ゲスト
(ka0000)
暴走狂気のピグマリオ
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,500
- 参加人数
- 現在5人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/09/23 15:00
- リプレイ完成予定
- 2015/10/02 15:00
オープニング
歪虚のピグマリオ。これまでグラズヘイム王国の王都【イルダーナ】周辺で人々を騙しては死へと誘ってきた。
フード付きの服を好んで纏い、陶器の様な肌を覆う。顔を隠すための木製の面も欠かせない。名前はどうでもよく、策略を立てる度に新しくつける。
少し優しくしてやれば簡単に信じ込む脆弱で愚かな人間共。面白いように騙されてくれた。
無垢な人間を堕落者へと誘うのは痛快で楽しい。ピグマリオに仕上げた者は下僕として扱き使えばよかった。勢力を増やしていき、いずれは王都すべてを混沌に導く。それがピグマリオの目的だった。
しかしである。
一年前まで順調だったピグマリオ化の策略がここにきて何度もハンターによって阻止されてしまった。破壊された身体を直すまでの間、数え切れないほどの呪詛を吐く。
「もういい。奴らさえ殺れれば、それでいい! いいだろ、それでよおぅ!」
ピグマリオはなりふり構わない強硬手段にでた。王都から離れた避暑地の屋敷に忍び込んで一ヶ月が経過。夏の一時を過ごしていた商人の家族や侍従達十三名を人質にして完全占拠したのである。
「お前、字読めるな。これを持って王都のハンター支部へ行け。依頼しろ」
「依頼……ですか?」
いきなりピグマリオが年老いた侍従を殴りつける。次に聞き返したらお前の娘を殺すと脅迫しながら手紙と金を持たせて屋敷から放りだした。侍従は数日掛けて王都のハンターズソサエティー支部に辿り着く。
「屋敷にハンターを派遣せよ。殺してやる……とのことです。どうか屋敷の皆様を助けてください。人質の中には侍女として働いている私の娘もいるのです。どうか、どうか――」
人間の代理を介し、さらに他人の持ち金とはいえ、ピグマリオ自身が依頼そのものを望んでいた。とっとと自分を殺しに来いと。そして返り討ちにしてやると。
「す、少しの間、お待ち下さい」
あまりに突飛な依頼に受付の支部職員は戸惑う。即座に上司のところへ向かい、事情を説明する。それから依頼引き受けまで半日の時間を要す。
最初に行われたのが王国騎士団への連絡である。相談の末、ピグマリオが望むようにハンターを屋敷へ向かわせることになった。すべては人質の命を優先するためである。
侍従の証言によって屋敷内は『ホラーハウス』と呼ばれる能力で支配されていることが判明していた。ピグマリオが施設そのものを自分の身体のように操ることができるのである。また『おもちゃの兵隊』を使えば普通の人形を兵に仕立てられるらしい。
そしてもう一つ。王国支部が危惧していたのはピグマリオが持つ『機械融合』の能力だ。屋敷には全長三・五Mの騎士鎧を纏った人形が飾られている。ピグマリオが乗り移ったのならかなり手強い。
集められたハンター一行は馬車に揺られて屋敷へと向かう。朝霧の中、騎士団が取り囲む屋敷の中へと乗り込んでいくのだった。
フード付きの服を好んで纏い、陶器の様な肌を覆う。顔を隠すための木製の面も欠かせない。名前はどうでもよく、策略を立てる度に新しくつける。
少し優しくしてやれば簡単に信じ込む脆弱で愚かな人間共。面白いように騙されてくれた。
無垢な人間を堕落者へと誘うのは痛快で楽しい。ピグマリオに仕上げた者は下僕として扱き使えばよかった。勢力を増やしていき、いずれは王都すべてを混沌に導く。それがピグマリオの目的だった。
しかしである。
一年前まで順調だったピグマリオ化の策略がここにきて何度もハンターによって阻止されてしまった。破壊された身体を直すまでの間、数え切れないほどの呪詛を吐く。
「もういい。奴らさえ殺れれば、それでいい! いいだろ、それでよおぅ!」
ピグマリオはなりふり構わない強硬手段にでた。王都から離れた避暑地の屋敷に忍び込んで一ヶ月が経過。夏の一時を過ごしていた商人の家族や侍従達十三名を人質にして完全占拠したのである。
「お前、字読めるな。これを持って王都のハンター支部へ行け。依頼しろ」
「依頼……ですか?」
いきなりピグマリオが年老いた侍従を殴りつける。次に聞き返したらお前の娘を殺すと脅迫しながら手紙と金を持たせて屋敷から放りだした。侍従は数日掛けて王都のハンターズソサエティー支部に辿り着く。
「屋敷にハンターを派遣せよ。殺してやる……とのことです。どうか屋敷の皆様を助けてください。人質の中には侍女として働いている私の娘もいるのです。どうか、どうか――」
人間の代理を介し、さらに他人の持ち金とはいえ、ピグマリオ自身が依頼そのものを望んでいた。とっとと自分を殺しに来いと。そして返り討ちにしてやると。
「す、少しの間、お待ち下さい」
あまりに突飛な依頼に受付の支部職員は戸惑う。即座に上司のところへ向かい、事情を説明する。それから依頼引き受けまで半日の時間を要す。
最初に行われたのが王国騎士団への連絡である。相談の末、ピグマリオが望むようにハンターを屋敷へ向かわせることになった。すべては人質の命を優先するためである。
侍従の証言によって屋敷内は『ホラーハウス』と呼ばれる能力で支配されていることが判明していた。ピグマリオが施設そのものを自分の身体のように操ることができるのである。また『おもちゃの兵隊』を使えば普通の人形を兵に仕立てられるらしい。
そしてもう一つ。王国支部が危惧していたのはピグマリオが持つ『機械融合』の能力だ。屋敷には全長三・五Mの騎士鎧を纏った人形が飾られている。ピグマリオが乗り移ったのならかなり手強い。
集められたハンター一行は馬車に揺られて屋敷へと向かう。朝霧の中、騎士団が取り囲む屋敷の中へと乗り込んでいくのだった。
解説
ピグマリオからの挑戦状です。屋敷内のどこかにいるピグマリオを倒して十二名の人質を救って下さい。
屋敷は二階建てです。口の形になっていて中央が庭園です。庭園部分は一辺が五十Mあります。
庭園の中央に御堂があり、そこに全長三・五Mの騎士鎧が飾られています。
人質は東側の二階中央付近に集められていましたが、現在も同じかどうかはわかりません。
※PL情報(皆さんが事前に知り得ない情報)
ピグマリオは二体です。片方はずっと身を隠しているので、依頼に来た侍従は一体だけと思い込んでいます。当然、皆さんに知らされているピグマリオの数も一体です。どちらもそっくりなフードとお面の姿なので見分けがつきません。備えている能力に違いがあり、明確な主従関係も存在します。
質問があればハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
屋敷は二階建てです。口の形になっていて中央が庭園です。庭園部分は一辺が五十Mあります。
庭園の中央に御堂があり、そこに全長三・五Mの騎士鎧が飾られています。
人質は東側の二階中央付近に集められていましたが、現在も同じかどうかはわかりません。
※PL情報(皆さんが事前に知り得ない情報)
ピグマリオは二体です。片方はずっと身を隠しているので、依頼に来た侍従は一体だけと思い込んでいます。当然、皆さんに知らされているピグマリオの数も一体です。どちらもそっくりなフードとお面の姿なので見分けがつきません。備えている能力に違いがあり、明確な主従関係も存在します。
質問があればハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
マスターより
『人形と孫』『親切な人形手配師』の続きになります。じっくりと戦いを描きたいのでEXです。
ピグマリオを倒してもらえるでしょうか。新規の参加者も大歓迎です。
ピグマリオを倒してもらえるでしょうか。新規の参加者も大歓迎です。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/09/30 20:02
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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質問卓 エルバッハ・リオン(ka2434) エルフ|12才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2015/09/23 14:13:26 |
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相談卓 エルバッハ・リオン(ka2434) エルフ|12才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2015/09/23 14:18:32 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/09/23 08:04:07 |