ゲスト
(ka0000)
【絵本】色彩の森
マスター:風亜智疾

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/09/09 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/09/23 22:00
オープニング
■彼女の『色』
世に出た2冊の絵本。それは作者であるヴェロニカの想像を超える人気を得るものになった。
元々絵本作家、といっても有名なわけではなく。
自己満足に近い細々とした活動だったのだ。
けれども、様々なハンターと出逢い。そして再び戦場へと戻った『彼』から新しい話を聴き。
紡ぎだす物語は、今や様々な人の元で様々な時間を彩っている。
「本当、何があるか分からないのが人生よね」
スケッチブックを片手に微笑みつつ、彼女はそっと目を閉じる。
雑魔に襲われ、もう二度と走れないと町医者に告げられたあの頃。
世界は全ての色を失ったように思えた。
自由に出歩くことも出来ず、ただ部屋のベッドの上で過ごすだけの日々。
これではまるで、呼吸をしつつ死んでいるようだ。
色褪せることも許されない、色のない世界。
その世界に、不器用ながらも少しずつ色を戻していったのが『彼』。
そして今、沢山の色を与えてくれるのが『ハンター』と呼ばれる人たち。
そっと瞳を開く。
相変わらず自分は、自分の思う通りに動くことは出来ない。
けれど、それでもいいのだと思えるようになったのは、出逢ってきた彼らのおかげだ。
「……確か。近頃とても大変な戦いをしてる、って聞いたわね」
耳に入ってくるのは、外を出歩くことの出来ないヴェロニカにとって想像もできない状況。
怪我をした人が沢山いるらしい。
戦いはとても苛烈で、彼らは傷つきながらも戦うことをやめず、勝つことを諦めない。
そうした文字通り『命を賭した』彼らがあるから、今の自分たちの生活があるのだ。
それを思うと、ヴェロニカはたまらなくなる。
一体どれだけの人間が、彼らのその日々を知っているのだろうと。
どれだけの人間が、彼らへ日々感謝し生活しているのだろうと。
―だから。
■色彩の森へ
「慰安、ですか?」
「あ、いえ。そこまで大したことじゃないんです。どちらかというと、護衛というかなんというか」
首を傾げる受付の人間に、慌てたように両手を振ってヴェロニカは言葉を続ける。
「私は見ての通り、足が悪いので。それに、向かう先に怖いものがいないとも限らないでしょう? だから、同行をお願いしたいんです」
目指すのは、この時期不思議な花の咲く森。
日中でもふわふわと浮くように光が舞う、幻想的な風景が見られるらしい。
今のところ、物騒な噂を聞いたこともない場所だ。
ここならきっと、敵と戦うこともなくゆっくりと景色を満喫してもらえるだろう。
と、こんな理由で依頼を出すなど、この忙しい時期に。と思われやしないだろうか。
「それでは、その森までの護衛依頼、という形で受領しますね」
微笑んだ受付の人間に、ヴェロニカはほっと息を吐いて頭を下げるのだった。
世に出た2冊の絵本。それは作者であるヴェロニカの想像を超える人気を得るものになった。
元々絵本作家、といっても有名なわけではなく。
自己満足に近い細々とした活動だったのだ。
けれども、様々なハンターと出逢い。そして再び戦場へと戻った『彼』から新しい話を聴き。
紡ぎだす物語は、今や様々な人の元で様々な時間を彩っている。
「本当、何があるか分からないのが人生よね」
スケッチブックを片手に微笑みつつ、彼女はそっと目を閉じる。
雑魔に襲われ、もう二度と走れないと町医者に告げられたあの頃。
世界は全ての色を失ったように思えた。
自由に出歩くことも出来ず、ただ部屋のベッドの上で過ごすだけの日々。
これではまるで、呼吸をしつつ死んでいるようだ。
色褪せることも許されない、色のない世界。
その世界に、不器用ながらも少しずつ色を戻していったのが『彼』。
そして今、沢山の色を与えてくれるのが『ハンター』と呼ばれる人たち。
そっと瞳を開く。
相変わらず自分は、自分の思う通りに動くことは出来ない。
けれど、それでもいいのだと思えるようになったのは、出逢ってきた彼らのおかげだ。
「……確か。近頃とても大変な戦いをしてる、って聞いたわね」
耳に入ってくるのは、外を出歩くことの出来ないヴェロニカにとって想像もできない状況。
怪我をした人が沢山いるらしい。
戦いはとても苛烈で、彼らは傷つきながらも戦うことをやめず、勝つことを諦めない。
そうした文字通り『命を賭した』彼らがあるから、今の自分たちの生活があるのだ。
それを思うと、ヴェロニカはたまらなくなる。
一体どれだけの人間が、彼らのその日々を知っているのだろうと。
どれだけの人間が、彼らへ日々感謝し生活しているのだろうと。
―だから。
■色彩の森へ
「慰安、ですか?」
「あ、いえ。そこまで大したことじゃないんです。どちらかというと、護衛というかなんというか」
首を傾げる受付の人間に、慌てたように両手を振ってヴェロニカは言葉を続ける。
「私は見ての通り、足が悪いので。それに、向かう先に怖いものがいないとも限らないでしょう? だから、同行をお願いしたいんです」
目指すのは、この時期不思議な花の咲く森。
日中でもふわふわと浮くように光が舞う、幻想的な風景が見られるらしい。
今のところ、物騒な噂を聞いたこともない場所だ。
ここならきっと、敵と戦うこともなくゆっくりと景色を満喫してもらえるだろう。
と、こんな理由で依頼を出すなど、この忙しい時期に。と思われやしないだろうか。
「それでは、その森までの護衛依頼、という形で受領しますね」
微笑んだ受付の人間に、ヴェロニカはほっと息を吐いて頭を下げるのだった。
解説
今回の依頼は、形式は「護衛依頼」ということになっています。
絵本作家のヴェロニカを護衛しつつ、不思議な森へと向かってください。
ヴェロニカは足が不自由であり、長時間歩くことができません。
そのため、彼女は移動中主に馬に乗って移動します。
ただし、移動速度は徒歩に合わせたスピードになります。
森までの道のりはそれほど長くもなく、移動だけで日が暮れる、ということはありません。
出発は朝。森への到着は、休憩を取らずに向かえば出発から1時間程度です。
面積的にやや小さめの森で、中に入っても迷うことはありません。
小さな泉と沢山の小動物、そして木々と草花があります。
中央辺りに、ヴェロニカ曰く「日中でもふわふわと浮くように光が舞う、幻想的な風景が見られる」花が群生する箇所があるようです。
ハンターたちと花を見ることが彼女の第一目的ですが、それ以外も行えるでしょう。
PL情報として、絵本作家の彼女は同行したハンターたちからイメージした動物の出てくる絵本を、後日創作することがあります。
希望の動物等あれば希望動物で描写しますが、MSに丸投げでも構いません。
絵本作家のヴェロニカを護衛しつつ、不思議な森へと向かってください。
ヴェロニカは足が不自由であり、長時間歩くことができません。
そのため、彼女は移動中主に馬に乗って移動します。
ただし、移動速度は徒歩に合わせたスピードになります。
森までの道のりはそれほど長くもなく、移動だけで日が暮れる、ということはありません。
出発は朝。森への到着は、休憩を取らずに向かえば出発から1時間程度です。
面積的にやや小さめの森で、中に入っても迷うことはありません。
小さな泉と沢山の小動物、そして木々と草花があります。
中央辺りに、ヴェロニカ曰く「日中でもふわふわと浮くように光が舞う、幻想的な風景が見られる」花が群生する箇所があるようです。
ハンターたちと花を見ることが彼女の第一目的ですが、それ以外も行えるでしょう。
PL情報として、絵本作家の彼女は同行したハンターたちからイメージした動物の出てくる絵本を、後日創作することがあります。
希望の動物等あれば希望動物で描写しますが、MSに丸投げでも構いません。
マスターより
新しい色を得始めた絵本作家が望んだ、ハンターたちへのつかの間の休息。
どうぞゆっくりとお楽しみください。
今依頼では質問卓の設置は行えません。
一般的に森で行えそうなもの、ありそうなものは「ある」として考えて頂いて結構です。
それでは、宜しくお願い致します。
どうぞゆっくりとお楽しみください。
今依頼では質問卓の設置は行えません。
一般的に森で行えそうなもの、ありそうなものは「ある」として考えて頂いて結構です。
それでは、宜しくお願い致します。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/09/22 18:38
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/08/30 00:52:20 |
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相談卓 神代 誠一(ka2086) 人間(リアルブルー)|32才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/08/31 13:46:37 |