ゲスト
(ka0000)
笑顔で近づく者達 ~廃墟の集落~
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/12/30 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/01/08 19:00
オープニング
グラズヘイム王国・古都【アークエルス】東方の森に、かつてナガケと呼ばれる集落が存在した。
集落の主な産業は豚、牛、馬を育てる畜産だったのだが、幻獣の獅子鷹『メニュヨール』によって崩壊してしまう。家畜の仔攫いが激増したからだ。
ナガケ集落は解散の憂き目に遭い、青年ガローア・ラグアは父親のマガンタと共に放浪の身となる。
父が亡くなってからも根無し草な生き方を続けてきたガローア。だが覚悟を決めた彼はハンターの力を借りてメニュヨール退治に成功した。
その後、ガローアは古都でドワーフの青年『ベッタ』と出会う。意気投合した二人は集落復興に動きだす。
ベッタの故郷周辺に棲息していた幻の青と呼ばれていた幻獣の肉質はとても素晴らしかった。リアルブルーの高級和牛霜降り肉を彷彿とさせる。そこで幻の青の名を改めて『シモフリ』と呼称することとなった。
シモフリ六頭を放牧場に連れて帰り、オークの樹木が並ぶ放牧場に放つ。しばらくは森での生活と同じように樹木の上で棲みついた。だが危険がなければ地表で暮らすことがわかる。また好物は木の実だが、玉蜀黍の粒にも旺盛な食欲をみせた。
シモフリ六頭の他に乳牛一頭と鶏の雌鳥六羽も飼うことにする。これで毎日新鮮な牛乳と鶏卵が手に入るようになった。
木の実不足に備えて春からの玉蜀黍畑の開墾を開始。その頃、紅の兎のような幻獣二体に柵を壊される事態が発生した。
それが過ぎ去ったかと思えば雑魔の巨大蜂が飛来。雑魔蜂はハンター達の知恵と行動力によって巣ごと退治される。
森が紅葉に染まる頃、ある商人一家を集落に泊まった。よい機会と考えたガローアはハンターに野生のシモフリを狩ってきてもらう。
ハンターの手によって調理されたシモフリ料理を味わった一家はいたく気に入る。市場にだす際には是非に声をかけてくれといわれ、人脈作りに成功した。
「おーい、ガローア。ちょいと来てくれへんか?」
ある日の朝、放牧場の片隅でベッタがガローアを大声で呼んだ。
「どうかした……こいつらはもしかして」
「そうや。おそらくはあんときの奴らや」
二人が見下ろしたのは紅い兎。枯れた草むらの中で二羽が寄り添って身を寄せ合っている。以前の記憶よりもかなり痩せて震えていた。
「柵を壊した奴らやけど」
「このまま放っておくのもなんだよね」
ガローアとベッタは一羽ずつ抱えて住処へと戻った。薪をくべて暖炉の炎を強めにし、部屋を暖かくする。二羽とも毛布にくるんで寝かせてあげた。
それからベッタが玉蜀黍畑の開墾に向かう。ガローアは家に残って紅い兎達を見守りながらロープを編むことにした。
「兎が食べそうなのは……どれだ?」
紅い兎が何を食べるのかわからない。そこで本物の兎が食べそうなカボチャと人参を近くに置いておく。
午後になって二人は交代する。ガローアが家畜小屋での作業。ベッタは掃除などの家事を行う。
ベッタが薪割りを終えて部屋へ戻ったところ、二羽が目を覚ましていた。
「腹減ってたんか。急いで食べると喉に詰まらすで」
懸命にカボチャやニンジンを囓っている。
ベッタが夕食用のシチューを作っているとガローアが戻った。その頃には二羽の紅い兎はお腹いっぱいで寝ていた。
二人は食事をとりながらここしばらくのことを振り返る。
「まさかあれから立て続けに出産になるなんて思わなかったよ」
「シモフリの仔も仰山産まれたんやから、なんとかせなあかんからな」
二週間前から一週間前はシモフリの出産ラッシュだった。四頭の雌から計三十一頭が産まれたのである。
現在、雄二頭は放牧場にいるが雌四頭と仔三十一頭は家畜小屋で飼っていた。
オークの木から採取したドングリはまだまだたくさんある。乳をだす雌に優先して食べさせていた。
数日が経って紅い兎二羽は見違えるぐらいすっかり元気になる。二人にとても懐く。もう悪さはしないであろう。
家畜小屋での世話。それに玉蜀黍畑を年内に完成させたいと考えたガローアはハンターに協力を仰ぐことにする。古都アークエルスでの買い出しの際に依頼を行った。
このときのガローアとベッタは何も知らない。知る由もない。一週間後、ナガケ集落を奪おうと賊が現れることを。
集落の主な産業は豚、牛、馬を育てる畜産だったのだが、幻獣の獅子鷹『メニュヨール』によって崩壊してしまう。家畜の仔攫いが激増したからだ。
ナガケ集落は解散の憂き目に遭い、青年ガローア・ラグアは父親のマガンタと共に放浪の身となる。
父が亡くなってからも根無し草な生き方を続けてきたガローア。だが覚悟を決めた彼はハンターの力を借りてメニュヨール退治に成功した。
その後、ガローアは古都でドワーフの青年『ベッタ』と出会う。意気投合した二人は集落復興に動きだす。
ベッタの故郷周辺に棲息していた幻の青と呼ばれていた幻獣の肉質はとても素晴らしかった。リアルブルーの高級和牛霜降り肉を彷彿とさせる。そこで幻の青の名を改めて『シモフリ』と呼称することとなった。
シモフリ六頭を放牧場に連れて帰り、オークの樹木が並ぶ放牧場に放つ。しばらくは森での生活と同じように樹木の上で棲みついた。だが危険がなければ地表で暮らすことがわかる。また好物は木の実だが、玉蜀黍の粒にも旺盛な食欲をみせた。
シモフリ六頭の他に乳牛一頭と鶏の雌鳥六羽も飼うことにする。これで毎日新鮮な牛乳と鶏卵が手に入るようになった。
木の実不足に備えて春からの玉蜀黍畑の開墾を開始。その頃、紅の兎のような幻獣二体に柵を壊される事態が発生した。
それが過ぎ去ったかと思えば雑魔の巨大蜂が飛来。雑魔蜂はハンター達の知恵と行動力によって巣ごと退治される。
森が紅葉に染まる頃、ある商人一家を集落に泊まった。よい機会と考えたガローアはハンターに野生のシモフリを狩ってきてもらう。
ハンターの手によって調理されたシモフリ料理を味わった一家はいたく気に入る。市場にだす際には是非に声をかけてくれといわれ、人脈作りに成功した。
「おーい、ガローア。ちょいと来てくれへんか?」
ある日の朝、放牧場の片隅でベッタがガローアを大声で呼んだ。
「どうかした……こいつらはもしかして」
「そうや。おそらくはあんときの奴らや」
二人が見下ろしたのは紅い兎。枯れた草むらの中で二羽が寄り添って身を寄せ合っている。以前の記憶よりもかなり痩せて震えていた。
「柵を壊した奴らやけど」
「このまま放っておくのもなんだよね」
ガローアとベッタは一羽ずつ抱えて住処へと戻った。薪をくべて暖炉の炎を強めにし、部屋を暖かくする。二羽とも毛布にくるんで寝かせてあげた。
それからベッタが玉蜀黍畑の開墾に向かう。ガローアは家に残って紅い兎達を見守りながらロープを編むことにした。
「兎が食べそうなのは……どれだ?」
紅い兎が何を食べるのかわからない。そこで本物の兎が食べそうなカボチャと人参を近くに置いておく。
午後になって二人は交代する。ガローアが家畜小屋での作業。ベッタは掃除などの家事を行う。
ベッタが薪割りを終えて部屋へ戻ったところ、二羽が目を覚ましていた。
「腹減ってたんか。急いで食べると喉に詰まらすで」
懸命にカボチャやニンジンを囓っている。
ベッタが夕食用のシチューを作っているとガローアが戻った。その頃には二羽の紅い兎はお腹いっぱいで寝ていた。
二人は食事をとりながらここしばらくのことを振り返る。
「まさかあれから立て続けに出産になるなんて思わなかったよ」
「シモフリの仔も仰山産まれたんやから、なんとかせなあかんからな」
二週間前から一週間前はシモフリの出産ラッシュだった。四頭の雌から計三十一頭が産まれたのである。
現在、雄二頭は放牧場にいるが雌四頭と仔三十一頭は家畜小屋で飼っていた。
オークの木から採取したドングリはまだまだたくさんある。乳をだす雌に優先して食べさせていた。
数日が経って紅い兎二羽は見違えるぐらいすっかり元気になる。二人にとても懐く。もう悪さはしないであろう。
家畜小屋での世話。それに玉蜀黍畑を年内に完成させたいと考えたガローアはハンターに協力を仰ぐことにする。古都アークエルスでの買い出しの際に依頼を行った。
このときのガローアとベッタは何も知らない。知る由もない。一週間後、ナガケ集落を奪おうと賊が現れることを。
解説
ナガケ集落が賊に狙われています。みなさんが集落に到着した翌日に現れることでしょう。数は十名です。
最初から暴力を振るう荒々しいタイプではなく、友好的な態度で近づいてきて乗っ取ろうとする輩です。
ガローアやベッタは正体を知りません。当初はみなさんもです。
乗っ取ったナガケ集落を根城にして古都で悪事を働くつもりのようです。具体的には押し込み強盗の類いをしようとしています。みなさんの誰かが奴らの内緒話を耳にして真実が発覚します。
紅い兎二羽は幻獣になります。体当たりがかなり強力です。ガローアとベッタがいうことなら聞いてくれます。訓練された犬ぐらいの意思疎通が可能です。
生まれた仔シモフリに名前をつけても構いません。一人一頭のみです。(その仔達については畜産用として将来に渡って残されます)
常識的な必要経費はガローア持ちです。滞在中の寝泊まりや食事は提供されます。
最初から暴力を振るう荒々しいタイプではなく、友好的な態度で近づいてきて乗っ取ろうとする輩です。
ガローアやベッタは正体を知りません。当初はみなさんもです。
乗っ取ったナガケ集落を根城にして古都で悪事を働くつもりのようです。具体的には押し込み強盗の類いをしようとしています。みなさんの誰かが奴らの内緒話を耳にして真実が発覚します。
紅い兎二羽は幻獣になります。体当たりがかなり強力です。ガローアとベッタがいうことなら聞いてくれます。訓練された犬ぐらいの意思疎通が可能です。
生まれた仔シモフリに名前をつけても構いません。一人一頭のみです。(その仔達については畜産用として将来に渡って残されます)
常識的な必要経費はガローア持ちです。滞在中の寝泊まりや食事は提供されます。
マスターより
年末のナガケ集落に危険が迫っています。
ちなみに珍しい品としてガローアは古都で切り餅を手に入れてます。すべてが終わった際にはどうぞ召し上がって下さい。
よろしくお願いしますね。
ちなみに珍しい品としてガローアは古都で切り餅を手に入れてます。すべてが終わった際にはどうぞ召し上がって下さい。
よろしくお願いしますね。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/01/07 15:36
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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作戦相談 ツィスカ・V・A=ブラオラント(ka5835) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2015/12/30 12:07:27 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/12/27 19:42:15 |