ゲスト
(ka0000)
すみっこお焚き
マスター:月宵

- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在6人 / 1~50人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/01/07 09:00
- リプレイ完成予定
- 2016/01/16 09:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
辺境の地。そこには様々な部族が存在している。彼らにはそれぞれ崇拝し、信仰するトーテムと言うものが存在する。彼ら部族をまとめあげるに不可欠なもの、言わば生命線と言ったところだろうか。
そんな部族の中に『イチヨ族』と言うものがいる。彼らは流浪の少数部族で、各地を転々とする者達。彼らのトーテムの名は『概念精霊・コリオリ』と言う。
彼らの信条は『他部族の信仰を信仰する』と言う変わったものだ。
それが例え、如何なる信仰であろうとも……
●
雲一つない青空。季節特有の冷たい風がイチヨ族の少年ヤ・マダのまだ未発達な手を悴ませる。
「さ……寒いよ」
白い息をあてながら、少しでも指先を温めようと一生懸命擦り合わせる。
マダは今、とある山の頂きに来ている。それは、これより始まる催事の監視役の為にだ。
「これで温めておけ。向こうで配っていた」
傍らにいた仮面の人物イ・シダが、粘土の焼き物に入ったアツアツの甘酒をマダに手渡す。
「シダ様、恐れ入ります……うっ」
ズッ、と音をさせてマダが甘酒を啜れば、あまりの熱さに口元を押さえた。
涙目になりながらも、マダは歩いてから火口を覗き込んだ。火口より遥か下には、太陽と変わらずの輝きを持ち、うねるマグマの姿があった……
「……すごい」
「眼、気を付けろ」
この山にはカエルの形をした火の精霊がいると言われている。山頂より何かしらの物をマグマへ投げ込むと、物にこもった想いを精霊が受け取り、後々何か良いことがあると言い伝えられている。
それも、その物への想いが深ければ深いほど良い、とされている。火口へ投げ込むものは、農具でも装備品、装飾品でも何でも良い。
「シダ様は何を持ってきましたか? ぼくは使い古した辞典です」
シダがマダから視線を下げると、確かに彼の手には何度と読み込まれて、ページが開ききった赤い書物が握られていた。本人曰く、暗記し終わったのでもう良いそうだ。次世代の勉強熱心さに感心しつつ、しばし悩んだ末にシダはこう言った。
「そうだな……これにしよう」
おもむろに自らの仮面を外した。様々な儀式を共に見守ってきた仮面なら、この儀式に捧ぐには相応しいものだろう。そう言いきるシダ。
「案ずるな、予備はある」
「あ、そうですか……」
今まで使用してきた物への労いの意味もある。とても大事な儀式なのだが、ある問題があった。
この山、帝国よりはるか端に存在しているのだ。なのでか、人が全くといって良いほど寄り付かず、付近の他部族にすら伝わっていないのだ。
「だからこそのハンターですか?」
「ああ、ナダ族長は考えた」
様々な所を行き交いするハンター。イチヨ族の族長であるサ・ナダは、彼らの口コミ力に頼ることにしたのだ。
今頃オフィスには、この催事への招待依頼が貼り出されている頃だろう。
「来て、くれますかね?」
「……祈るばかりだ」
辺境の地。そこには様々な部族が存在している。彼らにはそれぞれ崇拝し、信仰するトーテムと言うものが存在する。彼ら部族をまとめあげるに不可欠なもの、言わば生命線と言ったところだろうか。
そんな部族の中に『イチヨ族』と言うものがいる。彼らは流浪の少数部族で、各地を転々とする者達。彼らのトーテムの名は『概念精霊・コリオリ』と言う。
彼らの信条は『他部族の信仰を信仰する』と言う変わったものだ。
それが例え、如何なる信仰であろうとも……
●
雲一つない青空。季節特有の冷たい風がイチヨ族の少年ヤ・マダのまだ未発達な手を悴ませる。
「さ……寒いよ」
白い息をあてながら、少しでも指先を温めようと一生懸命擦り合わせる。
マダは今、とある山の頂きに来ている。それは、これより始まる催事の監視役の為にだ。
「これで温めておけ。向こうで配っていた」
傍らにいた仮面の人物イ・シダが、粘土の焼き物に入ったアツアツの甘酒をマダに手渡す。
「シダ様、恐れ入ります……うっ」
ズッ、と音をさせてマダが甘酒を啜れば、あまりの熱さに口元を押さえた。
涙目になりながらも、マダは歩いてから火口を覗き込んだ。火口より遥か下には、太陽と変わらずの輝きを持ち、うねるマグマの姿があった……
「……すごい」
「眼、気を付けろ」
この山にはカエルの形をした火の精霊がいると言われている。山頂より何かしらの物をマグマへ投げ込むと、物にこもった想いを精霊が受け取り、後々何か良いことがあると言い伝えられている。
それも、その物への想いが深ければ深いほど良い、とされている。火口へ投げ込むものは、農具でも装備品、装飾品でも何でも良い。
「シダ様は何を持ってきましたか? ぼくは使い古した辞典です」
シダがマダから視線を下げると、確かに彼の手には何度と読み込まれて、ページが開ききった赤い書物が握られていた。本人曰く、暗記し終わったのでもう良いそうだ。次世代の勉強熱心さに感心しつつ、しばし悩んだ末にシダはこう言った。
「そうだな……これにしよう」
おもむろに自らの仮面を外した。様々な儀式を共に見守ってきた仮面なら、この儀式に捧ぐには相応しいものだろう。そう言いきるシダ。
「案ずるな、予備はある」
「あ、そうですか……」
今まで使用してきた物への労いの意味もある。とても大事な儀式なのだが、ある問題があった。
この山、帝国よりはるか端に存在しているのだ。なのでか、人が全くといって良いほど寄り付かず、付近の他部族にすら伝わっていないのだ。
「だからこそのハンターですか?」
「ああ、ナダ族長は考えた」
様々な所を行き交いするハンター。イチヨ族の族長であるサ・ナダは、彼らの口コミ力に頼ることにしたのだ。
今頃オフィスには、この催事への招待依頼が貼り出されている頃だろう。
「来て、くれますかね?」
「……祈るばかりだ」
解説
※このシナリオは『アイテムロスト前提』になります。ご注意下さい。
今回の目的は『催事に参加する』です。
催事の内容
とある山の山頂、火口よりアイテムを一人一つ投げていただきます。そのアイテムについての思い出を語るも語らぬも自由です。今年の抱負なんかも、語っても良いかも知れません。
投げるアイテムは【】で前もってプレイングに記載をお願いします。【】で括ってない場合は、無効となります。
※【】に書かれたアイテムは、ロストしますのでご注意下さい。
例:投げるアイテム【木刀】等
誰かと同行する場合、名前とPCIDがお互いに記載のあった場合に描写致します。
催事参加後、甘酒等が部族の方々より、振舞っていただけます。
今回の目的は『催事に参加する』です。
催事の内容
とある山の山頂、火口よりアイテムを一人一つ投げていただきます。そのアイテムについての思い出を語るも語らぬも自由です。今年の抱負なんかも、語っても良いかも知れません。
投げるアイテムは【】で前もってプレイングに記載をお願いします。【】で括ってない場合は、無効となります。
※【】に書かれたアイテムは、ロストしますのでご注意下さい。
例:投げるアイテム【木刀】等
誰かと同行する場合、名前とPCIDがお互いに記載のあった場合に描写致します。
催事参加後、甘酒等が部族の方々より、振舞っていただけます。
マスターより
あけましておめでとうございます、月宵です。今年も頑張って、シナリオを書かせていただきます。
新年一発目のイベント依頼ですが、色々言ってますが要するにお焚き上げです。
ハンターの皆様も参加して、この催事を盛り上げて下さいませ。参加後は、悴む手を癒す甘酒やお汁粉、熱燗を用意させていただきます。
それでは、皆様の御参加お待ちしております。
新年一発目のイベント依頼ですが、色々言ってますが要するにお焚き上げです。
ハンターの皆様も参加して、この催事を盛り上げて下さいませ。参加後は、悴む手を癒す甘酒やお汁粉、熱燗を用意させていただきます。
それでは、皆様の御参加お待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/01/14 13:38