ゲスト
(ka0000)
【深棲】海の覇者は陸目指し
マスター:四方鴉

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- プレイング締切
- 2014/08/09 22:00
- リプレイ完成予定
- 2014/08/18 22:00
オープニング
●大海を統べるもの、陸をも統べるか
各地で頻発する歪虚の出現。
この浜辺も、例に漏れずその襲撃を受けていた。
「お、おい……あれって、鮫じゃないのか?」
ゆっくりと、確実にビーチに向かう巨大な背ビレ。
この海辺では滅多に見かけず、仮に現れても小型の鮫ばかりだったのに見える背ビレは超巨大。
泳ぐ速度は遅いものの、かえってそれが海水浴客の恐怖を煽る。
海に居た者は急いで陸上へ避難、パニック状態になりつつも全員が無事戻り、安堵の息をもらしていたがその安らぎは直後に吹き飛ばされていた。
「ん……おい、突っ込んできたぞ……って、ありゃなんだぁ!?」
陸上ならば鮫の脅威は存在しない。
普通ならばそうであろうが、その鮫はあろうことか波間からその巨大な顎を突き出し躊躇う事無く浜辺に突撃。
水飛沫と共に現れたその姿は巨大な鮫ではあったが……見る者の正気を奪う、奇妙な物体が各所に付随。
第一に目を引くのは、胸ビレと腹ビレ、本来そこにあるべき器官の代わりに不気味に生えた人間の腕。
左右対称、合計4本の腕が四肢持つ獣の如く砂浜に突き立てられ陸上移動能力をこの鮫に与えていたのだ。
さらに、背びれの左後方に瘤のように生え出していたのは巨大なクラゲ、その中を電気ウナギが泳ぎ回り激しく放電。
そして、反対側には多量のイソギンチャクが所狭しと張り付き、多数の触手を不気味に揺らしていたのだ。
「お、おい……やべえ、こっちに走ってきた!」
その鮫は、浜辺の人々を完全に駆逐するのか4本の腕で突撃を開始。
滴り落ちる水滴、握りこむように砂を捉えた腕がギュッギュッと擦れた音を立て、その不自然な姿からは想像できないような猛烈な勢いで突進を。
日よけのパラソル、子供が作ったであろう砂山を弾き飛ばすも途中で腕がもつれたのか鮫は途中で体勢を崩し、砂を巻き上げ停止する。
出現時のインパクト、直後のアクシデント。
海水浴客たちが呆気にとられる中、再度身体を起こした鮫の右前腕部、そして両下肢に当たる腕はへし折れ左腕だけで方向転換。
クラゲの中、電気ウナギが暴れまわればクラゲだけでなく全身に帯電し、各所から小さく放電。
大きく開けた口中が紫電に輝き、直後に閃光、走る衝撃。
鮫の口から放たれた光の奔流、それは休憩所として開放されていた海の家的な小屋を一瞬で消し飛ばし、焦げ付いた木々の残骸が散らばるだけの惨状を呈していたのだ。
「……な、なんだよ、あいつは!?」
「うそ……ねぇ、折れてた手が治って……増えてるわよ、どういうことなの!」
圧倒的な破壊力、それを示した鮫ではあったが更なる力を見せ付ける。
そう、それは先ほどの突進でへし折れたはずの腕が再生し……さらには、折れた部分から新たに一本、腕を生やす事で強靭化していくその身体。
こうなれば、浜辺に落ち着きが取り戻される事など無い。
散り散りに逃げ惑い、悲鳴が上がる人々を追い立てるかのように鮫は走り回り、やがて浜辺は静寂を取り戻す。
虚空に一閃、一筋の光が放たれたのは暫しの時が経ってからだった……
●ヤバイ歪虚の駆除依頼
「はーい、みなさん! やっべーのが出ましたよぉ! ってわけで、犠牲者募集中でーっす♪」
危険な歪虚が出たというのに、ノリノリで参加者を募っていた受付嬢。
物凄く嫌な顔をするハンターが居る気がしたが、彼女はそんな事はお構い無しに説明を始めていた。
「今回はバ火力歪虚の駆除作業です。攻撃力はシャレになってない反面、防御面はさほど高くないみたいです。
まあ、でもタフさはワァーシンですからかなりあると思いますし、正直言ってかなり危険なお仕事ですよっと」
敵の能力は攻撃重視、防御面の低さがあるようだが元々がタフさに優れる歪虚である以上、楽観視出来ないのは当然でありハイテンション、軽口を入れつつも受付嬢は注意を促していた。
「見た目は、鮫の胸ビレ、腹ビレのところから人間の腕が生えて、地上で動けるようになった鮫です。
あと、片側にはイソギンチャクが密集して触手で攻撃、反対側にはクラゲと電気ウナギがセットになって生えて、電気を使った攻撃を仕掛けてくるのが確認されてますけど、こっちが危険です」
見た目の不気味さはさておき、攻撃面はかなりのもの。
鮫の噛み付きに加え、イソギンチャクはその触手での打ちつけ、絡みつきと面倒な攻撃で援護。
クラゲと電気ウナギは帯電することで周囲一帯への攻撃手段を持ちつつ、その電気エネルギーを全て回収、鮫が口中より放出する事で直線上の標的を一掃する範囲攻撃を保有しその威力は絶大。
「メインの鮫はこんな感じですね。あと、何か一緒に湧いて来たハエとロブスターが合体した歪虚が海中に確認されてます。
これといった危険な攻撃手段は無いみたいですけど、鮫の口の中へ自分から突っ込んで食べられて、傷を回復させる能力があるみたいですから面倒っちゃ面倒ですね。
どうも、腕をへし折りすぎると再生じゃなくビームに切り替えるみたいですし、戦い方を考えないと危ないですねー」
単独でも危険、それでいて付随する回復手まで存在。
無為無策に戦って勝てるような相手ではなく、相応の準備が必要と言えるだろう。
「説明はこんなものですね。細かい部分はこっちの資料に纏めてますから後で確認して下さいな。
とってもヤバイ相手ですけど、私、皆さんが無事帰ってきてくれるって信じてます……
だから……パインサラダと、ステーキを用意しておきますね(はぁと)」
「チョットマテコラ、それは死亡フラグってやつだぞお前」
「そんなっ、私は、皆さんを思って……よよよ」
資料を渡すまでは良かった、その後死亡フラグなんてものを盛大に押し付けた受付嬢にツッコミが入り、どう見ても嘘泣きな彼女を放置し依頼を受けるハンターは資料を確認。
顔を抑えた手、指の隙間からチラチラと様子を窺う受付嬢を放置し、一行は危険な歪虚退治へと出発するのであった。
各地で頻発する歪虚の出現。
この浜辺も、例に漏れずその襲撃を受けていた。
「お、おい……あれって、鮫じゃないのか?」
ゆっくりと、確実にビーチに向かう巨大な背ビレ。
この海辺では滅多に見かけず、仮に現れても小型の鮫ばかりだったのに見える背ビレは超巨大。
泳ぐ速度は遅いものの、かえってそれが海水浴客の恐怖を煽る。
海に居た者は急いで陸上へ避難、パニック状態になりつつも全員が無事戻り、安堵の息をもらしていたがその安らぎは直後に吹き飛ばされていた。
「ん……おい、突っ込んできたぞ……って、ありゃなんだぁ!?」
陸上ならば鮫の脅威は存在しない。
普通ならばそうであろうが、その鮫はあろうことか波間からその巨大な顎を突き出し躊躇う事無く浜辺に突撃。
水飛沫と共に現れたその姿は巨大な鮫ではあったが……見る者の正気を奪う、奇妙な物体が各所に付随。
第一に目を引くのは、胸ビレと腹ビレ、本来そこにあるべき器官の代わりに不気味に生えた人間の腕。
左右対称、合計4本の腕が四肢持つ獣の如く砂浜に突き立てられ陸上移動能力をこの鮫に与えていたのだ。
さらに、背びれの左後方に瘤のように生え出していたのは巨大なクラゲ、その中を電気ウナギが泳ぎ回り激しく放電。
そして、反対側には多量のイソギンチャクが所狭しと張り付き、多数の触手を不気味に揺らしていたのだ。
「お、おい……やべえ、こっちに走ってきた!」
その鮫は、浜辺の人々を完全に駆逐するのか4本の腕で突撃を開始。
滴り落ちる水滴、握りこむように砂を捉えた腕がギュッギュッと擦れた音を立て、その不自然な姿からは想像できないような猛烈な勢いで突進を。
日よけのパラソル、子供が作ったであろう砂山を弾き飛ばすも途中で腕がもつれたのか鮫は途中で体勢を崩し、砂を巻き上げ停止する。
出現時のインパクト、直後のアクシデント。
海水浴客たちが呆気にとられる中、再度身体を起こした鮫の右前腕部、そして両下肢に当たる腕はへし折れ左腕だけで方向転換。
クラゲの中、電気ウナギが暴れまわればクラゲだけでなく全身に帯電し、各所から小さく放電。
大きく開けた口中が紫電に輝き、直後に閃光、走る衝撃。
鮫の口から放たれた光の奔流、それは休憩所として開放されていた海の家的な小屋を一瞬で消し飛ばし、焦げ付いた木々の残骸が散らばるだけの惨状を呈していたのだ。
「……な、なんだよ、あいつは!?」
「うそ……ねぇ、折れてた手が治って……増えてるわよ、どういうことなの!」
圧倒的な破壊力、それを示した鮫ではあったが更なる力を見せ付ける。
そう、それは先ほどの突進でへし折れたはずの腕が再生し……さらには、折れた部分から新たに一本、腕を生やす事で強靭化していくその身体。
こうなれば、浜辺に落ち着きが取り戻される事など無い。
散り散りに逃げ惑い、悲鳴が上がる人々を追い立てるかのように鮫は走り回り、やがて浜辺は静寂を取り戻す。
虚空に一閃、一筋の光が放たれたのは暫しの時が経ってからだった……
●ヤバイ歪虚の駆除依頼
「はーい、みなさん! やっべーのが出ましたよぉ! ってわけで、犠牲者募集中でーっす♪」
危険な歪虚が出たというのに、ノリノリで参加者を募っていた受付嬢。
物凄く嫌な顔をするハンターが居る気がしたが、彼女はそんな事はお構い無しに説明を始めていた。
「今回はバ火力歪虚の駆除作業です。攻撃力はシャレになってない反面、防御面はさほど高くないみたいです。
まあ、でもタフさはワァーシンですからかなりあると思いますし、正直言ってかなり危険なお仕事ですよっと」
敵の能力は攻撃重視、防御面の低さがあるようだが元々がタフさに優れる歪虚である以上、楽観視出来ないのは当然でありハイテンション、軽口を入れつつも受付嬢は注意を促していた。
「見た目は、鮫の胸ビレ、腹ビレのところから人間の腕が生えて、地上で動けるようになった鮫です。
あと、片側にはイソギンチャクが密集して触手で攻撃、反対側にはクラゲと電気ウナギがセットになって生えて、電気を使った攻撃を仕掛けてくるのが確認されてますけど、こっちが危険です」
見た目の不気味さはさておき、攻撃面はかなりのもの。
鮫の噛み付きに加え、イソギンチャクはその触手での打ちつけ、絡みつきと面倒な攻撃で援護。
クラゲと電気ウナギは帯電することで周囲一帯への攻撃手段を持ちつつ、その電気エネルギーを全て回収、鮫が口中より放出する事で直線上の標的を一掃する範囲攻撃を保有しその威力は絶大。
「メインの鮫はこんな感じですね。あと、何か一緒に湧いて来たハエとロブスターが合体した歪虚が海中に確認されてます。
これといった危険な攻撃手段は無いみたいですけど、鮫の口の中へ自分から突っ込んで食べられて、傷を回復させる能力があるみたいですから面倒っちゃ面倒ですね。
どうも、腕をへし折りすぎると再生じゃなくビームに切り替えるみたいですし、戦い方を考えないと危ないですねー」
単独でも危険、それでいて付随する回復手まで存在。
無為無策に戦って勝てるような相手ではなく、相応の準備が必要と言えるだろう。
「説明はこんなものですね。細かい部分はこっちの資料に纏めてますから後で確認して下さいな。
とってもヤバイ相手ですけど、私、皆さんが無事帰ってきてくれるって信じてます……
だから……パインサラダと、ステーキを用意しておきますね(はぁと)」
「チョットマテコラ、それは死亡フラグってやつだぞお前」
「そんなっ、私は、皆さんを思って……よよよ」
資料を渡すまでは良かった、その後死亡フラグなんてものを盛大に押し付けた受付嬢にツッコミが入り、どう見ても嘘泣きな彼女を放置し依頼を受けるハンターは資料を確認。
顔を抑えた手、指の隙間からチラチラと様子を窺う受付嬢を放置し、一行は危険な歪虚退治へと出発するのであった。
解説
成功条件:歪虚ワァーシン・キメラシャーク及びフライロブスターの撃破
戦場情報
破壊された海水浴場
海水浴客が持ち込んだであろうチェアやパラソルの残骸が散らばるが障害にはならず遮蔽物も存在しない
敵情報
キメラシャーク
全長4mほどの鮫に、人間の腕とイソギンチャク、クラゲと電気ウナギが生えた歪虚
イソギンチャク、クラゲ&電気ウナギは鮫の部位だが独立ユニットとして行動、一定量ダメージで破壊
防御面はやや低いが反面攻撃力が圧倒的
人間の腕は移動で勝手にへし折れ、その後折れた部位から折れた本数+1本が新しく生えてくる
(1~3本でランダム)
また被弾した際も1本折れる
全て折れても、尾びれで方向転換や跳躍しつつ噛み付くので注意
生える最大数は各部位3本まで、最大12本
また、健全な腕の本数が3本以下になると電撃ビームを放つ
陸上でのみ行動
ファーストアクション
腕部再生
へし折れた腕を再生させる
残り本数が3本以下だった場合は再生を取りやめ、鮫のメインアクションが電撃ビームに変更される
電撃ビームを使用した次のファーストアクションは必ず腕部再生になる
またクラゲ&電気ウナギが破損した場合は腕部再生のみ使用となる
メインアクション
噛み付き
近接単体に大ダメージ
電撃ビーム
3×10スクエア
中心1×8スクエアが威力特大
周辺は余波で微ダメージ範囲
帯電(クラゲ&ウナギ専用)
電気ウナギが帯電し全周囲1スクエアを攻撃
電撃ビームが選択された場合は攻撃しない
触手(イソギンチャク専用)
3スクエアまで伸びる触手攻撃
また、1ラウンド3回まで触手で鮫とクラゲを保護しダメージを肩代わり可能
フライロブスター×8
ロブスターの頭胸部、蠅の羽と腹部が合成された歪虚
初期は鮫から15スクエアの位置
単体では弱く、海上と海中に4匹ずつ漂う
移動力が非常に高く、鮫がダメージを受ければ口中に飛び込み食われ鮫の全体耐久力を回復させる
※注意※
容赦ゼロで参ります、ご注意下さい
※注意※
戦場情報
破壊された海水浴場
海水浴客が持ち込んだであろうチェアやパラソルの残骸が散らばるが障害にはならず遮蔽物も存在しない
敵情報
キメラシャーク
全長4mほどの鮫に、人間の腕とイソギンチャク、クラゲと電気ウナギが生えた歪虚
イソギンチャク、クラゲ&電気ウナギは鮫の部位だが独立ユニットとして行動、一定量ダメージで破壊
防御面はやや低いが反面攻撃力が圧倒的
人間の腕は移動で勝手にへし折れ、その後折れた部位から折れた本数+1本が新しく生えてくる
(1~3本でランダム)
また被弾した際も1本折れる
全て折れても、尾びれで方向転換や跳躍しつつ噛み付くので注意
生える最大数は各部位3本まで、最大12本
また、健全な腕の本数が3本以下になると電撃ビームを放つ
陸上でのみ行動
ファーストアクション
腕部再生
へし折れた腕を再生させる
残り本数が3本以下だった場合は再生を取りやめ、鮫のメインアクションが電撃ビームに変更される
電撃ビームを使用した次のファーストアクションは必ず腕部再生になる
またクラゲ&電気ウナギが破損した場合は腕部再生のみ使用となる
メインアクション
噛み付き
近接単体に大ダメージ
電撃ビーム
3×10スクエア
中心1×8スクエアが威力特大
周辺は余波で微ダメージ範囲
帯電(クラゲ&ウナギ専用)
電気ウナギが帯電し全周囲1スクエアを攻撃
電撃ビームが選択された場合は攻撃しない
触手(イソギンチャク専用)
3スクエアまで伸びる触手攻撃
また、1ラウンド3回まで触手で鮫とクラゲを保護しダメージを肩代わり可能
フライロブスター×8
ロブスターの頭胸部、蠅の羽と腹部が合成された歪虚
初期は鮫から15スクエアの位置
単体では弱く、海上と海中に4匹ずつ漂う
移動力が非常に高く、鮫がダメージを受ければ口中に飛び込み食われ鮫の全体耐久力を回復させる
※注意※
容赦ゼロで参ります、ご注意下さい
※注意※
マスターより
こんにちは、四方 鴉です。
性能特化、かなり危険な歪虚が出現しましたので、これをなんとしても駆逐してください。
難易度、敵性能共に高い為、考え無しに戦うだけでは苦戦は必死、最悪失敗の可能性も高い為十分にご注意下さい。
それでは、強敵とぶつかり合うシナリオ、ご縁がありましたら宜しくお願いします。
性能特化、かなり危険な歪虚が出現しましたので、これをなんとしても駆逐してください。
難易度、敵性能共に高い為、考え無しに戦うだけでは苦戦は必死、最悪失敗の可能性も高い為十分にご注意下さい。
それでは、強敵とぶつかり合うシナリオ、ご縁がありましたら宜しくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/08/20 01:35
参加者一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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作戦相談卓 夢路 まよい(ka1328) 人間(リアルブルー)|15才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2014/08/09 19:21:09 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/08/05 00:58:19 |