ゲスト
(ka0000)
光の全身タイツとガーゴイル
マスター:馬車猪

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 4日
- プレイング締切
- 2014/08/08 22:00
- リプレイ完成予定
- 2014/08/17 22:00
オープニング
「司祭様! これを着てください!」
技術者が差し出したのは全身タイツだった。
リアルブルー出身者の協力を得て素材は極薄。つまり体の線や凹凸がはっきり分かってしまう。
「あの」
決闘で投げつける白手袋の代わりなのでしょうかという言葉を気合で飲み込む。
「どういうことでしょうか?」
困惑するイコニア・カーナボン(kz0040)とは逆に、技術者は気分良く舌を高速回転させる。
「エクラ教に相応しい光属性防具です!」
だから着てくださいと、断られることなど全く考えていない視線がイコニアに突き刺さる。
司祭は恐る恐る指で触れ、その予想以上の薄さに気付いて戦慄する。
他国と比べれば保守的な王国出身、その中でも保守的な貴族階層の出であるイコニアにとって、装着は人間の誇りを投げ捨てるのと同じだった。
「さあさあさあっ」
ずずいと迫る技術者。
結構な腕の覚醒者なのでイコニアも本気にならないと拒絶できない。結構な名声と熱烈な信仰心の持ち主なので覚醒して記憶が消えるまで殴り倒す訳にもいかない。
進退窮まったイコニアは、部屋の隅であくびをしながら寝そべっているキノコに気付いた。
「たすけてっ」
パルムは仕方がないなぁと心底面倒臭そうに腰をあげ、ハンターズソサエティ支部へ向かっていった。
●
様々な依頼が舞い込むハンターを募るギルド本部。
今日もまた新たな依頼が3Dディスプレイに映し出された。
「ちょっ」
「R15じゃねーか」
何人かのハンターが思わず噴き出す。
ディスプレイには、少年誌に載せるには厳しい服装のイコニアが顔にだけモザイクがかかった状態で映し出されていた。
隅っこにこの映像はイメージですと書かれてはいるが気付いていないハンターもいるかもしれない。
そんな騒ぎが起こった場所のちょっと遠くで、別の依頼が新たに表示された。
光属性に偏った雑魔が発見され、その討伐のためハンターを募集中だ。
この雑魔、雑魔としては上の中といえるほどの戦闘力があって危険度がかなり高い。
「あっ」
「依頼の合体だと」
司祭救出依頼(?)と光属性雑魔討伐依頼の3Dディスプレイが近づき、重なり合い、新たな文字群が現れる。
『この装備が使われずに廃棄されると』
必死に抵抗しているらしいイコニアの声が、荒い息と共に中継される。
『色々なひとが困るので使って助』
乱れる音声。しばらくお待ちくださいというプラカードをかかげる3頭身イコニア(全身タイツ)。
『使い捨てになりますが切り貼りしてくださって構いません。だから早く助』
それきり、イコニアの声が届くことはなかった。
●
その雑魔は魔除けの彫像ガーゴイルに似ていた。
ただし似ているのは外見だけで全高は2メートル、全身が黄金色に輝いている。
近くの街の守衛と教会のクルセイダーからなる一団が猛然と襲いかかる。
見た目よりはもろい表面に穴が開き雑魔の動きが鈍っていくが、守衛達が有利だったのはそこまでだった。
ガーゴイルの顔面から太い光の束が突き出され、良好な装備をしているはずのクルセイダーが深手を負う。
「いかん」
すぐさま同僚のクルセイダーが癒す。しかし癒している間ガーゴイルの傷が修復されていく。
このままでは倒しきる前に守衛とクルセイダーのスキルが尽きてしまう。
「ヴォイドの速度は遅い。一旦下がって司祭に助力を願うんだ」
彼等は屈辱に耐え街へ駆け戻る。
先程の一撃は連射はできないようで、ガーゴイルは大重量の体で一歩一歩踏み出し街へと向かう。
雑魔が一歩踏み出すたびに、街道には深く硬い穴が刻まれていった。
技術者が差し出したのは全身タイツだった。
リアルブルー出身者の協力を得て素材は極薄。つまり体の線や凹凸がはっきり分かってしまう。
「あの」
決闘で投げつける白手袋の代わりなのでしょうかという言葉を気合で飲み込む。
「どういうことでしょうか?」
困惑するイコニア・カーナボン(kz0040)とは逆に、技術者は気分良く舌を高速回転させる。
「エクラ教に相応しい光属性防具です!」
だから着てくださいと、断られることなど全く考えていない視線がイコニアに突き刺さる。
司祭は恐る恐る指で触れ、その予想以上の薄さに気付いて戦慄する。
他国と比べれば保守的な王国出身、その中でも保守的な貴族階層の出であるイコニアにとって、装着は人間の誇りを投げ捨てるのと同じだった。
「さあさあさあっ」
ずずいと迫る技術者。
結構な腕の覚醒者なのでイコニアも本気にならないと拒絶できない。結構な名声と熱烈な信仰心の持ち主なので覚醒して記憶が消えるまで殴り倒す訳にもいかない。
進退窮まったイコニアは、部屋の隅であくびをしながら寝そべっているキノコに気付いた。
「たすけてっ」
パルムは仕方がないなぁと心底面倒臭そうに腰をあげ、ハンターズソサエティ支部へ向かっていった。
●
様々な依頼が舞い込むハンターを募るギルド本部。
今日もまた新たな依頼が3Dディスプレイに映し出された。
「ちょっ」
「R15じゃねーか」
何人かのハンターが思わず噴き出す。
ディスプレイには、少年誌に載せるには厳しい服装のイコニアが顔にだけモザイクがかかった状態で映し出されていた。
隅っこにこの映像はイメージですと書かれてはいるが気付いていないハンターもいるかもしれない。
そんな騒ぎが起こった場所のちょっと遠くで、別の依頼が新たに表示された。
光属性に偏った雑魔が発見され、その討伐のためハンターを募集中だ。
この雑魔、雑魔としては上の中といえるほどの戦闘力があって危険度がかなり高い。
「あっ」
「依頼の合体だと」
司祭救出依頼(?)と光属性雑魔討伐依頼の3Dディスプレイが近づき、重なり合い、新たな文字群が現れる。
『この装備が使われずに廃棄されると』
必死に抵抗しているらしいイコニアの声が、荒い息と共に中継される。
『色々なひとが困るので使って助』
乱れる音声。しばらくお待ちくださいというプラカードをかかげる3頭身イコニア(全身タイツ)。
『使い捨てになりますが切り貼りしてくださって構いません。だから早く助』
それきり、イコニアの声が届くことはなかった。
●
その雑魔は魔除けの彫像ガーゴイルに似ていた。
ただし似ているのは外見だけで全高は2メートル、全身が黄金色に輝いている。
近くの街の守衛と教会のクルセイダーからなる一団が猛然と襲いかかる。
見た目よりはもろい表面に穴が開き雑魔の動きが鈍っていくが、守衛達が有利だったのはそこまでだった。
ガーゴイルの顔面から太い光の束が突き出され、良好な装備をしているはずのクルセイダーが深手を負う。
「いかん」
すぐさま同僚のクルセイダーが癒す。しかし癒している間ガーゴイルの傷が修復されていく。
このままでは倒しきる前に守衛とクルセイダーのスキルが尽きてしまう。
「ヴォイドの速度は遅い。一旦下がって司祭に助力を願うんだ」
彼等は屈辱に耐え街へ駆け戻る。
先程の一撃は連射はできないようで、ガーゴイルは大重量の体で一歩一歩踏み出し街へと向かう。
雑魔が一歩踏み出すたびに、街道には深く硬い穴が刻まれていった。
解説
体操服に仕立て直せばイコニアは着てくれます(夏の挨拶)。
戦闘依頼です。
オープニング本文に登場したNPCは、イコニアを除いてスキルを使い果たしている上重軽傷者多数のため説得して連れ出してもあまり役には立ちません。戦死する可能性もあります。
ハンターが指示等しない場合、イコニアは戦闘前に回復スキルを全て使い切ってしまいます。
戦場は、地方都市から徒歩5分の街道上。天気も良いため見晴らしはとてもよいです。
非戦闘員が近づかないよう通行止めが行われています。
仕立て直し等しないともっと遠くで戦えますが、仕立て直し等しても不利にはなりません。
●NPC1
イコニア。クルセイダーです。技術者との攻防中に傷ついたクルセイダーから雑魔接近の報せを聞き、タイツから逃げて衛兵とクルセイダー達の治療を開始しようとしているところでハンターが到着します。
●NPC2
技術者。魔術師です。開発に全精力を使い果たしたためスキルも覚醒可能回数も使い果たしています。
●NPC3
疾影士と聖導士の皆さん。それぞれ5名と3名で、街防衛の主力でした。スキル使用回数0。覚醒可能回数1。全員傷を負っています。
●敵
雑魔。2ラウンドに1回、射程1~10スクエアの高威力光属性単体攻撃を最も装甲の薄い相手に対して行います。装甲は薄めですが耐久力があるため、ハンター全員が一斉にかかってても倒しきる前に何人が重傷かそれ以上の状態に陥ってしまうかもしれません。
移動速度は低いのですが、近くにハンター等の雑魔にとっての敵がいないと雑魔の回復能力が発動してしまいます。パンチの威力も高いです。
この雑魔の全ての攻撃が光属性です。
光属性タイツまたはその使い捨て加工品を装備した場合、スキル効果や防御の減算などを行った後の「ダメージ」が半分になります。
戦闘依頼です。
オープニング本文に登場したNPCは、イコニアを除いてスキルを使い果たしている上重軽傷者多数のため説得して連れ出してもあまり役には立ちません。戦死する可能性もあります。
ハンターが指示等しない場合、イコニアは戦闘前に回復スキルを全て使い切ってしまいます。
戦場は、地方都市から徒歩5分の街道上。天気も良いため見晴らしはとてもよいです。
非戦闘員が近づかないよう通行止めが行われています。
仕立て直し等しないともっと遠くで戦えますが、仕立て直し等しても不利にはなりません。
●NPC1
イコニア。クルセイダーです。技術者との攻防中に傷ついたクルセイダーから雑魔接近の報せを聞き、タイツから逃げて衛兵とクルセイダー達の治療を開始しようとしているところでハンターが到着します。
●NPC2
技術者。魔術師です。開発に全精力を使い果たしたためスキルも覚醒可能回数も使い果たしています。
●NPC3
疾影士と聖導士の皆さん。それぞれ5名と3名で、街防衛の主力でした。スキル使用回数0。覚醒可能回数1。全員傷を負っています。
●敵
雑魔。2ラウンドに1回、射程1~10スクエアの高威力光属性単体攻撃を最も装甲の薄い相手に対して行います。装甲は薄めですが耐久力があるため、ハンター全員が一斉にかかってても倒しきる前に何人が重傷かそれ以上の状態に陥ってしまうかもしれません。
移動速度は低いのですが、近くにハンター等の雑魔にとっての敵がいないと雑魔の回復能力が発動してしまいます。パンチの威力も高いです。
この雑魔の全ての攻撃が光属性です。
光属性タイツまたはその使い捨て加工品を装備した場合、スキル効果や防御の減算などを行った後の「ダメージ」が半分になります。
マスターより
タイツを無視して使い慣れた防具で戦っても全く問題有りません。
タイツのお持ち帰りはできませんので、9着全て有効に使い切ってしまいましょう。
タイツのお持ち帰りはできませんので、9着全て有効に使い切ってしまいましょう。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/08/15 13:22
参加者一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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作戦相談用スレッド ジョナサン・キャラウェイ(ka1084) 人間(リアルブルー)|28才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2014/08/08 21:16:21 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/08/04 22:29:43 |