ゲスト
(ka0000)
pregando
マスター:石田まきば

- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
APV- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/12/18 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/12/27 12:00
オープニング
●クリスマスの前に
崖上都市「ピースホライズン」でもクリスマスの準備は進められているのだろうか?
「どう思います、シャイネさん?」
いつも通りのAPV。淹れてもらったお茶を飲む手を止めて、そんなフクカンの言葉に耳を傾けるシャイネ。
「どういう意味かな、フクカン君」
お祭りの好きなあの街のことだから、準備は万全だと思うけれど? そう言いながらも、フクカンの声音に不思議そうに首を傾げる。
「心配なのかな」
大きな作戦が続いている中で、楽しむ余裕を持つ人々がどれだけいるだろうか、なんて。
「ハンターの皆さんを支える立場に居る私が、そういう心配をするのはおこがましいのかもしれませんけど」
景気の悪い顔ばかり、というよりは、明るい顔を見て居たいな、と思うのが正直な所。
「別に、それが間違った考えだなんて、僕は思わないよ。勿論、他の誰も……君がおかしいなんて言わないさ」
楽しく過ごせるのは一番だと思うしね? 背中を押す用に優しい声で。シャイネ自身、自分からは口にしない。
「それで、君が何かをやりたいのだとして。できる事があれば、手を貸すよ?」
シャイネのその言葉が欲しかったのかもしれない。次第にフクカンの目が嬉しそうに輝いていく。
「ソサエティに来る皆さんに、少しでも楽しんでもらえる企画がいいかなって。私の権限を考えると、APVの部屋とかになってしまうかもしれませんが」
考えている事、全部言ってみたらどうだい? シャイネが促して。
「……それに、ロッソのお祭りのときみたいな、賑やかに、というのは無理だと思いますけど」
「まあ、あれだけ大掛かりなのは……それこそ大手の協力者がいないとね」
ユニオンカフェの衣装提供者の顔がちらりと浮かんだが、今回は流石に協力を得られないだろう。なにせ作戦展開中だ。このあたりに居るかどうか以前に、会う時間を作ってもらえるとも思えなかった。
「ふぅん……なら、僕達だけでもできるようにした方が、いいのかもしれないね」
「そうなんです。私もそうですが、ユニオンの仕事もありますし」
「……参加する人達にも、何かしら関わってもらえるような……ああ」
頭を捻るシャイネの脳裏に浮かぶのは、昨年、ピースホライズンで見かけた1つの看板。
「真似事になってしまっても、フクカン君は気にしないかい?」
「名案があるんですか?」
「去年、あの街で見かけた催し……のようなもの、なんだけれど」
準備をしっかりしておけば、当日まで様子を見守るだけでいいはずだよ。そうして続く説明に、フクカンがぴょんと跳ねた。
「いいですね! 早く準備に入りましょう!」
早速とばかりに腕まくり、キッチンへと駆けていく。タングラムが居ないおかげで、その動きは本来の身のこなし通り、機敏なものだ。
「……この前のカフェで色々覚えたんだったね、フクカン君」
僕の仕事はあまりないかもしれないね? 微笑みながら、空になったカップを持って。シャイネもキッチンへと向かって行った。
●クリスマスツリーを作りましょう
リゼリオにあるハンターオフィスは、広さもクリムゾンウエスト随一でありました。ホールの広さも勿論広く、混雑時であっても十分なスペースが確保できています。
中でも一番人の邪魔にならない一角に、今年は大きなクリスマスツリーがひとつ、その存在感を大きく放っています。
これはフクカンが、展示スペースとして許可を借りて、クリスマスシーズンの間だけという条件で設置したものなのでした。
けれど、まだまだ飾りが物足りないような?
それもそのはず、ツリーのすぐ傍にオーナメント入りの箱が置いてあるようです。
それだけではありません。
何やら細々とした調理小物が置かれた台、大きめのクッキー。透明の袋やリボンを並べた箱も並んでいるようです。
近くにはもう一つ、流麗な文字で書かれた張り紙が貼ってあるのでした。
それでは、読んでみましょうか。
『ハンターの皆様、今年もクリスマスの季節がやってきました。
この張り紙に目を留めた貴方に、少しだけ、お願いをさせて下さい。
ほんの少しでいいんです、皆様の時間を分けて貰えれば、きっとこのツリーも賑やかになると思うのです。
ツリー用のオーナメントと、クッキーを用意しておきました。
貴方の思うままに、このツリーを飾ってくれませんか?
クッキーも、絵や飾りを描いて、もしくは誰かに向けたお願い事を書きこんで……この木に飾ってくれませんか?
沢山のお願い事や、祈りが集まれば、きっと。
このツリーもハンターオフィスを彩る、クリスマスを盛り上げる一つの要になると思うのです。
お礼になるかはわかりませんが。
お手伝いをしてもらえるならば、皆様にもクッキーをおすそ分けいたします。
そのまま食べても、クリスマスまで飾っても、どうぞお好きなようにしてください。
噂ではありますが……
クッキーに書いた願い事を、クリスマスの日にゆっくりと味わえば、お願い事や祈りが叶う……そんな、おまじないがあるそうですよ?
ハンターの皆様の願い事が、叶いますように。
皆様が笑顔のクリスマスを過ごせますように。
大切な誰かへの祈りが届きますように。
届かなくなった願い事を籠めてツリーに飾るのも、いいかもしれません。
お仕事探しの合間、ほんのひと手間で構いません。
クリスマスの準備……少しだけ、皆様のお時間、分けてくれませんか?』
……なるほど、ツリーの飾りが物足りないのは、わざとなのですね。
クッキーの形はいくつか……ツリー、星、リース、サンタやトナカイといったクリスマスらしいもの。ハートや丸など、簡単な形もある様子。絵を入れやすいように、大きいものばかりなのは勿論ですね。
描く道具は……アイシング。しぼりだして簡単に描けるように、ペン状にしたものを何色か、用意してあるみたいです。
チョコレートは見当たりませんね。管理が難しくなるから、かもしれません。あまり大きなスペースを取るわけにもいきませんしね。
……では、私は何を願いましょうか。
おや、あなたもこの張り紙を見て?
お先にどうぞ、私はまだ何を書くか、決まっていませんから。
『貴方のクリスマスは、どんな色をしていますか?』
崖上都市「ピースホライズン」でもクリスマスの準備は進められているのだろうか?
「どう思います、シャイネさん?」
いつも通りのAPV。淹れてもらったお茶を飲む手を止めて、そんなフクカンの言葉に耳を傾けるシャイネ。
「どういう意味かな、フクカン君」
お祭りの好きなあの街のことだから、準備は万全だと思うけれど? そう言いながらも、フクカンの声音に不思議そうに首を傾げる。
「心配なのかな」
大きな作戦が続いている中で、楽しむ余裕を持つ人々がどれだけいるだろうか、なんて。
「ハンターの皆さんを支える立場に居る私が、そういう心配をするのはおこがましいのかもしれませんけど」
景気の悪い顔ばかり、というよりは、明るい顔を見て居たいな、と思うのが正直な所。
「別に、それが間違った考えだなんて、僕は思わないよ。勿論、他の誰も……君がおかしいなんて言わないさ」
楽しく過ごせるのは一番だと思うしね? 背中を押す用に優しい声で。シャイネ自身、自分からは口にしない。
「それで、君が何かをやりたいのだとして。できる事があれば、手を貸すよ?」
シャイネのその言葉が欲しかったのかもしれない。次第にフクカンの目が嬉しそうに輝いていく。
「ソサエティに来る皆さんに、少しでも楽しんでもらえる企画がいいかなって。私の権限を考えると、APVの部屋とかになってしまうかもしれませんが」
考えている事、全部言ってみたらどうだい? シャイネが促して。
「……それに、ロッソのお祭りのときみたいな、賑やかに、というのは無理だと思いますけど」
「まあ、あれだけ大掛かりなのは……それこそ大手の協力者がいないとね」
ユニオンカフェの衣装提供者の顔がちらりと浮かんだが、今回は流石に協力を得られないだろう。なにせ作戦展開中だ。このあたりに居るかどうか以前に、会う時間を作ってもらえるとも思えなかった。
「ふぅん……なら、僕達だけでもできるようにした方が、いいのかもしれないね」
「そうなんです。私もそうですが、ユニオンの仕事もありますし」
「……参加する人達にも、何かしら関わってもらえるような……ああ」
頭を捻るシャイネの脳裏に浮かぶのは、昨年、ピースホライズンで見かけた1つの看板。
「真似事になってしまっても、フクカン君は気にしないかい?」
「名案があるんですか?」
「去年、あの街で見かけた催し……のようなもの、なんだけれど」
準備をしっかりしておけば、当日まで様子を見守るだけでいいはずだよ。そうして続く説明に、フクカンがぴょんと跳ねた。
「いいですね! 早く準備に入りましょう!」
早速とばかりに腕まくり、キッチンへと駆けていく。タングラムが居ないおかげで、その動きは本来の身のこなし通り、機敏なものだ。
「……この前のカフェで色々覚えたんだったね、フクカン君」
僕の仕事はあまりないかもしれないね? 微笑みながら、空になったカップを持って。シャイネもキッチンへと向かって行った。
●クリスマスツリーを作りましょう
リゼリオにあるハンターオフィスは、広さもクリムゾンウエスト随一でありました。ホールの広さも勿論広く、混雑時であっても十分なスペースが確保できています。
中でも一番人の邪魔にならない一角に、今年は大きなクリスマスツリーがひとつ、その存在感を大きく放っています。
これはフクカンが、展示スペースとして許可を借りて、クリスマスシーズンの間だけという条件で設置したものなのでした。
けれど、まだまだ飾りが物足りないような?
それもそのはず、ツリーのすぐ傍にオーナメント入りの箱が置いてあるようです。
それだけではありません。
何やら細々とした調理小物が置かれた台、大きめのクッキー。透明の袋やリボンを並べた箱も並んでいるようです。
近くにはもう一つ、流麗な文字で書かれた張り紙が貼ってあるのでした。
それでは、読んでみましょうか。
『ハンターの皆様、今年もクリスマスの季節がやってきました。
この張り紙に目を留めた貴方に、少しだけ、お願いをさせて下さい。
ほんの少しでいいんです、皆様の時間を分けて貰えれば、きっとこのツリーも賑やかになると思うのです。
ツリー用のオーナメントと、クッキーを用意しておきました。
貴方の思うままに、このツリーを飾ってくれませんか?
クッキーも、絵や飾りを描いて、もしくは誰かに向けたお願い事を書きこんで……この木に飾ってくれませんか?
沢山のお願い事や、祈りが集まれば、きっと。
このツリーもハンターオフィスを彩る、クリスマスを盛り上げる一つの要になると思うのです。
お礼になるかはわかりませんが。
お手伝いをしてもらえるならば、皆様にもクッキーをおすそ分けいたします。
そのまま食べても、クリスマスまで飾っても、どうぞお好きなようにしてください。
噂ではありますが……
クッキーに書いた願い事を、クリスマスの日にゆっくりと味わえば、お願い事や祈りが叶う……そんな、おまじないがあるそうですよ?
ハンターの皆様の願い事が、叶いますように。
皆様が笑顔のクリスマスを過ごせますように。
大切な誰かへの祈りが届きますように。
届かなくなった願い事を籠めてツリーに飾るのも、いいかもしれません。
お仕事探しの合間、ほんのひと手間で構いません。
クリスマスの準備……少しだけ、皆様のお時間、分けてくれませんか?』
……なるほど、ツリーの飾りが物足りないのは、わざとなのですね。
クッキーの形はいくつか……ツリー、星、リース、サンタやトナカイといったクリスマスらしいもの。ハートや丸など、簡単な形もある様子。絵を入れやすいように、大きいものばかりなのは勿論ですね。
描く道具は……アイシング。しぼりだして簡単に描けるように、ペン状にしたものを何色か、用意してあるみたいです。
チョコレートは見当たりませんね。管理が難しくなるから、かもしれません。あまり大きなスペースを取るわけにもいきませんしね。
……では、私は何を願いましょうか。
おや、あなたもこの張り紙を見て?
お先にどうぞ、私はまだ何を書くか、決まっていませんから。
『貴方のクリスマスは、どんな色をしていますか?』
解説
*状況
特に目的の設定はありません、楽しいクリスマスを!
※ メインの場所はオフィスですが、ハンターズソサエティを通した依頼ではありません、ボランティアです
(ここから下は、行動の参考資料としてどうぞ)
*ツリーの飾りつけ
必ずしもこの場所に立ち寄る必要はありません
・箱に入ったオーナメント
一般的な飾りはありますが、ライトのように明滅するタイプのものは置かれていません
モール等きらきらしたものや、サンタ人形のようなぶら下げるタイプです
・クッキーオーナメント
クッキーの形:簡単な形なら大体あります
クッキーの色;プレーン、茶、緑、黄色、赤(ほぼピンク)、紫……等があるようです
飾りつけの材料:描きやすくペン状の絞り袋に入ったアイシング(砂糖がけのことです、クッキーと同じ色はあります)、ちょっとした木の実やドライフルーツ
湿気らせないための袋
封をして飾り付けるためのリボン
※ クッキーはアイテムの付与ではありません
※ アイシングなどの不足したものは、フクカンやシャイネが管理したり補充したりしています(リプレイの行間で行っていると思ってください)
※ 予算の都合上、クッキーの数を重視したため、上記以外の飾りつけ材料はありません、ご注意ください
*リゼリオの街
オフィスに立ち寄らずとも、街中のデートも問題ありません
出店や市場など、賑やかす店や人は居るでしょう
*時期について
クリスマス前からクリスマス当日のイメージです、特別「この日」と言う設定はいたしません
*NPC状況
基本的に背景ですが、お声がけ頂くと登場します
フクカン
ユニオンの仕事の合間に補充作業
時々APVでお茶を淹れているので、要求すると何か出してくれます
シャイネ
フクカンの手伝いとして補充作業
ツリーを飾るハンターさんの観察もする気です
*注意
白紙はリプレイに描写できません、ご注意くださいませ
参加したらとりあえず『クリスマス!』とでも送信しておきましょう
特に目的の設定はありません、楽しいクリスマスを!
※ メインの場所はオフィスですが、ハンターズソサエティを通した依頼ではありません、ボランティアです
(ここから下は、行動の参考資料としてどうぞ)
*ツリーの飾りつけ
必ずしもこの場所に立ち寄る必要はありません
・箱に入ったオーナメント
一般的な飾りはありますが、ライトのように明滅するタイプのものは置かれていません
モール等きらきらしたものや、サンタ人形のようなぶら下げるタイプです
・クッキーオーナメント
クッキーの形:簡単な形なら大体あります
クッキーの色;プレーン、茶、緑、黄色、赤(ほぼピンク)、紫……等があるようです
飾りつけの材料:描きやすくペン状の絞り袋に入ったアイシング(砂糖がけのことです、クッキーと同じ色はあります)、ちょっとした木の実やドライフルーツ
湿気らせないための袋
封をして飾り付けるためのリボン
※ クッキーはアイテムの付与ではありません
※ アイシングなどの不足したものは、フクカンやシャイネが管理したり補充したりしています(リプレイの行間で行っていると思ってください)
※ 予算の都合上、クッキーの数を重視したため、上記以外の飾りつけ材料はありません、ご注意ください
*リゼリオの街
オフィスに立ち寄らずとも、街中のデートも問題ありません
出店や市場など、賑やかす店や人は居るでしょう
*時期について
クリスマス前からクリスマス当日のイメージです、特別「この日」と言う設定はいたしません
*NPC状況
基本的に背景ですが、お声がけ頂くと登場します
フクカン
ユニオンの仕事の合間に補充作業
時々APVでお茶を淹れているので、要求すると何か出してくれます
シャイネ
フクカンの手伝いとして補充作業
ツリーを飾るハンターさんの観察もする気です
*注意
白紙はリプレイに描写できません、ご注意くださいませ
参加したらとりあえず『クリスマス!』とでも送信しておきましょう
マスターより
こんにちは、それともこんばんは、石田まきばです。
今年のクリスマスイベントシナリオです。
例年同じ場所で、ピースホライズンで……と思い、昨年はそのように展開しておりましたが、今年はリゼリオです。
基本は去年と同じように、けれど違うところもちらほらと……時の変化もありますからね。
ちなみにタイトルは音楽用語で「祈るように」という意味です。
オープニングの雰囲気がいつもと違うのは、そういう部分を意識しているから……なのですが、リプレイはいつも通りです。
直近のリプレイ「家族の話をしよう」のように個別・グループ単位での執筆となりますのでご了承くださいませ。
それでは、よろしくお願いします。
今年のクリスマスイベントシナリオです。
例年同じ場所で、ピースホライズンで……と思い、昨年はそのように展開しておりましたが、今年はリゼリオです。
基本は去年と同じように、けれど違うところもちらほらと……時の変化もありますからね。
ちなみにタイトルは音楽用語で「祈るように」という意味です。
オープニングの雰囲気がいつもと違うのは、そういう部分を意識しているから……なのですが、リプレイはいつも通りです。
直近のリプレイ「家族の話をしよう」のように個別・グループ単位での執筆となりますのでご了承くださいませ。
それでは、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/12/26 08:58
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/12/15 21:52:14 |
|
![]() |
クリスマス前のオフィス(雑談) イルム=ローレ・エーレ(ka5113) 人間(クリムゾンウェスト)|24才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2015/12/18 01:44:17 |
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![]() |
質問卓 イルム=ローレ・エーレ(ka5113) 人間(クリムゾンウェスト)|24才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2015/12/14 21:49:22 |