ゲスト
(ka0000)
【闇光】少年、無聊慰めに贈り物
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/10/26 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/11/04 09:00
オープニング
●仮装
「トリック・オア・トリート! お菓子くれないといたずらするぞっ!」
プエル(kz0127)がエクエスを脅した。
エクエスは彼の格好の方が気になったが「はいはい」と言いながら、バスケットから焼きたての南瓜入りマフィンを渡した。
「……」
プエルは受け取った南瓜入りマフィンを口に放り込み、咀嚼後「違う」と訴える。
「そういうお祭りがあるらしいんだ! 僕も参加したい、じゃなかった……何か面白いことできるかもしれないじゃないか!」
その祭りについてプエルは説明し、レチタティーヴォみたいに悲劇の演出ができるかもしれないと力説する。
「だから仮装しているんですね?」
プエルの格好は「南瓜王子」と思わず呼びたくなる格好だった。白いブラウスにカボチャ色のスカーフにカボチャ色のボレロジャケット、カボチャのように膨れた膝までのズボンに白いタイツ。帽子はカボチャにツバが付いた形で、靴の先にもカボチャがついている。手には棒の先に顔が彫られた南瓜がつけられている。
「大変可愛らし……」
口を滑らせたエクエスをプエルは睨み付け、ハリセンで叩いた。
「うっ、痛くはないですね……いえ、あ、お似合いですよ、可愛らし……ぐふっ」
言い直したくせに同じことを言ったためプエルが膝を叩きこむ。エクエスは蹴られたところを抑え、前かがみで耐えた。
(女には見えないが……かっこいいとは程遠いだろうがっ!)
エクエスは必死に痛みに耐えつつ無言で文句を言う。
「あと、ジャック・オ・ランタンを用意したぞ」
プエルはエクエスを気にせず箪笥を開ける。そこから南瓜が5個転がり出た。それはプエルがステッキを振るとふわりと浮かぶ。
「マントも付けたんだ、かっこいいだろう」
胸を張るプエルに、エクエスはうなずいておいた。下手に可愛いと言えば、またどこを蹴られるか分からない。
「そういえば、こういった情報を得たと受け取りましたが」
「うん?」
手渡された手紙を読み始めたプエルの表情はみるみる曇った。
「あ、う、うう……レチタティーヴォ様がお怪我されたって、僕、どうしよう! 人間殺してマテリアル奪えばいいのかな、それともおそばに行って看病すればいいの? 無聊を慰めるために、こう何か仕掛け作れば……? そんな時間ないし。あ、でも、レチタティーヴォ様はお強いもの、だから、僕行かなくてもいいのかな。行っても何もできないし、あ、あう……どうしよう、どうしよう」
右往左往するプエルからエクエスは手紙を掠め取り読む。
「それは……」
行かなくていいと思います、とエクエスは応えようとしたが、プエルが飛び付いて彼の胸に顔をうずめる。
「……僕、レチタティーヴォ様がいなくなったら耐えられないよぉ」
涙が浮かびすすり泣き始める。
「あ、そうだ、僕、行ってくる」
「はい? え? 夢幻城ですか」
「うん。クロフェドとラトスに頼んでみる」
「ちょ、待ってくださいっ! その服装で……服装で……まあ、いいでしょう」
プエルは名案とばかりに部屋を飛び出した。
残されたエクエスは旅立つ準備を始める。
プエルのペットである憤怒の歪虚はおとなしく猫耳カチューシャを付けていたが、すでに仮装はいらないと知ったらしくそれを炭に変身させた。
●墜落
「うわああああああああああああああああああ」
プエルは高い所から落ちていた。人間のキャンプも見えるため、色々と面倒臭いことがよぎる。
(絶対、この荷物はレチタティーヴォ様に届けるんだ!)
ボスッ。
雪深い所に落ち、大きな怪我はしないで済んだ。
「……うわぁ……どうしよう」
夢幻城につくはずだったのだ。
「あれ? モフリとエクエスは?」
雪だまりから出て道に出た。荷物もきちんと持っている。
目の前には人間の兵士たちがいる。見回りでもしていたのだろうか。
「なんか落ちてきたと思ったが子どもか」
もこもこのコートを着て、フードをかぶっているために姿がよく見えないのが災いだった。
「坊や? ハンターだったら悪いな。落ちて来てた理由は分からないが、キャンプはあっちだよ」
親切に教えてくれるが、プエルは黙っている。
荷物を持ったままキャンプ地とは逆に足を向ける。
「そっちに行くと汚染地域になるから」
ポンと肩に触れる。
「離せ、余に気安く触るな」
荷物を足元に置いたプエルは背中に負った大剣を引き抜き、兵士たちを叩き斬る。
一人逃げようとしたため、大剣を地面に突き刺してから魔法を紡ぎ矢として射放った。
人間が気付きやってくる。
「……むう……こんなこともあろうかと!」
プエルが落ちていたあたりからジャック・オ・ランタンが現れる。
「あ、エクエス!」
汚染区域に見えるエクエスとモフリに向かって、プエルは剣をしまい荷物を持って走り出した。
「余は急がないといけない! レチタティーヴォ様のためにっ!」
「トリック・オア・トリート! お菓子くれないといたずらするぞっ!」
プエル(kz0127)がエクエスを脅した。
エクエスは彼の格好の方が気になったが「はいはい」と言いながら、バスケットから焼きたての南瓜入りマフィンを渡した。
「……」
プエルは受け取った南瓜入りマフィンを口に放り込み、咀嚼後「違う」と訴える。
「そういうお祭りがあるらしいんだ! 僕も参加したい、じゃなかった……何か面白いことできるかもしれないじゃないか!」
その祭りについてプエルは説明し、レチタティーヴォみたいに悲劇の演出ができるかもしれないと力説する。
「だから仮装しているんですね?」
プエルの格好は「南瓜王子」と思わず呼びたくなる格好だった。白いブラウスにカボチャ色のスカーフにカボチャ色のボレロジャケット、カボチャのように膨れた膝までのズボンに白いタイツ。帽子はカボチャにツバが付いた形で、靴の先にもカボチャがついている。手には棒の先に顔が彫られた南瓜がつけられている。
「大変可愛らし……」
口を滑らせたエクエスをプエルは睨み付け、ハリセンで叩いた。
「うっ、痛くはないですね……いえ、あ、お似合いですよ、可愛らし……ぐふっ」
言い直したくせに同じことを言ったためプエルが膝を叩きこむ。エクエスは蹴られたところを抑え、前かがみで耐えた。
(女には見えないが……かっこいいとは程遠いだろうがっ!)
エクエスは必死に痛みに耐えつつ無言で文句を言う。
「あと、ジャック・オ・ランタンを用意したぞ」
プエルはエクエスを気にせず箪笥を開ける。そこから南瓜が5個転がり出た。それはプエルがステッキを振るとふわりと浮かぶ。
「マントも付けたんだ、かっこいいだろう」
胸を張るプエルに、エクエスはうなずいておいた。下手に可愛いと言えば、またどこを蹴られるか分からない。
「そういえば、こういった情報を得たと受け取りましたが」
「うん?」
手渡された手紙を読み始めたプエルの表情はみるみる曇った。
「あ、う、うう……レチタティーヴォ様がお怪我されたって、僕、どうしよう! 人間殺してマテリアル奪えばいいのかな、それともおそばに行って看病すればいいの? 無聊を慰めるために、こう何か仕掛け作れば……? そんな時間ないし。あ、でも、レチタティーヴォ様はお強いもの、だから、僕行かなくてもいいのかな。行っても何もできないし、あ、あう……どうしよう、どうしよう」
右往左往するプエルからエクエスは手紙を掠め取り読む。
「それは……」
行かなくていいと思います、とエクエスは応えようとしたが、プエルが飛び付いて彼の胸に顔をうずめる。
「……僕、レチタティーヴォ様がいなくなったら耐えられないよぉ」
涙が浮かびすすり泣き始める。
「あ、そうだ、僕、行ってくる」
「はい? え? 夢幻城ですか」
「うん。クロフェドとラトスに頼んでみる」
「ちょ、待ってくださいっ! その服装で……服装で……まあ、いいでしょう」
プエルは名案とばかりに部屋を飛び出した。
残されたエクエスは旅立つ準備を始める。
プエルのペットである憤怒の歪虚はおとなしく猫耳カチューシャを付けていたが、すでに仮装はいらないと知ったらしくそれを炭に変身させた。
●墜落
「うわああああああああああああああああああ」
プエルは高い所から落ちていた。人間のキャンプも見えるため、色々と面倒臭いことがよぎる。
(絶対、この荷物はレチタティーヴォ様に届けるんだ!)
ボスッ。
雪深い所に落ち、大きな怪我はしないで済んだ。
「……うわぁ……どうしよう」
夢幻城につくはずだったのだ。
「あれ? モフリとエクエスは?」
雪だまりから出て道に出た。荷物もきちんと持っている。
目の前には人間の兵士たちがいる。見回りでもしていたのだろうか。
「なんか落ちてきたと思ったが子どもか」
もこもこのコートを着て、フードをかぶっているために姿がよく見えないのが災いだった。
「坊や? ハンターだったら悪いな。落ちて来てた理由は分からないが、キャンプはあっちだよ」
親切に教えてくれるが、プエルは黙っている。
荷物を持ったままキャンプ地とは逆に足を向ける。
「そっちに行くと汚染地域になるから」
ポンと肩に触れる。
「離せ、余に気安く触るな」
荷物を足元に置いたプエルは背中に負った大剣を引き抜き、兵士たちを叩き斬る。
一人逃げようとしたため、大剣を地面に突き刺してから魔法を紡ぎ矢として射放った。
人間が気付きやってくる。
「……むう……こんなこともあろうかと!」
プエルが落ちていたあたりからジャック・オ・ランタンが現れる。
「あ、エクエス!」
汚染区域に見えるエクエスとモフリに向かって、プエルは剣をしまい荷物を持って走り出した。
「余は急がないといけない! レチタティーヴォ様のためにっ!」
解説
みなさんは攻撃を受けたらしい音を聞き、やってきました……。
目の前にはジャック・オ・ランタンと白いもこもこした服をきた物体が見えます。
●地理の状況
一本道、道幅は10メートル、両脇は雪だまり。道の上を行くには凍結等のマイナス要因はありません。
PCとプエルの距離は50メートル。
プエルから汚染地域までの距離は約150メートル。
エクエスとモフリはよほどでない限り汚染地域にとどまります。
●敵勢力
・プエル
嫉妬の歪虚、レチタティーヴォ配下。
50センチ四方の木の箱を持っています。
両手が空いた時点で大剣で応戦しますし、状況に応じて範囲魔法も使います。
白いもこもこしたコートとブーツを着て、フードをかぶっています。そのため、距離のある射撃だと見えづらいです。
・エクエス
嫉妬の歪虚、プエルの部下兼友人?
トランクを一つ持っています、50×100×30センチくらいの何の変哲もない革製のトランクです。
基本剣で戦いますが、今回はボウガンも持ってます。
・モフリ
憤怒の歪虚、プエルのペット。白い毛でもこもこもしている。
いるだけ。いて、もふっと膨れて火を発するだけ。近接攻撃の場合、炎をかぶる可能性があります。
・ジャック・オ・ランタン×5
プエルが見つけて育てたらしい……南瓜にしては固めでふわふわ浮いています。
突撃、魔法(ファイアアロー)を使ってきます。
なお、プエルの後方を守るように広がってついていきます。
目の前にはジャック・オ・ランタンと白いもこもこした服をきた物体が見えます。
●地理の状況
一本道、道幅は10メートル、両脇は雪だまり。道の上を行くには凍結等のマイナス要因はありません。
PCとプエルの距離は50メートル。
プエルから汚染地域までの距離は約150メートル。
エクエスとモフリはよほどでない限り汚染地域にとどまります。
●敵勢力
・プエル
嫉妬の歪虚、レチタティーヴォ配下。
50センチ四方の木の箱を持っています。
両手が空いた時点で大剣で応戦しますし、状況に応じて範囲魔法も使います。
白いもこもこしたコートとブーツを着て、フードをかぶっています。そのため、距離のある射撃だと見えづらいです。
・エクエス
嫉妬の歪虚、プエルの部下兼友人?
トランクを一つ持っています、50×100×30センチくらいの何の変哲もない革製のトランクです。
基本剣で戦いますが、今回はボウガンも持ってます。
・モフリ
憤怒の歪虚、プエルのペット。白い毛でもこもこもしている。
いるだけ。いて、もふっと膨れて火を発するだけ。近接攻撃の場合、炎をかぶる可能性があります。
・ジャック・オ・ランタン×5
プエルが見つけて育てたらしい……南瓜にしては固めでふわふわ浮いています。
突撃、魔法(ファイアアロー)を使ってきます。
なお、プエルの後方を守るように広がってついていきます。
マスターより
こんにちは。
ハロウィンですね! ハロウィンですね……あれ……畑に行く予定が寒いところにいるプエル一行。
さて、プエルが持っている箱の中身は何でしょうか? エクエスも何かトランクを持っていますが……?
よろしくお願いします。
ハロウィンですね! ハロウィンですね……あれ……畑に行く予定が寒いところにいるプエル一行。
さて、プエルが持っている箱の中身は何でしょうか? エクエスも何かトランクを持っていますが……?
よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/10/31 20:38
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/10/24 16:32:52 |
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雪道のハロウィン ロニ・カルディス(ka0551) ドワーフ|20才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/10/26 03:16:08 |