ゲスト
(ka0000)
秋の酒菜
マスター:月宵

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 4~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/10/29 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/11/07 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
今一つの祭が終わった。各自が我が家へと帰り行く様子は、切ないながらもまた明日の気力を思えば良いものなのだろう。
祭事を手伝ってくれたイチヨ族にも礼をしなければならない。小規模な我が集落なれど、活気に満ち溢れるのは彼らの補助があったからこそとも言えるのだから。
「ありがとう御座います。精霊様も喜んでいることでしょう」
声を掛けられたのはサ・ナダ、と言う若い見た目をした族長の男だ。うっすらと微笑みと会釈、それから少しばかりの四方山話を付け加える。
「それで、ですね。例の報酬の件は……」
ふとナダが話を転換する。彼には珍しく、どことなくソワソワしているようだ。
「ああ、明日一日入山許可でしたな。どうぞお好きになさって下さいな」
「あ……ありがとうございます! それでは、私はこれで片付けも残っていますから」
跳ね上がるナダの台詞は、最初の物静かな雰囲気と一線を隔てており、一族の元へと一目散に走ってゆく。
それを見送った所で、笑いを隠しつつナダと会話していた男に近付く部族の男性。
「しかし、本当代わった一族ですなぁ、彼らは」
「ああ……今年は来てくれて、本当に助かりましたな」
「けど報酬が、あの山の入山なんて安上がりですよねぇ」
「ああ、鮎は兎も角あんな『大鋸屑茸(オガクズキノコ)』良く食べる気になる」
「本当、もの好きな部族ですねぇ」
●
嬉しそうにナダが此方へ走ってくる様子に、最年少ヤ・マダは苦笑いを隠せない。ナダは子供っぽいが、四十は越えた中年族長である。いつもはもっと大人っぽいのだ、と彼の名誉のためにお伝えしておく。
「松茸、許可が出ましたよ!」
「おー、なら明日はハンター達と松茸狩りに洒落こもうぜ」
のってきたこの男は、マ・エダ。一応、マダより年上だ。
「東方で仕入れた清酒ありますよねぇ。あれで打ち上げと行こうぜ!」
「いいね、いいね。いやぁ……これだから、秋はたまらないんだよ」
この部族で良かった、とナダが感じる瞬間らしい。族長とその部下の会話の筈が、どうみても酒場のオッサンのそれである。
「あのお二人とも、お酒は程々に……」
「「わかってる、わかってる!」」
(……ダメだろうな)
そっと、彼らの歯止め役をハンターに頼もうと思ったマダであった……
今一つの祭が終わった。各自が我が家へと帰り行く様子は、切ないながらもまた明日の気力を思えば良いものなのだろう。
祭事を手伝ってくれたイチヨ族にも礼をしなければならない。小規模な我が集落なれど、活気に満ち溢れるのは彼らの補助があったからこそとも言えるのだから。
「ありがとう御座います。精霊様も喜んでいることでしょう」
声を掛けられたのはサ・ナダ、と言う若い見た目をした族長の男だ。うっすらと微笑みと会釈、それから少しばかりの四方山話を付け加える。
「それで、ですね。例の報酬の件は……」
ふとナダが話を転換する。彼には珍しく、どことなくソワソワしているようだ。
「ああ、明日一日入山許可でしたな。どうぞお好きになさって下さいな」
「あ……ありがとうございます! それでは、私はこれで片付けも残っていますから」
跳ね上がるナダの台詞は、最初の物静かな雰囲気と一線を隔てており、一族の元へと一目散に走ってゆく。
それを見送った所で、笑いを隠しつつナダと会話していた男に近付く部族の男性。
「しかし、本当代わった一族ですなぁ、彼らは」
「ああ……今年は来てくれて、本当に助かりましたな」
「けど報酬が、あの山の入山なんて安上がりですよねぇ」
「ああ、鮎は兎も角あんな『大鋸屑茸(オガクズキノコ)』良く食べる気になる」
「本当、もの好きな部族ですねぇ」
●
嬉しそうにナダが此方へ走ってくる様子に、最年少ヤ・マダは苦笑いを隠せない。ナダは子供っぽいが、四十は越えた中年族長である。いつもはもっと大人っぽいのだ、と彼の名誉のためにお伝えしておく。
「松茸、許可が出ましたよ!」
「おー、なら明日はハンター達と松茸狩りに洒落こもうぜ」
のってきたこの男は、マ・エダ。一応、マダより年上だ。
「東方で仕入れた清酒ありますよねぇ。あれで打ち上げと行こうぜ!」
「いいね、いいね。いやぁ……これだから、秋はたまらないんだよ」
この部族で良かった、とナダが感じる瞬間らしい。族長とその部下の会話の筈が、どうみても酒場のオッサンのそれである。
「あのお二人とも、お酒は程々に……」
「「わかってる、わかってる!」」
(……ダメだろうな)
そっと、彼らの歯止め役をハンターに頼もうと思ったマダであった……
解説
今回の目的は『松茸狩りして、宴を楽しもうぜ』です。
山では松茸を採取、渓流では鮎も釣れます。その他、山葡萄や栗などの果実も見られます。
料理は、基本的な調味料は揃ってます。ですが、調理器具が包丁や土鍋くらいしかありません。調理は野外で行いますので、料理を作り込みたい方は、器具を持ち込んで下さい。主食は麦飯です。
お酒は、清酒と焼酎を取り揃えております。
・主な登場人物
サ・ナダ
大人しめの族長。40代独身。が、お酒が入ると……
マ・エダ
主に花形、司会業を生業にする男。結構二枚目の20代。料理作りにも参加する。
ヤ・マダ
主に材料などの仕入れ、計算を担当する最年少の少年。優しく空気の読める子。
・他にもイチヨ族が誰かが、いるかも知れません。
山では松茸を採取、渓流では鮎も釣れます。その他、山葡萄や栗などの果実も見られます。
料理は、基本的な調味料は揃ってます。ですが、調理器具が包丁や土鍋くらいしかありません。調理は野外で行いますので、料理を作り込みたい方は、器具を持ち込んで下さい。主食は麦飯です。
お酒は、清酒と焼酎を取り揃えております。
・主な登場人物
サ・ナダ
大人しめの族長。40代独身。が、お酒が入ると……
マ・エダ
主に花形、司会業を生業にする男。結構二枚目の20代。料理作りにも参加する。
ヤ・マダ
主に材料などの仕入れ、計算を担当する最年少の少年。優しく空気の読める子。
・他にもイチヨ族が誰かが、いるかも知れません。
マスターより
こんにちは、月宵です。今回は、ほのぼの秋の交流会。この地方では食べる人の少ない松茸食べ放題ですよ。好きに羽目を外して、だべって下さいませ。もしかすると、イチヨ族から何か面白い話が聞けるかも知れませんよ?
それでは、御参加をお待ちしています。
それでは、御参加をお待ちしています。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/11/06 06:26