ゲスト
(ka0000)
宴会の森と不思議な果実
マスター:蒼かなた

- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在6人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/09/15 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/09/24 12:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●豊穣の秋
辺境は草原と荒野と雪原だけが広がる土地。そう思う人々は意外と多い。
それも温暖で緑に溢れている東部の地が長い間歪虚に奪われていたからである。
だが今は、その全てではないが南東部に関しては歪虚を追い返し奪還することに成功したのだ。
今は故郷を取り戻した部族達が少しずつではあるが、その地へと戻り荒らされた大地の再生に励んでいる。
そんな辺境南東部にとある森があり、そこにはちょっと不思議な果物が実っている。
そのことを知るとある部族は、その森のことをこう呼んでいた。
『コンウィム・シルヴァ』、宴会の森と。
「こりゃまた、随分と実ったもんだな」
件の森へ調査にやってきた熟練ハンターのブレアは見上げながらそう呟いた。
見上げているのは空を見上げる為ではなく、頭上に生る果物を見上げてのことだ。
そこにはぐんと育ち高さ5メートルはあるであろう立派な木が生えており、その枝には沢山の赤い果実がぶら下っている。
さらにその木に巻きつくようにして随分と太い蔦が伸び、これまた木の枝のところで大量の紫色の粒をぶら下げている。
そんな赤と紫の果物が、正直数えるのも面倒なくらいにそこには実っていた。
「林檎と葡萄の夢の共演ってか? てか、また随分と高いところに生ったもんだな、おい」
重厚なプレートメイルを装備しているブレアでは木を登ることも出来ず、そういう訳で先ほどからずっと見上げていることしかできないのであった。
と、その時風切り音がして、ブレアの頭上にあった林檎が落下してきた。ブレアはそれを難なくキャッチして後ろに振り返る。
「よう、おかえりさん。そっちはどうだった?」
ブレアが振り返った先には、弓を持ったエルフの男とウサ耳のカチューシャをした人間の女がこちらにやってくるところだった。
「こちらも異常なしです。まあ、強いて言うならば他にもそれと同じ木を見つけたってことくらいです」
そう言ってエルフの男はブレアの後ろの木を指差した。
「似たようなのが私が調べたところにもあったよ。この森のあちこちに生えてるみたいだね」
ウサ耳の女性が言うには、他にも2~3箇所同じような木があったらしい。
「とりあえず、安全そうなので私は収穫用の馬車を引いてきますね」
そう言ってエルフの男は森の入り口のほうへと向かっていく。
ブレアはそれを見送り、もう一度その木をじぃっと見つめた。
「そういや聞いたことあるな。辺境には不思議な森があるとかないとか」
「どっちなのよ、それ」
ウサ耳の女性のツッコミをスルーして、ブレアは手にした林檎に齧りつく。
「……葡萄じゃねーか、これ」
●豊穣の秋
辺境は草原と荒野と雪原だけが広がる土地。そう思う人々は意外と多い。
それも温暖で緑に溢れている東部の地が長い間歪虚に奪われていたからである。
だが今は、その全てではないが南東部に関しては歪虚を追い返し奪還することに成功したのだ。
今は故郷を取り戻した部族達が少しずつではあるが、その地へと戻り荒らされた大地の再生に励んでいる。
そんな辺境南東部にとある森があり、そこにはちょっと不思議な果物が実っている。
そのことを知るとある部族は、その森のことをこう呼んでいた。
『コンウィム・シルヴァ』、宴会の森と。
「こりゃまた、随分と実ったもんだな」
件の森へ調査にやってきた熟練ハンターのブレアは見上げながらそう呟いた。
見上げているのは空を見上げる為ではなく、頭上に生る果物を見上げてのことだ。
そこにはぐんと育ち高さ5メートルはあるであろう立派な木が生えており、その枝には沢山の赤い果実がぶら下っている。
さらにその木に巻きつくようにして随分と太い蔦が伸び、これまた木の枝のところで大量の紫色の粒をぶら下げている。
そんな赤と紫の果物が、正直数えるのも面倒なくらいにそこには実っていた。
「林檎と葡萄の夢の共演ってか? てか、また随分と高いところに生ったもんだな、おい」
重厚なプレートメイルを装備しているブレアでは木を登ることも出来ず、そういう訳で先ほどからずっと見上げていることしかできないのであった。
と、その時風切り音がして、ブレアの頭上にあった林檎が落下してきた。ブレアはそれを難なくキャッチして後ろに振り返る。
「よう、おかえりさん。そっちはどうだった?」
ブレアが振り返った先には、弓を持ったエルフの男とウサ耳のカチューシャをした人間の女がこちらにやってくるところだった。
「こちらも異常なしです。まあ、強いて言うならば他にもそれと同じ木を見つけたってことくらいです」
そう言ってエルフの男はブレアの後ろの木を指差した。
「似たようなのが私が調べたところにもあったよ。この森のあちこちに生えてるみたいだね」
ウサ耳の女性が言うには、他にも2~3箇所同じような木があったらしい。
「とりあえず、安全そうなので私は収穫用の馬車を引いてきますね」
そう言ってエルフの男は森の入り口のほうへと向かっていく。
ブレアはそれを見送り、もう一度その木をじぃっと見つめた。
「そういや聞いたことあるな。辺境には不思議な森があるとかないとか」
「どっちなのよ、それ」
ウサ耳の女性のツッコミをスルーして、ブレアは手にした林檎に齧りつく。
「……葡萄じゃねーか、これ」
解説
【内容】
果物狩りを楽しむ
【詳細】
辺境の『コンウィム・シルヴァ』という森で沢山の果物が生っているのが発見された。
その量は相当なもので、ハンター諸君にも収穫を手伝って貰いたい。
勿論その場で食べてしまっても構わない。
【場所】
辺境の南東部にあるとある森。
森はまだ緑だが一部紅葉が始まっている部分もあり、うっすらと黄色がかった葉が落ち始めている。
少し前まで歪虚に支配されていたが、調査の結果今は雑魔もいない様子。
森には林檎の木がところどころに生えており、その全てに葡萄の蔦が巻きついている
そして不思議なことにそこに生っているのは葡萄の味がする林檎であり、林檎の味がする葡萄である。
また、2本の木が捩れて育ったらしい木には、柿と栗が生っていたという。こちらも味が逆転しているらしい。
他にも似たような木がある可能性は捨てきれない。
【諸注意】
お友達や恋人と参加される場合は、名前とIDを明記するか、「【】」で囲ったタグをご利用ください。
タグを利用の際は、他のグループと被らないように相談卓でしっかり宣言しておいてください。
また、お1人様は他の方と絡むことになる可能性が高くなります。どうしてもお1人がよい場合は、そのことを明記ください。
果物狩りを楽しむ
【詳細】
辺境の『コンウィム・シルヴァ』という森で沢山の果物が生っているのが発見された。
その量は相当なもので、ハンター諸君にも収穫を手伝って貰いたい。
勿論その場で食べてしまっても構わない。
【場所】
辺境の南東部にあるとある森。
森はまだ緑だが一部紅葉が始まっている部分もあり、うっすらと黄色がかった葉が落ち始めている。
少し前まで歪虚に支配されていたが、調査の結果今は雑魔もいない様子。
森には林檎の木がところどころに生えており、その全てに葡萄の蔦が巻きついている
そして不思議なことにそこに生っているのは葡萄の味がする林檎であり、林檎の味がする葡萄である。
また、2本の木が捩れて育ったらしい木には、柿と栗が生っていたという。こちらも味が逆転しているらしい。
他にも似たような木がある可能性は捨てきれない。
【諸注意】
お友達や恋人と参加される場合は、名前とIDを明記するか、「【】」で囲ったタグをご利用ください。
タグを利用の際は、他のグループと被らないように相談卓でしっかり宣言しておいてください。
また、お1人様は他の方と絡むことになる可能性が高くなります。どうしてもお1人がよい場合は、そのことを明記ください。
マスターより
皆さんこんにちわ。蒼かなたです。
秋、始まりましたね。気は少し早いですがこんな依頼は如何でしょうか?
不思議なファンタジー世界での果実狩りをお楽しみください。
よろしければご参加をお待ちしております。
秋、始まりましたね。気は少し早いですがこんな依頼は如何でしょうか?
不思議なファンタジー世界での果実狩りをお楽しみください。
よろしければご参加をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/09/22 15:04