ゲスト
(ka0000)
独身ハンターと奇妙な依頼人
マスター:奈華里

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2015/10/22 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/10/31 09:00
オープニング
「まだ見つからんか?」
ハンターオフィスの窓口を訪れたバンデラの表情は些か硬い。
何故なら以前請け負った依頼での親玉ともいえる歪虚の所在が未だ掴めていないからだ。自分が請け負った依頼には責任もある。とり逃したままでは次の仕事にも身が入らないし、出来ればきちんと片付けてから次に進みたい。中堅どころとなった今もその信条は変わらない。であるから他の依頼には目もくれず、その歪虚に関する情報のみを探し求める。
「死体を操る歪虚……いわば、ネクロマンサーですよね?」
馴染みの受付窓口が書類と睨めっこしつつ言葉する。
「そのようだな。しかも一度に数体を操る事が可能のようだ…私はこの目で見た」
きっかけは八百屋での奇妙な話から始まる。畑に死者である友人の姿を見たと言う証言のもと、翌日目撃した畑を確認すればその姿はなく、作物だけが踏み荒らされ一部作物が無くなっていたのだ。同様の事件はその村では数度起こる。目撃された人物については定かでないものが多かったが、それでも調査の末行きついたのは土葬の風習がある事からそれが実際の死体であり、埋葬された筈の墓石付近の土の様子からもゾンビ化したものだと推測された。
そして、張り込みの後ゾンビの所在は明らかになり、討伐へと潜伏している森へと向かったのであるが、そこで待っていたのは十数体の村人のゾンビとその後方にある怪しい人影――。
手にした杖状のものを掲げてはゾンビ達を操っていたようだが、その能力値は未だ不明である。ただ、人型をとっていた事から考えて、ある程度の知能と能力は持ち合わせていると考えられる。でなければ夜を見計らってソンビを操ったりはしないだろう。
始めはゾンビと化した村人達が土葬された墓地の教会の神父が挙動不審であったことからその死霊使いかと考えられていたが、話を聞くとそうではなくただ単に土から蘇る村人達に(情けない話ではあるが)怯え、それでいて依頼を出せば悪い噂が広がるのを恐れ見て見ぬ振りをしてしまっていたのだという。
「たっ助けてくれ!」
とそこでハンターオフィスの空気が一変した。
息も絶え絶えに飛び込んで来た男――髪は金髪で細身体型。
身体のあちこちにあけられたピアスが彼にチャラい印象を与える。
「どうしましたか?」
そんな彼を宥めながら手空きの窓口が事情を聞きに回る。
「ぁ…」
その時その若者とバンデラの視線が交差し、小さく漏れた声にバンデラは眉を顰める。
(どういう事だ?)
飛び込んで来た若者は明らかに彼を知っているようだったが、目が合うと同時に気まずそうに視線を逸らしたのだ。何処かで会っているのかと考えてみてもこれといった覚えがない。
一方若者はバンデラから視線を逸らすと、窓口に案内されながら気まずそうに椅子に座り事情を話し始める。
「全く何なんでしょうね~」
馴染みの窓口はそう言ったが、バンデラの耳にその言葉は届いていなかった。
そして翌日――。
「何、あの若者がか?」
「そうらしいです…変な歪虚に追われていると。しかもそいつは死霊使いだと言ってまして」
「ふむ…」
歪虚に追われているというのは些か信じがたい。けれど、そういう事がないとは言い切れない。
「して、何らかの思い当たる理由は?」
「それが心当たりがないと。一応、彼もハンターらしく疾影士で登録されており、今の所逃げ切っているようですがこのままは流石に彼にとってはきついとの事なので」
歪虚を相手にするのがハンターである筈だが、実力が伴わないのであれば仕方がない。理由はどうあれ、助けを求めているのであれば手を貸さない訳もいかない。
(相手があの死霊使いならばほっておく事もできんしな)
バンデラはそう思い、依頼を引き受ける事であの若者と対峙する。
だが、若者の方はといえば…。
やはりどこかバンデラを避けるように一礼し、落ち着かない様子を見せているのだった。
ハンターオフィスの窓口を訪れたバンデラの表情は些か硬い。
何故なら以前請け負った依頼での親玉ともいえる歪虚の所在が未だ掴めていないからだ。自分が請け負った依頼には責任もある。とり逃したままでは次の仕事にも身が入らないし、出来ればきちんと片付けてから次に進みたい。中堅どころとなった今もその信条は変わらない。であるから他の依頼には目もくれず、その歪虚に関する情報のみを探し求める。
「死体を操る歪虚……いわば、ネクロマンサーですよね?」
馴染みの受付窓口が書類と睨めっこしつつ言葉する。
「そのようだな。しかも一度に数体を操る事が可能のようだ…私はこの目で見た」
きっかけは八百屋での奇妙な話から始まる。畑に死者である友人の姿を見たと言う証言のもと、翌日目撃した畑を確認すればその姿はなく、作物だけが踏み荒らされ一部作物が無くなっていたのだ。同様の事件はその村では数度起こる。目撃された人物については定かでないものが多かったが、それでも調査の末行きついたのは土葬の風習がある事からそれが実際の死体であり、埋葬された筈の墓石付近の土の様子からもゾンビ化したものだと推測された。
そして、張り込みの後ゾンビの所在は明らかになり、討伐へと潜伏している森へと向かったのであるが、そこで待っていたのは十数体の村人のゾンビとその後方にある怪しい人影――。
手にした杖状のものを掲げてはゾンビ達を操っていたようだが、その能力値は未だ不明である。ただ、人型をとっていた事から考えて、ある程度の知能と能力は持ち合わせていると考えられる。でなければ夜を見計らってソンビを操ったりはしないだろう。
始めはゾンビと化した村人達が土葬された墓地の教会の神父が挙動不審であったことからその死霊使いかと考えられていたが、話を聞くとそうではなくただ単に土から蘇る村人達に(情けない話ではあるが)怯え、それでいて依頼を出せば悪い噂が広がるのを恐れ見て見ぬ振りをしてしまっていたのだという。
「たっ助けてくれ!」
とそこでハンターオフィスの空気が一変した。
息も絶え絶えに飛び込んで来た男――髪は金髪で細身体型。
身体のあちこちにあけられたピアスが彼にチャラい印象を与える。
「どうしましたか?」
そんな彼を宥めながら手空きの窓口が事情を聞きに回る。
「ぁ…」
その時その若者とバンデラの視線が交差し、小さく漏れた声にバンデラは眉を顰める。
(どういう事だ?)
飛び込んで来た若者は明らかに彼を知っているようだったが、目が合うと同時に気まずそうに視線を逸らしたのだ。何処かで会っているのかと考えてみてもこれといった覚えがない。
一方若者はバンデラから視線を逸らすと、窓口に案内されながら気まずそうに椅子に座り事情を話し始める。
「全く何なんでしょうね~」
馴染みの窓口はそう言ったが、バンデラの耳にその言葉は届いていなかった。
そして翌日――。
「何、あの若者がか?」
「そうらしいです…変な歪虚に追われていると。しかもそいつは死霊使いだと言ってまして」
「ふむ…」
歪虚に追われているというのは些か信じがたい。けれど、そういう事がないとは言い切れない。
「して、何らかの思い当たる理由は?」
「それが心当たりがないと。一応、彼もハンターらしく疾影士で登録されており、今の所逃げ切っているようですがこのままは流石に彼にとってはきついとの事なので」
歪虚を相手にするのがハンターである筈だが、実力が伴わないのであれば仕方がない。理由はどうあれ、助けを求めているのであれば手を貸さない訳もいかない。
(相手があの死霊使いならばほっておく事もできんしな)
バンデラはそう思い、依頼を引き受ける事であの若者と対峙する。
だが、若者の方はといえば…。
やはりどこかバンデラを避けるように一礼し、落ち着かない様子を見せているのだった。
解説
内容
依頼人を追いかけているという人型歪虚を討伐する事
理由は判りませんが、
依頼人のハンターは死霊使いの歪虚に追われているとの事です
バンデラと共に依頼人を守りつつ、その歪虚を倒して下さい
なおバンデラの行動については
プレイングにて指示を頂けましたら協力致しますので
ご希望有りましたら提示くださいますようよろしくお願いします
●敵情報
夜になると現れるらしい人型の歪虚
フード付きローブを纏ったような姿で手にはロッドらしきものが握られている
所在は不明であるが、依頼人の行く所に現れる事が本人の証言より確認されている
容姿からバンデラが追っている歪虚によく似ており、同一とみて間違いない
●大成功へのポイント
まずはとにもかくにも敵を誘き出す事が肝心です
それに加えて、敵が死霊使いであるとすると戦闘にも少し工夫が必要でしょう
余裕がある方は依頼人が「なぜ狙われているか?」を考え推理してみましょう
こちらのOPのみでも簡単な予測は可能です
より深く考えるにはお手数ですが「独身ハンター、調査する」を一読下さい
なお、こちらのシナリオは連作ショートとなっております
●バンデラについて
中堅どころ、三十九歳 人とドワーフの混血ハンター
種族としては人間なので、身長は180を超えている
体格は筋骨隆々で、クラスは霊闘士 どちらかと言えば真面目な堅物
最近ペットのハムスター・チュースケを飼い始めた
依頼人を追いかけているという人型歪虚を討伐する事
理由は判りませんが、
依頼人のハンターは死霊使いの歪虚に追われているとの事です
バンデラと共に依頼人を守りつつ、その歪虚を倒して下さい
なおバンデラの行動については
プレイングにて指示を頂けましたら協力致しますので
ご希望有りましたら提示くださいますようよろしくお願いします
●敵情報
夜になると現れるらしい人型の歪虚
フード付きローブを纏ったような姿で手にはロッドらしきものが握られている
所在は不明であるが、依頼人の行く所に現れる事が本人の証言より確認されている
容姿からバンデラが追っている歪虚によく似ており、同一とみて間違いない
●大成功へのポイント
まずはとにもかくにも敵を誘き出す事が肝心です
それに加えて、敵が死霊使いであるとすると戦闘にも少し工夫が必要でしょう
余裕がある方は依頼人が「なぜ狙われているか?」を考え推理してみましょう
こちらのOPのみでも簡単な予測は可能です
より深く考えるにはお手数ですが「独身ハンター、調査する」を一読下さい
なお、こちらのシナリオは連作ショートとなっております
●バンデラについて
中堅どころ、三十九歳 人とドワーフの混血ハンター
種族としては人間なので、身長は180を超えている
体格は筋骨隆々で、クラスは霊闘士 どちらかと言えば真面目な堅物
最近ペットのハムスター・チュースケを飼い始めた
マスターより
忘れられているカモ…と思いつつ、遅くなりました奈華里です。
けじめというものはやはりつけたいですよねっ、それは彼も同じ事
謎な事が多いですが、ともかく今回は戦闘です!
連作ショートの形態を取ってはいますが、こちらだけでも大丈夫です
興味がありましたら、ご参加お待ちしています
けじめというものはやはりつけたいですよねっ、それは彼も同じ事
謎な事が多いですが、ともかく今回は戦闘です!
連作ショートの形態を取ってはいますが、こちらだけでも大丈夫です
興味がありましたら、ご参加お待ちしています
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/10/30 01:28
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/10/21 03:44:01 |
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依頼人を吊し上げ隊(違) 万歳丸(ka5665) 鬼|17才|男性|格闘士(マスターアームズ) |
最終発言 2015/10/22 07:27:27 |