ゲスト
(ka0000)
紅葉とシモフリ ~廃墟の集落~
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/11/17 15:00
- リプレイ完成予定
- 2015/11/26 15:00
オープニング
グラズヘイム王国・古都【アークエルス】東方の森に、かつてナガケと呼ばれる集落が存在した。
集落の主な産業は豚、牛、馬を育てる畜産だったのだが、幻獣の獅子鷹『メニュヨール』によって崩壊してしまう。家畜の仔攫いが激増したからだ。
ナガケ集落は解散の憂き目に遭い、青年ガローア・ラグアは父親のマガンタと共に放浪の身となる。
父が亡くなってからも根無し草な生き方を続けてきたガローア。だが覚悟を決めた彼はハンターの力を借りてメニュヨール退治に成功した。
その後、ガローアは古都でドワーフの青年『ベッタ』と出会う。意気投合した二人は集落復興に動きだす。
ベッタの故郷周辺に棲息していた幻の青と呼ばれていた幻獣の肉質はとても素晴らしかった。リアルブルーの高級和牛霜降り肉を彷彿とさせる。そこで幻の青の名を改めて『シモフリ』と呼称することとなった。
シモフリ六頭を放牧場に連れて帰り、オークの樹木が並ぶ放牧場に放つ。しばらくは森での生活と同じように樹木の上で棲みついた。だが危険がなければ地表で暮らすことがわかる。また好物は木の実だが、玉蜀黍の粒にも旺盛な食欲をみせた。
シモフリ六頭の他に乳牛一頭と鶏の雌鳥六羽も飼うことにする。これで毎日新鮮な牛乳と鶏卵が手に入るようになった。
木の実不足に備えて春からの玉蜀黍畑の開墾を開始。その頃、紅の兎のような幻獣二体に柵を壊される事態が発生した。それが過ぎ去ったかと思えば雑魔の巨大蜂が飛来する。
雑魔蜂はハンター達の知恵と行動力によって巣ごと退治されるのだった。
青年ガローアはナガケ集落の留守をドワーフの青年ベッタに任せて古都に買い物へ出かける。
「えっ? 集落の周辺はどうといわれましても……いたって普通ですよ」
ハムの品定めの途中、ガローアは肉屋の主人に訊ねられた。
「そういった意味じゃないんだよ。森は色づいて綺麗なのかい?」
「あ、そういうことで。とても綺麗ですよ。紅葉に染まっています。ベッタは風で飛んできた落ち葉を掃くのが大変だってぼやいてましたけど」
ナガケ集落付近もすっかり秋めいている。
「それはよかった。いや、ちょっとお願いしたいことがあるんだが」
「何でしょう?」
「実はな。うちのお得意様で紅葉がとても好きなご家族がいるんだ。その方々を一週間ほど集落で世話してもらえないだろうか? 以前に仲介していたところがダメになってしまってね」
「単に泊めるだけなら何とかなると思いますが……持て成すとなるとちょっと」
「充分な対価はだそう。準備の費用も含めてだ。だからできる限りで構わないから料理だけは、それなりのものをだして欲しい」
その金額はかなりのもので提示された瞬間、ガローアは眼を見開いた。
(これだけの好機だ。ベッタも許してくれるだろう)
畜産で商売をしていく以上、肉屋との繋がりは重要である。それに紅葉が好きな家族は手広くやっている大商人のようだ。将来の商いに繋がる可能性も高い。
大商人の家族は四名とのことだ。四十路の父母と二十歳を過ぎの息子夫婦である。
「わかりました」
ガローアは主人の願いを引き受けた。店を後にして目指したのはハンターズソサエティーの支部である。
(私とベッタだとありきたりの料理しかできないし。ここはハンターのみなさんの知恵と力を借りてみよう)
自分達だけでは力足らずになるのが目に見えている。大商人の家族の世話をハンターにも手伝ってもらおうとガローアは考えるのだった。
集落の主な産業は豚、牛、馬を育てる畜産だったのだが、幻獣の獅子鷹『メニュヨール』によって崩壊してしまう。家畜の仔攫いが激増したからだ。
ナガケ集落は解散の憂き目に遭い、青年ガローア・ラグアは父親のマガンタと共に放浪の身となる。
父が亡くなってからも根無し草な生き方を続けてきたガローア。だが覚悟を決めた彼はハンターの力を借りてメニュヨール退治に成功した。
その後、ガローアは古都でドワーフの青年『ベッタ』と出会う。意気投合した二人は集落復興に動きだす。
ベッタの故郷周辺に棲息していた幻の青と呼ばれていた幻獣の肉質はとても素晴らしかった。リアルブルーの高級和牛霜降り肉を彷彿とさせる。そこで幻の青の名を改めて『シモフリ』と呼称することとなった。
シモフリ六頭を放牧場に連れて帰り、オークの樹木が並ぶ放牧場に放つ。しばらくは森での生活と同じように樹木の上で棲みついた。だが危険がなければ地表で暮らすことがわかる。また好物は木の実だが、玉蜀黍の粒にも旺盛な食欲をみせた。
シモフリ六頭の他に乳牛一頭と鶏の雌鳥六羽も飼うことにする。これで毎日新鮮な牛乳と鶏卵が手に入るようになった。
木の実不足に備えて春からの玉蜀黍畑の開墾を開始。その頃、紅の兎のような幻獣二体に柵を壊される事態が発生した。それが過ぎ去ったかと思えば雑魔の巨大蜂が飛来する。
雑魔蜂はハンター達の知恵と行動力によって巣ごと退治されるのだった。
青年ガローアはナガケ集落の留守をドワーフの青年ベッタに任せて古都に買い物へ出かける。
「えっ? 集落の周辺はどうといわれましても……いたって普通ですよ」
ハムの品定めの途中、ガローアは肉屋の主人に訊ねられた。
「そういった意味じゃないんだよ。森は色づいて綺麗なのかい?」
「あ、そういうことで。とても綺麗ですよ。紅葉に染まっています。ベッタは風で飛んできた落ち葉を掃くのが大変だってぼやいてましたけど」
ナガケ集落付近もすっかり秋めいている。
「それはよかった。いや、ちょっとお願いしたいことがあるんだが」
「何でしょう?」
「実はな。うちのお得意様で紅葉がとても好きなご家族がいるんだ。その方々を一週間ほど集落で世話してもらえないだろうか? 以前に仲介していたところがダメになってしまってね」
「単に泊めるだけなら何とかなると思いますが……持て成すとなるとちょっと」
「充分な対価はだそう。準備の費用も含めてだ。だからできる限りで構わないから料理だけは、それなりのものをだして欲しい」
その金額はかなりのもので提示された瞬間、ガローアは眼を見開いた。
(これだけの好機だ。ベッタも許してくれるだろう)
畜産で商売をしていく以上、肉屋との繋がりは重要である。それに紅葉が好きな家族は手広くやっている大商人のようだ。将来の商いに繋がる可能性も高い。
大商人の家族は四名とのことだ。四十路の父母と二十歳を過ぎの息子夫婦である。
「わかりました」
ガローアは主人の願いを引き受けた。店を後にして目指したのはハンターズソサエティーの支部である。
(私とベッタだとありきたりの料理しかできないし。ここはハンターのみなさんの知恵と力を借りてみよう)
自分達だけでは力足らずになるのが目に見えている。大商人の家族の世話をハンターにも手伝ってもらおうとガローアは考えるのだった。
解説
大商人の家族四名がナガケ集落に一週間滞在します。その間の持て成しを手伝ってもらえるでしょうか。
ガローアとベッタは風呂等の雑務を担当します。みなさんには料理と子供達の世話をお願いします。
食材は一通り手に入ります。肉屋の主人の関係者が数日ごとに古都から届けてくれます。
必要な香辛料はリゼリオで入手した形で持ち込んでください。それなりの値段なら必要経費です。
ガローアはハンターの一、二名にベッタ故郷周辺のシモフリ一頭狩ってきてもらうつもりでいます。大商人の家族に食べてもらい、あの味を世間に知らしめる第一歩と考えているようです。どなたが狩りに行くのか、事前の相談をよろしくお願いします。(そのためのメニューもお願いしますね)
一頭分なので余りある肉の量になるはず。ですのでみなさんも基本同じメニューです。
野外で食べる機会もありますが、基本は室内です。紅葉がよく見えるよう窓を開放した形になります。(ですので照明の準備をしない限り、夕食はかなり早めです)
家督はいまだ厳格な父親が持っています。母親は優しい感じです。
息子は現在仕事に燃えています。息子の妻はサッパリした性格です。
※PL情報(みなさんが事前に知り得ない情報です)
実は滞在期間中に幻獣シモフリの一体が出産します。十体前後が産まれる予定。総出で出産を手伝う形になりますがよろしくお願いしますね。
大商人の家族も協力的ですのでご心配なく。
常識的な必要経費はガローア持ちです。滞在中の寝泊まりや食事は提供されます。
ガローアとベッタは風呂等の雑務を担当します。みなさんには料理と子供達の世話をお願いします。
食材は一通り手に入ります。肉屋の主人の関係者が数日ごとに古都から届けてくれます。
必要な香辛料はリゼリオで入手した形で持ち込んでください。それなりの値段なら必要経費です。
ガローアはハンターの一、二名にベッタ故郷周辺のシモフリ一頭狩ってきてもらうつもりでいます。大商人の家族に食べてもらい、あの味を世間に知らしめる第一歩と考えているようです。どなたが狩りに行くのか、事前の相談をよろしくお願いします。(そのためのメニューもお願いしますね)
一頭分なので余りある肉の量になるはず。ですのでみなさんも基本同じメニューです。
野外で食べる機会もありますが、基本は室内です。紅葉がよく見えるよう窓を開放した形になります。(ですので照明の準備をしない限り、夕食はかなり早めです)
家督はいまだ厳格な父親が持っています。母親は優しい感じです。
息子は現在仕事に燃えています。息子の妻はサッパリした性格です。
※PL情報(みなさんが事前に知り得ない情報です)
実は滞在期間中に幻獣シモフリの一体が出産します。十体前後が産まれる予定。総出で出産を手伝う形になりますがよろしくお願いしますね。
大商人の家族も協力的ですのでご心配なく。
常識的な必要経費はガローア持ちです。滞在中の寝泊まりや食事は提供されます。
マスターより
『廃墟の集落にて』から始まる連作シナリオですが初参加PCも大歓迎です。
紅葉を眺めながら食べる料理、大期待しています。
どうかよろしくお願いしますね。
紅葉を眺めながら食べる料理、大期待しています。
どうかよろしくお願いしますね。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/11/25 05:05
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 エレンジア・アーヴァイン(ka5584) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2015/11/17 13:21:38 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/11/17 09:09:43 |