ゲスト
(ka0000)
マヨヒガの葡萄園
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/09/13 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/09/22 12:00
オープニング
「こんなはずじゃなかった」
誰かがそう呟く。ここはグラズヘイム王国東部森林地帯……のはず。
ハンター一行が森に入って八日が過ぎ去っていた。
依頼は王都に住むエルフから受けたもの。森の奥に住んでいるドワーフに手紙と荷物を届けるといった簡単なものだった。
しかし渡された地図が間違いだらけで道に迷ってしまう。森の中でも村や集落を繋ぐ街道もどきや獣道は存在する。それらを辿っていくうちに自分達がどこにいるのか、さっぱりわからなくなってしまった。
地元の住人と出会えれば何とかなるのだろうが六日に渡って誰一人も見かけていない。もちろん村や集落にも辿り着けていなかった。
食料はとっくに切れて狩りで凌いでいる。ただ水はもう残り少なかった。昨日降った雨水を溜めた分だけになっている。
このままでは命が危ない。そんなことを考えながら重たい足を動かす。
朝から歩き始めて三時間が過ぎ去った。そろそろ休憩をと思い始めたところで、川のせせらぎが耳に届いた。
一行は互いに顔を見合わせて茂みの中を駆け抜ける。鼻腔をくすぐるよい香りまで辺りに漂っているような幻想に陥りつつも一行は辿り着く。
目の前には小川と葡萄畑が広がっていた。
ひとまず掌で水を掬って喉を潤す。葡萄も食べたかったが泥棒はしたくはない。どう見ても手入れがされている。
誰かいないか声をあげてみると少年と少女姿のパルム五体がやって来た。
葡萄を買いたいと頼んでみるとただで一房ずつくれる。葡萄酒用の葡萄なので甘さはぞれなりといわれたがとても美味しかった。
ハンターの一人がここは村なのかと訊ねるとパルム達が笑う。ここは精霊の土地で本来ならば人が踏み入れることはできない土地のようだ。リアルブルーのジャパンでいうところのマヨヒガ。辺境の地に迷い込んだ際、本来ならばあり得ない住居などに遭遇することを指す。他の国にも似たような伝説はたくさんあるらしい。
よく見れば神霊樹の分樹も遠くに見えた。
事情を話すと丸太小屋を提供してくれる。ここに泊まって身体を回復させればよいと。
パルム達は果物や野菜を持ってきてくれた。食べる分の肉は狩りで得ても構わないという。
自分達で調理をして存分に腹を満たす。緊張がほぐれたのか夜もぐっすりと眠れた。
そして二日目の昼頃、光に包まれた女性のような精霊『キリカ』が丸太小屋にやって来る。
「この地は重石のようなものなのです。歪虚の出口を抑え込んでいます」
キリカ曰く、消滅までかなりの年月がかかる歪虚の空間が存在する。このマヨヒガはそれの蓋のような役目を担っているとのことだ。
具体的には北東方面からマヨヒガに侵入しようとしている雑魔を抑え込んでいる。その数が増えすぎてしまい、現在難儀しているという。
「わざと結界を弛めて雑魔をこの地の端に侵入させます。皆さんのお力で倒しては頂けませんでしょうか?」
一行はキリカとパルム達に雑魔退治を頼まれる。
恩義を感じていた一行は快諾。さっそく戦闘の準備に取りかかるのだった。
誰かがそう呟く。ここはグラズヘイム王国東部森林地帯……のはず。
ハンター一行が森に入って八日が過ぎ去っていた。
依頼は王都に住むエルフから受けたもの。森の奥に住んでいるドワーフに手紙と荷物を届けるといった簡単なものだった。
しかし渡された地図が間違いだらけで道に迷ってしまう。森の中でも村や集落を繋ぐ街道もどきや獣道は存在する。それらを辿っていくうちに自分達がどこにいるのか、さっぱりわからなくなってしまった。
地元の住人と出会えれば何とかなるのだろうが六日に渡って誰一人も見かけていない。もちろん村や集落にも辿り着けていなかった。
食料はとっくに切れて狩りで凌いでいる。ただ水はもう残り少なかった。昨日降った雨水を溜めた分だけになっている。
このままでは命が危ない。そんなことを考えながら重たい足を動かす。
朝から歩き始めて三時間が過ぎ去った。そろそろ休憩をと思い始めたところで、川のせせらぎが耳に届いた。
一行は互いに顔を見合わせて茂みの中を駆け抜ける。鼻腔をくすぐるよい香りまで辺りに漂っているような幻想に陥りつつも一行は辿り着く。
目の前には小川と葡萄畑が広がっていた。
ひとまず掌で水を掬って喉を潤す。葡萄も食べたかったが泥棒はしたくはない。どう見ても手入れがされている。
誰かいないか声をあげてみると少年と少女姿のパルム五体がやって来た。
葡萄を買いたいと頼んでみるとただで一房ずつくれる。葡萄酒用の葡萄なので甘さはぞれなりといわれたがとても美味しかった。
ハンターの一人がここは村なのかと訊ねるとパルム達が笑う。ここは精霊の土地で本来ならば人が踏み入れることはできない土地のようだ。リアルブルーのジャパンでいうところのマヨヒガ。辺境の地に迷い込んだ際、本来ならばあり得ない住居などに遭遇することを指す。他の国にも似たような伝説はたくさんあるらしい。
よく見れば神霊樹の分樹も遠くに見えた。
事情を話すと丸太小屋を提供してくれる。ここに泊まって身体を回復させればよいと。
パルム達は果物や野菜を持ってきてくれた。食べる分の肉は狩りで得ても構わないという。
自分達で調理をして存分に腹を満たす。緊張がほぐれたのか夜もぐっすりと眠れた。
そして二日目の昼頃、光に包まれた女性のような精霊『キリカ』が丸太小屋にやって来る。
「この地は重石のようなものなのです。歪虚の出口を抑え込んでいます」
キリカ曰く、消滅までかなりの年月がかかる歪虚の空間が存在する。このマヨヒガはそれの蓋のような役目を担っているとのことだ。
具体的には北東方面からマヨヒガに侵入しようとしている雑魔を抑え込んでいる。その数が増えすぎてしまい、現在難儀しているという。
「わざと結界を弛めて雑魔をこの地の端に侵入させます。皆さんのお力で倒しては頂けませんでしょうか?」
一行はキリカとパルム達に雑魔退治を頼まれる。
恩義を感じていた一行は快諾。さっそく戦闘の準備に取りかかるのだった。
解説
みなさんはマヨヒガの葡萄園に迷い込んでしまいました。精霊キリカから頼まれた雑魔退治をお願いします。
キリカから頼まれた雑魔の数は三十体。強さはいろいろ。キリカに侵入を区切ってもらい、三日に分けて戦っても構いません。
雑魔は邪悪な鎧騎士のような姿をしています。(見かけだけで頭はかなり悪いです)武器は剣、盾そのものを飛ばして遠隔攻撃を仕掛けてきます。(ブーメラン式に戻ってくる仕掛け)統率はされていません。
一体だけ非常に大型の雑魔が混じっています。これが今回の最強のようです。
滞在期間中、寝泊まりの家は提供されます。食事は自炊。
質問があればハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
キリカから頼まれた雑魔の数は三十体。強さはいろいろ。キリカに侵入を区切ってもらい、三日に分けて戦っても構いません。
雑魔は邪悪な鎧騎士のような姿をしています。(見かけだけで頭はかなり悪いです)武器は剣、盾そのものを飛ばして遠隔攻撃を仕掛けてきます。(ブーメラン式に戻ってくる仕掛け)統率はされていません。
一体だけ非常に大型の雑魔が混じっています。これが今回の最強のようです。
滞在期間中、寝泊まりの家は提供されます。食事は自炊。
質問があればハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
マスターより
退治終了後、依頼で向かうべきドワーフの家までパルムが森の道案内をしてくれます。
葡萄の一部はすでに収穫されていて醸造済みです。(ボジョレーヌーボー的なフレッシュな葡萄酒です)よろしかったらご賞味を。パルム達が作ったようです。
もう一度マヨヒガの葡萄園に向かうことは叶いません。すべては思い出の中に。
葡萄の一部はすでに収穫されていて醸造済みです。(ボジョレーヌーボー的なフレッシュな葡萄酒です)よろしかったらご賞味を。パルム達が作ったようです。
もう一度マヨヒガの葡萄園に向かうことは叶いません。すべては思い出の中に。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/09/19 03:24
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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打ち合わせ 劉 厳靖(ka4574) 人間(クリムゾンウェスト)|36才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/09/12 19:34:23 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/09/08 21:17:45 |
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フミナさんに質問! 鳴沢 礼(ka4771) 人間(リアルブルー)|15才|男性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2015/09/10 21:13:59 |