ゲスト
(ka0000)
ハロウィンの置き忘れ、変身カボチャ現る!
マスター:星群彩佳

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 8日
- プレイング締切
- 2015/12/05 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/12/19 19:00
オープニング
ハロウィンが終わると、お化けカボチャは処分される。
グラズヘイム王国でもお化けカボチャは処分されるのだが、そのやり方は細かく砕いて家畜の食料にしたり、植物の肥料にすることになっていた。
ウィクトーリア家もお化けカボチャを粉砕機で細かく砕き、麻袋に入れられて倉庫に置いていたのだが……。
深夜、倉庫いっぱいに置かれた麻袋は突如動き出し、そして一気に破裂する。
オレンジ色のカボチャの粉が舞い上がる中、とあるモノが誕生してしまった……。
翌朝、ルサリィ・ウィクトーリア(kz0133)とフェイト・アルテミス(kz0134)は、援助をしている魔術師養成学校から来た使いの者と一緒に、所有している山の麓へ訪れる。
「ちょっ……ちょっとちょっとぉ! 何なのよ、コレはぁ!」
ルサリィは現場に到着するなり、ギョッとした。
所有している山の麓ではカボチャを育てており、毎年ハロウィンの為にオレンジ色のカボチャも育てさせていたのだ。
カボチャはハロウィン前には収穫を終えて、今は土畑になっている……はずだった。
しかし今現在、畑の中心の空中にはオレンジ色のお化けカボチャがプカプカと浮いていた。お化けカボチャの両眼には赤く怪しい光が宿っており、頭から下は黒いマントが風にふかれてヒラヒラと揺れ動いている。
そしてお化けカボチャを取り囲むように、畑の外側には魔術師達が結界を張っていた。
――明らかに、異常事態がここで起きている。
「ああ、ルサリィ様。このたびは……」
「詫びは後でいいわ。とりあえず説明をお願い、ヘスティアー」
ヘスティアーは魔術師養成学校で炎の魔術を教えている女性教師であり、見た目は二十代に見える美女だ。
「はい……。わたくしどもが知らせを受けたのは、今日の早朝のことです」
ウィクトーリア家の私有地には、必ず見回りする者がいる。
特にこの山では魔術師養成学校の生徒達が無断で魔法の練習をしていたせいで、様々な事件が起きてしまった。
その為、教師と見回りの者が組んで、山を毎日調査していたのだ。
そして今朝の見回りで、異変が発見される――。
このカボチャ畑で、オレンジ色のお化けカボチャが浮いているのを見つけたのだ。しかもよく探れば、ただならぬモノの気配がある。
「わたくしどもはすぐに現場へ駆け付け、調査をはじめたのですが……」
若い男性教師が畑に足を踏み入れると、お化けカボチャが襲い掛かってきて、頭にはまってしまった。
すると頭がお化けカボチャになった男性教師は、何故か首から下が人狼になってしまう。
慌てて他の教師達がお化けカボチャに向かって攻撃をすると頭から離れて、体も元に戻ったらしい――。
説明を聞いて、ルサリィは眉間にシワを寄せる。
「首から下が人狼になったって……どういうことなの?」
「体を乗っ取られた者の話では、ハロウィン当日に変身の魔法で人狼の姿になったらしいです。つまりあのお化けカボチャが頭にはまると、首から下の体がハロウィンで仮装した姿そのものになるようです」
「それはつまり……ハロウィンが失敗して、悪い精霊を追い払えなかったということですか?」
フェイトの質問で、ヘスティアーは何とも言えない表情で首を傾げた。
「それも一因でしょうが……。実は生徒達が仮装で使ったお化けカボチャに変身魔法をかけていたことが、そもそもの原因かと……」
ヘスティアーが言うには、生徒達はお化けカボチャに『かぶると想像した姿に変身できる魔法』をかけて、ハロウィンを楽しんだらしい。
「でもその時も後も、生徒達は無事だったのよね?」
「ルサリィ様の仰る通りです。しかし複数の生徒が、複数のお化けカボチャに変身魔法をかけていたのならば、話は違ってきます。子供達の魔力はそう強いモノではありませんが、複数集まれば強大になります」
「……つまり変身魔法がかけられたお化けカボチャが複数集まり、粉砕されて一ヵ所に集まったことにより、アレが誕生してしまったということですか」
フェイトの視線の先には、畑から出たくて飛び回るお化けカボチャがいる。
「結果的にお化けカボチャではなく、変身カボチャになったってことね。でも何でここにいるのよ?」
ルサリィが迷惑そうに変身カボチャを指差すと、ヘスティアーは苦く笑う。
「あのカボチャにとって、この畑は故郷みたいなものですから」
「しかしだからといって、結界を解いて他所に行かれてはたまりませんね」
フェイトも厳しい意見を吐き出す。
魔術師養成学校の教師達の監督不行き届きのせいで、ウィクトーリア家の名に傷が付くのを嫌がっているのだ。
「でもさあ、あの変身カボチャをとっとと魔法で攻撃して、倒せばいいだけの話じゃないの?」
「それがですね、ルサリィ様。これがまたお恥ずかしい話なのですが……」
魔術師養成学校は現在、他校との交流会で生徒も教師もほとんど残っていない。
しかしハロウィンに現れる悪霊や悪い精霊達を追い払うことができるのは炎であり、専門の教師であるヘスティアーが残っていただけ幸運と言えるはずだったのだが……。
「結界を張るのに、魔導具のランプに浄化の炎を宿した物を使っております。アレを倒す武器も、複数作れたのですが……」
「もしかして、それであなた達の魔力は……!」
「……はい。ほぼ切れてしまいました」
不安が的中してしまい、フェイトは険しい表情を浮かべる。
どうやらヘスティアーと他の教師達は結界や武器の製作で、魔力をほとんど使いきってしまったようだ。
魔術師達が戦えないとなると、代わりに戦ってくれる者を呼び出さなければならない。
「ねぇ、ヘスティアー。その魔法武器は誰でも使えるの?」
「そのように作りましたが、相手が相手ですから戦い慣れた者を向かわせた方がよいかと」
「なら変身カボチャと戦うのは、ハンターしかいませんね」
人間相手ならばウィクトーリア家の者でも大丈夫かもしれないが、今回は相手が悪い。
「それじゃあハロウィンの後片付けを、ハンター達に手伝ってもらいましょう」
グラズヘイム王国でもお化けカボチャは処分されるのだが、そのやり方は細かく砕いて家畜の食料にしたり、植物の肥料にすることになっていた。
ウィクトーリア家もお化けカボチャを粉砕機で細かく砕き、麻袋に入れられて倉庫に置いていたのだが……。
深夜、倉庫いっぱいに置かれた麻袋は突如動き出し、そして一気に破裂する。
オレンジ色のカボチャの粉が舞い上がる中、とあるモノが誕生してしまった……。
翌朝、ルサリィ・ウィクトーリア(kz0133)とフェイト・アルテミス(kz0134)は、援助をしている魔術師養成学校から来た使いの者と一緒に、所有している山の麓へ訪れる。
「ちょっ……ちょっとちょっとぉ! 何なのよ、コレはぁ!」
ルサリィは現場に到着するなり、ギョッとした。
所有している山の麓ではカボチャを育てており、毎年ハロウィンの為にオレンジ色のカボチャも育てさせていたのだ。
カボチャはハロウィン前には収穫を終えて、今は土畑になっている……はずだった。
しかし今現在、畑の中心の空中にはオレンジ色のお化けカボチャがプカプカと浮いていた。お化けカボチャの両眼には赤く怪しい光が宿っており、頭から下は黒いマントが風にふかれてヒラヒラと揺れ動いている。
そしてお化けカボチャを取り囲むように、畑の外側には魔術師達が結界を張っていた。
――明らかに、異常事態がここで起きている。
「ああ、ルサリィ様。このたびは……」
「詫びは後でいいわ。とりあえず説明をお願い、ヘスティアー」
ヘスティアーは魔術師養成学校で炎の魔術を教えている女性教師であり、見た目は二十代に見える美女だ。
「はい……。わたくしどもが知らせを受けたのは、今日の早朝のことです」
ウィクトーリア家の私有地には、必ず見回りする者がいる。
特にこの山では魔術師養成学校の生徒達が無断で魔法の練習をしていたせいで、様々な事件が起きてしまった。
その為、教師と見回りの者が組んで、山を毎日調査していたのだ。
そして今朝の見回りで、異変が発見される――。
このカボチャ畑で、オレンジ色のお化けカボチャが浮いているのを見つけたのだ。しかもよく探れば、ただならぬモノの気配がある。
「わたくしどもはすぐに現場へ駆け付け、調査をはじめたのですが……」
若い男性教師が畑に足を踏み入れると、お化けカボチャが襲い掛かってきて、頭にはまってしまった。
すると頭がお化けカボチャになった男性教師は、何故か首から下が人狼になってしまう。
慌てて他の教師達がお化けカボチャに向かって攻撃をすると頭から離れて、体も元に戻ったらしい――。
説明を聞いて、ルサリィは眉間にシワを寄せる。
「首から下が人狼になったって……どういうことなの?」
「体を乗っ取られた者の話では、ハロウィン当日に変身の魔法で人狼の姿になったらしいです。つまりあのお化けカボチャが頭にはまると、首から下の体がハロウィンで仮装した姿そのものになるようです」
「それはつまり……ハロウィンが失敗して、悪い精霊を追い払えなかったということですか?」
フェイトの質問で、ヘスティアーは何とも言えない表情で首を傾げた。
「それも一因でしょうが……。実は生徒達が仮装で使ったお化けカボチャに変身魔法をかけていたことが、そもそもの原因かと……」
ヘスティアーが言うには、生徒達はお化けカボチャに『かぶると想像した姿に変身できる魔法』をかけて、ハロウィンを楽しんだらしい。
「でもその時も後も、生徒達は無事だったのよね?」
「ルサリィ様の仰る通りです。しかし複数の生徒が、複数のお化けカボチャに変身魔法をかけていたのならば、話は違ってきます。子供達の魔力はそう強いモノではありませんが、複数集まれば強大になります」
「……つまり変身魔法がかけられたお化けカボチャが複数集まり、粉砕されて一ヵ所に集まったことにより、アレが誕生してしまったということですか」
フェイトの視線の先には、畑から出たくて飛び回るお化けカボチャがいる。
「結果的にお化けカボチャではなく、変身カボチャになったってことね。でも何でここにいるのよ?」
ルサリィが迷惑そうに変身カボチャを指差すと、ヘスティアーは苦く笑う。
「あのカボチャにとって、この畑は故郷みたいなものですから」
「しかしだからといって、結界を解いて他所に行かれてはたまりませんね」
フェイトも厳しい意見を吐き出す。
魔術師養成学校の教師達の監督不行き届きのせいで、ウィクトーリア家の名に傷が付くのを嫌がっているのだ。
「でもさあ、あの変身カボチャをとっとと魔法で攻撃して、倒せばいいだけの話じゃないの?」
「それがですね、ルサリィ様。これがまたお恥ずかしい話なのですが……」
魔術師養成学校は現在、他校との交流会で生徒も教師もほとんど残っていない。
しかしハロウィンに現れる悪霊や悪い精霊達を追い払うことができるのは炎であり、専門の教師であるヘスティアーが残っていただけ幸運と言えるはずだったのだが……。
「結界を張るのに、魔導具のランプに浄化の炎を宿した物を使っております。アレを倒す武器も、複数作れたのですが……」
「もしかして、それであなた達の魔力は……!」
「……はい。ほぼ切れてしまいました」
不安が的中してしまい、フェイトは険しい表情を浮かべる。
どうやらヘスティアーと他の教師達は結界や武器の製作で、魔力をほとんど使いきってしまったようだ。
魔術師達が戦えないとなると、代わりに戦ってくれる者を呼び出さなければならない。
「ねぇ、ヘスティアー。その魔法武器は誰でも使えるの?」
「そのように作りましたが、相手が相手ですから戦い慣れた者を向かわせた方がよいかと」
「なら変身カボチャと戦うのは、ハンターしかいませんね」
人間相手ならばウィクトーリア家の者でも大丈夫かもしれないが、今回は相手が悪い。
「それじゃあハロウィンの後片付けを、ハンター達に手伝ってもらいましょう」
解説
○今回は変身魔法がかけられたお化けカボチャを倒すことが目的です。
★変身お化けカボチャについて
常に宙に浮き、一メートルから三メートルほど近付くと素早く襲い掛かってきて、体を乗っ取ります。
カボチャは人間の頭がすっぽりはまってしまうほどの大きさがあり、黒いマントに体を包まれると変身してしまいます。
変身する姿は、ハロウィンで仮装した姿になります。
そして変身しますと、その姿に意識が染まってしまいますのでご注意ください。例えば吸血鬼ですとトマトが欲しくなり、動物ですと習性をしてしまいます。
また変身しても頭はお化けカボチャですので、攻撃先は頭にしてください。
◎変身お化けカボチャの倒し方
魔術師養成学校の教師達が作った武器は、炎の術が使えます。
浄化の炎はハンター達には無害ですので、ご安心ください。例え体を乗っ取られた上で攻撃されても、炎でケガをすることはありません。
近距離攻撃は「炎をまとったウィップ」、炎のムチを使ってください。ムチの長さは最大で二メートルです。
中距離攻撃は「炎の槍」、刃部分が炎になっていまして、柄は一メートルほどの長さになります。通常三十センチほどの炎の刃は、力を込めると五十センチにまで巨大化することができますが、一度使うと次のターンに移るまで行動は一回休みになります。
遠距離攻撃は「炎の矢」が数多く用意されていまして、弓は体のサイズに合ったものを用意します。
スキルや他の武器は使うことはできますが、変身お化けカボチャを倒すことはできません。
倒すことができるのは、上記3つの武器となります。
お好きな武器を一つ選び、戦闘に挑んでください。
武器の使用回数はありませんが、戦闘が終わり次第回収になります。
※白紙プレイングはダメですヨ。
もったいないオバケが出ちゃいますからネ。
★変身お化けカボチャについて
常に宙に浮き、一メートルから三メートルほど近付くと素早く襲い掛かってきて、体を乗っ取ります。
カボチャは人間の頭がすっぽりはまってしまうほどの大きさがあり、黒いマントに体を包まれると変身してしまいます。
変身する姿は、ハロウィンで仮装した姿になります。
そして変身しますと、その姿に意識が染まってしまいますのでご注意ください。例えば吸血鬼ですとトマトが欲しくなり、動物ですと習性をしてしまいます。
また変身しても頭はお化けカボチャですので、攻撃先は頭にしてください。
◎変身お化けカボチャの倒し方
魔術師養成学校の教師達が作った武器は、炎の術が使えます。
浄化の炎はハンター達には無害ですので、ご安心ください。例え体を乗っ取られた上で攻撃されても、炎でケガをすることはありません。
近距離攻撃は「炎をまとったウィップ」、炎のムチを使ってください。ムチの長さは最大で二メートルです。
中距離攻撃は「炎の槍」、刃部分が炎になっていまして、柄は一メートルほどの長さになります。通常三十センチほどの炎の刃は、力を込めると五十センチにまで巨大化することができますが、一度使うと次のターンに移るまで行動は一回休みになります。
遠距離攻撃は「炎の矢」が数多く用意されていまして、弓は体のサイズに合ったものを用意します。
スキルや他の武器は使うことはできますが、変身お化けカボチャを倒すことはできません。
倒すことができるのは、上記3つの武器となります。
お好きな武器を一つ選び、戦闘に挑んでください。
武器の使用回数はありませんが、戦闘が終わり次第回収になります。
※白紙プレイングはダメですヨ。
もったいないオバケが出ちゃいますからネ。
マスターより
秋の味覚パニックシナリオ・第五弾は、変身お化けカボチャとの戦闘となります。
戦闘……と言いましてもコメディ風になると思いますので、お気軽に参加してください♪
戦闘……と言いましてもコメディ風になると思いますので、お気軽に参加してください♪
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/12/18 06:29
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/11/28 21:42:10 |
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化けカボチャをぶっ飛ばせ! 阿部 透馬(ka5823) 人間(リアルブルー)|24才|男性|格闘士(マスターアームズ) |
最終発言 2015/12/01 23:17:46 |