ゲスト
(ka0000)
叫べ、我が名は黒キノコ
マスター:尾仲ヒエル

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/12/13 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/12/22 19:00
オープニング
●森に潜む影
北の森で不可解な物を見た、という噂がささやかれ始めたのは数ヶ月ほど前のことだった。
実際に出会った、と言う者や、巨大なキノコに似た姿だった、と言う者がいたが、なぜか詳しい話を聞こうとすると、皆、言葉をにごすのだった。
「どういうことだろうな?」
剣を背にしたジョーが相棒のクレインを振り返る。
ハンターオフィスの依頼を受けて、町の人々に聞き込みを行っていた2人だったが、有力な情報はなかなか集まらなかった。
「幻覚でも見せられたか、それとも人には言えない何かがあるか、だな」
「実際に行って確かめてみるしかないってことか」
●ぴょんぴょんするよ
「怪我人や死人は出ていないらしいが……」
「用心に越したことはないな」
警戒しながら森を進んでいた2人の前に、ひらけた空間が現れた。
足を止めたジョーがクレインに合図を送り、2人はそっと近くの茂みに身を潜める。
「なんだ? パルムか?」
ひそひそと言葉を交わす2人の目線の先では、いくつもの黒い影がぴょんぴょんと飛び跳ねている。
「パルムにしてはデカくないか?」
「そう言われればそうだな。それに、なんというか……黒くて禍々しいな」
真っ黒なキノコたちは6体。
人間の半分くらいの背丈はあるだろうか。
目鼻はなく、傘の先から軸の下端まで全身真っ黒だった。
そのフォルムと傘の中央の×印は、リアルブルー出身のジョーに故郷で見たシイタケを思い起こさせる。
黒キノコたちは輪になってぴょんぴょんと跳ね回り、その姿はまるで踊っているように見えた。
●我が名は黒キノコ
「様子見がてら攻撃してみるか。援護してくれ」
剣を手に忍び出たジョーが、一番手前の黒キノコに斬りかかる。
銀色に光る刃が真っ直ぐに振り下ろされ……ボフン!
突然、ジョーとその周りの空間が真っ黒な煙のようなものに包まれた。
「ジョー!」
クレインが声を上げた時、ジョーが咳き込みながら煙の中から抜け出してきた。
「おい。大丈夫か」
「大丈夫だ。俺の名はジョー・ヤマモト。いずれ伝説になる男さ」
見たこともないキリッとした表情で言い切るジョーに、クレインは得体のしれないものを見るような視線を向ける。
「……本当に大丈夫か?」
「ああ。不浄の者たちよ。その目に刻むがいい」
ジョーが剣を再び構える。
黒キノコたちは、まるでジョーの言葉に聞き入っているかのように動きを止めている。
「くらえ! 黄昏の審判(トワイライト・ジャッジメント)!」
横薙ぎに斬りつけたジョーの剣が、黒キノコの軸を捉えた。
カキーン!
小気味の良い音と共に、ジョーの剣が弾かれる。
「くそっ! 絶対障壁か!」
「トワイライト……なに? 絶対障壁? おい、ちょっと待て。なんだその設定は。俺たちいつも普通に戦ってきただろう」
その時、クレインの近くにいたキノコの一体から、ボフン、と煙が放出された。
煙を吸い込んでしまったクレインがケホケホと咳き込む。
やがて顔を上げた時には、その目の色が変わっていた。
「これは……封印を解きし戦慄の暗黒物質(ふういんをときしせんりつのダークマター)か……。フッ……そろそろ私の真の力を見せるときがきたようだな」
杖を構えたクレインがファイアアローを放つ。
「いでよ、蒼炎の槍(そうえんのジャベリン)!」
叫んだ内容とは関係なく、ごくごく普通の色の炎の槍がキノコの一体を吹き飛ばす。
「やるなクレイン」
「フッ。我が業火に灼けぬものはない」
「俺も負けてはいられないぜ!」
「ジョー危ない! 漆黒の輪舞曲(しっこくのろんど)だ!」
「うおおお!」
「たああ!」
独特な戦闘はしばらく続き、最終的にジョーとクレインは計2体の黒キノコを霧散させた。
2人は一度町に戻り報告を済ませると、酒場で町の人々に武勇伝を語り聞かせた。
そしてその数時間後、我に返って絶叫すると、宿の部屋に引きこもった。
北の森で不可解な物を見た、という噂がささやかれ始めたのは数ヶ月ほど前のことだった。
実際に出会った、と言う者や、巨大なキノコに似た姿だった、と言う者がいたが、なぜか詳しい話を聞こうとすると、皆、言葉をにごすのだった。
「どういうことだろうな?」
剣を背にしたジョーが相棒のクレインを振り返る。
ハンターオフィスの依頼を受けて、町の人々に聞き込みを行っていた2人だったが、有力な情報はなかなか集まらなかった。
「幻覚でも見せられたか、それとも人には言えない何かがあるか、だな」
「実際に行って確かめてみるしかないってことか」
●ぴょんぴょんするよ
「怪我人や死人は出ていないらしいが……」
「用心に越したことはないな」
警戒しながら森を進んでいた2人の前に、ひらけた空間が現れた。
足を止めたジョーがクレインに合図を送り、2人はそっと近くの茂みに身を潜める。
「なんだ? パルムか?」
ひそひそと言葉を交わす2人の目線の先では、いくつもの黒い影がぴょんぴょんと飛び跳ねている。
「パルムにしてはデカくないか?」
「そう言われればそうだな。それに、なんというか……黒くて禍々しいな」
真っ黒なキノコたちは6体。
人間の半分くらいの背丈はあるだろうか。
目鼻はなく、傘の先から軸の下端まで全身真っ黒だった。
そのフォルムと傘の中央の×印は、リアルブルー出身のジョーに故郷で見たシイタケを思い起こさせる。
黒キノコたちは輪になってぴょんぴょんと跳ね回り、その姿はまるで踊っているように見えた。
●我が名は黒キノコ
「様子見がてら攻撃してみるか。援護してくれ」
剣を手に忍び出たジョーが、一番手前の黒キノコに斬りかかる。
銀色に光る刃が真っ直ぐに振り下ろされ……ボフン!
突然、ジョーとその周りの空間が真っ黒な煙のようなものに包まれた。
「ジョー!」
クレインが声を上げた時、ジョーが咳き込みながら煙の中から抜け出してきた。
「おい。大丈夫か」
「大丈夫だ。俺の名はジョー・ヤマモト。いずれ伝説になる男さ」
見たこともないキリッとした表情で言い切るジョーに、クレインは得体のしれないものを見るような視線を向ける。
「……本当に大丈夫か?」
「ああ。不浄の者たちよ。その目に刻むがいい」
ジョーが剣を再び構える。
黒キノコたちは、まるでジョーの言葉に聞き入っているかのように動きを止めている。
「くらえ! 黄昏の審判(トワイライト・ジャッジメント)!」
横薙ぎに斬りつけたジョーの剣が、黒キノコの軸を捉えた。
カキーン!
小気味の良い音と共に、ジョーの剣が弾かれる。
「くそっ! 絶対障壁か!」
「トワイライト……なに? 絶対障壁? おい、ちょっと待て。なんだその設定は。俺たちいつも普通に戦ってきただろう」
その時、クレインの近くにいたキノコの一体から、ボフン、と煙が放出された。
煙を吸い込んでしまったクレインがケホケホと咳き込む。
やがて顔を上げた時には、その目の色が変わっていた。
「これは……封印を解きし戦慄の暗黒物質(ふういんをときしせんりつのダークマター)か……。フッ……そろそろ私の真の力を見せるときがきたようだな」
杖を構えたクレインがファイアアローを放つ。
「いでよ、蒼炎の槍(そうえんのジャベリン)!」
叫んだ内容とは関係なく、ごくごく普通の色の炎の槍がキノコの一体を吹き飛ばす。
「やるなクレイン」
「フッ。我が業火に灼けぬものはない」
「俺も負けてはいられないぜ!」
「ジョー危ない! 漆黒の輪舞曲(しっこくのろんど)だ!」
「うおおお!」
「たああ!」
独特な戦闘はしばらく続き、最終的にジョーとクレインは計2体の黒キノコを霧散させた。
2人は一度町に戻り報告を済ませると、酒場で町の人々に武勇伝を語り聞かせた。
そしてその数時間後、我に返って絶叫すると、宿の部屋に引きこもった。
解説
【ハンター2人と町の人から得た情報をまとめた報告書】
【黒キノコ】(現在4体)
体長1m。
ぴょんぴょん飛び跳ねる、黒いキノコ型の雑魔。シイタケに似ています。
攻撃力は低いものの、防御力と生命力が高めです。
胞子に影響された人が喋っている間は、なぜか動きが止まるようです。
・「封印を解きし戦慄の暗黒物質」(ふういんをときしせんりつのダークマター)
簡単に言うと胞子。
傘の×模様を叩くか、何度も攻撃してキノコを挑発すると半径2メートル範囲に放出されます。
能力への悪影響や、身体的な害はありませんが、思いっきり吸い込むと一時的な言動の変化が起こるようです。
粉状のため、風向きによっては攻撃範囲外でもちょっぴり効果を受ける可能性があります。
ハンター2人を診察した医者によれば、心の傷以外には後遺症などはないそうです。
・「漆黒の輪舞曲」(しっこくのろんど)
回転体当たり。
・「絶対障壁」(ぜったいしょうへき)
ガード。
体の表面を硬質化させ、一時的に防御力を上昇させているようです。
【場所】
広場を思わせる、森の中のひらけた場所。
直径約30メートルの円形の土地です。
地面は土で、四方を木々に囲まれています。
【気の毒なNPC】
・ジョー・ヤマモト
小刻みに震える布団その1。リアルブルー出身の闘狩人。
・クレイン
小刻みに震える布団その2。普段は冷静な魔術師。
【黒キノコ】(現在4体)
体長1m。
ぴょんぴょん飛び跳ねる、黒いキノコ型の雑魔。シイタケに似ています。
攻撃力は低いものの、防御力と生命力が高めです。
胞子に影響された人が喋っている間は、なぜか動きが止まるようです。
・「封印を解きし戦慄の暗黒物質」(ふういんをときしせんりつのダークマター)
簡単に言うと胞子。
傘の×模様を叩くか、何度も攻撃してキノコを挑発すると半径2メートル範囲に放出されます。
能力への悪影響や、身体的な害はありませんが、思いっきり吸い込むと一時的な言動の変化が起こるようです。
粉状のため、風向きによっては攻撃範囲外でもちょっぴり効果を受ける可能性があります。
ハンター2人を診察した医者によれば、心の傷以外には後遺症などはないそうです。
・「漆黒の輪舞曲」(しっこくのろんど)
回転体当たり。
・「絶対障壁」(ぜったいしょうへき)
ガード。
体の表面を硬質化させ、一時的に防御力を上昇させているようです。
【場所】
広場を思わせる、森の中のひらけた場所。
直径約30メートルの円形の土地です。
地面は土で、四方を木々に囲まれています。
【気の毒なNPC】
・ジョー・ヤマモト
小刻みに震える布団その1。リアルブルー出身の闘狩人。
・クレイン
小刻みに震える布団その2。普段は冷静な魔術師。
マスターより
コメディー寄りの戦闘依頼となります。
決め台詞や決めポーズなどを含めた「俺の/私の考えたオリジナルのカッコイイプレイング」をお送りください。
(※カッコ良く叫びはしますが、元々のスキルの内容自体は変わりません)
何人かが囮になればキノコたちの動きを止めて攻撃できますし、あえて全員で突っ込むと未知の戦闘シーンが爆誕するかも……?
決め台詞や決めポーズなどを含めた「俺の/私の考えたオリジナルのカッコイイプレイング」をお送りください。
(※カッコ良く叫びはしますが、元々のスキルの内容自体は変わりません)
何人かが囮になればキノコたちの動きを止めて攻撃できますし、あえて全員で突っ込むと未知の戦闘シーンが爆誕するかも……?
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/12/21 17:58
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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伝説の始まりの場所(相談卓) 鞍馬 真(ka5819) 人間(リアルブルー)|22才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/12/11 21:55:20 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/12/11 01:15:25 |