ゲスト
(ka0000)
恐怖の毒針 ~廃墟の集落~
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/10/09 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/10/18 07:30
オープニング
グラズヘイム王国・古都【アークエルス】東方の森には、かつてナガケと呼ばれる集落が存在した。
集落の主な産業は豚、牛、馬を育てる畜産だった。しかし幻獣の獅子鷹『メニュヨール』によって崩壊してしまう。家畜の仔攫いが激増したからだ。
ナガケ集落は解散の憂き目に遭い、青年ガローア・ラグアは父親のマガンタと共に放浪の身となる。
父が亡くなってからも根無し草な生き方を続けてきたガローアだが覚悟を決めた。ハンターの力を借りてメニュヨール退治に成功する。
その後、ガローアは古都でドワーフの青年『ベッタ』と出会う。意気投合した二人は集落復興に動きだす。
まずはベッタの故郷周辺に棲息している幻獣をハンターに捕まえてもらった。
幻の青と呼ばれていた幻獣の肉質はとても素晴らしい。リアルブルーの高級和牛霜降り肉を彷彿とさせる。そこで幻の青の名を改めて『シモフリ』と呼称することとなった。
シモフリ六頭を放牧場の柵内に放つとオークの樹木に登って棲みついてくれる。
当初樹木の上から滅多に下りないと考えられていたが、危険がなければ地表で暮らすことがわかった。また好物は木の実に間違いないが、玉蜀黍の粒にも旺盛な食欲をみせる。
シモフリ六頭の他に乳牛一頭と鶏の雌鳥六羽も飼うことにした。これで毎日新鮮な牛乳と鶏卵が手に入るようになる。
木の実不足に備えて玉蜀黍畑を開墾しようとガローアとベッタが相談していた矢先、修理したばかりの柵が壊される事件が発生した。
犯人は紅の兎のような幻獣二体。二人は紅い兎と名付けて捕まえようとしたが失敗してしまう。頭がよいようで罠を仕掛けても引っかからなかった。
日中のナガケ集落。
「参ったね……」
ガローアは玄翁片手に広い放牧場を眺めながらため息をつく。
紅い兎による柵の破壊は収束していた。紅い兎が何処かに姿を消してしまったからだ。
しかし未だシモフリ六頭は怖がっている。地表へ下りるのは真夜中に水を飲むときだけに留まっていた。
「手、止まっとるで」
「ああ、すまない」
ベッタにいわれてガローアは柵の修理を再開する。
三日間で終わらせて、次は荒れ地を開墾して畑を作らなければならない。春からシモフリ飼育用の玉蜀黍を育てるためだ。木の実だけが不足したときの事前の策である。
翌日、柵修理の続きをしようと小屋の外へでた。しばらくしてガローアはベッタに頭を抑えられる。無理矢理に茂みの中へ押し込められた。
「なにする……」
「静かにするんや。蜂や。ばかでかい蜂を見かけたんや」
二人してそっと茂みの中から頭をだす。ベッタの言うとおり蜂が放牧場上空を飛んでいた。
(でかい。なんだあれ!)
蜂というにはあまりに巨大で全長二十センチメートルはある。ガローアが蜂の動きを目で追う。
(そこはシモフリが棲んでいるオークの木)
幸いなことに蜂はシモフリに気づかずに通り過ぎる。シモフリのナマケモノな習性が功を奏したようだ。
それからガローアとベッタはこっそりと蜂を追いかける。そしてナガケ集落から五キロメートル先の森の中で蜂の巣を発見した。
蜂の巣は樹木の一部を取り込んでいる。歪ながら直径六メートルはある巨大なものだ。
「幻獣やろか?」
「どうだろう? 雑魔かも知れない」
どちらにしろ脅威には違いなかった。蜂の巣の位置を覚えた二人は急いでナガケ集落へと戻る。
一般的な蜂ならばともかく二人で退治するには相手が悪すぎた。
翌日、ガローアが古都へと買い物へと出かける際にハンターズソサエティー支部に立ち寄る。
「あの、巨大蜂を倒してほしいんです。普通じゃないんですよ」
知り得たすべてを支部職員に説明。巨大蜂退治を依頼したガローアであった。
集落の主な産業は豚、牛、馬を育てる畜産だった。しかし幻獣の獅子鷹『メニュヨール』によって崩壊してしまう。家畜の仔攫いが激増したからだ。
ナガケ集落は解散の憂き目に遭い、青年ガローア・ラグアは父親のマガンタと共に放浪の身となる。
父が亡くなってからも根無し草な生き方を続けてきたガローアだが覚悟を決めた。ハンターの力を借りてメニュヨール退治に成功する。
その後、ガローアは古都でドワーフの青年『ベッタ』と出会う。意気投合した二人は集落復興に動きだす。
まずはベッタの故郷周辺に棲息している幻獣をハンターに捕まえてもらった。
幻の青と呼ばれていた幻獣の肉質はとても素晴らしい。リアルブルーの高級和牛霜降り肉を彷彿とさせる。そこで幻の青の名を改めて『シモフリ』と呼称することとなった。
シモフリ六頭を放牧場の柵内に放つとオークの樹木に登って棲みついてくれる。
当初樹木の上から滅多に下りないと考えられていたが、危険がなければ地表で暮らすことがわかった。また好物は木の実に間違いないが、玉蜀黍の粒にも旺盛な食欲をみせる。
シモフリ六頭の他に乳牛一頭と鶏の雌鳥六羽も飼うことにした。これで毎日新鮮な牛乳と鶏卵が手に入るようになる。
木の実不足に備えて玉蜀黍畑を開墾しようとガローアとベッタが相談していた矢先、修理したばかりの柵が壊される事件が発生した。
犯人は紅の兎のような幻獣二体。二人は紅い兎と名付けて捕まえようとしたが失敗してしまう。頭がよいようで罠を仕掛けても引っかからなかった。
日中のナガケ集落。
「参ったね……」
ガローアは玄翁片手に広い放牧場を眺めながらため息をつく。
紅い兎による柵の破壊は収束していた。紅い兎が何処かに姿を消してしまったからだ。
しかし未だシモフリ六頭は怖がっている。地表へ下りるのは真夜中に水を飲むときだけに留まっていた。
「手、止まっとるで」
「ああ、すまない」
ベッタにいわれてガローアは柵の修理を再開する。
三日間で終わらせて、次は荒れ地を開墾して畑を作らなければならない。春からシモフリ飼育用の玉蜀黍を育てるためだ。木の実だけが不足したときの事前の策である。
翌日、柵修理の続きをしようと小屋の外へでた。しばらくしてガローアはベッタに頭を抑えられる。無理矢理に茂みの中へ押し込められた。
「なにする……」
「静かにするんや。蜂や。ばかでかい蜂を見かけたんや」
二人してそっと茂みの中から頭をだす。ベッタの言うとおり蜂が放牧場上空を飛んでいた。
(でかい。なんだあれ!)
蜂というにはあまりに巨大で全長二十センチメートルはある。ガローアが蜂の動きを目で追う。
(そこはシモフリが棲んでいるオークの木)
幸いなことに蜂はシモフリに気づかずに通り過ぎる。シモフリのナマケモノな習性が功を奏したようだ。
それからガローアとベッタはこっそりと蜂を追いかける。そしてナガケ集落から五キロメートル先の森の中で蜂の巣を発見した。
蜂の巣は樹木の一部を取り込んでいる。歪ながら直径六メートルはある巨大なものだ。
「幻獣やろか?」
「どうだろう? 雑魔かも知れない」
どちらにしろ脅威には違いなかった。蜂の巣の位置を覚えた二人は急いでナガケ集落へと戻る。
一般的な蜂ならばともかく二人で退治するには相手が悪すぎた。
翌日、ガローアが古都へと買い物へと出かける際にハンターズソサエティー支部に立ち寄る。
「あの、巨大蜂を倒してほしいんです。普通じゃないんですよ」
知り得たすべてを支部職員に説明。巨大蜂退治を依頼したガローアであった。
解説
集落から五キロメートルほど離れた土地にある蜂の巣を処理してください。蜂退治も含まれます。
ガローアが道案内します。戦闘には参加しません。ベッタは集落でお留守番です。
蜂の巣は歪ながら直径六メートル前後。蜂の大きさは二十センチ前後。もっと大きな個体もいます。
※PL情報(みなさんが事前に知り得ない情報です)
OP内では幻獣か雑魔はわかっていませんが『雑魔』です。リプレイ内では一匹倒して消えるかどうかで判断させるつもりです。
雑魔蜂側の攻撃手段はいくつかあります。耳をつんざく高周波による行動不能効果。更に五本上限の毒針です。(ハンター達は支部から解毒薬をもらっていますが、一人当たり二回分だけです)体当たりもかなり効きます。数は百匹前後です。
常識的な必要経費はガローア持ちです。滞在中の寝泊まりや食事は提供されます。
ガローアが道案内します。戦闘には参加しません。ベッタは集落でお留守番です。
蜂の巣は歪ながら直径六メートル前後。蜂の大きさは二十センチ前後。もっと大きな個体もいます。
※PL情報(みなさんが事前に知り得ない情報です)
OP内では幻獣か雑魔はわかっていませんが『雑魔』です。リプレイ内では一匹倒して消えるかどうかで判断させるつもりです。
雑魔蜂側の攻撃手段はいくつかあります。耳をつんざく高周波による行動不能効果。更に五本上限の毒針です。(ハンター達は支部から解毒薬をもらっていますが、一人当たり二回分だけです)体当たりもかなり効きます。数は百匹前後です。
常識的な必要経費はガローア持ちです。滞在中の寝泊まりや食事は提供されます。
マスターより
『廃墟の集落にて』から始まる連作シナリオですが、初参加PCも大歓迎です。前回シナリオが流れてしまったのでその内容を含んだ形でのOPになっています。
どうかよろしくお願いしますね。
どうかよろしくお願いしますね。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/10/14 22:25
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 リューリ・ハルマ(ka0502) エルフ|20才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2015/10/09 00:59:02 |
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質問卓 リューリ・ハルマ(ka0502) エルフ|20才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2015/10/08 18:37:25 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/10/07 20:38:00 |