ゲスト
(ka0000)
誕生!機甲小隊Pクレープ
マスター:深夜真世

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/09/21 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/09/30 22:00
オープニング
●Pクレープにて
ここは同盟領の都市、ヴァリオスの一角。
「ええと……」
太っちょの青年がクレープ屋台「Pクレープ」で何かを言いよどんでますね。
「ほへ? どうしたの、ポルテさん」
ちょうど、本日の店番をしていた新人ハンターの南那初華(kz0135)が首をかしげます。青年はPクレープの仕入れ業者でオーナーたるポルカ商会のポルテ・ポルカ。家族経営の小さな商会で、ポルテはその一人息子です。
「いやその……初華さんて、強いの?」
「えへ♪」
単刀直入に聞かれ、初華は笑顔でごまかします。
仕方ないですよね。まだこちらに転移してきて間もなくて、リアルブルーでもスケ番張ってたこのウチがいつの間にやらマッポの手先とかいう強そうな存在でもなかったわけですから。
おっと、ここで来客です。
「Pクレープのお姉さん、ジャムのクレープ一つ」
「はい、いらっしゃいませ。ちょっと待っててね」
母親に連れられた娘ににっこり笑顔でこたえて生地を焼き始めます。
しばらくのち。
「お待たせしました。はいどうぞ♪」
「わあっ。ありがとー」
娘はとっても嬉しそうですね。ぱくっと食べたその笑顔に、母親もとっても満足そうです。
「……まあ、初華さん評判いいから強くなくてもいいんだけど」
「う……。わ、私だって一角大蝙蝠倒したりゴブリン倒したりしてるんですからねっ!」
ポルテに言われてツンする初華。いつかの新人依頼のことを言ってるようですね。
「でもどうしたんです、急に」
「実はね」
ポルテの話では、田舎の取引先で「森林狼の群れが村に近寄ってるようだから何とかしてほしい」という困りごとがあるそう。素直にハンターオフィスへ依頼するのを勧めてもいいのですが、そこはそれ、ポルカ商会にお任せあれ、とオフィスへの相談を引き受けたようです。普段オフィスに依頼慣れしてない人は慣れている人に任せたいものですよね。
「なあ、やってるかい?」
ここで新たな客が。
背の高い、渋い傭兵風の男性です。
「あ、はい。いらっしゃいませ。ブランデーフレーバーのジャムクレープはいかが?」
「へぇ……。んじゃ、店員さんの見立てに従うかなぁ。それよりその依頼主、森林狼をどうしたいんだ?」
どうやらお客さん、先の話に興味があるようです。
「え……ええと、村から遠ざけたいみたいです」
「だったら強さはあまり関係ないねぇ……必要なのは装甲と機動力だなぁ。どうしたもんかなぁ」
ポルテ、この男の洞察力に感心し、言い忘れたことを慌てて付け加えます。
「まさにその通りです。だからフマーレで遊んでいた試作の三輪魔導トラック『オート三輪』を用意してくれました」
「なるほどな。じゃ、俺がドラをやろう。お嬢ちゃんはナビか荷台から撃ってればいい。で、村から遠ざかるように走りゃいいだろう?」
ここで男、クレープを焼いてる初華を見ます。
「ほへ? やっつけないの?」
「やっつけてもいいが、狼がいなくなって別の厄介なのがそこを縄張りにしてもなぁ。森林狼ってんだから森が行動圏で、よほどのことがないと村には来ないんだろう?」
初華に聞かれポルカに確認します。
「あ、はい。普段は人里には近寄らないそうです。年によって群れが自然と村近くの森に来て、人に被害が出るくらいで……」
どうやら下手に完全討伐しない方がよさそうです。
「つまり、自然と村に近寄ってしまった狼の群れを適度に刺激しつつ、本来の場所に導いてやりゃいいってわけだ。……悲しいねぇ、本来いるべき場所からはぐれた迷子ってのは」
えらく情緒豊かに独白する男性に、思わず初華は聞いてしまうのです。
「ええと……お客さんは?」
「俺かい? ただの退役軍人、ダイン・グラマン。人は俺を『戦場詩人』と呼ぶねぇ」
実は彼は退役どころか服役すらしてなかったりするのですが。
「とにかくそのオート三輪を軸に機甲小隊を編成して威嚇射撃戦をしたいねぇ。後はバイクなんかあると格好はつくか?」
「あ、そうだ。……は、初華さんも加わって『Pクレープ』の名を上げてくださいっ!」
慌てて付け加えるポルテです。どうやら、「都会で噂の強くて美味しいクレープ屋台」という稀有な位置付けでPクレープの宣伝をして、田舎で別件取引を増やしていきたい考えのようですね。
「うん、うまい。……こりゃあ、名を上げさせてやりたいねぇ」
初華からクレープを受け取ったダインも一口味わい、そんな気になったようです。
というわけで、初華たちと一緒に「機甲小隊Pクレープ」の一員として依頼のあった村に行く人、求ム。
ここは同盟領の都市、ヴァリオスの一角。
「ええと……」
太っちょの青年がクレープ屋台「Pクレープ」で何かを言いよどんでますね。
「ほへ? どうしたの、ポルテさん」
ちょうど、本日の店番をしていた新人ハンターの南那初華(kz0135)が首をかしげます。青年はPクレープの仕入れ業者でオーナーたるポルカ商会のポルテ・ポルカ。家族経営の小さな商会で、ポルテはその一人息子です。
「いやその……初華さんて、強いの?」
「えへ♪」
単刀直入に聞かれ、初華は笑顔でごまかします。
仕方ないですよね。まだこちらに転移してきて間もなくて、リアルブルーでもスケ番張ってたこのウチがいつの間にやらマッポの手先とかいう強そうな存在でもなかったわけですから。
おっと、ここで来客です。
「Pクレープのお姉さん、ジャムのクレープ一つ」
「はい、いらっしゃいませ。ちょっと待っててね」
母親に連れられた娘ににっこり笑顔でこたえて生地を焼き始めます。
しばらくのち。
「お待たせしました。はいどうぞ♪」
「わあっ。ありがとー」
娘はとっても嬉しそうですね。ぱくっと食べたその笑顔に、母親もとっても満足そうです。
「……まあ、初華さん評判いいから強くなくてもいいんだけど」
「う……。わ、私だって一角大蝙蝠倒したりゴブリン倒したりしてるんですからねっ!」
ポルテに言われてツンする初華。いつかの新人依頼のことを言ってるようですね。
「でもどうしたんです、急に」
「実はね」
ポルテの話では、田舎の取引先で「森林狼の群れが村に近寄ってるようだから何とかしてほしい」という困りごとがあるそう。素直にハンターオフィスへ依頼するのを勧めてもいいのですが、そこはそれ、ポルカ商会にお任せあれ、とオフィスへの相談を引き受けたようです。普段オフィスに依頼慣れしてない人は慣れている人に任せたいものですよね。
「なあ、やってるかい?」
ここで新たな客が。
背の高い、渋い傭兵風の男性です。
「あ、はい。いらっしゃいませ。ブランデーフレーバーのジャムクレープはいかが?」
「へぇ……。んじゃ、店員さんの見立てに従うかなぁ。それよりその依頼主、森林狼をどうしたいんだ?」
どうやらお客さん、先の話に興味があるようです。
「え……ええと、村から遠ざけたいみたいです」
「だったら強さはあまり関係ないねぇ……必要なのは装甲と機動力だなぁ。どうしたもんかなぁ」
ポルテ、この男の洞察力に感心し、言い忘れたことを慌てて付け加えます。
「まさにその通りです。だからフマーレで遊んでいた試作の三輪魔導トラック『オート三輪』を用意してくれました」
「なるほどな。じゃ、俺がドラをやろう。お嬢ちゃんはナビか荷台から撃ってればいい。で、村から遠ざかるように走りゃいいだろう?」
ここで男、クレープを焼いてる初華を見ます。
「ほへ? やっつけないの?」
「やっつけてもいいが、狼がいなくなって別の厄介なのがそこを縄張りにしてもなぁ。森林狼ってんだから森が行動圏で、よほどのことがないと村には来ないんだろう?」
初華に聞かれポルカに確認します。
「あ、はい。普段は人里には近寄らないそうです。年によって群れが自然と村近くの森に来て、人に被害が出るくらいで……」
どうやら下手に完全討伐しない方がよさそうです。
「つまり、自然と村に近寄ってしまった狼の群れを適度に刺激しつつ、本来の場所に導いてやりゃいいってわけだ。……悲しいねぇ、本来いるべき場所からはぐれた迷子ってのは」
えらく情緒豊かに独白する男性に、思わず初華は聞いてしまうのです。
「ええと……お客さんは?」
「俺かい? ただの退役軍人、ダイン・グラマン。人は俺を『戦場詩人』と呼ぶねぇ」
実は彼は退役どころか服役すらしてなかったりするのですが。
「とにかくそのオート三輪を軸に機甲小隊を編成して威嚇射撃戦をしたいねぇ。後はバイクなんかあると格好はつくか?」
「あ、そうだ。……は、初華さんも加わって『Pクレープ』の名を上げてくださいっ!」
慌てて付け加えるポルテです。どうやら、「都会で噂の強くて美味しいクレープ屋台」という稀有な位置付けでPクレープの宣伝をして、田舎で別件取引を増やしていきたい考えのようですね。
「うん、うまい。……こりゃあ、名を上げさせてやりたいねぇ」
初華からクレープを受け取ったダインも一口味わい、そんな気になったようです。
というわけで、初華たちと一緒に「機甲小隊Pクレープ」の一員として依頼のあった村に行く人、求ム。
解説
同盟領の田舎で、森伝いに人里に近付きつつある森林狼の群れに三輪魔導トラック「オート三輪」で挑発し、村から遠ざける戦闘を展開してください。
オート三輪は二台まで用意できます。
ドライバー(右座席)は、一台はダイン・グラマンが立候補してますが、変更可能です。参加PC二人が一台ずつ担当しても問題ありません。
射撃は荷台やナビシートから。
もしもバイクを持っている人がいれば、バイクで参加しても大丈夫です。ただし、不整地を走るのでスクーターではない方がより有利でしょう。軍馬などでもいいですが、まあ「機甲小隊」と最初にぶち上げた関係上、機械化部隊にしたいようではあります。
極力、狼は殺さないようお願いします。
戦場は、村を出発し左手に森がある平地を並走しつつ狼の群れが出てきたら適度に射撃して襲い掛からせつつとにかく村から遠ざけるように逃げます。敵の数はけっこういるかも。ついでに、結構運動能力高いです。跳躍力もあるので跳びかかって来ることもあります。
トラックの最大戦速にもついてくる脚力ですが、敵はなにぶん生体だけに途中で疲れ速度が鈍ります。
初華は拳銃系を持って荷台かナビシートから射撃します。敵に命中しない威嚇射撃、という意味では激しく貢献してくれます。
狼たちの追撃を振り払いたい時は森から離れるように走ること。深追いしてこないので問題なく離脱できます。
オート三輪は二台まで用意できます。
ドライバー(右座席)は、一台はダイン・グラマンが立候補してますが、変更可能です。参加PC二人が一台ずつ担当しても問題ありません。
射撃は荷台やナビシートから。
もしもバイクを持っている人がいれば、バイクで参加しても大丈夫です。ただし、不整地を走るのでスクーターではない方がより有利でしょう。軍馬などでもいいですが、まあ「機甲小隊」と最初にぶち上げた関係上、機械化部隊にしたいようではあります。
極力、狼は殺さないようお願いします。
戦場は、村を出発し左手に森がある平地を並走しつつ狼の群れが出てきたら適度に射撃して襲い掛からせつつとにかく村から遠ざけるように逃げます。敵の数はけっこういるかも。ついでに、結構運動能力高いです。跳躍力もあるので跳びかかって来ることもあります。
トラックの最大戦速にもついてくる脚力ですが、敵はなにぶん生体だけに途中で疲れ速度が鈍ります。
初華は拳銃系を持って荷台かナビシートから射撃します。敵に命中しない威嚇射撃、という意味では激しく貢献してくれます。
狼たちの追撃を振り払いたい時は森から離れるように走ること。深追いしてこないので問題なく離脱できます。
マスターより
まだ寝ないならこんばんは、深夜真世です。
Pクレープの続きは戦闘モノです。魔導トラックに乗って存分に戦っちゃいましょう。
この作戦がうまくいけば、ポルテは魔導三輪トラックを商会で買い取り、Pクレープ部隊のために使わせてくれるかもしれません。これで移動販売も可能とか、トラックに乗って「今日は東に明日は西~♪」と戦場を転戦するとか夢が広がるはずです。
ですので、今回は戦闘に集中してくださいませ。
オート三輪は、シナリオ「魔導トラック野郎」の試作車両からエンジンレイアウトを後部に移動し安定性を高め後輪駆動にした試作改型です。
では、よろしくお願いします。
Pクレープの続きは戦闘モノです。魔導トラックに乗って存分に戦っちゃいましょう。
この作戦がうまくいけば、ポルテは魔導三輪トラックを商会で買い取り、Pクレープ部隊のために使わせてくれるかもしれません。これで移動販売も可能とか、トラックに乗って「今日は東に明日は西~♪」と戦場を転戦するとか夢が広がるはずです。
ですので、今回は戦闘に集中してくださいませ。
オート三輪は、シナリオ「魔導トラック野郎」の試作車両からエンジンレイアウトを後部に移動し安定性を高め後輪駆動にした試作改型です。
では、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/09/29 19:11
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 スーズリー・アイアンアックス(ka1687) ドワーフ|20才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/09/21 21:44:58 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/09/21 17:49:46 |