ゲスト
(ka0000)
【蒼祭】隊商、ロッソへ行く
マスター:樹シロカ

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/09/21 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/10/05 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●何処かの部屋で
東方での厳しい戦いの憂さを晴らすように、リゼリオの街は祭の熱気に満ちていた。
当初クリムゾンウェストの人々を驚かせたサルヴァトーレ・ロッソも、リゼリオを訪れる人々にとってすっかり景色の一部となっている。
「……とはいえ、これまでは立入禁止の区域がほとんどでした」
女の声。
「目と鼻の先にある、未知の戦力。興味がないといえば嘘になる」
男の含み笑い。
「だが飽くまでも主目的は民間人の――なのだ。だからこそ、サルヴァトーレ・ロッソのダニエル・ラーゲンベック (kz0024)艦長も乗艦を許可したのだろう」
少しの間。そして女が言った。
「ご安心ください、その為にハンターの皆様の同行をお願いする予定です。きっと上手くやってくださるでしょう。私は休暇を頂いての、物見遊山です」
「良い報告を期待している」
敬礼の後、女は退室した。
●隊商の結成
極彩色の街ヴァリオスは商人の町である。
華やかで煌びやかな街の陰で、商人達は毎日弾丸の代わりに金貨を飛ばして戦っている様なものかもしれない。
その一角にある倉庫では、身なりの良い数人の男女が走りまわっている。
「この馬車にはうちの荷物を乗せて貰いますよ。ああでも、運び込みは当日に。流石に倉庫に積んでおけるものではありませんからな」
長身の男が紋章を刺繍した旗を荷台に結び付けた。
「おい、そっちの馬車はうちの干し肉を乗せることになっとるんだ! 勝手はやめて貰おうか!」
別の男が駆け寄ってきて、長身の男と言い合いになった。
「こんにちは。みなさんご精が出ますわね」
中の人々が振り向く。営業スマイルを浮かべた同盟軍報道官のメリンダ・ドナーティ(kz0041)中尉がそこにいた。
「準備は万端です。ですが、護衛の件、大丈夫でしょうな」
先程の長身の男が近付いてきてメリンダを伺う。
「レオーニ商会のセオさんでしたわね? 大丈夫ですわ、同盟軍が費用を負担して優秀なハンターに依頼します。ついでにといってはなんですけれど」
メリンダが笑顔で倉庫を見渡した。
小麦、チーズ、果物などの農産品に、魚や肉の加工品。きれいな布地に、雑貨に、工芸品に……とにかく同盟中からかき集めたように雑多な荷物が積み上がっているのだ。
「……まさかこれ全部は持って行けませんね? その選別もお願いします。客観的なジャッジなら皆様納得できるのではないですか?」
メリンダは相変わらず微笑んでいたが、反論は認めぬとばかりに言いきった。
●同盟軍からの依頼
メリンダは、ハンターオフィスの募集を見て集まった面々に笑顔を向けた。
「皆様、リゼリオ島のお祭の事はご存知でしょうか?」
漂着した戦艦サルヴァトーレ・ロッソのリアルブルーの人々に、リゼリオを楽しんでもらうための祭。
間近でそんな催しがあって、同盟商人達が黙って指を咥えて見ている筈もない。当然のように隊商が組まれた。
だが既に潤沢に物があるリゼリオでは、思った程にモノは売れない。
そこで今回、まだ住人を多く抱えたままのサルヴァトーレ・ロッソの格納庫内で、出張店舗が開かれることになったのだ。
だが、とメリンダが困ったように少し首を傾げる。
「……残念ながら、現時点で一般のクリムゾンウェスト人とリアルブルー人が完全に互いを信頼しているとは言えません」
同盟商人達は、艦内で襲われないかという漠然とした不安を抱いている。
逆にロッソに引きこもった住人達は、リゼリオ島にすら降りない程に異界を恐れている。
「皆様に本当にお願いしたいのは、このような誤解を少しでも解いて頂くことなのです」
メリンダの表情がわずかに引き締まって見えた。
●何処かの部屋で
東方での厳しい戦いの憂さを晴らすように、リゼリオの街は祭の熱気に満ちていた。
当初クリムゾンウェストの人々を驚かせたサルヴァトーレ・ロッソも、リゼリオを訪れる人々にとってすっかり景色の一部となっている。
「……とはいえ、これまでは立入禁止の区域がほとんどでした」
女の声。
「目と鼻の先にある、未知の戦力。興味がないといえば嘘になる」
男の含み笑い。
「だが飽くまでも主目的は民間人の――なのだ。だからこそ、サルヴァトーレ・ロッソのダニエル・ラーゲンベック (kz0024)艦長も乗艦を許可したのだろう」
少しの間。そして女が言った。
「ご安心ください、その為にハンターの皆様の同行をお願いする予定です。きっと上手くやってくださるでしょう。私は休暇を頂いての、物見遊山です」
「良い報告を期待している」
敬礼の後、女は退室した。
●隊商の結成
極彩色の街ヴァリオスは商人の町である。
華やかで煌びやかな街の陰で、商人達は毎日弾丸の代わりに金貨を飛ばして戦っている様なものかもしれない。
その一角にある倉庫では、身なりの良い数人の男女が走りまわっている。
「この馬車にはうちの荷物を乗せて貰いますよ。ああでも、運び込みは当日に。流石に倉庫に積んでおけるものではありませんからな」
長身の男が紋章を刺繍した旗を荷台に結び付けた。
「おい、そっちの馬車はうちの干し肉を乗せることになっとるんだ! 勝手はやめて貰おうか!」
別の男が駆け寄ってきて、長身の男と言い合いになった。
「こんにちは。みなさんご精が出ますわね」
中の人々が振り向く。営業スマイルを浮かべた同盟軍報道官のメリンダ・ドナーティ(kz0041)中尉がそこにいた。
「準備は万端です。ですが、護衛の件、大丈夫でしょうな」
先程の長身の男が近付いてきてメリンダを伺う。
「レオーニ商会のセオさんでしたわね? 大丈夫ですわ、同盟軍が費用を負担して優秀なハンターに依頼します。ついでにといってはなんですけれど」
メリンダが笑顔で倉庫を見渡した。
小麦、チーズ、果物などの農産品に、魚や肉の加工品。きれいな布地に、雑貨に、工芸品に……とにかく同盟中からかき集めたように雑多な荷物が積み上がっているのだ。
「……まさかこれ全部は持って行けませんね? その選別もお願いします。客観的なジャッジなら皆様納得できるのではないですか?」
メリンダは相変わらず微笑んでいたが、反論は認めぬとばかりに言いきった。
●同盟軍からの依頼
メリンダは、ハンターオフィスの募集を見て集まった面々に笑顔を向けた。
「皆様、リゼリオ島のお祭の事はご存知でしょうか?」
漂着した戦艦サルヴァトーレ・ロッソのリアルブルーの人々に、リゼリオを楽しんでもらうための祭。
間近でそんな催しがあって、同盟商人達が黙って指を咥えて見ている筈もない。当然のように隊商が組まれた。
だが既に潤沢に物があるリゼリオでは、思った程にモノは売れない。
そこで今回、まだ住人を多く抱えたままのサルヴァトーレ・ロッソの格納庫内で、出張店舗が開かれることになったのだ。
だが、とメリンダが困ったように少し首を傾げる。
「……残念ながら、現時点で一般のクリムゾンウェスト人とリアルブルー人が完全に互いを信頼しているとは言えません」
同盟商人達は、艦内で襲われないかという漠然とした不安を抱いている。
逆にロッソに引きこもった住人達は、リゼリオ島にすら降りない程に異界を恐れている。
「皆様に本当にお願いしたいのは、このような誤解を少しでも解いて頂くことなのです」
メリンダの表情がわずかに引き締まって見えた。
解説
●依頼内容について
今回は幾つかの要素がありますが、主目的は『相互理解』です。その手段としての隊商ということになります。
・サルヴァトーレ・ロッソ内の一般住人が、クリムゾンウェストに降りてもいいかなと思うようになる
・同盟商人が、リアルブルー人が増えることを喜んで受け入れるようになる
こういったことが依頼の主目的になります。
●具体的に何をするか(※全てに関わるより、重点的にやりたいことをメインにプレイングを書いて頂くことをお勧めします)
・持ち込む商品の選別
RB人PC様なら何が喜ばれると思うか。CW人PC様ならどう考えるか。そんな感じで選んで頂ければと思います。
生鮮食品や生花等は不可。馬車(軽トラぐらいで考えてください)に乗らないサイズも不可です。
・当日の売り子
接客のお手伝いもお願いします。同盟商人に好きにさせると、ドンビキされる恐れもありますので……。
・(名目上の)護衛
これは双方に対してです。(PL情報ですが、襲われることはありません)
商人に対しては「自分達が守るから安心しろ」、RB人に対しては「何かあったらちゃんと守るから怖くない」など。
●NPCについて
・メリンダ・ドナーティ
同盟軍中尉。但し当日は私服で参加します。あくまでも休暇だそうです。
ハンター程ではありませんが、軍人としての訓練は受けていますので戦闘力はそれなり。
・レオーニ商会の番頭セオ
久しぶりすぎて担当MSも存在を忘れていました。
『通りすがりの用心棒』に登場しましたが、お読み頂かなくてもご参加には全く問題ありません。
レオーニ商会は装飾用の貴金属を扱っています。宝石の付いていない手頃なアクセサリーや小物を持ち込む予定です。
他に何か不明な点などがありましたら、質問卓をご用意いただければ、メリンダが分かる範囲でお答えします。
勝手ながら、確認は出発24時間前までとなります。何卒ご了承ください。
今回は幾つかの要素がありますが、主目的は『相互理解』です。その手段としての隊商ということになります。
・サルヴァトーレ・ロッソ内の一般住人が、クリムゾンウェストに降りてもいいかなと思うようになる
・同盟商人が、リアルブルー人が増えることを喜んで受け入れるようになる
こういったことが依頼の主目的になります。
●具体的に何をするか(※全てに関わるより、重点的にやりたいことをメインにプレイングを書いて頂くことをお勧めします)
・持ち込む商品の選別
RB人PC様なら何が喜ばれると思うか。CW人PC様ならどう考えるか。そんな感じで選んで頂ければと思います。
生鮮食品や生花等は不可。馬車(軽トラぐらいで考えてください)に乗らないサイズも不可です。
・当日の売り子
接客のお手伝いもお願いします。同盟商人に好きにさせると、ドンビキされる恐れもありますので……。
・(名目上の)護衛
これは双方に対してです。(PL情報ですが、襲われることはありません)
商人に対しては「自分達が守るから安心しろ」、RB人に対しては「何かあったらちゃんと守るから怖くない」など。
●NPCについて
・メリンダ・ドナーティ
同盟軍中尉。但し当日は私服で参加します。あくまでも休暇だそうです。
ハンター程ではありませんが、軍人としての訓練は受けていますので戦闘力はそれなり。
・レオーニ商会の番頭セオ
久しぶりすぎて担当MSも存在を忘れていました。
『通りすがりの用心棒』に登場しましたが、お読み頂かなくてもご参加には全く問題ありません。
レオーニ商会は装飾用の貴金属を扱っています。宝石の付いていない手頃なアクセサリーや小物を持ち込む予定です。
他に何か不明な点などがありましたら、質問卓をご用意いただければ、メリンダが分かる範囲でお答えします。
勝手ながら、確認は出発24時間前までとなります。何卒ご了承ください。
マスターより
初めましての方は初めまして、お久しぶりの方はお久しぶりです。樹シロカです。
今回は何やら面倒そうなイベシナになっておりますが、基本的には祭の盛り上げのお願いです。
たった一回のやりとりで完全に理解し合うことは難しいかもしれません。
ですがファーストコンタクトで好印象を残すことができれば、今後に良い影響を与えることになるでしょう。
様々な出自のハンター達が楽しそうに一緒に行動しているだけでも、何かが変わるかもしれません。
尚、セオは以前に窮地を救って貰いましたのでハンターに好意的です。
ほとんどの頼み事に協力してくれるはずです。
皆様のご参加、お待ちしております!
今回は何やら面倒そうなイベシナになっておりますが、基本的には祭の盛り上げのお願いです。
たった一回のやりとりで完全に理解し合うことは難しいかもしれません。
ですがファーストコンタクトで好印象を残すことができれば、今後に良い影響を与えることになるでしょう。
様々な出自のハンター達が楽しそうに一緒に行動しているだけでも、何かが変わるかもしれません。
尚、セオは以前に窮地を救って貰いましたのでハンターに好意的です。
ほとんどの頼み事に協力してくれるはずです。
皆様のご参加、お待ちしております!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/10/05 21:48
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/09/20 22:58:26 |
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ロッソで素敵な交流を【相談卓】 エイル・メヌエット(ka2807) 人間(クリムゾンウェスト)|23才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/09/21 07:01:08 |