ゲスト
(ka0000)
影からの襲撃者
マスター:四方鴉

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- プレイング締切
- 2014/07/28 19:00
- リプレイ完成予定
- 2014/08/06 19:00
オープニング
●夜闇に生じる恐怖
日が落ち、月明かりが照らす町外れ。
数名の男女が遠出から各々の家に戻るべく、人気の無い道を急いでいた。
「いやー、今日はちょっと長引いたな。仕事の息抜きにしては遊びすぎたよ」
「マイクったら、いくら夕方の方が釣れるからって長居しすぎよ、まったくもー」
日々の雑踏から逃れ、自然の中で釣りと食事を楽しんできたのだろう。結果、楽しみすぎて日が落ち、夜闇の中を進むハメになってしまったがそれも一つの思い出か。
ようやく、家々から零れる光りが大きくなり、戻ってきたんだとそれぞれが認識した時異変は生じた。
「うがっ……」
「ジョン? どうしたの……ヒィッ!?」
突如倒れた仲間、そしてその傍に立つのは影の人間。
全身を黒き一色で塗り固め、のっぺりとした輪郭が徐々にその姿を変えていく。
ようやくその形の変化が終われば、何処かで見たことがあるような、そんな違和感を覚える成人男性の容貌に。
一歩、また一歩。
驚愕する人々に近づく影は、歩を進めるごとに黒き身体に彩りを付け、彼らが感じた違和感の正体を示すべく変容を続けていく。
肌の色を、服の色を、そして手にした物品は先ほど倒れたジョンのもの。
そう、この影は時間をかけ、漆黒の闇から人間の、他者の姿を真似て襲い掛かる雑魔だったのだ。
「な、なんでジョンの姿になってるんだよ、こいつは!?」
「ちょっと、まだ居るわよ……私たちの姿になってる、いや、いやぁぁああ!」
「くっそ、誰か手を貸せ、ジョンを連れて逃げるぞ!」
いつの間にか出現した複数の人影。
その全てがこの男女、それぞれの姿を模して不気味な笑いを浮かべていたのだ、皆がパニックになるのも無理は無い。
ただ、幸運なのは荒事、雑魔関係の出来事を何度も経験していた者が居たことだろう。彼は倒れた青年、ジョンに駆け寄り救助、仲間と共に抱えつつ雑魔の脇を通り抜けるように離脱。
無理に追撃する性質は無かったのだろう、逃げる際に何人かが怪我をするも死者を出す事はなく彼らは町への逃走に成功。
翌日、雑魔出現の報を受けた町の有力者は危険と判断、治安維持の点からも雑魔駆逐をハンターに依頼する運びとなっていた。
●偽りの自分は
「はいはーい、今回はちょーっと面白い雑魔退治の依頼ですよーっと」
集ったハンターを前に、受付嬢が妙にハイテンションで説明を開始する。
今回舞い込んだ依頼は町外れに出没、夕刻から夜間にかけて人々を襲う雑魔退治となっていた。
「えーと、場所は町外れ、夜闇にまぎれてどこからか出てきますね。昼間は無理です、出てきませんよー
それと、相手の特徴ですけど最初はただの影人間、ちょーっと時間があったら、ななな、なんとぉ!
姿形を狙ってる人と似た形に変化させちゃうんですよね、これが。まあ、完全にソックリ、は無理みたいで全体的に黒っぽい、影の入ったダークカラーで再現されますね」
出現時はただの影、それが相対する相手の姿に変化し、色彩まで似通った色となる。
夕刻~夜間という時間も相まって、光源や判別手段を用意していなければパッと見で見分けるのは困難、咄嗟の対処が出来ない可能性もある。
また、相手は姿形だけでなくそれぞれが持つ得物までもを模倣、攻撃手段も真似て襲い繰ることが確認されていた。
「同じ姿、同じ武器……うーん、これは自分自身との戦いってやつですね!
燃えるシチュエーションだとは思いませんか? いえ、そうに決まってますよ、だって同じ姿なんですから! 色々とこう、思う事とかやってみたい事とかあるでしょう?
例えば、自分の弱い心の具現化だー、とか。忘れたい過去の記憶を、とか言って乗り越える自分に酔ってみたりとか……普通の戦いでは決して味わえない充足感、そう、それは自分と戦う事だ! とかやっちゃったり。
あとは、そうですね。仲間と戦う相手を交換して連係プレイとかもいいかと思うんですよっ!
絡み合って他の仲間の所に割り込んで……コイツは俺のことを真似て、全て知った風な態度だがそうでない事を教えてやれ! とか言って、相手を交換してバッサリ倒しちゃうんですよ!
姿形や武器を真似ても、戦ってきた経験は真似れない、とか言って〆るとカッコいいと思いませんか? いえ、思いますよねっ!」
「いいから落ち着け、脱線してるぞ」
身振り手振りを交え、相手の能力やどういう風に戦うといいとか熱弁する受付嬢。
興奮しきった彼女を落ち着かせようとハンターが冷めた目で言い放つも、あんまり効果はないようだ。
「まあ、相手の戦闘力はそこまで高く無いって事はわかってますんで! 取り囲まれつつも逃げれた程度ですし、真似る方に力を全力で割いてるんだと思いますよ。
あんまり無茶なことさえしなければ大丈夫、皆さんなら上手く出来ますって。それじゃ、いってらっしゃい」
そこまで伝え、相手の能力を取りまとめた資料を彼女は手渡し説明を終了。
姿形を変化させ、相手を脅かす雑魔退治へとハンターを送り出すのであった……
日が落ち、月明かりが照らす町外れ。
数名の男女が遠出から各々の家に戻るべく、人気の無い道を急いでいた。
「いやー、今日はちょっと長引いたな。仕事の息抜きにしては遊びすぎたよ」
「マイクったら、いくら夕方の方が釣れるからって長居しすぎよ、まったくもー」
日々の雑踏から逃れ、自然の中で釣りと食事を楽しんできたのだろう。結果、楽しみすぎて日が落ち、夜闇の中を進むハメになってしまったがそれも一つの思い出か。
ようやく、家々から零れる光りが大きくなり、戻ってきたんだとそれぞれが認識した時異変は生じた。
「うがっ……」
「ジョン? どうしたの……ヒィッ!?」
突如倒れた仲間、そしてその傍に立つのは影の人間。
全身を黒き一色で塗り固め、のっぺりとした輪郭が徐々にその姿を変えていく。
ようやくその形の変化が終われば、何処かで見たことがあるような、そんな違和感を覚える成人男性の容貌に。
一歩、また一歩。
驚愕する人々に近づく影は、歩を進めるごとに黒き身体に彩りを付け、彼らが感じた違和感の正体を示すべく変容を続けていく。
肌の色を、服の色を、そして手にした物品は先ほど倒れたジョンのもの。
そう、この影は時間をかけ、漆黒の闇から人間の、他者の姿を真似て襲い掛かる雑魔だったのだ。
「な、なんでジョンの姿になってるんだよ、こいつは!?」
「ちょっと、まだ居るわよ……私たちの姿になってる、いや、いやぁぁああ!」
「くっそ、誰か手を貸せ、ジョンを連れて逃げるぞ!」
いつの間にか出現した複数の人影。
その全てがこの男女、それぞれの姿を模して不気味な笑いを浮かべていたのだ、皆がパニックになるのも無理は無い。
ただ、幸運なのは荒事、雑魔関係の出来事を何度も経験していた者が居たことだろう。彼は倒れた青年、ジョンに駆け寄り救助、仲間と共に抱えつつ雑魔の脇を通り抜けるように離脱。
無理に追撃する性質は無かったのだろう、逃げる際に何人かが怪我をするも死者を出す事はなく彼らは町への逃走に成功。
翌日、雑魔出現の報を受けた町の有力者は危険と判断、治安維持の点からも雑魔駆逐をハンターに依頼する運びとなっていた。
●偽りの自分は
「はいはーい、今回はちょーっと面白い雑魔退治の依頼ですよーっと」
集ったハンターを前に、受付嬢が妙にハイテンションで説明を開始する。
今回舞い込んだ依頼は町外れに出没、夕刻から夜間にかけて人々を襲う雑魔退治となっていた。
「えーと、場所は町外れ、夜闇にまぎれてどこからか出てきますね。昼間は無理です、出てきませんよー
それと、相手の特徴ですけど最初はただの影人間、ちょーっと時間があったら、ななな、なんとぉ!
姿形を狙ってる人と似た形に変化させちゃうんですよね、これが。まあ、完全にソックリ、は無理みたいで全体的に黒っぽい、影の入ったダークカラーで再現されますね」
出現時はただの影、それが相対する相手の姿に変化し、色彩まで似通った色となる。
夕刻~夜間という時間も相まって、光源や判別手段を用意していなければパッと見で見分けるのは困難、咄嗟の対処が出来ない可能性もある。
また、相手は姿形だけでなくそれぞれが持つ得物までもを模倣、攻撃手段も真似て襲い繰ることが確認されていた。
「同じ姿、同じ武器……うーん、これは自分自身との戦いってやつですね!
燃えるシチュエーションだとは思いませんか? いえ、そうに決まってますよ、だって同じ姿なんですから! 色々とこう、思う事とかやってみたい事とかあるでしょう?
例えば、自分の弱い心の具現化だー、とか。忘れたい過去の記憶を、とか言って乗り越える自分に酔ってみたりとか……普通の戦いでは決して味わえない充足感、そう、それは自分と戦う事だ! とかやっちゃったり。
あとは、そうですね。仲間と戦う相手を交換して連係プレイとかもいいかと思うんですよっ!
絡み合って他の仲間の所に割り込んで……コイツは俺のことを真似て、全て知った風な態度だがそうでない事を教えてやれ! とか言って、相手を交換してバッサリ倒しちゃうんですよ!
姿形や武器を真似ても、戦ってきた経験は真似れない、とか言って〆るとカッコいいと思いませんか? いえ、思いますよねっ!」
「いいから落ち着け、脱線してるぞ」
身振り手振りを交え、相手の能力やどういう風に戦うといいとか熱弁する受付嬢。
興奮しきった彼女を落ち着かせようとハンターが冷めた目で言い放つも、あんまり効果はないようだ。
「まあ、相手の戦闘力はそこまで高く無いって事はわかってますんで! 取り囲まれつつも逃げれた程度ですし、真似る方に力を全力で割いてるんだと思いますよ。
あんまり無茶なことさえしなければ大丈夫、皆さんなら上手く出来ますって。それじゃ、いってらっしゃい」
そこまで伝え、相手の能力を取りまとめた資料を彼女は手渡し説明を終了。
姿形を変化させ、相手を脅かす雑魔退治へとハンターを送り出すのであった……
解説
成功条件
雑魔:模倣者・影人 の全滅
敵情報
模倣者・影人×8
相対した相手の姿形、色彩、武装の形状までもを真似る雑魔
基礎戦闘力はやや低く、真似る事に能力の多くを割いている
真似た相手の色彩に比べ明度の低い姿なので判別は可能
ただし、夜間戦闘である為工夫がなければ誤認の恐れもある
近距離への直接攻撃、影を射出する遠距離攻撃を保持
遠距離攻撃も射出する影の形状を変更し見た目を真似するが性能は変わらない
近接攻撃は1~2、射撃は1~20スクエア
基本は真似た相手と1対1の戦いを行う様に立ち回る
ハンターが自身と別の相手に化けた雑魔を狙った場合、該当ハンターに化けた雑魔は別のハンターと戦闘を行う
また、同数ならば3対3といった複数同士の戦いも行う
例)
AにはA´が基本的に戦おうとする
AがB´と戦闘した場合、A´はBと戦おうと動く
ABCの3人チームに対し、A´B´C´がチームで戦う
ファーストアクション
容貌模倣
対象を一人選択し、その相手の姿、装備、所持品を真似る
一度対象を選択すれば、その対象は戦闘中変更することはできない
また、回数を経るごとに色彩が真似る相手に近づいていく
サブアクション・メインアクション
影真似
自身が真似ている相手が使用したスキルがあれば、その動作を模倣する
達成値に補正が加わるスキルだった場合、効果は低いがその補正を受ける
戦場
人気の無い町外れ
遮蔽物は周囲にチラホラと立っている樹木、放置されたままの岩程度
出現するのは夕刻~夜間にかけてなので、明度は低く視界不良
標的は夜闇に紛れ何処からともなく出現する
※注意※
このシナリオはシチュエーション重視のシナリオです
自分達の姿を模倣する相手、それに対しどういったアクションを仕掛けるか、が重要になっています
心情や仲間との連携、黒歴史なセリフや行動など色々と出来るかと思います
その部分が少ない方は、描写が少なくなる恐れが在りますのでご理解の上、ご参加下さい
※注意※
雑魔:模倣者・影人 の全滅
敵情報
模倣者・影人×8
相対した相手の姿形、色彩、武装の形状までもを真似る雑魔
基礎戦闘力はやや低く、真似る事に能力の多くを割いている
真似た相手の色彩に比べ明度の低い姿なので判別は可能
ただし、夜間戦闘である為工夫がなければ誤認の恐れもある
近距離への直接攻撃、影を射出する遠距離攻撃を保持
遠距離攻撃も射出する影の形状を変更し見た目を真似するが性能は変わらない
近接攻撃は1~2、射撃は1~20スクエア
基本は真似た相手と1対1の戦いを行う様に立ち回る
ハンターが自身と別の相手に化けた雑魔を狙った場合、該当ハンターに化けた雑魔は別のハンターと戦闘を行う
また、同数ならば3対3といった複数同士の戦いも行う
例)
AにはA´が基本的に戦おうとする
AがB´と戦闘した場合、A´はBと戦おうと動く
ABCの3人チームに対し、A´B´C´がチームで戦う
ファーストアクション
容貌模倣
対象を一人選択し、その相手の姿、装備、所持品を真似る
一度対象を選択すれば、その対象は戦闘中変更することはできない
また、回数を経るごとに色彩が真似る相手に近づいていく
サブアクション・メインアクション
影真似
自身が真似ている相手が使用したスキルがあれば、その動作を模倣する
達成値に補正が加わるスキルだった場合、効果は低いがその補正を受ける
戦場
人気の無い町外れ
遮蔽物は周囲にチラホラと立っている樹木、放置されたままの岩程度
出現するのは夕刻~夜間にかけてなので、明度は低く視界不良
標的は夜闇に紛れ何処からともなく出現する
※注意※
このシナリオはシチュエーション重視のシナリオです
自分達の姿を模倣する相手、それに対しどういったアクションを仕掛けるか、が重要になっています
心情や仲間との連携、黒歴史なセリフや行動など色々と出来るかと思います
その部分が少ない方は、描写が少なくなる恐れが在りますのでご理解の上、ご参加下さい
※注意※
マスターより
こんにちは、四方 鴉です。
今回の敵は、皆様の姿を借りて戦いを挑んでくる雑魔が相手となっております。
戦闘力はやや低いでしょうが、あまりに無茶なことをすればかなりの痛手を受ける可能性もありえますのでご注意下さい。
また、受付嬢が言っているようにシチュエーション重視のシナリオでもあります。
自分との戦い、とするも良し。仲間を信じ、互いの敵を交換してみるも良し、チームで当たって戦うも良し。
色々とやってみると楽しいかと思います、突き抜けちゃった方が面白いんじゃないかな!
では、今回も宜しくお願いします。
今回の敵は、皆様の姿を借りて戦いを挑んでくる雑魔が相手となっております。
戦闘力はやや低いでしょうが、あまりに無茶なことをすればかなりの痛手を受ける可能性もありえますのでご注意下さい。
また、受付嬢が言っているようにシチュエーション重視のシナリオでもあります。
自分との戦い、とするも良し。仲間を信じ、互いの敵を交換してみるも良し、チームで当たって戦うも良し。
色々とやってみると楽しいかと思います、突き抜けちゃった方が面白いんじゃないかな!
では、今回も宜しくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/08/05 10:53
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
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相談所 鳴神 真吾(ka2626) 人間(リアルブルー)|22才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2014/07/26 23:58:41 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/07/24 11:58:32 |