ゲスト
(ka0000)
【深棲】夏祭りで元気になろう
マスター:篠崎砂美

- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/07/30 12:00
- リプレイ完成予定
- 2014/08/08 12:00
オープニング
同盟の海岸線は、歪虚のために、現在、普段よりもかなり危険な状態にあります。
そのため、戦闘に巻き込まれたり、歪虚に襲われたりしないようにと、戦う力のない者たちの一部は、ジェオルジなどの内陸部に一時的に避難したりしています。
海から襲ってくる歪虚たちも、さすがに内陸深くまでは簡単にはやってこられません。とはいえ、海の歪虚に触発されて、内陸の歪虚たちもやや活性化はしています。人々は、不安を拭えない毎日を過ごしていました。
「なんとかしなさい」
「いきなりなんですか、母上」
母親のバルバラ・ジェオルジに呼び出されて、若き領主のセスト・ジェオルジが聞き返しました。
「現在の停滞した空気は好ましくありません。せっかく、普段はこの土地とは無関係な者たちがたくさん訪れているのです。広くジェオルジをアピールするいい機会ではありませんか。それに、今のような状態では、ジェオルジは辛気くさい田舎などと風評を広められても困ります」
「そうですね。それでは、人々の志気を高める方策を行うとしましょう。ジェオルジの農業生産力と、豊かな山野の自然資源、そして人々の温かいもてなし、それらを喧伝するには夏祭りが最適でしょう」
すぐにアイディアを練って、セストがバルバラに言いました。
「姉上を通じて、ハンターに協力してもらえば、都会の人たちでも飽きの来ないお祭りができそうですね。ハンターであれば、万が一の時の警備として、歪虚や獣も排除できますし。一つ盛大に騒いで、鬱々としたものを吹き飛ばし、さらなる生産性を高めるとしましょう」
色々な効果をきちんと考えて、セストが言いました。かくして、ジェオルジで盛大な夏祭りが行われることになったのです。
「そこー、しっかりと櫓を組んでよー。なにしろ、メインステージなんだからね。そっち、屋台の場所でもめるんじゃない。ちょっと、あんたも、わざわざ陸軍から派遣されてきたんなら、ちゃんと仕事しなさいよ」
広場で夏祭り会場の設営の指揮をしながら、ルイーザ・ジェオルジが、アルマート・トレナーレ少佐に言いました。
少佐は陸軍として一部の避難民をジェオルジまで護衛してきたのですが、どうやらそのまま夏祭りを手伝うように上から命令されたようです。
「しっかたねえなあ……」
いかにも面倒くさいという態度で、少佐がもめている屋台の主たちに近づいていって、がっしりと両腕で二人の首根っこをかかえ込みました。
「これから儲けるのに、もめててどうするんだあ。心配しなくても、広場は円形なんだから、どこに店出しても同じだろ。なあ、みんなで幸せになろうや」
半ば脅すように少佐が言いくるめます。
夏祭りの会場は、中央にちょっと高い櫓が組まれて、そこが演奏したり踊ったりできるステージのようなものになっていました。その櫓を大きく取り囲むようにして、広場の外周に色々な食べ物屋などの屋台が並んでいます。
準備はもうほとんどできあがっていて、後は、人々が集まってくるだけです。
「じゃあ、あたしは周囲をパトロールしてくるから。ここの警備は任せたわよ」
「へいへい、行ってらっしゃい」
少佐がルイーザを送り出すと、四人の若者がやってきました。地元の陸軍の兵士たちのようですが、まだ成り立ての新兵のようです。
「こんにちはー。少佐さん、いえ、少佐殿でありますかあ」
「そうだが?」
お前たちはなんなんだと、少佐が訊ねました。
「今日の警備に来ましたー」
どうやら、今日一日の部下たちのようです。
「おお、そうか。まあ、よろしく頼む」
「わあ、さすが都会の士官様だあ、格好いいだあ」
「えへへっ、そ、そうかあ」
なんだか素朴さ爆発の兵士たちにおだてられて、少佐が機嫌をよくしました。単純です。
さて、準備はすっかり整いました。
夏祭りを始めましょう!
そのため、戦闘に巻き込まれたり、歪虚に襲われたりしないようにと、戦う力のない者たちの一部は、ジェオルジなどの内陸部に一時的に避難したりしています。
海から襲ってくる歪虚たちも、さすがに内陸深くまでは簡単にはやってこられません。とはいえ、海の歪虚に触発されて、内陸の歪虚たちもやや活性化はしています。人々は、不安を拭えない毎日を過ごしていました。
「なんとかしなさい」
「いきなりなんですか、母上」
母親のバルバラ・ジェオルジに呼び出されて、若き領主のセスト・ジェオルジが聞き返しました。
「現在の停滞した空気は好ましくありません。せっかく、普段はこの土地とは無関係な者たちがたくさん訪れているのです。広くジェオルジをアピールするいい機会ではありませんか。それに、今のような状態では、ジェオルジは辛気くさい田舎などと風評を広められても困ります」
「そうですね。それでは、人々の志気を高める方策を行うとしましょう。ジェオルジの農業生産力と、豊かな山野の自然資源、そして人々の温かいもてなし、それらを喧伝するには夏祭りが最適でしょう」
すぐにアイディアを練って、セストがバルバラに言いました。
「姉上を通じて、ハンターに協力してもらえば、都会の人たちでも飽きの来ないお祭りができそうですね。ハンターであれば、万が一の時の警備として、歪虚や獣も排除できますし。一つ盛大に騒いで、鬱々としたものを吹き飛ばし、さらなる生産性を高めるとしましょう」
色々な効果をきちんと考えて、セストが言いました。かくして、ジェオルジで盛大な夏祭りが行われることになったのです。
「そこー、しっかりと櫓を組んでよー。なにしろ、メインステージなんだからね。そっち、屋台の場所でもめるんじゃない。ちょっと、あんたも、わざわざ陸軍から派遣されてきたんなら、ちゃんと仕事しなさいよ」
広場で夏祭り会場の設営の指揮をしながら、ルイーザ・ジェオルジが、アルマート・トレナーレ少佐に言いました。
少佐は陸軍として一部の避難民をジェオルジまで護衛してきたのですが、どうやらそのまま夏祭りを手伝うように上から命令されたようです。
「しっかたねえなあ……」
いかにも面倒くさいという態度で、少佐がもめている屋台の主たちに近づいていって、がっしりと両腕で二人の首根っこをかかえ込みました。
「これから儲けるのに、もめててどうするんだあ。心配しなくても、広場は円形なんだから、どこに店出しても同じだろ。なあ、みんなで幸せになろうや」
半ば脅すように少佐が言いくるめます。
夏祭りの会場は、中央にちょっと高い櫓が組まれて、そこが演奏したり踊ったりできるステージのようなものになっていました。その櫓を大きく取り囲むようにして、広場の外周に色々な食べ物屋などの屋台が並んでいます。
準備はもうほとんどできあがっていて、後は、人々が集まってくるだけです。
「じゃあ、あたしは周囲をパトロールしてくるから。ここの警備は任せたわよ」
「へいへい、行ってらっしゃい」
少佐がルイーザを送り出すと、四人の若者がやってきました。地元の陸軍の兵士たちのようですが、まだ成り立ての新兵のようです。
「こんにちはー。少佐さん、いえ、少佐殿でありますかあ」
「そうだが?」
お前たちはなんなんだと、少佐が訊ねました。
「今日の警備に来ましたー」
どうやら、今日一日の部下たちのようです。
「おお、そうか。まあ、よろしく頼む」
「わあ、さすが都会の士官様だあ、格好いいだあ」
「えへへっ、そ、そうかあ」
なんだか素朴さ爆発の兵士たちにおだてられて、少佐が機嫌をよくしました。単純です。
さて、準備はすっかり整いました。
夏祭りを始めましょう!
解説
お祭りシナリオです。歪虚に怯えている人たちを励ますのが目的になりますが、あまり深く考えないで、楽しくお祭りを盛り上げてください。
歌や踊りで、人々と一緒に盛りあがることができます。
あるいは食べ物などの屋台を出したり、それらを食べ歩きするのもいいでしょう。少佐と兵隊さんたちはこのあたりを巡回しています。
腕に覚えのある者は、ルイーザと一緒に周囲のパトロールができます。まず、大した敵は出ませんが、野良狼程度は出るかもしれませんので、適当に追っ払ってください。
なお、オープニングに登場してはいますが、セストとバルバラはお祭りの会場には来ませんので、関係するプレイングを投稿してもその部分は採用されません。あらかじめご了承ください。
それでは、楽しくお祭りを堪能しましょう。
歌や踊りで、人々と一緒に盛りあがることができます。
あるいは食べ物などの屋台を出したり、それらを食べ歩きするのもいいでしょう。少佐と兵隊さんたちはこのあたりを巡回しています。
腕に覚えのある者は、ルイーザと一緒に周囲のパトロールができます。まず、大した敵は出ませんが、野良狼程度は出るかもしれませんので、適当に追っ払ってください。
なお、オープニングに登場してはいますが、セストとバルバラはお祭りの会場には来ませんので、関係するプレイングを投稿してもその部分は採用されません。あらかじめご了承ください。
それでは、楽しくお祭りを堪能しましょう。
マスターより
シナリオ背景的に【深棲】の関係シナリオとなっていますが、戦闘などはほぼないでしょうし、多分雑魔もでませんので、のんびりとお祭りを楽しんでください。どんなお祭りになるのかは、あなた方次第です。
ただし、クリムゾンウェスト出身のNPCやモブの人たちは、基本的にはリアルブルー式のお祭りは知りませんから、そのつもりで行動してください。日本式の夏祭りは、リアルブルーの知識が必要ということですね。とはいえ、制限ということのものではないので、物珍しいものであること程度を押さえておいてもらえば十分です。
ただし、クリムゾンウェスト出身のNPCやモブの人たちは、基本的にはリアルブルー式のお祭りは知りませんから、そのつもりで行動してください。日本式の夏祭りは、リアルブルーの知識が必要ということですね。とはいえ、制限ということのものではないので、物珍しいものであること程度を押さえておいてもらえば十分です。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/08/07 17:52
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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よろず相談スレッド ジョナサン・キャラウェイ(ka1084) 人間(リアルブルー)|28才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2014/07/29 23:42:54 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/07/29 15:29:07 |