ゲスト
(ka0000)
【闇光】守れ、数多の亡者を祓い
マスター:植田誠

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/11/27 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/12/11 22:00
オープニング
●
「俺は今動けない。だから、貴様が行くしかない……分かっているな」
椅子に深く腰かけ血走った眼を向けるフリッツ・バウアー。その腕は未だ存在せず、以前の戦闘によるダメージが尾を引いていると見える。その先にいるのは一体の歪虚……かつて第5師団副師団長を務めたレオン・シュナイダーだ。
「敵の搭乗する兵器……CAMだか、魔導アーマー……それらのパイロットを潰していけ」
その言葉に頷くレオン。言葉を話すことは出来ない。フリッツが欲したのは神眼と呼ばれたその類稀な戦闘力……それだけを残した戦場の駒だったからだ。
「そうだ。歩兵は殺すなよ? 援軍としてやってきた魔導アーマーがあっさりと動けなくなる……その様子をたっぷりと見せてやれ」
再度頷くと、レオンはその場を立ち去った。長大なライフルを抱えて。
「……それでいい。そうして帝国の奴らに絶望を与えてやれ……少なくとも俺が全快するまでは、な……」
●
「よし、この辺でいいな」
撤退する帝国軍を支援するため、クロウを始めとしたハンター、帝国兵の混成部隊は最前線の拠点。その先数10m程の地点に構えた。
拠点は現在引き払う最中。だが、その作業はまだ済んでおらず、眼前には大量のスケルトンたちが迫っていた。
「到着が早かったからな……お陰で割と余裕が持てる状況だ」
そんなクロウの背には、6体の魔導アーマーが立つ。右腕に棍棒のような武器を装備した近接仕様。だが、メインとなるのは左腕の装備。
搭載されているのはたった一発……フレアグレネードと呼ばれる武器だ。クロウが開発したこの武器は例えば魔道士の使うファイアーボールなどが近い。着弾地点周辺に爆炎を発生させダメージを与える。仮にダメージに耐えたとしても、フレアグレネードは炎を撒き散らし、範囲内の敵に継続的なダメージを与えることが可能だ。通常のスケルトンなら一発。多少強力なスケルトンだったとしてもそのあとの炎で焼かれ倒せることは間違いない。
「敵でも味方でも関係なしってのが難点だが……とにかくこれで可能な限り敵を焼いて、後は出たとこ勝負だな。頼んだぜお前ら!」
そう言ってクロウは上方へ顔を向ける。
この魔導アーマーに乗り込んでいるのは帝国軍の非覚醒者。魔導アーマーの強みはこの非覚醒者でも覚醒者と肩を並べて戦えるという点だ。そして、肩を並べる覚醒者もハンターズソサエティからやってきたハンターたち。敵軍を撃退し、再侵攻を行う……とまではいかないだろうが、少なくとも敵を抑え拠点の撤退を支援することは十分可能だ。
(勝てる……勝てるはずだ)
すでに目視で確認できる大量のスケルトンを見たクロウ。戦闘が始まる前の緊張感に頬を汗が伝うが、勝てるという確信も同時に持っていた。
「……え?」
その魔導アーマーに乗っていた兵士が、運転席から落ちてくるまでは。
銃声のようなものは聞こえなかった。スケルトンたちの行軍がその音をかき消したのだろうか。だが、どこから撃ってきたのか。周囲に敵はいない。
「……お、おい! 大丈夫か!」
我に返ったクロウはすぐさま兵士に駆け寄る。見ると肩に抉り飛ばされたような穴が開いている。次いで上を見る。この魔導アーマーにはパイロットの生存性を高めるために、強化ガラスを複数枚重ねた防弾仕様の風防が備え付けられている。それが、ものの一発で貫通されている。
「うっそだろおい……非覚醒者は退避させろ! 狙撃されて一方的に殺されるぞ!」
すぐさま、パイロットたちはアーマーを降り、覚醒者の帝国兵に護送され後方……アーマーを輸送してきたトラックまで下がる。
(くそ……風防を避けて撃ってきたわけじゃなく、風防のある方……つまり真正面から撃って、撃ち抜いてきたってのか……!)
それはつまり、今向かってきているスケルトンたちの中にそういう威力を持った銃を持つ敵がいる。そしてその敵は運転席をピンポイントで狙い撃つだけの技術を持っているということでもある。
「スケルトンたちの中に紛れているのか、あるいはそれよりも遠くからこちらを狙っているのか……」
どちらが正解なのか、考えても当然答えは出ない。それに出たとしても最悪なのに変わりはない。
「……とにかく、アーマーを動かさないと話にならねぇか……クソッたれ!!」
毒づきながら、クロウは手に持つ試作型エネルギーキャノンを置いて魔導アーマーの運転席へ向かった。あの狙撃はパイロットを狙ったものだ。非覚醒者ならともかく、覚醒者であれば……多少はその攻撃にも耐えられるはずだ。
ハンターたちを中心とした帝国軍とスケルトンの集団。この2つがぶつかり合うまで、もうそれほどの時間は残されていなかった。
「俺は今動けない。だから、貴様が行くしかない……分かっているな」
椅子に深く腰かけ血走った眼を向けるフリッツ・バウアー。その腕は未だ存在せず、以前の戦闘によるダメージが尾を引いていると見える。その先にいるのは一体の歪虚……かつて第5師団副師団長を務めたレオン・シュナイダーだ。
「敵の搭乗する兵器……CAMだか、魔導アーマー……それらのパイロットを潰していけ」
その言葉に頷くレオン。言葉を話すことは出来ない。フリッツが欲したのは神眼と呼ばれたその類稀な戦闘力……それだけを残した戦場の駒だったからだ。
「そうだ。歩兵は殺すなよ? 援軍としてやってきた魔導アーマーがあっさりと動けなくなる……その様子をたっぷりと見せてやれ」
再度頷くと、レオンはその場を立ち去った。長大なライフルを抱えて。
「……それでいい。そうして帝国の奴らに絶望を与えてやれ……少なくとも俺が全快するまでは、な……」
●
「よし、この辺でいいな」
撤退する帝国軍を支援するため、クロウを始めとしたハンター、帝国兵の混成部隊は最前線の拠点。その先数10m程の地点に構えた。
拠点は現在引き払う最中。だが、その作業はまだ済んでおらず、眼前には大量のスケルトンたちが迫っていた。
「到着が早かったからな……お陰で割と余裕が持てる状況だ」
そんなクロウの背には、6体の魔導アーマーが立つ。右腕に棍棒のような武器を装備した近接仕様。だが、メインとなるのは左腕の装備。
搭載されているのはたった一発……フレアグレネードと呼ばれる武器だ。クロウが開発したこの武器は例えば魔道士の使うファイアーボールなどが近い。着弾地点周辺に爆炎を発生させダメージを与える。仮にダメージに耐えたとしても、フレアグレネードは炎を撒き散らし、範囲内の敵に継続的なダメージを与えることが可能だ。通常のスケルトンなら一発。多少強力なスケルトンだったとしてもそのあとの炎で焼かれ倒せることは間違いない。
「敵でも味方でも関係なしってのが難点だが……とにかくこれで可能な限り敵を焼いて、後は出たとこ勝負だな。頼んだぜお前ら!」
そう言ってクロウは上方へ顔を向ける。
この魔導アーマーに乗り込んでいるのは帝国軍の非覚醒者。魔導アーマーの強みはこの非覚醒者でも覚醒者と肩を並べて戦えるという点だ。そして、肩を並べる覚醒者もハンターズソサエティからやってきたハンターたち。敵軍を撃退し、再侵攻を行う……とまではいかないだろうが、少なくとも敵を抑え拠点の撤退を支援することは十分可能だ。
(勝てる……勝てるはずだ)
すでに目視で確認できる大量のスケルトンを見たクロウ。戦闘が始まる前の緊張感に頬を汗が伝うが、勝てるという確信も同時に持っていた。
「……え?」
その魔導アーマーに乗っていた兵士が、運転席から落ちてくるまでは。
銃声のようなものは聞こえなかった。スケルトンたちの行軍がその音をかき消したのだろうか。だが、どこから撃ってきたのか。周囲に敵はいない。
「……お、おい! 大丈夫か!」
我に返ったクロウはすぐさま兵士に駆け寄る。見ると肩に抉り飛ばされたような穴が開いている。次いで上を見る。この魔導アーマーにはパイロットの生存性を高めるために、強化ガラスを複数枚重ねた防弾仕様の風防が備え付けられている。それが、ものの一発で貫通されている。
「うっそだろおい……非覚醒者は退避させろ! 狙撃されて一方的に殺されるぞ!」
すぐさま、パイロットたちはアーマーを降り、覚醒者の帝国兵に護送され後方……アーマーを輸送してきたトラックまで下がる。
(くそ……風防を避けて撃ってきたわけじゃなく、風防のある方……つまり真正面から撃って、撃ち抜いてきたってのか……!)
それはつまり、今向かってきているスケルトンたちの中にそういう威力を持った銃を持つ敵がいる。そしてその敵は運転席をピンポイントで狙い撃つだけの技術を持っているということでもある。
「スケルトンたちの中に紛れているのか、あるいはそれよりも遠くからこちらを狙っているのか……」
どちらが正解なのか、考えても当然答えは出ない。それに出たとしても最悪なのに変わりはない。
「……とにかく、アーマーを動かさないと話にならねぇか……クソッたれ!!」
毒づきながら、クロウは手に持つ試作型エネルギーキャノンを置いて魔導アーマーの運転席へ向かった。あの狙撃はパイロットを狙ったものだ。非覚醒者ならともかく、覚醒者であれば……多少はその攻撃にも耐えられるはずだ。
ハンターたちを中心とした帝国軍とスケルトンの集団。この2つがぶつかり合うまで、もうそれほどの時間は残されていなかった。
解説
●目的
敵の殲滅。
●状況
PC達は帝国軍に雇われたハンターとなる。戦場は平原。天候は曇り。
現在前方からは敵スケルトンが多数進行してきており、後方には現在撤退作業中の拠点が存在する。
敵先頭集団とPC達は10スクエア程度離れた状態で戦闘は開始される。
●敵情報
総数は不明だがかなり多い。全てスケルトン。魔導アーマー→攻撃してきたPCの順で狙う。
以下の3種類が確認されている。
・スケルトン 剣と盾で武装。そこまで強くは無いが数は最も多い。
・スケルトンブレイド
二振りの剣を持つスケルトン。攻撃力に優れ常に2回攻撃を行う。
・ヒュージスケルトン
スケルトンの3倍程の大きさ。鈍重だが耐久力に優れ、攻撃範囲も広い。
●味方情報
魔導アーマー×6
4足歩行の一般的魔導アーマーをクロウが調整した機体。現在パイロット不在。
棍棒(そこそこの範囲を攻撃できる近接武器)とフレアグレネードで武装。
※フレアグレネード
弾数1。リロード不可。射程は長いが弾速は遅い。
着弾点を中心とした半径10m程の範囲内の全てを爆炎で攻撃するとともに強度10の炎上効果を与える。
帝国兵×4(闘狩人2、機導師2)
ライフルと剣で武装。魔導アーマーの操縦も可能。
クロウ
魔導アーマーの操縦席に移動中。指示があれば移動を止め地上での戦闘も可能。
この他、非覚醒者6と覚醒者2が参加していたが、負傷と戦局変化による撤退とその護衛で戦線を離脱済み。
●備考
魔導アーマーの操縦が可能。乗り込む場合クロウが乗ろうとしている機をAとし、以下B、C、D、E、Fのいずれに乗るか指定すること。
ちなみに相乗りも可能。ただし操縦するのは1人だけ。
※以下PL情報
●敵情報
レオン・シュナイダー
大凡200m後方の岩陰から偶数ラウンド開始時に、魔導アーマーパイロットを狙い攻撃を行う。パイロット不在時は攻撃しない。
スケルトン撃破数が一定を超えると撤退。
敵の殲滅。
●状況
PC達は帝国軍に雇われたハンターとなる。戦場は平原。天候は曇り。
現在前方からは敵スケルトンが多数進行してきており、後方には現在撤退作業中の拠点が存在する。
敵先頭集団とPC達は10スクエア程度離れた状態で戦闘は開始される。
●敵情報
総数は不明だがかなり多い。全てスケルトン。魔導アーマー→攻撃してきたPCの順で狙う。
以下の3種類が確認されている。
・スケルトン 剣と盾で武装。そこまで強くは無いが数は最も多い。
・スケルトンブレイド
二振りの剣を持つスケルトン。攻撃力に優れ常に2回攻撃を行う。
・ヒュージスケルトン
スケルトンの3倍程の大きさ。鈍重だが耐久力に優れ、攻撃範囲も広い。
●味方情報
魔導アーマー×6
4足歩行の一般的魔導アーマーをクロウが調整した機体。現在パイロット不在。
棍棒(そこそこの範囲を攻撃できる近接武器)とフレアグレネードで武装。
※フレアグレネード
弾数1。リロード不可。射程は長いが弾速は遅い。
着弾点を中心とした半径10m程の範囲内の全てを爆炎で攻撃するとともに強度10の炎上効果を与える。
帝国兵×4(闘狩人2、機導師2)
ライフルと剣で武装。魔導アーマーの操縦も可能。
クロウ
魔導アーマーの操縦席に移動中。指示があれば移動を止め地上での戦闘も可能。
この他、非覚醒者6と覚醒者2が参加していたが、負傷と戦局変化による撤退とその護衛で戦線を離脱済み。
●備考
魔導アーマーの操縦が可能。乗り込む場合クロウが乗ろうとしている機をAとし、以下B、C、D、E、Fのいずれに乗るか指定すること。
ちなみに相乗りも可能。ただし操縦するのは1人だけ。
※以下PL情報
●敵情報
レオン・シュナイダー
大凡200m後方の岩陰から偶数ラウンド開始時に、魔導アーマーパイロットを狙い攻撃を行う。パイロット不在時は攻撃しない。
スケルトン撃破数が一定を超えると撤退。
マスターより
お世話になっております、植田です。
今回も闇光、撤退支援の一環の依頼となります。
流れ的には前回の「【闇光】走れ、万難を排して」の続きとなりますが、前回を読んでなくても問題ないと思います。
また、今回本格的には戦闘しませんがレオン・シュナイダーの初出は過去依頼の「神眼の一端」となります。ご興味あれば是非。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
今回も闇光、撤退支援の一環の依頼となります。
流れ的には前回の「【闇光】走れ、万難を排して」の続きとなりますが、前回を読んでなくても問題ないと思います。
また、今回本格的には戦闘しませんがレオン・シュナイダーの初出は過去依頼の「神眼の一端」となります。ご興味あれば是非。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/12/10 01:57
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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質問卓 ロベリア・李(ka4206) 人間(リアルブルー)|38才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2015/11/25 22:02:32 |
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![]() |
相談卓 八代 遥(ka4481) 人間(リアルブルー)|16才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2015/11/27 21:19:41 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/11/22 22:03:48 |