ゲスト
(ka0000)
ようこそ新米ハンター
マスター:KINUTA

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在5人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2015/09/14 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/09/23 19:00
オープニング
「ここがリゼリオ……」
少女カチャは大きな旅行鞄を手にリゼリオの町角に突っ立ち、きょろきょろしている。
彼女は辺境から来た。出身部族は帝国に対し融和的な立ち位置であり、彼女自身もまた帝国に対して否定的な考えは持っていない。むしろその文化に憧れている。部族の衣装ではなく帝国の衣装を身につけているのがその証しだ。
部族の習わしとして、手の甲に入れ墨が入っているが、当人はそのことになんとなくコンプレックスを感じている。進んだ地域ではこんなの誰もしていない、というわけで。
カチャが遠いリゼリオまで来た理由は、ハンター登録のためである。つい最近、その素質があると判明したのだ。
まだどのクラスを選ぶか決めてないけれど、登録だけは先にしておこう。各地にある支局でも受付は行っているが、どっちみち登録作業は本部で行う。ならそっちまで足を運んだ方が早い。――という理由の元に。
ついでに思う存分色んなところを見て回ろう。手初めにはサルバトーレ・ロッソ見物に行きたい。船には入れなくとも、港から見えるというし。
「ええと、ええと、まずは宿泊場所を決めないと。フロントに荷物を預けて、それから町に出てー」
うきうきと地に足がついていない状態のカチャ。誰が見てもおのぼりさんだと丸解りである。
そんな彼女に、声がかかった。
「ちょっと、そこのお嬢ちゃん」
長身の、金髪碧眼。タバコを口に咥え、ちょい悪な雰囲気。都会風なイケメンだ。
これはもしや……ナンパ?
思ってない胸膨らませるカチャは、続けて予想外の台詞を聞いた。
「あんたさ、カチャ・タホだろ。辺境南部にあるカホーク村出身の」
一度も面識がない相手にいきなり自分のことを言い当てられたら、誰だってびっくりする。もちろんカチャもそうだった。
「えっ!? あ、あの、な、何で私の事を知ってるんですか!?」
イケメンはポケットからきれいに折り畳んだ便箋を出し、広げる。
そこには彼女の母親の字で、以下のように記してあった。
『拝啓 アレックス・バンダー様。
アレックスぼっちゃま、お久しぶりでございます。お元気でしょうか。きっとそうであることと思います。
実は先頃私の娘に、あなたと同様ハンターの素質があることが分かりました。
本人はリゼリオへハンター登録に行くと言っております。
かわいい子には旅をさせよとの言葉もありますので、止める気は毛頭ないのですが、何分にも娘は調子に乗りやすいところがありますので、特に町に着いてからの事が心配ですので、ぼっちゃま、どうかその間だけ娘の面倒を見てもらえませんでしょうか?
後でお礼は致します。
娘の似顔絵を同封しておきます。
それではよろしくお願い致します。
かしこ ケチャ・タホ』
アレックスはふーっと白い煙を吐いて、だるそうに言う。
「そういうことだから滞在中の寝泊まり、うちでしなよ。その方が目が行き届くから。スペースなら十分あるから。俺一人暮らしだし」
一人暮らしの若い男のところへ寝泊まり。
いくらイケメンだからって、母の知り合いみたいだからといって、やすやす乗っていい話だろうか……なんてことを考えるカチャの荷物をアレックスは、こともなげに片手で取り上げた。
「あのね、無駄な警戒しなくていいから。俺ホモだから」
カチャの目が真ん丸になった。
「ホ……ホモっていうとあの、男の人が好きな男の人というあれですか?」
「そう」
「す……すごい……さすが都会は違いますね。私、そういう人がいるって話には聞いてましたけど、実物を見るのは初めてです」
「へえ、そう。じゃあいい勉強になるな」
「ええと、ええと、母とはどういう関係ですか?」
「昔うちの家で働いてたんだよ、あんたの母親。聞いたことないか? 屋敷勤めしてたって」
●
ハンターオフィスは今日も盛況。それぞれの理由でこの場所を訪れていたハンターらは、遊び人風の青年とお上りさん風の少女が一緒に入り口から入ってくるのを見た。
アレックスを知る人は「あいつは女に興味ないはずなのに、なんであんな子を連れているんだ?」と疑問を持つ。
アレックスを知らない人は「あの女の子、あんな遊び人風の男といるなんて、よからぬことに巻き込まれているのでは」という不審を覚える。
とりあえず事情を確かめてみようかと動き出す。
解説
補足説明
これは新しくハンターになる少女カチャに、先達としてあれこれアドバイスしてあげることを目的とするシナリオです。
カチャは、せっかく来たのだからリゼリオの観光もしたいと思っています。お暇ならそちらにも付き合っていただけると有り難いです。
アレックスは見た目通り遊び人ですが悪い人ではありません。頼まれた通りカチャの面倒は見ます。
登場NPC
カチャ・タホ:14歳:辺境出身:肌は褐色、黒髪黒目
都会にあこがれを抱く女の子。思春期真っ盛り。これからハンターになる。
アレックス・バンダー:25歳:グラズヘイム王国出身:肌は白、金髪碧眼
都会に暮らす青年。女性に興味はないみたい。すでにハンターである。
これは新しくハンターになる少女カチャに、先達としてあれこれアドバイスしてあげることを目的とするシナリオです。
カチャは、せっかく来たのだからリゼリオの観光もしたいと思っています。お暇ならそちらにも付き合っていただけると有り難いです。
アレックスは見た目通り遊び人ですが悪い人ではありません。頼まれた通りカチャの面倒は見ます。
登場NPC
カチャ・タホ:14歳:辺境出身:肌は褐色、黒髪黒目
都会にあこがれを抱く女の子。思春期真っ盛り。これからハンターになる。
アレックス・バンダー:25歳:グラズヘイム王国出身:肌は白、金髪碧眼
都会に暮らす青年。女性に興味はないみたい。すでにハンターである。
マスターより
KINUTAです。
誰もがいつか通ってきた道。新人さんにあれこれ言えるのは、先輩の特権であります。
誰もがいつか通ってきた道。新人さんにあれこれ言えるのは、先輩の特権であります。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/09/21 00:05
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/09/13 07:47:06 |
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相談卓だよ 天竜寺 詩(ka0396) 人間(リアルブルー)|18才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/09/13 12:57:07 |