ゲスト
(ka0000)
触ると危険なキノコ、性別が逆転する!
マスター:星群彩佳

- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 8日
- プレイング締切
- 2015/10/02 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/10/11 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
メイドのフェイト・アルテミス(kz0134)は、主人であるルサリィ・ウィクトーリア(kz0133)の仕事部屋の扉を勢いよく開け放った。
「お嬢様! ルサリィお嬢様、大変でございます!」
普段は落ち着き払っているフェイトが慌てている姿は珍しく、万年筆を片手に書類と睨めっこをしていたルサリィはギョッとする。
「どっどうしたのよ? そんなに慌てて」
「ウィクトーリア家が所有する山で、問題が起こりまして……」
息を激しく切らしながらも、フェイトはルサリィと机越しに向かい合い、説明をはじめる。
ウィクトーリア家では、自然の山を複数所有していた。
その中でいくつかの山は秋の味覚を豊富に収穫することができる為に、人の手を加えず、あえて自然のままにしているのだ。
そして管理している山の近くには、ウィクトーリア家のような資産家達が援助をしている魔術師を育てる学校がある。将来、一般市民の生活を支える為の魔術師を育成する施設には、まだ未成年の子供達が寮で暮らしながら生活を送っていた。
ところが、だ。生徒達――しかもルサリィと同じ歳ほどの子供達が、ウィクトーリア家の私有地と知っていながらもこっそりと山に入り込んで魔法の練習をしていたらしい。
今までそのことが発覚しなかったのは、外部に魔法の影響が出なかったからだ。
ところがウィクトーリア家の使用人達が秋の味覚の状態を見に行った時、山で起きている異変に気付いてしまった。
「今回、視察対象物となったのはキノコです。ウィクトーリア家が所有する山では、美味しいキノコが大量に生えていますから。三人の男性使用人が見に行ったところ……」
キノコは例年にないほど、大量に生えていたのだ。
これは良い事だと、使用人達は喜んでキノコを採ろうとしたのだが……。
「触った途端、二名ほど突然性別が変わってしまったそうです」
「……はい?」
思わずルサリィは我が耳を疑ってしまう。
「実際にお会いしてみれば、分かると思います」
複雑な表情を浮かべるフェイトが入ってきた扉に視線を向けると、三人の使用人が入ってきた。三人とも見覚えのある使用人だが、そのうちの二人は何だか違和感がある。
「えぇっと、ウチの使用人の……」
「カルとジョセフ、ケインです。しかし男の体なのはジョセフのみでして、その……カルとケインは女の体になってしまいました」
確かにルサリィの眼に映る『男』は、ジョセフのみ。カルとケインは顔に男だった頃の面影が残っているものの、その体は女性になっていた。
「ちょっ……学校には?」
「もちろん、伝えてあります。どうやら生徒達は相手に変身の術をかける練習をしていたそうですが、随分と長い間同じ場所で練習を繰り返していたせいで、術の影響をキノコが受けてしまったようです。なので触れると性別が変わってしまう効果が出てしまった――というのが教師達の意見です」
「術を解く方法は?」
「術自体は弱いものなので、一日も持たないそうです」
「それは良かった……と言うべきかしら?」
しかし問題は残っている。ルサリィは深いため息を吐きながら、ソファ椅子に座り直した。
「で、残りのキノコはどうするべきなの?」
「そこが問題でして……。キノコにかけられた術は下手に解くと、解除の術の力によって土地自体が弱くなってしまう可能性があるそうです。今後、キノコが生えなくなるかもしれないと言われました。それにどうやら術にかかっていない無事なキノコもあるようですし、いっそのこと性別逆転するのを覚悟で全部採ってしまった方が良いのではないかと……」
「言ってくれるわねぇ。そんな仕事やってくれるのって、ハンターぐらいじゃないの?」
「まあ性別が逆転する覚悟を持って仕事をなさる人は、ハンターの方達ぐらいでしょう」
放置したままでは術がかかっているキノコはどんどん繁殖してしまい、いつかは他の山にも生えてしまうかもしれない。そうなれば、世の中がとんでもないことになるのは簡単に予想ができる。
そして結果的に、ウィクトーリア家の名が悪く広まってしまうだろう。
不本意な家名の広まり方を望まないルサリィは、重いため息を吐くしかない。
「……しょうがないわね。生き証人として三人と共に、ハンターに依頼しに行きましょう」
「はい。では準備をしますね」
メイドのフェイト・アルテミス(kz0134)は、主人であるルサリィ・ウィクトーリア(kz0133)の仕事部屋の扉を勢いよく開け放った。
「お嬢様! ルサリィお嬢様、大変でございます!」
普段は落ち着き払っているフェイトが慌てている姿は珍しく、万年筆を片手に書類と睨めっこをしていたルサリィはギョッとする。
「どっどうしたのよ? そんなに慌てて」
「ウィクトーリア家が所有する山で、問題が起こりまして……」
息を激しく切らしながらも、フェイトはルサリィと机越しに向かい合い、説明をはじめる。
ウィクトーリア家では、自然の山を複数所有していた。
その中でいくつかの山は秋の味覚を豊富に収穫することができる為に、人の手を加えず、あえて自然のままにしているのだ。
そして管理している山の近くには、ウィクトーリア家のような資産家達が援助をしている魔術師を育てる学校がある。将来、一般市民の生活を支える為の魔術師を育成する施設には、まだ未成年の子供達が寮で暮らしながら生活を送っていた。
ところが、だ。生徒達――しかもルサリィと同じ歳ほどの子供達が、ウィクトーリア家の私有地と知っていながらもこっそりと山に入り込んで魔法の練習をしていたらしい。
今までそのことが発覚しなかったのは、外部に魔法の影響が出なかったからだ。
ところがウィクトーリア家の使用人達が秋の味覚の状態を見に行った時、山で起きている異変に気付いてしまった。
「今回、視察対象物となったのはキノコです。ウィクトーリア家が所有する山では、美味しいキノコが大量に生えていますから。三人の男性使用人が見に行ったところ……」
キノコは例年にないほど、大量に生えていたのだ。
これは良い事だと、使用人達は喜んでキノコを採ろうとしたのだが……。
「触った途端、二名ほど突然性別が変わってしまったそうです」
「……はい?」
思わずルサリィは我が耳を疑ってしまう。
「実際にお会いしてみれば、分かると思います」
複雑な表情を浮かべるフェイトが入ってきた扉に視線を向けると、三人の使用人が入ってきた。三人とも見覚えのある使用人だが、そのうちの二人は何だか違和感がある。
「えぇっと、ウチの使用人の……」
「カルとジョセフ、ケインです。しかし男の体なのはジョセフのみでして、その……カルとケインは女の体になってしまいました」
確かにルサリィの眼に映る『男』は、ジョセフのみ。カルとケインは顔に男だった頃の面影が残っているものの、その体は女性になっていた。
「ちょっ……学校には?」
「もちろん、伝えてあります。どうやら生徒達は相手に変身の術をかける練習をしていたそうですが、随分と長い間同じ場所で練習を繰り返していたせいで、術の影響をキノコが受けてしまったようです。なので触れると性別が変わってしまう効果が出てしまった――というのが教師達の意見です」
「術を解く方法は?」
「術自体は弱いものなので、一日も持たないそうです」
「それは良かった……と言うべきかしら?」
しかし問題は残っている。ルサリィは深いため息を吐きながら、ソファ椅子に座り直した。
「で、残りのキノコはどうするべきなの?」
「そこが問題でして……。キノコにかけられた術は下手に解くと、解除の術の力によって土地自体が弱くなってしまう可能性があるそうです。今後、キノコが生えなくなるかもしれないと言われました。それにどうやら術にかかっていない無事なキノコもあるようですし、いっそのこと性別逆転するのを覚悟で全部採ってしまった方が良いのではないかと……」
「言ってくれるわねぇ。そんな仕事やってくれるのって、ハンターぐらいじゃないの?」
「まあ性別が逆転する覚悟を持って仕事をなさる人は、ハンターの方達ぐらいでしょう」
放置したままでは術がかかっているキノコはどんどん繁殖してしまい、いつかは他の山にも生えてしまうかもしれない。そうなれば、世の中がとんでもないことになるのは簡単に予想ができる。
そして結果的に、ウィクトーリア家の名が悪く広まってしまうだろう。
不本意な家名の広まり方を望まないルサリィは、重いため息を吐くしかない。
「……しょうがないわね。生き証人として三人と共に、ハンターに依頼しに行きましょう」
「はい。では準備をしますね」
解説
<目的>
山に生えているキノコを全て収穫してください。
キノコが生えている範囲はそれほど広くありませんが、数はかなり多いです。
○キノコについて
食べられるキノコは、手で触れても何ともありません。
しかし『性別が逆転する』効果を持つキノコは、触った途端に人の体温に反応して自爆をしまして(手に持った人がケガをすることはありません)、その瞬間から性別が逆転します。ちなみにキノコは欠片も残りません。
残念ながら、効果が有り・無しのキノコの見分け方はありません。当たるか外れるかは、運次第になります。
性別が逆転してしまった人は、丸一日はそのままになります。
○キノコ収穫後
収穫後は食べられるキノコで、パーティーをします。会場となるのはウィクトーリア家でして、お泊りも可ですので、もし性別が逆転してもその姿を他に見られることはありません。
キノコ料理をお手伝いするのも良いですし、性別が逆転した姿でしばしの間、おもしろ楽しく過ごすのも良いでしょう。
前半はキノコ狩り、後半では性別逆転後のストーリーとお考えください。
山に生えているキノコを全て収穫してください。
キノコが生えている範囲はそれほど広くありませんが、数はかなり多いです。
○キノコについて
食べられるキノコは、手で触れても何ともありません。
しかし『性別が逆転する』効果を持つキノコは、触った途端に人の体温に反応して自爆をしまして(手に持った人がケガをすることはありません)、その瞬間から性別が逆転します。ちなみにキノコは欠片も残りません。
残念ながら、効果が有り・無しのキノコの見分け方はありません。当たるか外れるかは、運次第になります。
性別が逆転してしまった人は、丸一日はそのままになります。
○キノコ収穫後
収穫後は食べられるキノコで、パーティーをします。会場となるのはウィクトーリア家でして、お泊りも可ですので、もし性別が逆転してもその姿を他に見られることはありません。
キノコ料理をお手伝いするのも良いですし、性別が逆転した姿でしばしの間、おもしろ楽しく過ごすのも良いでしょう。
前半はキノコ狩り、後半では性別逆転後のストーリーとお考えください。
マスターより
秋の山の味覚といったら、やっぱりキノコですよね! 今回は触ると危険なキノコもありますが★
まあ性別が変わったら変わったで、楽しんでください♪
みなさんのリアクションを楽しみにしています。
まあ性別が変わったら変わったで、楽しんでください♪
みなさんのリアクションを楽しみにしています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/10/10 10:38