ゲスト
(ka0000)
人を騙る悪魔
マスター:蒼かなた

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 不明
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/09/24 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/10/03 09:00
オープニング
●卑怯な男
とある世界で人間と悪魔が争っていました。
その様子を見ていた1人の男が人間に捕まってしまいました。
男は人間にこう言います。
「私は人間です。何故なら角も翼もない見ての通りの人間なのですから」
男はその場で服を全て脱いでみせました。勿論角も翼もありません。
その言葉に納得した人間は男を解放します。
また男は争いを眺めていると、今度は悪魔に捕まってしまいました。
男は悪魔にこう言います。
「私は悪魔です。何故ならこうして簡単に人を殺せるのですから」
男はその場で捕虜になっていた他の人間を殺してみせました。そして笑顔を浮べています。
その言葉に納得した悪魔は男を解放します。
そんな言葉を繰り返して男はあっちへこっちへふらふらと。
果たして男は人間なのか、悪魔なのか。それは誰にも分からない。
1つだけ分かってるのは……。
「私はただの卑怯者です」
●人か悪魔か
それは簡単なゴブリン退治のはずだった。
ハンターオフィスで発行された正規の依頼で、大抵はその場限りではあるが仲間を募り挑んだものだった。
勿論全ての事件が思ったとおり順調に進むものではない。
例えば現場に着いたらゴブリンに追われている旅人らしき男を助けることになったり。
例えばそのゴブリンの数が報告で聞いていた数より多かったり。
だがそれでも何とかしてみせるのがハンターの腕の見せ所だ。
しかし、それでも予想だにしない事が起きてしまうのがこの世界だ。
何が起こったのか分からなかった。突然の痛みと共に全身から力が抜け地面に倒れる。
「……ぐ、ほっ」
口元から血が零れ落ちた。腹部に開いた穴は明らかに致命傷だ。
視界の先で長年共にしてきた仲間が嬲り殺しにされている。
今この場に響いているだろうその悲鳴が聞こえてこない。いよいよ耳も駄目になったらしい。
意識が薄れていく中で、視界の端にこちらを見て笑う男がいた。
「――――」
男の口が動いている。何か言っているのだろうが全く聞こえない。
視界も段々と狭まってきた。もうすぐ――。
男の意識はそこで途絶えた。最後の視界には銃を握った男の姿が見えた気がした。
●調査依頼
ハンターオフィスの一つの依頼が張り出された。
内容は先日行われたゴブリン退治へ向かったハンター達の捜索である。
帰還予定日から数日経っても帰ってこず、最後に目撃されたのはゴブリンが出没する林に程近い村である。そこから出発した後戻ってきていないとのことだ。
それ以外の情報は一切ない。故に何らかの情報を掴み、可能であれば事態の解決を図って欲しいという依頼だ。
この調査依頼を受けたハンター達もその村でその情報を再確認した後、改めて出発し森へと向かった。
だが、森の入り口に差し掛かろうとしたその時、そこにほうほうの体のマントを羽織った如何にも旅人らしい男がこちらに走ってくるのが見えた。
「よ、良かった。私は、人間の旅人です。ご、ゴブリンの集落から逃げてきたんです!」
息を切らしている旅人にハンターは水を与える。旅人はそれを受け取って一口飲んだところでまた口を開く。
「じ、実は私を逃がしてくれた、は、ハンター達がいるんです。きっと、まだゴブリンに捕まっているはず、です。私が案内しますから、か、彼らを助けてください!」
言葉を詰まらせながら喋る旅人にハンター達は顔を見合わせるが、一先ず彼に案内を頼むことに決めた。
そして旅人の案内で森を歩くこと一時間と少し、彼の言葉通りゴブリン達が住む集落を見つけた。
「ほ、ほら。わ、私の言ったとおり、でしょ? さあ、彼らはあの、一番奥の洞窟に捕われています。み、皆さんの力で助け出してください」
旅人はハンター達に振り返り、どこか引きつった笑みを浮べながらそう言った。
とある世界で人間と悪魔が争っていました。
その様子を見ていた1人の男が人間に捕まってしまいました。
男は人間にこう言います。
「私は人間です。何故なら角も翼もない見ての通りの人間なのですから」
男はその場で服を全て脱いでみせました。勿論角も翼もありません。
その言葉に納得した人間は男を解放します。
また男は争いを眺めていると、今度は悪魔に捕まってしまいました。
男は悪魔にこう言います。
「私は悪魔です。何故ならこうして簡単に人を殺せるのですから」
男はその場で捕虜になっていた他の人間を殺してみせました。そして笑顔を浮べています。
その言葉に納得した悪魔は男を解放します。
そんな言葉を繰り返して男はあっちへこっちへふらふらと。
果たして男は人間なのか、悪魔なのか。それは誰にも分からない。
1つだけ分かってるのは……。
「私はただの卑怯者です」
●人か悪魔か
それは簡単なゴブリン退治のはずだった。
ハンターオフィスで発行された正規の依頼で、大抵はその場限りではあるが仲間を募り挑んだものだった。
勿論全ての事件が思ったとおり順調に進むものではない。
例えば現場に着いたらゴブリンに追われている旅人らしき男を助けることになったり。
例えばそのゴブリンの数が報告で聞いていた数より多かったり。
だがそれでも何とかしてみせるのがハンターの腕の見せ所だ。
しかし、それでも予想だにしない事が起きてしまうのがこの世界だ。
何が起こったのか分からなかった。突然の痛みと共に全身から力が抜け地面に倒れる。
「……ぐ、ほっ」
口元から血が零れ落ちた。腹部に開いた穴は明らかに致命傷だ。
視界の先で長年共にしてきた仲間が嬲り殺しにされている。
今この場に響いているだろうその悲鳴が聞こえてこない。いよいよ耳も駄目になったらしい。
意識が薄れていく中で、視界の端にこちらを見て笑う男がいた。
「――――」
男の口が動いている。何か言っているのだろうが全く聞こえない。
視界も段々と狭まってきた。もうすぐ――。
男の意識はそこで途絶えた。最後の視界には銃を握った男の姿が見えた気がした。
●調査依頼
ハンターオフィスの一つの依頼が張り出された。
内容は先日行われたゴブリン退治へ向かったハンター達の捜索である。
帰還予定日から数日経っても帰ってこず、最後に目撃されたのはゴブリンが出没する林に程近い村である。そこから出発した後戻ってきていないとのことだ。
それ以外の情報は一切ない。故に何らかの情報を掴み、可能であれば事態の解決を図って欲しいという依頼だ。
この調査依頼を受けたハンター達もその村でその情報を再確認した後、改めて出発し森へと向かった。
だが、森の入り口に差し掛かろうとしたその時、そこにほうほうの体のマントを羽織った如何にも旅人らしい男がこちらに走ってくるのが見えた。
「よ、良かった。私は、人間の旅人です。ご、ゴブリンの集落から逃げてきたんです!」
息を切らしている旅人にハンターは水を与える。旅人はそれを受け取って一口飲んだところでまた口を開く。
「じ、実は私を逃がしてくれた、は、ハンター達がいるんです。きっと、まだゴブリンに捕まっているはず、です。私が案内しますから、か、彼らを助けてください!」
言葉を詰まらせながら喋る旅人にハンター達は顔を見合わせるが、一先ず彼に案内を頼むことに決めた。
そして旅人の案内で森を歩くこと一時間と少し、彼の言葉通りゴブリン達が住む集落を見つけた。
「ほ、ほら。わ、私の言ったとおり、でしょ? さあ、彼らはあの、一番奥の洞窟に捕われています。み、皆さんの力で助け出してください」
旅人はハンター達に振り返り、どこか引きつった笑みを浮べながらそう言った。
解説
【依頼内容】
・行方不明のハンター達の捜索
・ゴブリンの退治
【状況】
行方不明のハンター達が捕われているというゴブリンの集落へ旅人に案内されたところ。
旅人の言葉通り、その集落には見えるだけで10匹近いゴブリンの姿が確認できる。
集落にはあばら家のような建物が5~6軒あり、その中にもゴブリンがいる可能性がある。
集落の奥には切り立った崖があり、そこに高さ2mくらいの洞窟が見える。
集落の周りは奥の崖以外は木々で囲まれている。
【敵情報】
ゴブリン
何時の間にやら湧いてでてくる亜人。
1.2mほどの大きさで、余り力は強くないが道具を使う知恵はある。
この集落のゴブリンは石斧や短い槍などで武装しているが、防具は特に身につけている様子はない。
【備考】
行方不明になったハンターは覚醒者4人のパーティーだった。
旅人の話を聞く限り、行方不明になったハンター達の名前や身体的特徴は一致している。
旅人が言うには、逃げるときにゴブリンに見つかってしまいハンター達が足止めしてくれたのだという。
旅人は皆が捕われのハンター達を助けている間、安全な場で隠れていると言う。
・行方不明のハンター達の捜索
・ゴブリンの退治
【状況】
行方不明のハンター達が捕われているというゴブリンの集落へ旅人に案内されたところ。
旅人の言葉通り、その集落には見えるだけで10匹近いゴブリンの姿が確認できる。
集落にはあばら家のような建物が5~6軒あり、その中にもゴブリンがいる可能性がある。
集落の奥には切り立った崖があり、そこに高さ2mくらいの洞窟が見える。
集落の周りは奥の崖以外は木々で囲まれている。
【敵情報】
ゴブリン
何時の間にやら湧いてでてくる亜人。
1.2mほどの大きさで、余り力は強くないが道具を使う知恵はある。
この集落のゴブリンは石斧や短い槍などで武装しているが、防具は特に身につけている様子はない。
【備考】
行方不明になったハンターは覚醒者4人のパーティーだった。
旅人の話を聞く限り、行方不明になったハンター達の名前や身体的特徴は一致している。
旅人が言うには、逃げるときにゴブリンに見つかってしまいハンター達が足止めしてくれたのだという。
旅人は皆が捕われのハンター達を助けている間、安全な場で隠れていると言う。
マスターより
皆さんこんにちわ。蒼かなたです。
不可解な行方不明の調査依頼。そこに現れた不審な旅人。
しかし彼の言う通り確かにそこにはゴブリン達の集落が。
一筋縄では行きそうにないこの事態をハンター達はどう切り抜けるのか。
よろしければ依頼へのご参加をお待ちしております。
不可解な行方不明の調査依頼。そこに現れた不審な旅人。
しかし彼の言う通り確かにそこにはゴブリン達の集落が。
一筋縄では行きそうにないこの事態をハンター達はどう切り抜けるのか。
よろしければ依頼へのご参加をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/09/27 07:05
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/09/23 13:08:31 |
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ハンター捜索とゴブリン退治 無限 馨(ka0544) 人間(リアルブルー)|22才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/09/24 04:44:09 |