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「うーん、どうすればいいんだこりゃ？」
　人混みの中で、頭一つ飛び出した女性、イバラキはそううんうん唸っていた。
　ハンターである彼女の手元には依頼書。内容は、「方法は問わないので村長祭を盛り上げてくれ」という物だった。
　ハンターになりたてのイバラキはとにかく何か依頼をこなしたかった。そこですぐさま飛びついたのだが、飛びついたところでどうすればいいのか皆目見当が付かなかったのだ。

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「モアさんは『そういうときはリゼリオに行くといいですよ』なんて言ってたが、これといったものは無いなぁ……」
　そこでモアに相談したイバラキは、彼女のアドバイスに従って冒険都市・リゼリオにやって来たのだが、これといった成果はなかったのだ。
　もう少し粘ろうか、諦めて帰ろうか。そう考えていた時だった。
「キミ、いい体してるね～、ちょっとこっち来ない？」
　そんなイバラキに話しかける男の声。イバラキはつい最近西方に出てきたばかりである。危機感も薄いまま、そんな言葉にホイホイと乗っかって着いて行ってしまうのだった。

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「プロレス、ですか？」
「ああ、モアさんの勧めに従ってリゼリオ行ったらさ、リアルブルーの人間に出会ってさ。で、そいつの言うにはプロレスってのがすごく盛り上がるらしいじゃねぇか！　それにアタシもこれなら出来そうだからさ！」
　次の日、ヴァリオスに戻ってきたイバラキとモアが話をしていた。二人の目の前には６．５ｍ四方の立派なリング。プロレスというものを聞いてきたイバラキが早速作り上げた立派なものである。
「この上で戦うのを見せるわけですね。なるほど。それで誰が戦うんですか？」
「それなんだけどさ、アタシはいいとしてもっと必要だから、依頼にして出してくれないか？」
　というわけで、村長祭でプロレスをするという依頼が貼りだされたのである。

●目標
　村長祭でプロレスをして盛り上げて下さい。
　判定の評価軸はいかに盛り上げたかです。試合の勝敗は関係ありません。

●詳細
　試合カードや盛り上げ方は皆さんにお任せします。シングルマッチでも、タッグマッチでもかまいません。
　試合が盛り上がればそれでいいので、試合の進め方をガチンコにするのか、あらかじめ決めておくのかもお好きな方をお選び下さい。お任せします。
　ただし、基本的には皆さん出場する試合は1試合にしてください。複数試合に出場しても構いませんが、その分一試合の描写量は短くなります。
　また、試合に出場しないという選択肢も可能ですが、その分描写量が減ります。ご了承下さい。
　なお、マネージャーやらリングアナやらをお願いしたい人がいる場合のために、サポート枠を用意しております。話し合いの上お使いください。

●イバラキについて
　イバラキもどれか1試合に参加します。どの試合に参加させるかは皆さんで話し合いの上お決め下さい。
　イバラキはプロレス技を知りませんが、格闘技の基礎素養は打撃、投げ、関節技と一通り備えております。
　また、イバラキは質問にも対応します。何か有りましたら質問卓を立てて、ご質問下さい。

　皆さんこんばんは、ｃｒです。（別にラッシャー○村のマイクパフォーマンスではありません）
　皆さんプロレスは好きですか？　私は何を隠そうプロレスオタク、略してプヲタです。
　というわけで突然ですがプロレスをしようという依頼を出させていただきました。
　プロレスファンの方も、そうでない方もどしどしご参加下さい。あなたのオリジナルホールドが村長祭を盛り上げるかもしれませんよ！
　それでは皆さんのご参加をお待ちしております。