ゲスト
(ka0000)
【深棲】小さき村の護り手
マスター:雨龍一

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/07/26 19:00
- リプレイ完成予定
- 2014/08/09 19:00
オープニング
騎士団の仕事は王都の見回りだけではなく、日頃の訓練、近隣地区への遠征や砦の遠征など意外と多岐に渡っている。また、部隊によってはそれ以外にも派生していく仕事が存在する。それは見習いだけではなく、階級が上がるに従い増えていくのはどの社会でも同じなのであろう。
普段は4・5人からなる小隊を組み動く。それを作戦によって小さな小隊を連なり、展開していったりして用いていくのだ。訓練・見回りなどはこの小隊規模で動くのが常である。
そして、それは休暇時にも適用される。
「――あぁ、お前の休暇は取り止めだ」
一日休みなどは長期遠征がない限り週1単位で取られるのだが、数日単位でも休暇は遠征後ではない限り発生はしない。
愛馬の手入れをしていたスレイドは何事でもないように告げられた言葉に息を飲んだ。
そっと周りを見ると、げんなりとした顔が帰ってくる。
それもそのはず。先日の観光使節後に向かった砦の遠征から帰ってきたばかりなのだ。
これから十数日ぶりの休暇が堪能できる。行きつけの酒場で軽く一杯してから――そんな計画を立てていたのに、である。
どうやら、スレイド率いる小隊は休暇が消えたらしい。
深いため息をつきながら体を向き直ると、ずいと一枚の紙が差し出された。
――命令書
つまり、深くは追及するなとのことらしい。
受け取り開き見ると、そこに書かれていたのは近隣地域への特別見回りだった。
「……普段の小隊数では足りないと?」
日頃の業務の一環で近隣地区への見回りは入っている。しかし、書かれていたのは普段とは違う領主が存在する地域の派遣依頼だった。
「小隊長、どうしたんですか?」
普段は温厚で何を言われても動じない小隊長と定評がある。
その彼が、息をのみ込んだことに違和感を感じ取ったのだ。
「いえ……君たちは予定通り動いていてください。私は席を少し外します」
ふんわりと微笑み、奥の方へと――騎士団本部の方へと歩いて行った。
「失礼します。スレイドです」
短い返事の後に扉を開け一礼すると二人いる騎士団副団長のうち一人が座っていた。
「どうしたんだ?」
団長はどうしたんだろうとは思いつつも、このことは報告せずには動けない。
「実は――複数の地域から守備の強化の要請が出ていまして」
軽く眉が上がる。
「――たしか、君には派遣命令が出ていたはずだが」
「ええ、普段であれば領主が運用している私兵だけで賄えると窺っていましたが、今回はそこが対象になっているようで――失礼ですが、先日の会議で何かあったのでしょうか」
数多く開かれている会議でも、普段より多くなると疑問がわいてくる。もしかして――貴族たちの動きはこれに影響されたものなのかと問いたくなる。
顔を曇らせたところを見ると、遠からず…といったところなのだろう。
切り返すように、強く目を瞑るとスレイドは改めて言葉を紡いだ。
「お願いがございます。現自分の小隊におきましては休暇を。そして、自分におきましては暫くの間特別行動の許可を」
正した背筋から、告げた言葉の覚悟の大きさが見えた。
普段は4・5人からなる小隊を組み動く。それを作戦によって小さな小隊を連なり、展開していったりして用いていくのだ。訓練・見回りなどはこの小隊規模で動くのが常である。
そして、それは休暇時にも適用される。
「――あぁ、お前の休暇は取り止めだ」
一日休みなどは長期遠征がない限り週1単位で取られるのだが、数日単位でも休暇は遠征後ではない限り発生はしない。
愛馬の手入れをしていたスレイドは何事でもないように告げられた言葉に息を飲んだ。
そっと周りを見ると、げんなりとした顔が帰ってくる。
それもそのはず。先日の観光使節後に向かった砦の遠征から帰ってきたばかりなのだ。
これから十数日ぶりの休暇が堪能できる。行きつけの酒場で軽く一杯してから――そんな計画を立てていたのに、である。
どうやら、スレイド率いる小隊は休暇が消えたらしい。
深いため息をつきながら体を向き直ると、ずいと一枚の紙が差し出された。
――命令書
つまり、深くは追及するなとのことらしい。
受け取り開き見ると、そこに書かれていたのは近隣地域への特別見回りだった。
「……普段の小隊数では足りないと?」
日頃の業務の一環で近隣地区への見回りは入っている。しかし、書かれていたのは普段とは違う領主が存在する地域の派遣依頼だった。
「小隊長、どうしたんですか?」
普段は温厚で何を言われても動じない小隊長と定評がある。
その彼が、息をのみ込んだことに違和感を感じ取ったのだ。
「いえ……君たちは予定通り動いていてください。私は席を少し外します」
ふんわりと微笑み、奥の方へと――騎士団本部の方へと歩いて行った。
「失礼します。スレイドです」
短い返事の後に扉を開け一礼すると二人いる騎士団副団長のうち一人が座っていた。
「どうしたんだ?」
団長はどうしたんだろうとは思いつつも、このことは報告せずには動けない。
「実は――複数の地域から守備の強化の要請が出ていまして」
軽く眉が上がる。
「――たしか、君には派遣命令が出ていたはずだが」
「ええ、普段であれば領主が運用している私兵だけで賄えると窺っていましたが、今回はそこが対象になっているようで――失礼ですが、先日の会議で何かあったのでしょうか」
数多く開かれている会議でも、普段より多くなると疑問がわいてくる。もしかして――貴族たちの動きはこれに影響されたものなのかと問いたくなる。
顔を曇らせたところを見ると、遠からず…といったところなのだろう。
切り返すように、強く目を瞑るとスレイドは改めて言葉を紡いだ。
「お願いがございます。現自分の小隊におきましては休暇を。そして、自分におきましては暫くの間特別行動の許可を」
正した背筋から、告げた言葉の覚悟の大きさが見えた。
解説
スレイド君は、部下の休暇を勝ち取り(?)つつ、自分は命令書に従い援軍要請に応えるようです。
しかし、戦力は自分で確保するとのこと。
その足で彼が向かったのはハンターオフィス。一連の情報を集めつつ、彼は自分を助けてくれる手を求めに行ったのでした。
――上層部が教えてくれない情報を集める方法の一環として。
援軍要請先の戦力は期待できない。
派遣元は小さな村であり、そこで村人が必死に守っている状況らしい。
敵はゴブリン軍団。
どうやら、兵力が減ったところにチャンスとばかりに攻めてきたらしく、意気揚々のご様子。
数匹ならまだしも、かなりの数である。
飼いならしているのか、犬っぽいのに乗っているのもいます。
全部で騎乗隊が3体に、歩兵が15体。
現場周辺は一面の草原であり、遮るものはないもようです。
●敵
ゴブリン軍団
・騎兵ゴブリン
狼みたいなのに乗ったゴブリン:3体
・歩兵団ゴブリン
歩いてるゴブリン:15体
そのうち、2体ほどが杖を装備しており、3体ほどが弓を装備している。
●NPC
スレイド君(22):戦力は高め。騎士であるために剣技を熟せるが、得意は弓。
覚醒者とのこと。
必要に応じて戦闘に協力可。
しかし、戦力は自分で確保するとのこと。
その足で彼が向かったのはハンターオフィス。一連の情報を集めつつ、彼は自分を助けてくれる手を求めに行ったのでした。
――上層部が教えてくれない情報を集める方法の一環として。
援軍要請先の戦力は期待できない。
派遣元は小さな村であり、そこで村人が必死に守っている状況らしい。
敵はゴブリン軍団。
どうやら、兵力が減ったところにチャンスとばかりに攻めてきたらしく、意気揚々のご様子。
数匹ならまだしも、かなりの数である。
飼いならしているのか、犬っぽいのに乗っているのもいます。
全部で騎乗隊が3体に、歩兵が15体。
現場周辺は一面の草原であり、遮るものはないもようです。
●敵
ゴブリン軍団
・騎兵ゴブリン
狼みたいなのに乗ったゴブリン:3体
・歩兵団ゴブリン
歩いてるゴブリン:15体
そのうち、2体ほどが杖を装備しており、3体ほどが弓を装備している。
●NPC
スレイド君(22):戦力は高め。騎士であるために剣技を熟せるが、得意は弓。
覚醒者とのこと。
必要に応じて戦闘に協力可。
マスターより
ども。雨龍一です。
この頃戦闘依頼ばっかだなぁ…そろそろお色気したいよ…とか思ってます。
そんな夏。
今回は、絶賛MOB代表NPCのスレイド君(22)がちょっと頑張ってます。
できたら、一つの小さな村を救うために協力して上げて下さい。
まぁ、その裏で彼の小隊が休暇がとれたかどうかなんて謎もあるわけですが。
この頃戦闘依頼ばっかだなぁ…そろそろお色気したいよ…とか思ってます。
そんな夏。
今回は、絶賛MOB代表NPCのスレイド君(22)がちょっと頑張ってます。
できたら、一つの小さな村を救うために協力して上げて下さい。
まぁ、その裏で彼の小隊が休暇がとれたかどうかなんて謎もあるわけですが。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/08/05 22:08
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談用 水雲 エルザ(ka1831) 人間(リアルブルー)|18才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2014/07/26 12:08:31 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/07/21 13:29:12 |