ゲスト
(ka0000)
【聖呪】過剰生命力。猛る熊
マスター:馬車猪

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2015/09/16 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/09/25 19:00
オープニング
ゴブリンの喉に矢が突き立った。
1本だけでは終わらない。
隊列の先頭から最後尾まで、1体につき2本が刺さり悲鳴すら許さない。
ギリースーツもどきを被った王国兵が疾走。
ゴブリンの口を押さえて肋の隙間から刃を突き入れた。
「気を抜くな。ブラウン、2人連れて周辺を警戒しろ」
囁くような小声で命令が下され、3人の兵が緑の中に消える。
残る隊長以下4名は、慣れた手つきで妙に体格の良いゴブリン、おそらくは茨小鬼の装備を漁っていた。
妙に軽い。
ゴブリンとは異なり重装備を使いこなせる体力があるはずなのに、毛皮にナイフ程度しか戦闘用装備がない。
「生肉?」
代わりに、携行食としては不向きな食物を大量に携えていた。
まるで大型動物や猛獣を誘導しているようだ。
そう判断した兵達は、己の直感に従い転がりながら身を伏せていた。
2メートルを超える肉の柱が、直前まで兵士達がいた空間を通過する。
外れても速度は落ちず、進路上にあった大木を易々と破壊した。
「熊から成った雑魔か?」
距離をとりつつ隊長がつぶやく。
一見熊に見える何かは、ゴブリンの荷物を漁ると同時に王国兵達との距離を測っている。
否、覚醒者の優れた五感無しでは気づけぬほどの静かさで、襲撃に適した距離と方向へ移動しつつある。
「馬鹿メ」
倒れたゴブリンが不敵に笑って事切れ、熊が一歩踏み出しゴブリンの頭部が砕け散る。
隊長以下全員の顔に冷や汗が浮かぶ。
熊の全高は3メートルを超えている。毛皮を押し上げる筋肉が分厚すぎて酷く太く見える。
これは勝てない。
即断した隊長は、迷うことなく全力で叫んだ。
「騎士の旦那、出番ですぜ!」
わー、と妙に下っ端っぽい言動で逃げ出す王国の覚醒者達。
金属鎧がこすれる音が遠くから急速に近づき、茂みが割れて頭からつま先まで板金鎧で固めたメーガン(kz0098)が現れた。
「何者だ。名を名乗れ」
分厚い大剣……本人は棍棒兼盾としてしか扱えていない大型武器を突きつける。
返事は無造作な張り手2発だった。
高速の連撃は騎士の回避を許さない。辛うじて大剣による受けは間に合うが、メーガンの馬鹿力と頑丈さでも腕ごと剣をはじき飛ばされそうになる。
「名を名乗れ?」
「旦那、遊んでないで早く止めを。森の奥から同じようなのが来ます!」
メーガンの剣が空振り木の幹が半壊する。
極太の熊が両手を組んでうち下ろし、メーガンの頭を打って地面に10センチほどめり込ませる。
「うむ。増援を呼べるなら呼んで逃げろ。正直あんまりもたない」
よっこいしょと穴から足を引き抜く動作で鉄塊を振り上げ振り下ろす。
熊は避けこそこねて腕で受けてしまう。が、強靱すぎる筋肉が大威力の斬撃を受け止め骨まで達しさせない。
「主戦場から貴族の1匹か2匹呼び寄せるんだよ!」
「馬鹿野郎あの連中が野生動物の相手なんて割りにあわないことするものかっ。ハンター呼べハンターを!」
王国兵全員がトランシーバーと魔導短伝話を取り出し、近くにいるはずのハンターへ手当たり次第に増援要請を送り始める。
「ふむ。細身まっちょのくまか」
メーガンが横移動。極太熊の横を駆け抜け王国兵を襲おうとした熊の進路を塞ぐ。
2方向から滅多打ちにされながら、メーガンは甘い物が欲しいなとぼんやり考えていた。
1本だけでは終わらない。
隊列の先頭から最後尾まで、1体につき2本が刺さり悲鳴すら許さない。
ギリースーツもどきを被った王国兵が疾走。
ゴブリンの口を押さえて肋の隙間から刃を突き入れた。
「気を抜くな。ブラウン、2人連れて周辺を警戒しろ」
囁くような小声で命令が下され、3人の兵が緑の中に消える。
残る隊長以下4名は、慣れた手つきで妙に体格の良いゴブリン、おそらくは茨小鬼の装備を漁っていた。
妙に軽い。
ゴブリンとは異なり重装備を使いこなせる体力があるはずなのに、毛皮にナイフ程度しか戦闘用装備がない。
「生肉?」
代わりに、携行食としては不向きな食物を大量に携えていた。
まるで大型動物や猛獣を誘導しているようだ。
そう判断した兵達は、己の直感に従い転がりながら身を伏せていた。
2メートルを超える肉の柱が、直前まで兵士達がいた空間を通過する。
外れても速度は落ちず、進路上にあった大木を易々と破壊した。
「熊から成った雑魔か?」
距離をとりつつ隊長がつぶやく。
一見熊に見える何かは、ゴブリンの荷物を漁ると同時に王国兵達との距離を測っている。
否、覚醒者の優れた五感無しでは気づけぬほどの静かさで、襲撃に適した距離と方向へ移動しつつある。
「馬鹿メ」
倒れたゴブリンが不敵に笑って事切れ、熊が一歩踏み出しゴブリンの頭部が砕け散る。
隊長以下全員の顔に冷や汗が浮かぶ。
熊の全高は3メートルを超えている。毛皮を押し上げる筋肉が分厚すぎて酷く太く見える。
これは勝てない。
即断した隊長は、迷うことなく全力で叫んだ。
「騎士の旦那、出番ですぜ!」
わー、と妙に下っ端っぽい言動で逃げ出す王国の覚醒者達。
金属鎧がこすれる音が遠くから急速に近づき、茂みが割れて頭からつま先まで板金鎧で固めたメーガン(kz0098)が現れた。
「何者だ。名を名乗れ」
分厚い大剣……本人は棍棒兼盾としてしか扱えていない大型武器を突きつける。
返事は無造作な張り手2発だった。
高速の連撃は騎士の回避を許さない。辛うじて大剣による受けは間に合うが、メーガンの馬鹿力と頑丈さでも腕ごと剣をはじき飛ばされそうになる。
「名を名乗れ?」
「旦那、遊んでないで早く止めを。森の奥から同じようなのが来ます!」
メーガンの剣が空振り木の幹が半壊する。
極太の熊が両手を組んでうち下ろし、メーガンの頭を打って地面に10センチほどめり込ませる。
「うむ。増援を呼べるなら呼んで逃げろ。正直あんまりもたない」
よっこいしょと穴から足を引き抜く動作で鉄塊を振り上げ振り下ろす。
熊は避けこそこねて腕で受けてしまう。が、強靱すぎる筋肉が大威力の斬撃を受け止め骨まで達しさせない。
「主戦場から貴族の1匹か2匹呼び寄せるんだよ!」
「馬鹿野郎あの連中が野生動物の相手なんて割りにあわないことするものかっ。ハンター呼べハンターを!」
王国兵全員がトランシーバーと魔導短伝話を取り出し、近くにいるはずのハンターへ手当たり次第に増援要請を送り始める。
「ふむ。細身まっちょのくまか」
メーガンが横移動。極太熊の横を駆け抜け王国兵を襲おうとした熊の進路を塞ぐ。
2方向から滅多打ちにされながら、メーガンは甘い物が欲しいなとぼんやり考えていた。
解説
戦闘依頼です。
参加者はオープニングの場面から1~3分後に現場に到着します。移動力1が高いほど早くなります。
たまたま近くにいた、別の偵察隊を支援していたり等、プレイングで設定できますが特に有利にも不利にもなりません。
依頼の舞台は、茨小鬼相手の戦場の端から1キロメートル程度の距離にある林の中です。
林とはいっても疎らに生えているだけなので、多少注意すれば馬でもバイクでも乗り入れて戦闘可能です。
●地図
abcdefg
あ□□□□細□□ □=林。縦6メートル。横6メートル
い□□□□□□偵 熊=目の前の騎士に夢中です。足下に小鬼の残骸有。
う□□熊□□□□ 細=騎士と王国兵の位置を把握しています。
え□□騎細□□□ 騎=防戦に徹しています。
お□□□□□□□ 偵=王国兵3名。近くの熊に気づいていません。
か□察□□□□□ 察=王国兵4名。弓で騎士を援護中。
きハハハハハハハ ハ=ハンター初期位置。好きな場所を選択可能。
●味方戦力
・王国兵
レベル8前後の闘狩人と疾影士。ショートボウ、ショート装備、革鎧一式を装備しています。
特技は偵察と不意打ちで、戦闘力はハンターよりかなり低いです。
ハンターの指示には忠実に従います。
・メーガン
装備力が高く命中が壊滅的な王国騎士。
ハンター到着時には全てのスキルを使い尽くし生命力が半減しています。
彼女に頭を使わせるのはある意味非常に危険です。
ハンターの指示を理解しきれないかもしれません。
●敵戦力
・極太熊
知能を除く全ての能力が高く、2ラウンドに1回、同一対象を2回攻撃することが可能です。
攻撃手段は白兵のみ。射程1~2。移動力2。
・細身熊
知能を除く全ての能力が高めで、回避能力は特に高いです。
攻撃手段は白兵のみ。射程1~2。移動力3。
この熊達がどんな習性を持っているか分かっていません。逃がすと戦場に乱入したり、人里を襲うかもしれません。
参加者はオープニングの場面から1~3分後に現場に到着します。移動力1が高いほど早くなります。
たまたま近くにいた、別の偵察隊を支援していたり等、プレイングで設定できますが特に有利にも不利にもなりません。
依頼の舞台は、茨小鬼相手の戦場の端から1キロメートル程度の距離にある林の中です。
林とはいっても疎らに生えているだけなので、多少注意すれば馬でもバイクでも乗り入れて戦闘可能です。
●地図
abcdefg
あ□□□□細□□ □=林。縦6メートル。横6メートル
い□□□□□□偵 熊=目の前の騎士に夢中です。足下に小鬼の残骸有。
う□□熊□□□□ 細=騎士と王国兵の位置を把握しています。
え□□騎細□□□ 騎=防戦に徹しています。
お□□□□□□□ 偵=王国兵3名。近くの熊に気づいていません。
か□察□□□□□ 察=王国兵4名。弓で騎士を援護中。
きハハハハハハハ ハ=ハンター初期位置。好きな場所を選択可能。
●味方戦力
・王国兵
レベル8前後の闘狩人と疾影士。ショートボウ、ショート装備、革鎧一式を装備しています。
特技は偵察と不意打ちで、戦闘力はハンターよりかなり低いです。
ハンターの指示には忠実に従います。
・メーガン
装備力が高く命中が壊滅的な王国騎士。
ハンター到着時には全てのスキルを使い尽くし生命力が半減しています。
彼女に頭を使わせるのはある意味非常に危険です。
ハンターの指示を理解しきれないかもしれません。
●敵戦力
・極太熊
知能を除く全ての能力が高く、2ラウンドに1回、同一対象を2回攻撃することが可能です。
攻撃手段は白兵のみ。射程1~2。移動力2。
・細身熊
知能を除く全ての能力が高めで、回避能力は特に高いです。
攻撃手段は白兵のみ。射程1~2。移動力3。
この熊達がどんな習性を持っているか分かっていません。逃がすと戦場に乱入したり、人里を襲うかもしれません。
マスターより
メーガン「以前戦ったことのある熊よりすごく強い。熊鍋……」
王国兵1「俺、実家が田舎の猟師なんすけど、こんな熊見たことないっす。つーかこれほんとに熊なんすか?」
王国兵2「魔術師か錬金術師が作りあげた兵器と言われても納得してしまいそうです」
王国兵1「俺、実家が田舎の猟師なんすけど、こんな熊見たことないっす。つーかこれほんとに熊なんすか?」
王国兵2「魔術師か錬金術師が作りあげた兵器と言われても納得してしまいそうです」
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/09/23 16:27
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 犬養 菜摘(ka3996) 人間(リアルブルー)|21才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/09/16 18:57:15 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/09/14 13:37:35 |