に次なる情報を預けた。西方に彼の友の名前を聞いた――と。
その情報を元に、アレクサンドルは、五人の盟友の内唯一生存している者の元に向かったのであった。
「誰かね?」
ノックした後、聞こえてくるのは懐かしい声。
「……久しぶりだな、ウィリアム」
「…アレックス!? お前なのか!?」
すぐさま扉は開かれ、中から初老の男性が出てくる。
「おお……! 本当に…!」
アレクサンドルに抱きつく老人。
「お前が失踪したと聞いた時、終にわし一人になったと思ったわい……マイレスもティアもリーアも…アインさえも、わしを置いて行った。その上でお前までいなくなると…我らのした事に、バチがあったたのではないかと、のう……」
「バチが当たるべき人はこの世に大勢居る。その者たちがのうのうと生きている以上、バチ等と言う物は信用ならん」
その冷たい物言いに、思わずウィリアムは顔を上げる。
「……軍は、お前を人を裏切り歪虚となったと言っていたが……まさか……」
――何も言葉を発さず。アレクサンドルはただ頷いた。
周りを見渡すと、そこには数々の実験道具と機械。
(「変わっていないな、ウィリアム。例えどんなに年をとろうとも」)
「そうか――」
ポットからコーヒーを入れ、座るウィリアム。
「じゃが。本当にお前さんが『全ての』人間の敵になったのなら、わしは今、もう死んでいるであろうな」
「……」
何も答えない。
「そうか…その分では、何かあったのじゃな? ……まぁ、良い。尋ねてきたのは『アレ』のためじゃろう? 待っておれ――」
その瞬間。呼び鈴が鳴る。
来客はハンターたち。彼らもまた、アレクサンドルの手記と、以前に見えた夢物語の一端から、ウィリアムの存在を突き止め。
軍の情報網を以って、彼の所在を特定したのである。
「とりあえず隠れるのじゃ」
小声でそう言うと、ウィリアムはアレクサンドルをカーテンの後ろに押し込める。パチン、と指を鳴らすと、カーテンごと、アレクサンドルの姿が消える。まるでそこには何もなかったかのように。
「動くなよ?そこに居れば安全じゃ」
準備を終えた後、ウィリアムは扉を開ける。
「さて皆様方。この老いぼれに何用かのう?」
解説
今回の依頼には明確な目的は御座いません。それ故に難易度が『不明』となっております。
取り敢えずの目的はウィリアムの書いた設計書――『夢物語』の一つの獲得ではありますが、他に何の達成を目標とするのかは、皆様の自由となります。
今回の交渉相手、ウィリアム・ベイ・カーンは、既に引退した初老の科学者、エンジニアです。現役の頃彼は『光の魔術師』と呼ばれ、光学関係の研究と設計を得意としておりました。
情報によれば、『昔の』アレクサンドルを知る一人でもあります。
今回は特殊ルールとして、事前に交渉卓が立てられ、ロレントを通してウィリアムと交渉する事が可能です。1日(0時から0時までの期間)に全員合わせて計3回まで該当卓で発言する事で事前交渉が可能で、これによってシナリオ開始時の状況が変動します。出発当日の早朝0:00に、この卓への発言は締め切られます。ご注意ください。
以下PL情報。
現場にはウィリアムの光学ギミックによって隠れているアレクサンドルが居ります。
そのため、何もしなければ、皆様とウィリアムの会話は全て彼に筒抜けと言う事になります。
今回のアレクサンドルは前回の負傷により、『Death to Soulless』が発動できず、『Life to Lifeless』の発動が二ターンに一回となります。
他に質問があれば、質問卓でロレントに聞いてください。
取り敢えずの目的はウィリアムの書いた設計書――『夢物語』の一つの獲得ではありますが、他に何の達成を目標とするのかは、皆様の自由となります。
今回の交渉相手、ウィリアム・ベイ・カーンは、既に引退した初老の科学者、エンジニアです。現役の頃彼は『光の魔術師』と呼ばれ、光学関係の研究と設計を得意としておりました。
情報によれば、『昔の』アレクサンドルを知る一人でもあります。
今回は特殊ルールとして、事前に交渉卓が立てられ、ロレントを通してウィリアムと交渉する事が可能です。1日(0時から0時までの期間)に全員合わせて計3回まで該当卓で発言する事で事前交渉が可能で、これによってシナリオ開始時の状況が変動します。出発当日の早朝0:00に、この卓への発言は締め切られます。ご注意ください。
以下PL情報。
現場にはウィリアムの光学ギミックによって隠れているアレクサンドルが居ります。
そのため、何もしなければ、皆様とウィリアムの会話は全て彼に筒抜けと言う事になります。
今回のアレクサンドルは前回の負傷により、『Death to Soulless』が発動できず、『Life to Lifeless』の発動が二ターンに一回となります。
他に質問があれば、質問卓でロレントに聞いてください。
マスターより
どうもこんにちわ、剣崎です。
さて、今回も独特のギミックを有するシナリオとなります。
交渉を使うも武力を用いるも皆様の自由。何を交渉するも、何を目的とするも皆様の自由となります。
但し十分にお気をつけください。自由とは、責任と結果を伴う物ですので。
さて、今回も独特のギミックを有するシナリオとなります。
交渉を使うも武力を用いるも皆様の自由。何を交渉するも、何を目的とするも皆様の自由となります。
但し十分にお気をつけください。自由とは、責任と結果を伴う物ですので。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/09/13 13:37
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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ウィリアムさんに事前交渉 ミリア・ラスティソード(ka1287) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/09/09 23:07:04 |
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![]() |
作戦会議室 ミリア・ラスティソード(ka1287) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/09/10 02:24:37 |
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![]() |
ロレントさんに質問 ボルディア・コンフラムス(ka0796) 人間(クリムゾンウェスト)|23才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2015/09/09 17:52:27 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/09/09 14:09:09 |