ゲスト
(ka0000)
ダンプアウト・ピーピングトム
マスター:えーてる

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/08/10 22:00
- リプレイ完成予定
- 2014/08/19 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
夏といえば海である。海といえば水着だ。
ギラついた日差しに肌を焼かれながら、透き通った美しい海で泳ぎ、騒ぐ。
アウトドアな娯楽の中でも、一二を争う人気レジャーである。
「んーっ! やっぱり海はさいっこーね!」
この日、とあるハンターの女性は友人と共にとある有名な海水浴場へとやってきていた。有名と言ってもそれはリアルブルーの文化を取り入れているという口コミであって、所詮は地域的なものだけれど。
澄み渡る青い海と珊瑚。宝石のような海の輝き。そして小麦色に焼けたイケメン男子。乙女にとってはまさしく絶景であり、ここは彼女にとって天国であった。
「早く行きましょ! せっかく来たんだし遊び倒すわよ! 男と!」
「あ、ちょっと! 抜け駆けする気ー!?」
「フハハハ! 世は並べて早い者勝ちよ!」
飢えた獣、失礼、夢見る乙女であるところの彼女は、誰より早くあの絶景に混じるため、水着に着替えて楽しい男狩り、失礼、水遊びに励むべく更衣室へと走った。
「ふふふ……夏といえば海、海といえばロマンス、つまりひと夏の甘い恋よ! いやひと夏で済ますものですか!」
皮算用は狩人もとい乙女の必須スキルである(と彼女は思っている)。たとえ取らぬ狸であったとしてもだ。取った後の行動を最適化するために。つまりスムーズにお付き合いからテイクアウトへ繋ぐためにだ。
「思い出すのよ私……この日のために重ねてきた地獄の日々を……! 減量、節食、貯金……! 暑い中を走りこんだり涙を呑んでお菓子を断念したあの日々を!」
わりと大したことなさそうだが、自称乙女的にはとても辛かったらしい。彼女は唸りながら服を脱ぎ、アクセサリーを外す。彼女の言う努力の結晶である、艶めかしくくびれた腰つきが露わになる。曲線は女性を美しく見せるのだ。
「思い出すのよ! なんか気が付いたら彼女ができてたあいつらを! 思わず大口を叩いちゃったことを! もう戻れないのよ、男なしでは!」
燃える情熱を瞳に宿し、不退転の決意と共に、自業自得の背水の陣を敷き、彼女は戦装束に身を包む。大枚叩いて買ったリアルブルーの勝負水着だ。下品にならないギリギリまで攻め込んだ黒いホルターネックのビキニ。
磨きあげた体に布の鎧を身につけながら、彼女は決意する。今日、必ず男を捕まえる。この布に隠す素肌は、その男にだけ見せるのだ。
全ては甘い恋と薔薇色の明日のために。
「よし……行くわよ! イケメン! デート! 結婚! オーッ!」
この世で最も欲に塗れた掛け声と共に、彼女は天上を仰ぎ拳を突き上げた。
それでようやく気づくことが出来た。
「私は行き遅れなんかじゃないのよ! それを証明して……やる……」
更衣室の隅、天井に開いた小さな穴。
そこから彼女を見下ろす、ニヤついた視線に――。
「――ッ!!!?」
直後、真夏のビーチに悲鳴と怒声が響いた。
「今回の依頼は、覗き魔の捕縛となります」
結い上げた髪の麗しい眼鏡の受付嬢は、そう切り出した。
「とある海水浴場にて、覗きの被害が頻発しています。先日、ハンターの女性が被害に遭い、捕縛を試みたところ逃走されたとのことです」
依頼者はそのハンターの女性と浴場管理者の二人ですね、と受付嬢は補足する。尚、被害者の女性は泣き寝入りしているらしい。
彼女は眼鏡を押し上げて、海水浴場周辺の地図を提示した。
「被害箇所は更衣室に集中しているようですが、侵入経路や時刻は不明です。天井裏、床下、窓の外から被害報告に上がっています。ここ最近は毎日のように現れているため、客足も遠退きつつあるとのことです」
彼女は目撃証言から起こされた似顔絵を差し出した。ひょろ長いおっさんであった。
付け足された報告書をみつ限り、警備員も何度か逮捕に向かったようだが、何れも失敗している。どうやら逃げ足だけは一般人を凌駕しているようだ。覚醒者ではないとのことだが。
「注意点として、相手にこちらの意図を察知されては意味がありません。依頼内容は覗き魔の捕縛ですので、なるべく一般人を装っての行動を推奨します」
警備員が夜明けから張り込んだり、厳重に警備した日には現れなかったようだ。残念なことに、件の海水浴場にはそれを続けるだけの人員も金銭もなかった。
目撃証言を聞く限りでは武装は特に無いようだから、少なくとも命の危険はないと彼女は言う。その後の処理は地元の警察機構が行うから、警備員に引き渡せばいいそうだ。
「浴場の管理者様から、退治に成功した場合は無料で浴場施設を使用して良いとの許可を得ています。ご友人と海水浴を満喫するのもよいでしょう。依頼の説明は以上です」
無表情で有名な受付嬢の彼女は、逆立った柳眉を隠すようにして眼鏡のフレームを押し上げた。
「一人の女性としましても、許しがたい行いです。早急な事件解決を望みます」
夏といえば海である。海といえば水着だ。
ギラついた日差しに肌を焼かれながら、透き通った美しい海で泳ぎ、騒ぐ。
アウトドアな娯楽の中でも、一二を争う人気レジャーである。
「んーっ! やっぱり海はさいっこーね!」
この日、とあるハンターの女性は友人と共にとある有名な海水浴場へとやってきていた。有名と言ってもそれはリアルブルーの文化を取り入れているという口コミであって、所詮は地域的なものだけれど。
澄み渡る青い海と珊瑚。宝石のような海の輝き。そして小麦色に焼けたイケメン男子。乙女にとってはまさしく絶景であり、ここは彼女にとって天国であった。
「早く行きましょ! せっかく来たんだし遊び倒すわよ! 男と!」
「あ、ちょっと! 抜け駆けする気ー!?」
「フハハハ! 世は並べて早い者勝ちよ!」
飢えた獣、失礼、夢見る乙女であるところの彼女は、誰より早くあの絶景に混じるため、水着に着替えて楽しい男狩り、失礼、水遊びに励むべく更衣室へと走った。
「ふふふ……夏といえば海、海といえばロマンス、つまりひと夏の甘い恋よ! いやひと夏で済ますものですか!」
皮算用は狩人もとい乙女の必須スキルである(と彼女は思っている)。たとえ取らぬ狸であったとしてもだ。取った後の行動を最適化するために。つまりスムーズにお付き合いからテイクアウトへ繋ぐためにだ。
「思い出すのよ私……この日のために重ねてきた地獄の日々を……! 減量、節食、貯金……! 暑い中を走りこんだり涙を呑んでお菓子を断念したあの日々を!」
わりと大したことなさそうだが、自称乙女的にはとても辛かったらしい。彼女は唸りながら服を脱ぎ、アクセサリーを外す。彼女の言う努力の結晶である、艶めかしくくびれた腰つきが露わになる。曲線は女性を美しく見せるのだ。
「思い出すのよ! なんか気が付いたら彼女ができてたあいつらを! 思わず大口を叩いちゃったことを! もう戻れないのよ、男なしでは!」
燃える情熱を瞳に宿し、不退転の決意と共に、自業自得の背水の陣を敷き、彼女は戦装束に身を包む。大枚叩いて買ったリアルブルーの勝負水着だ。下品にならないギリギリまで攻め込んだ黒いホルターネックのビキニ。
磨きあげた体に布の鎧を身につけながら、彼女は決意する。今日、必ず男を捕まえる。この布に隠す素肌は、その男にだけ見せるのだ。
全ては甘い恋と薔薇色の明日のために。
「よし……行くわよ! イケメン! デート! 結婚! オーッ!」
この世で最も欲に塗れた掛け声と共に、彼女は天上を仰ぎ拳を突き上げた。
それでようやく気づくことが出来た。
「私は行き遅れなんかじゃないのよ! それを証明して……やる……」
更衣室の隅、天井に開いた小さな穴。
そこから彼女を見下ろす、ニヤついた視線に――。
「――ッ!!!?」
直後、真夏のビーチに悲鳴と怒声が響いた。
「今回の依頼は、覗き魔の捕縛となります」
結い上げた髪の麗しい眼鏡の受付嬢は、そう切り出した。
「とある海水浴場にて、覗きの被害が頻発しています。先日、ハンターの女性が被害に遭い、捕縛を試みたところ逃走されたとのことです」
依頼者はそのハンターの女性と浴場管理者の二人ですね、と受付嬢は補足する。尚、被害者の女性は泣き寝入りしているらしい。
彼女は眼鏡を押し上げて、海水浴場周辺の地図を提示した。
「被害箇所は更衣室に集中しているようですが、侵入経路や時刻は不明です。天井裏、床下、窓の外から被害報告に上がっています。ここ最近は毎日のように現れているため、客足も遠退きつつあるとのことです」
彼女は目撃証言から起こされた似顔絵を差し出した。ひょろ長いおっさんであった。
付け足された報告書をみつ限り、警備員も何度か逮捕に向かったようだが、何れも失敗している。どうやら逃げ足だけは一般人を凌駕しているようだ。覚醒者ではないとのことだが。
「注意点として、相手にこちらの意図を察知されては意味がありません。依頼内容は覗き魔の捕縛ですので、なるべく一般人を装っての行動を推奨します」
警備員が夜明けから張り込んだり、厳重に警備した日には現れなかったようだ。残念なことに、件の海水浴場にはそれを続けるだけの人員も金銭もなかった。
目撃証言を聞く限りでは武装は特に無いようだから、少なくとも命の危険はないと彼女は言う。その後の処理は地元の警察機構が行うから、警備員に引き渡せばいいそうだ。
「浴場の管理者様から、退治に成功した場合は無料で浴場施設を使用して良いとの許可を得ています。ご友人と海水浴を満喫するのもよいでしょう。依頼の説明は以上です」
無表情で有名な受付嬢の彼女は、逆立った柳眉を隠すようにして眼鏡のフレームを押し上げた。
「一人の女性としましても、許しがたい行いです。早急な事件解決を望みます」
解説
●目標
覗き魔の捕縛
●地形状況
南北に広がる、一般的な砂浜です。更衣室は砂浜に立てられた小屋であり、個室が男女ともに各十室存在します。
リアルブルーでよくある出店や軽食販売も行われています。
シーズンですから、一般人の客は多いです。一日に百人ほどは入場しているでしょう。
海は深い青色であり、すぐ近くには珊瑚があります。温暖な気候と海水温が特徴です。
近くには小規模ながら宿泊施設も存在し、街道からも近く、交通の便もさほど悪くありません。
南に少し歩けば岩礁があり、小型の甲殻類などが棲息しています。特に洞窟などはありません。
北にはサンゴの環礁があります。海岸の名物の一つです。多様な水生生物が棲息するため、進入禁止となっています。
●敵情報
・おっさん
ひょろ長いおっさんです。足が非常に早く、回避能力もハンター程度にはあります。
ですが、覚醒者であれば徒手空拳でも接近して取り押さえることは非常に簡単です。
何らかの手段を講じれば、まず逃がすことはないでしょう。
ただし危険を察知した場合はそもそも現れません。
被害から類推される女性の好みは幅広く、年端もいかない子供から四十代の女性まで様々です。
下衆です。笑い声は「イヒヒッ」です。泳げません。
●アドバイス
あまり深く考えずとも、覚醒者複数名で一般人を追えば結末は明らかです。
気取られないようおびき出して、しばき倒すと良いでしょう。
尚、目標人物の殺害及び過度な傷害は認められません。
団体で遊びに来たグループを装うためにも、海を満喫するための装備は十分に揃えることをお勧めします。
覗き魔の捕縛
●地形状況
南北に広がる、一般的な砂浜です。更衣室は砂浜に立てられた小屋であり、個室が男女ともに各十室存在します。
リアルブルーでよくある出店や軽食販売も行われています。
シーズンですから、一般人の客は多いです。一日に百人ほどは入場しているでしょう。
海は深い青色であり、すぐ近くには珊瑚があります。温暖な気候と海水温が特徴です。
近くには小規模ながら宿泊施設も存在し、街道からも近く、交通の便もさほど悪くありません。
南に少し歩けば岩礁があり、小型の甲殻類などが棲息しています。特に洞窟などはありません。
北にはサンゴの環礁があります。海岸の名物の一つです。多様な水生生物が棲息するため、進入禁止となっています。
●敵情報
・おっさん
ひょろ長いおっさんです。足が非常に早く、回避能力もハンター程度にはあります。
ですが、覚醒者であれば徒手空拳でも接近して取り押さえることは非常に簡単です。
何らかの手段を講じれば、まず逃がすことはないでしょう。
ただし危険を察知した場合はそもそも現れません。
被害から類推される女性の好みは幅広く、年端もいかない子供から四十代の女性まで様々です。
下衆です。笑い声は「イヒヒッ」です。泳げません。
●アドバイス
あまり深く考えずとも、覚醒者複数名で一般人を追えば結末は明らかです。
気取られないようおびき出して、しばき倒すと良いでしょう。
尚、目標人物の殺害及び過度な傷害は認められません。
団体で遊びに来たグループを装うためにも、海を満喫するための装備は十分に揃えることをお勧めします。
マスターより
えーてるです。今回はコメディです。
準備運動に不届きなおっさんをシバいて、本番で夏を遊び倒しましょう。
ですが節度は守りましょう。
それでは、皆様の知力と活力の限りを尽くしたプレイングをお待ちしています。
準備運動に不届きなおっさんをシバいて、本番で夏を遊び倒しましょう。
ですが節度は守りましょう。
それでは、皆様の知力と活力の限りを尽くしたプレイングをお待ちしています。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/08/13 22:49
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/08/05 00:30:16 |
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【相談卓】覗き、絶対ダメ! Uisca=S=Amhran(ka0754) エルフ|17才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2014/08/09 23:29:58 |