ゲスト
(ka0000)
街角メルヘン~占い小路夜話
マスター:深夜真世

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 4~7人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- プレイング締切
- 2015/10/06 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/10/15 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●大工のおじいさん宅で
ここは同盟領の都市ヴァリオスの、住宅街の外れ。
とある大工のおじいさん宅の庭先でのことです。
「おじいさん、お茶にしましょう」
パルムハウスの簡素化及び量産化に没頭しているおじいさんに、ポットを運ぶおばあさんが声を掛けます。
「初華さんも、どうぞ」
おや。
ハンターでPクレープ店員の南那初華(kz0135)も今日はここにいるようです。
「ん。初華、一休みしよう」
「うんっ」
声を掛け合う二人。午後のお茶会です。
「パルムハウス、売り物にできそうですか?」
迎えて紅茶を淹れるおばあさんが聞きます。
「うむ。塗装は気に入らんかったのでしばらく放っておいたが、初華のおかげでやる気になった」
「木目の良さとか木の温もりとかは失われちゃうけど、それはパルムにとっては逆に珍しくないのかも。それに、節の残った二級品が使えて安価になるもんね」
老夫婦の会話を聞いて、にっこり笑顔の初華。
「家具ならそんなことはできんが、おもちゃと割り切ればの」
前回パルムハウスをハンター仲間と試作したときの最後のアイデアは、パルムに受けが良かったものの職人としてはやや気が進まなかったようです。で、そんな気分だからそのままだったのですが、初華が仲間の真意を説明したことで誤解も解けたようです。
「それはともかく、また初華さんの作った『お好み焼き』を食べてみたいわ」
「そうじゃの。お前さんがここに遊びに来るようになってから珍しいことばかり」
老夫婦に褒められて照れてしまう初華。どうやらこちらの世界で手に入る材料で「お好み焼き」を焼いてあげたことがあるようです。かん水を加えた麺もしくは塩を加えて手打ちした麺がないので関西風のようですが。
「うん。今度また材料持ってくるね」
「それより初華さん、お願いがあるんだけど」
「ほへ?」
どうやらおばあさん、知り合いの占い師の困りごとを相談したようです。
内容は、「占い師の集まる『占い小路』で、占い師たちの夜食を作ってほしい」ということらしいです。
「いいんだけど……」
あれ。
初華、言い淀みましたよ?
というのも、初華の立場は第一にハンターです。Pクレープ屋台の店員もしていますが、それはあくまで副業扱いでハンター仕事がないとき、ということ。Pクレープ店員もソサエティーからはあまり推奨されてないので、ここでまた頼まれごとを引き受ける訳にはいかないのです。
「そう。占い小路で強盗殺人事件があって、ハンターさんにも警備を頼むらしいんだけどいつもより夜食がいるだろうからって……」
「そんなの、お前さんがハンターとしてその警備仕事受ければいいだけじゃろ?」
「ほへ?」
初華、間抜けな声を出します。おじいさんの言ったことが理解できないようですね。
「おじいさん……」
おばあさんは理解しました。期待を込めて初華を見ます。
で、ようやく初華も気付きました。
「あ、そっか。……うんっ、依頼受けて頑張ってくるね!」
というわけで、夜になると各種占い師多数がテーブルを出して一定の距離を置いて並ぶ薄暗くて入り組んだ石畳の裏路地「占い小路」を警備してくれる人、求ム。
●大工のおじいさん宅で
ここは同盟領の都市ヴァリオスの、住宅街の外れ。
とある大工のおじいさん宅の庭先でのことです。
「おじいさん、お茶にしましょう」
パルムハウスの簡素化及び量産化に没頭しているおじいさんに、ポットを運ぶおばあさんが声を掛けます。
「初華さんも、どうぞ」
おや。
ハンターでPクレープ店員の南那初華(kz0135)も今日はここにいるようです。
「ん。初華、一休みしよう」
「うんっ」
声を掛け合う二人。午後のお茶会です。
「パルムハウス、売り物にできそうですか?」
迎えて紅茶を淹れるおばあさんが聞きます。
「うむ。塗装は気に入らんかったのでしばらく放っておいたが、初華のおかげでやる気になった」
「木目の良さとか木の温もりとかは失われちゃうけど、それはパルムにとっては逆に珍しくないのかも。それに、節の残った二級品が使えて安価になるもんね」
老夫婦の会話を聞いて、にっこり笑顔の初華。
「家具ならそんなことはできんが、おもちゃと割り切ればの」
前回パルムハウスをハンター仲間と試作したときの最後のアイデアは、パルムに受けが良かったものの職人としてはやや気が進まなかったようです。で、そんな気分だからそのままだったのですが、初華が仲間の真意を説明したことで誤解も解けたようです。
「それはともかく、また初華さんの作った『お好み焼き』を食べてみたいわ」
「そうじゃの。お前さんがここに遊びに来るようになってから珍しいことばかり」
老夫婦に褒められて照れてしまう初華。どうやらこちらの世界で手に入る材料で「お好み焼き」を焼いてあげたことがあるようです。かん水を加えた麺もしくは塩を加えて手打ちした麺がないので関西風のようですが。
「うん。今度また材料持ってくるね」
「それより初華さん、お願いがあるんだけど」
「ほへ?」
どうやらおばあさん、知り合いの占い師の困りごとを相談したようです。
内容は、「占い師の集まる『占い小路』で、占い師たちの夜食を作ってほしい」ということらしいです。
「いいんだけど……」
あれ。
初華、言い淀みましたよ?
というのも、初華の立場は第一にハンターです。Pクレープ屋台の店員もしていますが、それはあくまで副業扱いでハンター仕事がないとき、ということ。Pクレープ店員もソサエティーからはあまり推奨されてないので、ここでまた頼まれごとを引き受ける訳にはいかないのです。
「そう。占い小路で強盗殺人事件があって、ハンターさんにも警備を頼むらしいんだけどいつもより夜食がいるだろうからって……」
「そんなの、お前さんがハンターとしてその警備仕事受ければいいだけじゃろ?」
「ほへ?」
初華、間抜けな声を出します。おじいさんの言ったことが理解できないようですね。
「おじいさん……」
おばあさんは理解しました。期待を込めて初華を見ます。
で、ようやく初華も気付きました。
「あ、そっか。……うんっ、依頼受けて頑張ってくるね!」
というわけで、夜になると各種占い師多数がテーブルを出して一定の距離を置いて並ぶ薄暗くて入り組んだ石畳の裏路地「占い小路」を警備してくれる人、求ム。
解説
ヴァリオスの街の片隅にひっそりとある横道、「占い小路」でそれとなく警備をしてください。
占い小路は、石畳の狭い路地。大通りから建物の隙間(といっても人ひとりが普通に通れます)から入ると、普通に5スクエア幅の石畳の道に出て視界が開けます。この不思議な感じが占い師たちを呼び寄せたようです。周りは建物の壁に囲まれています。
日中は地域の人がいたり、子どもたちが遊んでいたり。寂しい場所で、基本的に太陽のような街の輝きのあおりを受けた日陰者たちばかりです。彼らは不幸ではありません。
夜になると占い師が互いを邪魔しないように、一定の間隔を置いて通りに卓を立てます。
内容は、水晶玉にタロットに、パルムを使った占いも。多種多様です。
妖しい雰囲気をまとうため、あまり人は近寄りません。占いに頼るしかない切羽詰まった人が来るので、その素顔を見るのはマナー違反、もしくはトラブルに巻き込まれるなどと考えられているから。
逆に、微妙なバランスで治安は保てています。
参加者は、占いの卓を立てて定点警備をしてもいいし、客を装い移動警備をしても良いです。初華は、通りにある占い師たちの休憩所(建物内)で関西風お好み焼きを焼いてますので、ここで休憩したり一緒に夜食を作ってあげてもいいです。ほかに酒場や飲食店はありません。
強盗殺人は通行人を狙ったもの。官憲が徹底的に捜査したにもかかわらず犯人の行方はようとしてしれず、多くの占い師は「それはそうだろう」、「すでに呪われている」などと妖しく言い放つのみ(実際に真犯人は奪った金のトラブルで死亡済み・ぁ)。
今回の依頼は、官憲の小路警備を嫌った占い師たちが「今後は自分たちで用心する」という姿勢を見せるため。大きな事件は起きないので、事件が起きないよう、雰囲気を壊さない警備をしてください。
あっさり失敗判定の可能性も。
占い小路は、石畳の狭い路地。大通りから建物の隙間(といっても人ひとりが普通に通れます)から入ると、普通に5スクエア幅の石畳の道に出て視界が開けます。この不思議な感じが占い師たちを呼び寄せたようです。周りは建物の壁に囲まれています。
日中は地域の人がいたり、子どもたちが遊んでいたり。寂しい場所で、基本的に太陽のような街の輝きのあおりを受けた日陰者たちばかりです。彼らは不幸ではありません。
夜になると占い師が互いを邪魔しないように、一定の間隔を置いて通りに卓を立てます。
内容は、水晶玉にタロットに、パルムを使った占いも。多種多様です。
妖しい雰囲気をまとうため、あまり人は近寄りません。占いに頼るしかない切羽詰まった人が来るので、その素顔を見るのはマナー違反、もしくはトラブルに巻き込まれるなどと考えられているから。
逆に、微妙なバランスで治安は保てています。
参加者は、占いの卓を立てて定点警備をしてもいいし、客を装い移動警備をしても良いです。初華は、通りにある占い師たちの休憩所(建物内)で関西風お好み焼きを焼いてますので、ここで休憩したり一緒に夜食を作ってあげてもいいです。ほかに酒場や飲食店はありません。
強盗殺人は通行人を狙ったもの。官憲が徹底的に捜査したにもかかわらず犯人の行方はようとしてしれず、多くの占い師は「それはそうだろう」、「すでに呪われている」などと妖しく言い放つのみ(実際に真犯人は奪った金のトラブルで死亡済み・ぁ)。
今回の依頼は、官憲の小路警備を嫌った占い師たちが「今後は自分たちで用心する」という姿勢を見せるため。大きな事件は起きないので、事件が起きないよう、雰囲気を壊さない警備をしてください。
あっさり失敗判定の可能性も。
マスターより
まだ寝ないならこんばんは、深夜真世です。
ですます調でお送りしております「街角メルヘン」の3回目。街ネタということで、こんな通りをご紹介します。
ぜひ、ちょっと妖しい雰囲気を楽しんでください。当日は満月にあと数日という月夜で、叢雲に見え隠れしているでしょう。そんな晩だから、星はさやかではありません。
通りは占い卓の燭台や、建物に掛かるランタンがぽつんぽつんと並んで薄暗いです。
客として占ってもらってもいいし(所持金微減)、占い師として一般客を占ってもいい(所持金微増)です。
では、雰囲気ある夜をお楽しみください。
相談期間少なくてごめんなさい。
ですます調でお送りしております「街角メルヘン」の3回目。街ネタということで、こんな通りをご紹介します。
ぜひ、ちょっと妖しい雰囲気を楽しんでください。当日は満月にあと数日という月夜で、叢雲に見え隠れしているでしょう。そんな晩だから、星はさやかではありません。
通りは占い卓の燭台や、建物に掛かるランタンがぽつんぽつんと並んで薄暗いです。
客として占ってもらってもいいし(所持金微減)、占い師として一般客を占ってもいい(所持金微増)です。
では、雰囲気ある夜をお楽しみください。
相談期間少なくてごめんなさい。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/10/15 02:43
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/10/06 20:51:18 |
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雑談卓 エメラルド・シルフィユ(ka4678) 人間(クリムゾンウェスト)|22才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/10/06 22:04:57 |