ゲスト
(ka0000)
星を補うもの
マスター:鷹羽柊架
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
- 1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/11/08 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/11/17 19:00
オープニング
辺境に於いて、有力部族の一つと言われているスコール族。
部族の伝統を重んじ、帝国の介入に関しては強い意思のもとで反対しているのは知るところだ。
周囲を見回せば、草木の色が変わり、秋が深まっていくのが日に日に知らせてくれる。
「カオンねーちゃん!」
名前を呼ばれて振り返るのは少女は、呼んだ相手が自分の前に立ち、息を整えるのを待つ。
「ファリフ様からの手紙!」
「まぁ、わざわざ探しにきてくれてありがとう」
スコール族の子供が差し出したのは手紙。
カオンが礼を告げると、子供は照れ笑いをする。
「早く読んで!」
「では、戻りましょう」
急かす子供に微笑み、カオンは子供と共に戻っていく。
スコール族は現在、ファリフという少女が族長となっている。
彼女は生まれながらに、スコール族に伝わる刺青を持っていた。
当時の族長は彼女の刺青を確認し、族長を退き、ファリフにその座を明け渡した。
その後、前族長はファリフの補佐に入り、彼女を支えてきた。しかし、年齢を感じて自身の娘に補佐の仕事を任せている。
その娘の名は、カオン・スコール。
辺境有数の部族長の補佐にしては頼りないが、誠実さ、辺境戦士としての実力はスコール族の者達が認めるところ。
「みんな、ファリフの手紙を読みますよ」
ビリッ
「カオンねーちゃん、ちょっとやぶけたけど……」
「はぁわわわわ!」
ドジな所が直れば完璧だったのにと誰もが思う。
ファリフの手紙は元気でやっているというもの。
チューダというネズミが大巫女のところに身を寄せて、更に太ってきたのかもしれないという何気ない話。
時折、フェンリルの伊達狼ぶりで子供扱いされて何故か悔しい事も書いていた。
「ファリフ様、元気そうね」
「ハンター達のこと、大好きなんだね」
子供達は口々に感想を述べる。
「さ、今日のお手伝いは終わりましたか?」
手を叩いてカオンが促すと、子供達は大人達のお手伝いへと向かう。
自分もやる事をしようとカオンが足を向けようとしたら、スコール族の青年がカオンを呼ぶ。
「どうかしましたか?」
カオンが尋ねると、青年は運び屋が困っていると言い出した。
運び屋は木彫りの柱を運んでいる最中だという。雑魔に襲われて逃げてきたという。
実際に運び屋を見ればとてもなよなよしていて、大丈夫かと心配するばかり。
「どちらまで?」
カオンが尋ねると、運び屋はテミスまでと言う。
テミスの名は聞いたことがある。辺境ドワーフを束ねるヨアキムが管理する鉱山より温泉が湧き出たという話。
辺境ドワーフは帝国の関与に好意的であり、正直心の中でもやもやする。
「行ってきたらどうだ」
カオンの背後にたったのは彼女の父親……スコール族前族長。
「お父さん……」
「人助けだ。ついでに、湯に浸かって疲れを癒してこい」
父の言葉にカオンは素直に頷いた。
運び屋の名前はナスルという。知る人ぞ知る有能な運び屋らしいが、ビビリなのが玉にきず。
「……変わった木彫りですね。パルムでしょうか?」
木彫りを見せてもらったカオンは荷台に固定されている木彫りの柱の感想を言う。
何でも、ヨアキムより、強そうで眼孔の鋭そうで、眉毛の太い顔でと注文があったという。
そんな厳つい顔をしたパルムっぽいのを三体縦に並べて彫ってほしいと言われたらしい。
「……背後に立ったら最期って気がします」
カオンはそう感想を終えた。
部族の伝統を重んじ、帝国の介入に関しては強い意思のもとで反対しているのは知るところだ。
周囲を見回せば、草木の色が変わり、秋が深まっていくのが日に日に知らせてくれる。
「カオンねーちゃん!」
名前を呼ばれて振り返るのは少女は、呼んだ相手が自分の前に立ち、息を整えるのを待つ。
「ファリフ様からの手紙!」
「まぁ、わざわざ探しにきてくれてありがとう」
スコール族の子供が差し出したのは手紙。
カオンが礼を告げると、子供は照れ笑いをする。
「早く読んで!」
「では、戻りましょう」
急かす子供に微笑み、カオンは子供と共に戻っていく。
スコール族は現在、ファリフという少女が族長となっている。
彼女は生まれながらに、スコール族に伝わる刺青を持っていた。
当時の族長は彼女の刺青を確認し、族長を退き、ファリフにその座を明け渡した。
その後、前族長はファリフの補佐に入り、彼女を支えてきた。しかし、年齢を感じて自身の娘に補佐の仕事を任せている。
その娘の名は、カオン・スコール。
辺境有数の部族長の補佐にしては頼りないが、誠実さ、辺境戦士としての実力はスコール族の者達が認めるところ。
「みんな、ファリフの手紙を読みますよ」
ビリッ
「カオンねーちゃん、ちょっとやぶけたけど……」
「はぁわわわわ!」
ドジな所が直れば完璧だったのにと誰もが思う。
ファリフの手紙は元気でやっているというもの。
チューダというネズミが大巫女のところに身を寄せて、更に太ってきたのかもしれないという何気ない話。
時折、フェンリルの伊達狼ぶりで子供扱いされて何故か悔しい事も書いていた。
「ファリフ様、元気そうね」
「ハンター達のこと、大好きなんだね」
子供達は口々に感想を述べる。
「さ、今日のお手伝いは終わりましたか?」
手を叩いてカオンが促すと、子供達は大人達のお手伝いへと向かう。
自分もやる事をしようとカオンが足を向けようとしたら、スコール族の青年がカオンを呼ぶ。
「どうかしましたか?」
カオンが尋ねると、青年は運び屋が困っていると言い出した。
運び屋は木彫りの柱を運んでいる最中だという。雑魔に襲われて逃げてきたという。
実際に運び屋を見ればとてもなよなよしていて、大丈夫かと心配するばかり。
「どちらまで?」
カオンが尋ねると、運び屋はテミスまでと言う。
テミスの名は聞いたことがある。辺境ドワーフを束ねるヨアキムが管理する鉱山より温泉が湧き出たという話。
辺境ドワーフは帝国の関与に好意的であり、正直心の中でもやもやする。
「行ってきたらどうだ」
カオンの背後にたったのは彼女の父親……スコール族前族長。
「お父さん……」
「人助けだ。ついでに、湯に浸かって疲れを癒してこい」
父の言葉にカオンは素直に頷いた。
運び屋の名前はナスルという。知る人ぞ知る有能な運び屋らしいが、ビビリなのが玉にきず。
「……変わった木彫りですね。パルムでしょうか?」
木彫りを見せてもらったカオンは荷台に固定されている木彫りの柱の感想を言う。
何でも、ヨアキムより、強そうで眼孔の鋭そうで、眉毛の太い顔でと注文があったという。
そんな厳つい顔をしたパルムっぽいのを三体縦に並べて彫ってほしいと言われたらしい。
「……背後に立ったら最期って気がします」
カオンはそう感想を終えた。
解説
依頼内容
運び屋の護衛
みなさんはスコール族の族長代理のカオン・スコールと共に、ナスルという運び屋の護衛をお願いします。
因みに、雑魔とナスルは言っていましたが、普通の獣です。
今回は戦闘なしです。
辺境の温泉施設テミスまでナスルを送り届けたら、後は温泉を楽しんでください。
パルムの温泉への持込は今回お断りいたします。
食事とかの用意はあります。BBQ的なものになりますが、持ち込みや自分で作ってくだされば更に嬉しいです。
同行NPC
ナスル:運び屋が天職なひと。ラブラブ奥さんがいて、一年に一度しか会えない。
カオン・スコール:17歳。
ファリフ不在時の族長代理
先代スコール族長の娘。
しっかり者だが見た目が儚げな美少女。
ドジッ子属性で照れ屋。
ナスルが運んでいた木彫りの柱はヨアキムが目印になれば来易いのではと気を利かせた柱です。
いわゆるトーテムポールです。
厳つい顔をしたパルムが三体、縦に並んでる仕様です。
二人くらいなら馬車に荷台に乗れます。
交代で乗るのもいいでしょう。
運び屋の護衛
みなさんはスコール族の族長代理のカオン・スコールと共に、ナスルという運び屋の護衛をお願いします。
因みに、雑魔とナスルは言っていましたが、普通の獣です。
今回は戦闘なしです。
辺境の温泉施設テミスまでナスルを送り届けたら、後は温泉を楽しんでください。
パルムの温泉への持込は今回お断りいたします。
食事とかの用意はあります。BBQ的なものになりますが、持ち込みや自分で作ってくだされば更に嬉しいです。
同行NPC
ナスル:運び屋が天職なひと。ラブラブ奥さんがいて、一年に一度しか会えない。
カオン・スコール:17歳。
ファリフ不在時の族長代理
先代スコール族長の娘。
しっかり者だが見た目が儚げな美少女。
ドジッ子属性で照れ屋。
ナスルが運んでいた木彫りの柱はヨアキムが目印になれば来易いのではと気を利かせた柱です。
いわゆるトーテムポールです。
厳つい顔をしたパルムが三体、縦に並んでる仕様です。
二人くらいなら馬車に荷台に乗れます。
交代で乗るのもいいでしょう。
マスターより
お世話になっております。
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。
今回はスコール族長代理が出てきてます。
どうか、カオンと仲良くしてくださいね。
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。
今回はスコール族長代理が出てきてます。
どうか、カオンと仲良くしてくださいね。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/11/15 08:48