ゲスト
(ka0000)
訓練飛行
マスター:植田誠

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/11/02 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/11/16 19:00
オープニング
●
帝国領海……とはいっても、一般的な航路からはかなり離れた位置に存在する孤島。「グラウネーベル」と名付けられたこの島は、常に周囲を霧に覆われており、たどり着くことすら不可能であった。だが、それもハンターたちの協力により過去の事となり、現在は帝国軍第5師団が島に駐留している。その目的は……この島に多数生息しているグリフォンを捕獲、調教し軍事利用すること。グリフォンがたくさんいるからといっても、元来攻撃性の高い生き物だ。それ自体は困難を究めるだろうと考えられていた。だが、その想定はあっさり崩されることになる。
「意外なほど従順だな」
「えぇ。正直不気味なぐらいです」
グリフォンの捕獲は驚くほど順調に行った。餌をチラつかせるとあっさりついて来てくれる。
「外敵のいないこの環境がグリフォン達の性格を大らかにしているのかもしれません」
「あるいは、何か仕掛けられたらすぐに返り討ちに出来る……なんて余裕の表れとか」
この方面の指揮を執っているウェルナー・ブラウヒッチ兵長は冗談めかしてそう言った。だが、先日歪虚に襲撃を受けた時に島へ上陸していたハンターたちを連れて飛んできたグリフォンがいた。そしてハンターは「送らせる。乗るがいい」といった声を聞いたという。
(大幻獣の類がこの島にいて、それらが協力してくれていると考えるとこの状況も納得いかないわけではないが、実際のところはどうなのか……)
確証が無い分ブラウヒッチ兵長も手放しでは喜べないといった心境ではあるが、四の五の言っていられる状況でないのも事実だ。第5師団のグリフォンは大規模作戦を重ねるごとに減少傾向にある。今迄はフェルゼン・ヴィーゼで生まれた、いわゆる養殖のグリフォンを投入しつつ騙し騙しやってきていたのだが、それもすでに限界にきていた。
「ここにはまだかなりのグリフォンがいるし、少なくとも団員全員に行き渡らせるぐらいの数は確保できるはずだ……輸送を急ぐとしよう」
後は、これらを調教し戦闘に耐えうる状態に仕上げていく。無論それには多少時間が必要だが。
●
「……で、どうすりゃいいんだよ」
一方、南部国境要塞。こちらでは師団長の代理を務めるオットー・アルトリンゲン兵長が二つの手紙を見合わせて頭を抱えていた。
一通はブラウヒッチ兵長からのもの。もうすぐ新しいグリフォンが大量に到着するので調教の手筈等よろしくといったもの。そしてもう一つは前線にいるロルフからのもの。そこには大規模作戦の展開に対応するためグリフォンキャリアーの準備を行うようにという指示が書かれていた。
グリフォンキャリアーというのは専用の荷台をグリフォン2頭で前後から挟みこむような形で配置した輸送仕様のことだ。荷台は広い籠の様になっており、通常の輸送以外にもフル装備の覚醒者を6名程。これにグリフォンの御者2名を含む8名程を運ぶことができる。グリフォン自体が戦闘可能ということも合わせて、戦場での空挺作戦や怪我人の後送などにも役立てられる。ただ、グリフォンの数自体が少ないため今まではそんなに数を用意してこなかった。それが、今回のグラウネーベル島の一件により解決方向に向かっている。
「そういう判断なんだろうけどよぉ……今から新しい奴の調教も合わせてやらなきゃいけねぇし。そっちに回すと人手が……」
キャリアーもなんの準備もいらないというわけではない。荷台などの装備は手配すれば間に合わせるだろうが、問題はグリフォン。覚醒者の輸送等を行うとなると、人見知りなどされると困るので知らない人間にあっても落ち着けるようにするとか……大量の荷物を無理なく運ぶためにスタミナをつけてやったりするとか……
(そんなの知らない団長じゃないだろうし、緊急ってことか? そうなると新しいグリフォンは後回しで……いや、初動訓練は重要だ。放置するわけにもいかねぇ……)
さんざん考えたあげく……オットーは閃いた。
「……そうだ。ハンターに依頼してみるのはどうだ?」
さすがに初動訓練を任せるわけにはいかないが、キャリアーとして使うグリフォンはある程度訓練が進んだ個体だ。
「退役してる連中もかき集めて訓練に充てるとして……人手が集まるまでのつなぎとしては悪くないだろ。知らない奴が乗ることになればストレスに耐える訓練になるし」
そう考えたオットーは、早速依頼書の作成に着手するのだった。
帝国領海……とはいっても、一般的な航路からはかなり離れた位置に存在する孤島。「グラウネーベル」と名付けられたこの島は、常に周囲を霧に覆われており、たどり着くことすら不可能であった。だが、それもハンターたちの協力により過去の事となり、現在は帝国軍第5師団が島に駐留している。その目的は……この島に多数生息しているグリフォンを捕獲、調教し軍事利用すること。グリフォンがたくさんいるからといっても、元来攻撃性の高い生き物だ。それ自体は困難を究めるだろうと考えられていた。だが、その想定はあっさり崩されることになる。
「意外なほど従順だな」
「えぇ。正直不気味なぐらいです」
グリフォンの捕獲は驚くほど順調に行った。餌をチラつかせるとあっさりついて来てくれる。
「外敵のいないこの環境がグリフォン達の性格を大らかにしているのかもしれません」
「あるいは、何か仕掛けられたらすぐに返り討ちに出来る……なんて余裕の表れとか」
この方面の指揮を執っているウェルナー・ブラウヒッチ兵長は冗談めかしてそう言った。だが、先日歪虚に襲撃を受けた時に島へ上陸していたハンターたちを連れて飛んできたグリフォンがいた。そしてハンターは「送らせる。乗るがいい」といった声を聞いたという。
(大幻獣の類がこの島にいて、それらが協力してくれていると考えるとこの状況も納得いかないわけではないが、実際のところはどうなのか……)
確証が無い分ブラウヒッチ兵長も手放しでは喜べないといった心境ではあるが、四の五の言っていられる状況でないのも事実だ。第5師団のグリフォンは大規模作戦を重ねるごとに減少傾向にある。今迄はフェルゼン・ヴィーゼで生まれた、いわゆる養殖のグリフォンを投入しつつ騙し騙しやってきていたのだが、それもすでに限界にきていた。
「ここにはまだかなりのグリフォンがいるし、少なくとも団員全員に行き渡らせるぐらいの数は確保できるはずだ……輸送を急ぐとしよう」
後は、これらを調教し戦闘に耐えうる状態に仕上げていく。無論それには多少時間が必要だが。
●
「……で、どうすりゃいいんだよ」
一方、南部国境要塞。こちらでは師団長の代理を務めるオットー・アルトリンゲン兵長が二つの手紙を見合わせて頭を抱えていた。
一通はブラウヒッチ兵長からのもの。もうすぐ新しいグリフォンが大量に到着するので調教の手筈等よろしくといったもの。そしてもう一つは前線にいるロルフからのもの。そこには大規模作戦の展開に対応するためグリフォンキャリアーの準備を行うようにという指示が書かれていた。
グリフォンキャリアーというのは専用の荷台をグリフォン2頭で前後から挟みこむような形で配置した輸送仕様のことだ。荷台は広い籠の様になっており、通常の輸送以外にもフル装備の覚醒者を6名程。これにグリフォンの御者2名を含む8名程を運ぶことができる。グリフォン自体が戦闘可能ということも合わせて、戦場での空挺作戦や怪我人の後送などにも役立てられる。ただ、グリフォンの数自体が少ないため今まではそんなに数を用意してこなかった。それが、今回のグラウネーベル島の一件により解決方向に向かっている。
「そういう判断なんだろうけどよぉ……今から新しい奴の調教も合わせてやらなきゃいけねぇし。そっちに回すと人手が……」
キャリアーもなんの準備もいらないというわけではない。荷台などの装備は手配すれば間に合わせるだろうが、問題はグリフォン。覚醒者の輸送等を行うとなると、人見知りなどされると困るので知らない人間にあっても落ち着けるようにするとか……大量の荷物を無理なく運ぶためにスタミナをつけてやったりするとか……
(そんなの知らない団長じゃないだろうし、緊急ってことか? そうなると新しいグリフォンは後回しで……いや、初動訓練は重要だ。放置するわけにもいかねぇ……)
さんざん考えたあげく……オットーは閃いた。
「……そうだ。ハンターに依頼してみるのはどうだ?」
さすがに初動訓練を任せるわけにはいかないが、キャリアーとして使うグリフォンはある程度訓練が進んだ個体だ。
「退役してる連中もかき集めて訓練に充てるとして……人手が集まるまでのつなぎとしては悪くないだろ。知らない奴が乗ることになればストレスに耐える訓練になるし」
そう考えたオットーは、早速依頼書の作成に着手するのだった。
解説
●目的
グリフォンの訓練
●場所
南部国境要塞北部「フェルゼン・ヴィーゼ」
第5師団が直轄するグリフォン牧場。監視所や訓練用の設備などもあるが、基本的にはどこまでも岩場。
●予定される訓練内容及び日程
1,2日目→単騎での飛行
3,4日目→荷台を装備しての飛行(2頭立てのため2人1組。数が合わない場合師団員が追加される)
5日目→荷台を装備し、荷台に耐荷重量ギリギリの荷物を載せて飛行
食事や休憩等は自由に取って構わない。グリフォンの食事に関しては訓練前、訓練後に食べさせるため考慮する必要は無い。
●補足事項
ハンター側で新しい訓練内容を追加する、あるいは訓練内容を前倒しにするといったことは可能。ただし、グリフォンも体力が無限にあるわけではないためオーバーワークに注意すること。
アルトリンゲン兵長がマメに様子を見に来るが、基本的に訓練はハンターのみで行ってもらう。
最終日(5日目)に耐荷重量ギリギリまで荷物を載せた状態で一定時間以上飛行できていれば成功となる。
グリフォンの訓練
●場所
南部国境要塞北部「フェルゼン・ヴィーゼ」
第5師団が直轄するグリフォン牧場。監視所や訓練用の設備などもあるが、基本的にはどこまでも岩場。
●予定される訓練内容及び日程
1,2日目→単騎での飛行
3,4日目→荷台を装備しての飛行(2頭立てのため2人1組。数が合わない場合師団員が追加される)
5日目→荷台を装備し、荷台に耐荷重量ギリギリの荷物を載せて飛行
食事や休憩等は自由に取って構わない。グリフォンの食事に関しては訓練前、訓練後に食べさせるため考慮する必要は無い。
●補足事項
ハンター側で新しい訓練内容を追加する、あるいは訓練内容を前倒しにするといったことは可能。ただし、グリフォンも体力が無限にあるわけではないためオーバーワークに注意すること。
アルトリンゲン兵長がマメに様子を見に来るが、基本的に訓練はハンターのみで行ってもらう。
最終日(5日目)に耐荷重量ギリギリまで荷物を載せた状態で一定時間以上飛行できていれば成功となる。
マスターより
お世話になっております、植田です。
今回はグリフォンの訓練を手伝ってもらうことになります。
といっても、特別難しいことをやるわけではないので、気楽に参加していただければと思います。
なお、スケジュールの都合で納期を延長させていただいています。ご了承ください。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
今回はグリフォンの訓練を手伝ってもらうことになります。
といっても、特別難しいことをやるわけではないので、気楽に参加していただければと思います。
なお、スケジュールの都合で納期を延長させていただいています。ご了承ください。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/11/14 21:50
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 イーディス・ノースハイド(ka2106) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/11/02 01:09:02 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/10/30 19:36:01 |