ゲスト
(ka0000)
霧の島に何を見る
マスター:植田誠

このシナリオは3日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 4~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/10/09 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/10/21 19:00
オープニング
●
「暇だ……」
南部国境要塞、師団長の執務室。その椅子に腰かけ呟いたのは兵長のオットー・アルトリンゲンだ。
師団長たるロルフ・シュトライトはサラ・グリューネマン兵長と共に北方の戦闘へ参加するべく遠征している。その間、オットーは師団長の代理としてグライシュタットの防衛と要塞の管理を任された……つまり、今回は留守番というわけだ。
本来であればサラではなく自分が着いていきたいところではあったが、フリッツとの戦闘に参加できなかったことにサラが不満を持っていたのでバランスを取る意味でもオットーが残らざるをえなかった。
いつもだったらウェルナー・ブラウヒッチがこの手の仕事はやってくれるものだが、そのウェルナーは遠く海の上。すぐには帰ってこないだろう。
「そういや、ちっとは成果が上がってんのかねぇ……」
そんなことを呟きながら、オットーは苦手とするデスクワークを再開した。
●
「それでは、こういう感じでいくとしよう」
その海上では、ウェルナーが丁度指針を定めたところだった。
海賊たちが根城にしていた浸食洞。元々あった海賊船を移動させた一団は、そこに船を潜り込ませ滞在していた。その間も島周辺の調査は行っていたが、上陸しての調査はまだだった。この辺りは慎重に事を動かしたいウェルナーの意向が強く働いた結果である。だが、補給物資を積んできた輸送船が到着したことに合わせていい加減動くべきだと判断した。
方針としては少数精鋭での隠密行動。グリフォン達がいるのは到着時にも周辺調査を行っている際にも確認できている。それを刺激しないように島がどういう状態になっているかをまずは確認しようという事だ。
「この調査ではハンターに団員をつけて行動してもらう。グリフォンが使えないとなると、うちの団員は戦力的に不安があるしな」
グリフォンがいるところにグリフォンを連れていくと目立ってしまい攻撃を受ける可能性がある。それは避けたい。こうして、調査準備は速やかに進められ、ハンターとそれに同行する師団員が切り立った崖を登り島へと上陸していった。
「さて、それじゃこちらも作業を行おう」
浸食洞に残ったウェルナーは続いて指示を出す。ここには海賊たちが使っていた小屋があった。これをもう少し改修してしっかりとした滞在用拠点を作ろうという考えだ。
「……そういえば、なぜ兵長は調査に同行しないんですか?」
「あぁ。少し気になることがあるものでな……」
気になることとは、ここにいた海賊たち言っていたことだ。
彼らは歪虚から逃げていたという。覚醒者が5人も含まれていたにも関わらず逃げねばならない歪虚だ。
(水面から砲撃してきた……といっていたな。しかしどれだけ攻撃しても怯んだ様子がないと……)
逃げ切れたということは、その動きは大して早くないのだろうが、警戒するに越したことはないだろう。
「そういえば、輸送船……つけられたりしてはいないよな?」
「え? それは……少なくとも見える範囲には何もいなかったと思いますが、霧は晴れませんし断言は……」
不意に嫌な予感がしたウェルナーはそんな質問を輸送船に乗ってきた部下に投げかけた。その予感が的中していたことをこの後すぐに知らされることになる。
「暇だ……」
南部国境要塞、師団長の執務室。その椅子に腰かけ呟いたのは兵長のオットー・アルトリンゲンだ。
師団長たるロルフ・シュトライトはサラ・グリューネマン兵長と共に北方の戦闘へ参加するべく遠征している。その間、オットーは師団長の代理としてグライシュタットの防衛と要塞の管理を任された……つまり、今回は留守番というわけだ。
本来であればサラではなく自分が着いていきたいところではあったが、フリッツとの戦闘に参加できなかったことにサラが不満を持っていたのでバランスを取る意味でもオットーが残らざるをえなかった。
いつもだったらウェルナー・ブラウヒッチがこの手の仕事はやってくれるものだが、そのウェルナーは遠く海の上。すぐには帰ってこないだろう。
「そういや、ちっとは成果が上がってんのかねぇ……」
そんなことを呟きながら、オットーは苦手とするデスクワークを再開した。
●
「それでは、こういう感じでいくとしよう」
その海上では、ウェルナーが丁度指針を定めたところだった。
海賊たちが根城にしていた浸食洞。元々あった海賊船を移動させた一団は、そこに船を潜り込ませ滞在していた。その間も島周辺の調査は行っていたが、上陸しての調査はまだだった。この辺りは慎重に事を動かしたいウェルナーの意向が強く働いた結果である。だが、補給物資を積んできた輸送船が到着したことに合わせていい加減動くべきだと判断した。
方針としては少数精鋭での隠密行動。グリフォン達がいるのは到着時にも周辺調査を行っている際にも確認できている。それを刺激しないように島がどういう状態になっているかをまずは確認しようという事だ。
「この調査ではハンターに団員をつけて行動してもらう。グリフォンが使えないとなると、うちの団員は戦力的に不安があるしな」
グリフォンがいるところにグリフォンを連れていくと目立ってしまい攻撃を受ける可能性がある。それは避けたい。こうして、調査準備は速やかに進められ、ハンターとそれに同行する師団員が切り立った崖を登り島へと上陸していった。
「さて、それじゃこちらも作業を行おう」
浸食洞に残ったウェルナーは続いて指示を出す。ここには海賊たちが使っていた小屋があった。これをもう少し改修してしっかりとした滞在用拠点を作ろうという考えだ。
「……そういえば、なぜ兵長は調査に同行しないんですか?」
「あぁ。少し気になることがあるものでな……」
気になることとは、ここにいた海賊たち言っていたことだ。
彼らは歪虚から逃げていたという。覚醒者が5人も含まれていたにも関わらず逃げねばならない歪虚だ。
(水面から砲撃してきた……といっていたな。しかしどれだけ攻撃しても怯んだ様子がないと……)
逃げ切れたということは、その動きは大して早くないのだろうが、警戒するに越したことはないだろう。
「そういえば、輸送船……つけられたりしてはいないよな?」
「え? それは……少なくとも見える範囲には何もいなかったと思いますが、霧は晴れませんし断言は……」
不意に嫌な予感がしたウェルナーはそんな質問を輸送船に乗ってきた部下に投げかけた。その予感が的中していたことをこの後すぐに知らされることになる。
解説
●目的
A:敵の殲滅
B:島に関する調査
●状況
PCたちは帝国軍第5師団に雇われたハンターとなる。
現在PCたちはA、B2班に分かれて行動を取っている。B班は岩壁を登りきり島に上陸した状態。
A班は前依頼において海賊船が停泊していた浸食洞にて調査拠点の設営を手伝っている際(時系列的にはB班が調査を開始して少しの時間が経過した段階)襲撃を受ける。
●目的Aに関する情報
戦場は浸食洞内部。海水が入り込んでいる。そこまで深くは無い。
大型船が入り込んでおり、奥の方にいくと既に存在していた小屋を補強中の人員などがいる。
味方としてウェルナー・ブラウヒッチ兵長を始め数人の覚醒者がいるが、一般兵を守ることを優先するため基本的にはPCだけで相手することになる。
敵は亀型歪虚3体。
前依頼で海賊が攻撃を受けた歪虚と同一。闘狩人2、疾影士2、猟撃士1の覚醒者を含む30人程度の海賊が手も足も出なかった。
背中にキャノン砲のようなものを積んでおり、それを使用した攻撃が可能と思われる。
戦況が著しく不利になった場合照明弾を打ち上げ上陸しているメンバーを呼び戻すことになる。
●目的Bに関する情報
戦場は島内部。一面がゴツゴツした岩だらけの島で、高低差が結構きつい。その分隠れられるような場所も多い。
島ではグリフォンが多数みられる。野生のグリフォンは一般的に気性が荒く好戦的なものが多いとされる。グリフォンの殲滅が目的ではないため戦闘は可能な限り避けること。
味方として第5師団兵(覚醒者)がPC1人に対して1人同行する。
●備考
この依頼ではPCたちにA、Bどちらかの班を選択してもらう。人数配分は任意。ただし0にはならないようにすること。
どちらに所属するかプレイングに記載すること。
A:敵の殲滅
B:島に関する調査
●状況
PCたちは帝国軍第5師団に雇われたハンターとなる。
現在PCたちはA、B2班に分かれて行動を取っている。B班は岩壁を登りきり島に上陸した状態。
A班は前依頼において海賊船が停泊していた浸食洞にて調査拠点の設営を手伝っている際(時系列的にはB班が調査を開始して少しの時間が経過した段階)襲撃を受ける。
●目的Aに関する情報
戦場は浸食洞内部。海水が入り込んでいる。そこまで深くは無い。
大型船が入り込んでおり、奥の方にいくと既に存在していた小屋を補強中の人員などがいる。
味方としてウェルナー・ブラウヒッチ兵長を始め数人の覚醒者がいるが、一般兵を守ることを優先するため基本的にはPCだけで相手することになる。
敵は亀型歪虚3体。
前依頼で海賊が攻撃を受けた歪虚と同一。闘狩人2、疾影士2、猟撃士1の覚醒者を含む30人程度の海賊が手も足も出なかった。
背中にキャノン砲のようなものを積んでおり、それを使用した攻撃が可能と思われる。
戦況が著しく不利になった場合照明弾を打ち上げ上陸しているメンバーを呼び戻すことになる。
●目的Bに関する情報
戦場は島内部。一面がゴツゴツした岩だらけの島で、高低差が結構きつい。その分隠れられるような場所も多い。
島ではグリフォンが多数みられる。野生のグリフォンは一般的に気性が荒く好戦的なものが多いとされる。グリフォンの殲滅が目的ではないため戦闘は可能な限り避けること。
味方として第5師団兵(覚醒者)がPC1人に対して1人同行する。
●備考
この依頼ではPCたちにA、Bどちらかの班を選択してもらう。人数配分は任意。ただし0にはならないようにすること。
どちらに所属するかプレイングに記載すること。
マスターより
お世話になっております、植田です。
ちょっと予定より遅くなってしまいましたがグリフォン島に絡む3つ目の依頼です。
「霧の島で海賊退治」「霧の先に浮かぶ何か」から続く話ですが、読まなくても問題ないと思います。
今回は調査と戦闘の2つを同時に行う必要があります。人数配分には留意したほうがいいかと。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
ちょっと予定より遅くなってしまいましたがグリフォン島に絡む3つ目の依頼です。
「霧の島で海賊退治」「霧の先に浮かぶ何か」から続く話ですが、読まなくても問題ないと思います。
今回は調査と戦闘の2つを同時に行う必要があります。人数配分には留意したほうがいいかと。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/10/21 11:42
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼相談スレ レオーネ・インヴェトーレ(ka1441) 人間(クリムゾンウェスト)|15才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2015/10/09 03:08:19 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/10/07 10:20:43 |