ゲスト
(ka0000)
珈琲サロンとぱぁずのバリスタ
マスター:佐倉眸

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/12/08 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/12/17 07:30
オープニング
●
蒸気工場都市フマーレの商業区。常連で賑わう小さな喫茶店、珈琲サロンとぱぁず。老いた店長が怪我を理由に隠居を宣言し、今はその孫娘のユリアが店長代理として、祖父の頃からの店員、ローレンツと切り盛りしている。
ポルトワール近くの海に面した村へ嫁ぎ、漁師をしていた夫を若くして亡くしたユリアは、生家のとぱぁずに戻って一年と数ヶ月、街の住人や常連のお喋りに励まされ笑顔を取り戻していた。喪服は脱げずに常に黒いドレスを纏っているが、エプロンはいつもフリルとレースをあしらう可憐な物を身に着けている。
極彩色の街ヴァリオス、その大通りを曲がった路地裏に小さな宝飾工房がある。宝飾工房コンフォート、軒先に小さなランプを揺らす、優しい雰囲気の古い店。
とぱぁずの店長、エーレンフリート。その妻の生家で、今はエーレンフリートが隠居がてらに、宝飾技師だった義父の遺品と遺作を片付けている。工房は動かさず店も殆どの日は閉めていて、義父と縁のある客人が尋ねてきた時だけ開けていた。
ある日、エーレンフリートは小さな弟を抱えた1人の少女と出会った。
少女はモニカと名乗り、身寄りは無いが宝飾の仕事には覚えが有ると言ってエーレンフリートへの師事を請うた。エーレンフリートはモニカに事情を説明し、暫くは店番として家に置いてた。
ユリアよりも10程若い少女と、まだ言葉も話さぬ小さな弟。
二人は後日、フマーレへ移り、モニカは生活の為、珈琲サロンとぱぁずでのウェイトレスの仕事に就いた。
フマーレ商業区、珈琲サロンとぱぁず。モニカがウェイトレスの仕事に就いて数ヶ月。
いつもの店に一通の手紙が届いた。ユリアに宛てて祖父の病床を伝える物だった。店を離れられないユリアに代わり、モニカがヴァリオスに向かうことにした。
無事到着し、元気なエーレンフリートと対面し。
そして、それから一ヶ月。
●sideとぱぁず
「ふん、二ヶ月ぶり振りだから何だ。ユリア君の覇気が無いのは昨日今日のことじゃないだろ? まあ、このところは特に酷いがね」
「もう、ロロさんっ、そういうことは本人の前で言わないで頂戴」
カウンター越しの2人の言葉に客が笑う。肩を落としたユリアが騒がせたお詫び、と囁いてソーサにクッキーを1枚載せた。
しかし、とその客はユリアを眺める。本当に元気が無さそうだ。
ユリアは肩を竦めると、困ったように笑いながら店を見渡した。
「私に元気が無いんじゃないのよ。前はモニカがいたでしょう、ポニーテールのウェイトレスの子」
ああ、と客の男が頷いた。確かにモニカは賑やかなウェイトレスだった。
ほんの暫く居ただけで、一月の不在でこんなにも寂しく感じるのだから。
ローレンツはカップを拭いながら、ふんと鼻を鳴らす。その賑やかさが無くなって、ユリアが気落ちしている所為だと薄ら笑いながら。
「まあ、そういうわけだからね、ユリア君をどうにかして貰えないか? 若人達の方が気も合うだろ」
「だから、ロロさんっ、そういうことは……もう、私、買い出しに行ってきます……皆さんはごゆっくり」
ローレンツが店に来ていたハンター達へ冗談交じりに声を掛けると、ユリアが慌てた声で遮った。店に響いた声を誤魔化すように咳払いをすると、籠を提げて店を出ていく。
卸しの店が閉まる時間が近い。切れかかった小麦粉を買ってくると言ってドアから1度振り返った。
●sideユリア
粉に砂糖に卵にとあれこれ纏めて揃う粉屋はそう遠くはない。同じ商店街には親しくしている製菓材料の店もあり、行き掛けに覗くと手製だという洋なしのジャムを持たされた。
モニカにも食べて欲しかったという店の婦人に、ジャムなら戻って来るまで保つでしょと笑って店を出て粉屋へ向かう。
片手に瓶を抱えながら、空気を吸うと鼻の奥がつんと冷える。
「寒いなぁ……手袋してくれば良かったわ」
悴んだ指先を吐息で温めて、店の奥へ声を掛ける。
いつものをと頼んで薄力粉を一袋。空いている腕に抱えて店を出た、その時。
危ない、と店主の声が聞こえた。
何かが飛び掛かってくる。
袋と瓶を抱き締めながらきつく目を瞑って脚を退くと、小石を踏みつけたらしく足首を捻って尻餅をついた。
「――っぅ、……っ、痛ぁ……なに? のらいぬ?」
慎重に開く。足下に、1匹のコボルトが目を回して転がって居た。
息を上げて箒を振り下ろした店主が、誰か、と通りを行く人々へ声を掛けた。
「待って! そこにも居るわ」
店の影から覗いた鼻先と背中。全部で3匹くらいだろうか。
●sideローレンツ
ユリアの出て行った店内、客がクッキーを囓りながら肩を竦めた。
ローレンツが眇めた目を向けると、いやぁ、と苦い顔で笑いながら、ユリアもいないんじゃ、余計に寂しくて仕方ないとドアを振り返る。
客がぱちくりと瞬いて、珍しいなあとクッキーの残りを口に放り込んだ。
混んできそうだからお暇するよと手を振った客と入れ違いに数組の客が入ってきた。
久しぶりにゆっくりしようと思ったんだが、空いてるかい?
いつものコーヒはあるかい。お腹空いちゃったなぁ。やあ、君たちもか。
とぱぁず、ってここでいいのよね。あー、ここね、私も初めてー。
風、冷たかったけど、店の中は温かいね。ええ、ほっとするわね。
まま―、甘い物食べたいなー。わーい、ひとがいっぱーい。2人とも、大人しくしなさい。
「…………空いてるお席へお掛け下さい」
ローレンツの顔が引き攣っていく。壁の時計を見上げた。ユリアが戻って来るまで、まだまだ掛かりそうだ。
蒸気工場都市フマーレの商業区。常連で賑わう小さな喫茶店、珈琲サロンとぱぁず。老いた店長が怪我を理由に隠居を宣言し、今はその孫娘のユリアが店長代理として、祖父の頃からの店員、ローレンツと切り盛りしている。
ポルトワール近くの海に面した村へ嫁ぎ、漁師をしていた夫を若くして亡くしたユリアは、生家のとぱぁずに戻って一年と数ヶ月、街の住人や常連のお喋りに励まされ笑顔を取り戻していた。喪服は脱げずに常に黒いドレスを纏っているが、エプロンはいつもフリルとレースをあしらう可憐な物を身に着けている。
極彩色の街ヴァリオス、その大通りを曲がった路地裏に小さな宝飾工房がある。宝飾工房コンフォート、軒先に小さなランプを揺らす、優しい雰囲気の古い店。
とぱぁずの店長、エーレンフリート。その妻の生家で、今はエーレンフリートが隠居がてらに、宝飾技師だった義父の遺品と遺作を片付けている。工房は動かさず店も殆どの日は閉めていて、義父と縁のある客人が尋ねてきた時だけ開けていた。
ある日、エーレンフリートは小さな弟を抱えた1人の少女と出会った。
少女はモニカと名乗り、身寄りは無いが宝飾の仕事には覚えが有ると言ってエーレンフリートへの師事を請うた。エーレンフリートはモニカに事情を説明し、暫くは店番として家に置いてた。
ユリアよりも10程若い少女と、まだ言葉も話さぬ小さな弟。
二人は後日、フマーレへ移り、モニカは生活の為、珈琲サロンとぱぁずでのウェイトレスの仕事に就いた。
フマーレ商業区、珈琲サロンとぱぁず。モニカがウェイトレスの仕事に就いて数ヶ月。
いつもの店に一通の手紙が届いた。ユリアに宛てて祖父の病床を伝える物だった。店を離れられないユリアに代わり、モニカがヴァリオスに向かうことにした。
無事到着し、元気なエーレンフリートと対面し。
そして、それから一ヶ月。
●sideとぱぁず
「ふん、二ヶ月ぶり振りだから何だ。ユリア君の覇気が無いのは昨日今日のことじゃないだろ? まあ、このところは特に酷いがね」
「もう、ロロさんっ、そういうことは本人の前で言わないで頂戴」
カウンター越しの2人の言葉に客が笑う。肩を落としたユリアが騒がせたお詫び、と囁いてソーサにクッキーを1枚載せた。
しかし、とその客はユリアを眺める。本当に元気が無さそうだ。
ユリアは肩を竦めると、困ったように笑いながら店を見渡した。
「私に元気が無いんじゃないのよ。前はモニカがいたでしょう、ポニーテールのウェイトレスの子」
ああ、と客の男が頷いた。確かにモニカは賑やかなウェイトレスだった。
ほんの暫く居ただけで、一月の不在でこんなにも寂しく感じるのだから。
ローレンツはカップを拭いながら、ふんと鼻を鳴らす。その賑やかさが無くなって、ユリアが気落ちしている所為だと薄ら笑いながら。
「まあ、そういうわけだからね、ユリア君をどうにかして貰えないか? 若人達の方が気も合うだろ」
「だから、ロロさんっ、そういうことは……もう、私、買い出しに行ってきます……皆さんはごゆっくり」
ローレンツが店に来ていたハンター達へ冗談交じりに声を掛けると、ユリアが慌てた声で遮った。店に響いた声を誤魔化すように咳払いをすると、籠を提げて店を出ていく。
卸しの店が閉まる時間が近い。切れかかった小麦粉を買ってくると言ってドアから1度振り返った。
●sideユリア
粉に砂糖に卵にとあれこれ纏めて揃う粉屋はそう遠くはない。同じ商店街には親しくしている製菓材料の店もあり、行き掛けに覗くと手製だという洋なしのジャムを持たされた。
モニカにも食べて欲しかったという店の婦人に、ジャムなら戻って来るまで保つでしょと笑って店を出て粉屋へ向かう。
片手に瓶を抱えながら、空気を吸うと鼻の奥がつんと冷える。
「寒いなぁ……手袋してくれば良かったわ」
悴んだ指先を吐息で温めて、店の奥へ声を掛ける。
いつものをと頼んで薄力粉を一袋。空いている腕に抱えて店を出た、その時。
危ない、と店主の声が聞こえた。
何かが飛び掛かってくる。
袋と瓶を抱き締めながらきつく目を瞑って脚を退くと、小石を踏みつけたらしく足首を捻って尻餅をついた。
「――っぅ、……っ、痛ぁ……なに? のらいぬ?」
慎重に開く。足下に、1匹のコボルトが目を回して転がって居た。
息を上げて箒を振り下ろした店主が、誰か、と通りを行く人々へ声を掛けた。
「待って! そこにも居るわ」
店の影から覗いた鼻先と背中。全部で3匹くらいだろうか。
●sideローレンツ
ユリアの出て行った店内、客がクッキーを囓りながら肩を竦めた。
ローレンツが眇めた目を向けると、いやぁ、と苦い顔で笑いながら、ユリアもいないんじゃ、余計に寂しくて仕方ないとドアを振り返る。
客がぱちくりと瞬いて、珍しいなあとクッキーの残りを口に放り込んだ。
混んできそうだからお暇するよと手を振った客と入れ違いに数組の客が入ってきた。
久しぶりにゆっくりしようと思ったんだが、空いてるかい?
いつものコーヒはあるかい。お腹空いちゃったなぁ。やあ、君たちもか。
とぱぁず、ってここでいいのよね。あー、ここね、私も初めてー。
風、冷たかったけど、店の中は温かいね。ええ、ほっとするわね。
まま―、甘い物食べたいなー。わーい、ひとがいっぱーい。2人とも、大人しくしなさい。
「…………空いてるお席へお掛け下さい」
ローレンツの顔が引き攣っていく。壁の時計を見上げた。ユリアが戻って来るまで、まだまだ掛かりそうだ。
解説
目的 1、コボルトの駆除・2、給仕の手伝い
1
●エネミー
コボルト×3~
特記事項の無いコボルトとなります。
粉屋の影に3匹程隠れています。
他の場所にも潜んでいる可能性があります
●場所
粉屋周辺、人通りが少し有り、道幅は小さな馬車なら通れる程度。
隣の工具店と雑貨店から店員が様子を覗っています。
隣の店との間は歩ける程度の幅があります。
●NPC
ユリア 「……ごめんなさい、手を貸して下さらないかしら?」
負傷中。小麦粉を買いに来た喫茶店の店長代理。店の前で座り込んでいます。
ハンターの指示があれば従います。
店主×(粉屋、工具店、雑貨店)
様子を覗っており、ハンターの指示があれば従いますが、店と客の安全を最優先に行動します。
2
●客
工業区の職人、常連3人、噂を聞いてきた2人組、通りすがりのカップル、母親と子供2人。
計、5組。
放っておくと騒いだり帰ったりします。
●商品
コーヒ
ローレンツが煎れます。数分で準備出来て、1度に10杯程度は準備可能です。
クッキー
今日の分の作り置きがまだ沢山あります。
ケーキ
シフォンケーキとロールケーキが準備してあります。それぞれ3つ残っています。
その他
小麦粉、牛乳、卵、バター、等の製菓材料と道具は一通り揃っているようです。
●内装
カウンター席と2人掛けが幾つか。予備の椅子も数脚、カウンター内に有ります。
奥には相席用の広いテーブルが有るが、専らハンター専用で天板に同盟の地図が張ってあります。
●NPC
ローレンツ 「……まったく、どうしてユリア君が居ない時に限って……」
バリスタ。生まれた頃から知っているユリアのことを気に掛けてはいるが、素直に心配を伝えられない。
コーヒの評判は良く、常連客とは気易く接するが、初対面や賑やかな客は苦手。
ハンターの指示があれば従います。
放っておくと、仏頂面で注文を取った後、珈琲を煎れ始めます。
1
●エネミー
コボルト×3~
特記事項の無いコボルトとなります。
粉屋の影に3匹程隠れています。
他の場所にも潜んでいる可能性があります
●場所
粉屋周辺、人通りが少し有り、道幅は小さな馬車なら通れる程度。
隣の工具店と雑貨店から店員が様子を覗っています。
隣の店との間は歩ける程度の幅があります。
●NPC
ユリア 「……ごめんなさい、手を貸して下さらないかしら?」
負傷中。小麦粉を買いに来た喫茶店の店長代理。店の前で座り込んでいます。
ハンターの指示があれば従います。
店主×(粉屋、工具店、雑貨店)
様子を覗っており、ハンターの指示があれば従いますが、店と客の安全を最優先に行動します。
2
●客
工業区の職人、常連3人、噂を聞いてきた2人組、通りすがりのカップル、母親と子供2人。
計、5組。
放っておくと騒いだり帰ったりします。
●商品
コーヒ
ローレンツが煎れます。数分で準備出来て、1度に10杯程度は準備可能です。
クッキー
今日の分の作り置きがまだ沢山あります。
ケーキ
シフォンケーキとロールケーキが準備してあります。それぞれ3つ残っています。
その他
小麦粉、牛乳、卵、バター、等の製菓材料と道具は一通り揃っているようです。
●内装
カウンター席と2人掛けが幾つか。予備の椅子も数脚、カウンター内に有ります。
奥には相席用の広いテーブルが有るが、専らハンター専用で天板に同盟の地図が張ってあります。
●NPC
ローレンツ 「……まったく、どうしてユリア君が居ない時に限って……」
バリスタ。生まれた頃から知っているユリアのことを気に掛けてはいるが、素直に心配を伝えられない。
コーヒの評判は良く、常連客とは気易く接するが、初対面や賑やかな客は苦手。
ハンターの指示があれば従います。
放っておくと、仏頂面で注文を取った後、珈琲を煎れ始めます。
マスターより
昨月29日に公開しましたシナリオ「路地裏工房コンフォートのトパーズ」のフマーレサイドです。
ユリアを助けて、治療を終えるまで、店を保たせて下さい。
よろしくお願いします。
※プレイングに、ユリア、若しくは、ローレンツの、どちらに同行するかの明記をお願い致します。
ユリアを助けて、治療を終えるまで、店を保たせて下さい。
よろしくお願いします。
※プレイングに、ユリア、若しくは、ローレンツの、どちらに同行するかの明記をお願い致します。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/12/17 02:58
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/12/06 19:37:13 |
|
![]() |
相談卓 ユキヤ・S・ディールス(ka0382) 人間(リアルブルー)|16才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/12/07 23:05:21 |