ゲスト
(ka0000)
【初夢】記憶屋クリス
マスター:cr

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/01/06 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/01/15 19:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
油断するな。
迷わず撃て。
弾を切らすな。
ヴォイドには手を出すな。
――ストリートの警句――
●
極彩色のレーザー光線が酸性雨の降りしきる夜空を照らす。連中は色鮮やかな光に希望や夢、それから富を生み出すことを求めているんだろうが、縁のないこっち側にとってはただ悪趣味なだけだよな。
ハロー、チューマ(相棒)、あるいはまた会ったか? このクソッタレな世界にようこそ。
人類の生み出した科学技術は確かに発達した。一昔前の様に情報にアクセスしようと思ったら“パーソナルコンピューター”を立ち上げ“キーボード”を用いてアクセスするためのワードを文字通り打ち込み、現れる情報の候補から的確に見て探すなんてことは今時ありえない。
今は情報を知りたいと思えば、体内に埋め込まれたナノマシンがワードを拾って勝手に広いサイバースペースの海を泳いで拾い集め、ちょうど必要な情報を出してくれる。もはやサイバースペースとマンデイン(現実空間)は継ぎ目のない、一枚の板みたいなもんだ。ああ、確かに科学技術は発達した。俺たちは皆つながっている。だが……つながれたままの俺達は本当に自由だと言えるのか?
●
色鮮やかに輝く空と違い、アスファルトを酸性雨が濡らすスラムの片隅、そこを若い女が走っていた。後ろからは同じ服装の男たちが追いかけてくる。顔は判を押したように皆一緒。見た目は人間だが、中には人を百回殺してお釣りが来るだけの各種武装が仕込まれている。だが、その武装を今回は全面的に解放することはなく、女の足元に牽制の銃が一発発射される。
「おい! 注意しろ! 脳には当てるなよ!」
別の男が叫ぶ。どうやらこの女の、正しくはこの女の脳内にある情報が連中の目当ての品だった。そのために男たちは脚部に仕込まれた油圧ジャッキを起動する。スプリングが縮み、爆発的な加速をもたらそうとする。その時だった。
けたたましく銃声がなる。スコールのように撃ちだされた弾丸は女ではなく、男たちの体を的確にスナイプしていった。
●
「今回ハンターの皆さんをお呼びしたのは他でもありません。一つ仕事をしていただきたます」
管理情報を消し、もしくは失い、存在しない人間となった者達。それをハンターと呼ぶ。そうさ、お前達のことだ。メガコーポ同士の戦争、コーポレートウォーにおいて金次第で駒として動く、サイバネティックス手術を施したプロフェッショナル達。それがお前たちハンターだ。
そんなお前達をいつものように“ミス・ジョンソン”と名乗る女が呼び集めた。いつもの通り幾ばくかの金と引き換えに無茶を要求されるのだろう。だが、今回のビズはその中でもとびきり危険度が高かった。
「彼女の名前はクリスティーナ・カルディナーレ。彼女の脳内にある情報を引き出して下さい」
ミス・ジョンソンの手によってクリスと呼ばれた少女が紹介された。怯えた目つきで震える彼女は、よくこの世界で生きてこれたな、と思うだろう。だが、それには理由があった。全てのコンピューターがサイバースペースでつながっているこの時代において、そこに置かれた情報はどうやってもハッカー達の手から逃れることは出来ない。そのため本当に重要な情報は人の脳内に記録される。そうやって記録し、情報を守り運ぶ連中のことを“記憶屋”と呼ぶ。そしてクリスもその記憶屋だった。
「ただしこの情報は通常の手段ではアクセスできません。サイコロックがかかっており、適切なキー無くしては引き出せないばかりか、自壊するようになっています」
言わずもがなのことなのでミス・ジョンソンは言ってくれなかったが、記憶が自壊したらついでにクリスの脳もぶっ壊れる様にできている。いつも思うがこのシステムを考えた連中は相当性格が悪いよな。
「キーは5分間毎に定期的に変更されるようになっています。つまり、クリスさんをこの研究所内にある端末の元まで連れて行き、到着したタイミングに合わせてキーを取得して受け渡す必要があります」
そうやってミス・ジョンソンが示したホログラフはメガコーポの中でも『ヴォイド』と呼ばれるトップ7社の一つ、ピグマリオ社の研究所の一つだった。
ヴォイドとのドンパチ、相変わらず無茶をさせると思いつつ、たまには少女の笑顔のためにヒーロー気取りで働くってのも悪くない。そう思わないかい? チューマ。
油断するな。
迷わず撃て。
弾を切らすな。
ヴォイドには手を出すな。
――ストリートの警句――
●
極彩色のレーザー光線が酸性雨の降りしきる夜空を照らす。連中は色鮮やかな光に希望や夢、それから富を生み出すことを求めているんだろうが、縁のないこっち側にとってはただ悪趣味なだけだよな。
ハロー、チューマ(相棒)、あるいはまた会ったか? このクソッタレな世界にようこそ。
人類の生み出した科学技術は確かに発達した。一昔前の様に情報にアクセスしようと思ったら“パーソナルコンピューター”を立ち上げ“キーボード”を用いてアクセスするためのワードを文字通り打ち込み、現れる情報の候補から的確に見て探すなんてことは今時ありえない。
今は情報を知りたいと思えば、体内に埋め込まれたナノマシンがワードを拾って勝手に広いサイバースペースの海を泳いで拾い集め、ちょうど必要な情報を出してくれる。もはやサイバースペースとマンデイン(現実空間)は継ぎ目のない、一枚の板みたいなもんだ。ああ、確かに科学技術は発達した。俺たちは皆つながっている。だが……つながれたままの俺達は本当に自由だと言えるのか?
●
色鮮やかに輝く空と違い、アスファルトを酸性雨が濡らすスラムの片隅、そこを若い女が走っていた。後ろからは同じ服装の男たちが追いかけてくる。顔は判を押したように皆一緒。見た目は人間だが、中には人を百回殺してお釣りが来るだけの各種武装が仕込まれている。だが、その武装を今回は全面的に解放することはなく、女の足元に牽制の銃が一発発射される。
「おい! 注意しろ! 脳には当てるなよ!」
別の男が叫ぶ。どうやらこの女の、正しくはこの女の脳内にある情報が連中の目当ての品だった。そのために男たちは脚部に仕込まれた油圧ジャッキを起動する。スプリングが縮み、爆発的な加速をもたらそうとする。その時だった。
けたたましく銃声がなる。スコールのように撃ちだされた弾丸は女ではなく、男たちの体を的確にスナイプしていった。
●
「今回ハンターの皆さんをお呼びしたのは他でもありません。一つ仕事をしていただきたます」
管理情報を消し、もしくは失い、存在しない人間となった者達。それをハンターと呼ぶ。そうさ、お前達のことだ。メガコーポ同士の戦争、コーポレートウォーにおいて金次第で駒として動く、サイバネティックス手術を施したプロフェッショナル達。それがお前たちハンターだ。
そんなお前達をいつものように“ミス・ジョンソン”と名乗る女が呼び集めた。いつもの通り幾ばくかの金と引き換えに無茶を要求されるのだろう。だが、今回のビズはその中でもとびきり危険度が高かった。
「彼女の名前はクリスティーナ・カルディナーレ。彼女の脳内にある情報を引き出して下さい」
ミス・ジョンソンの手によってクリスと呼ばれた少女が紹介された。怯えた目つきで震える彼女は、よくこの世界で生きてこれたな、と思うだろう。だが、それには理由があった。全てのコンピューターがサイバースペースでつながっているこの時代において、そこに置かれた情報はどうやってもハッカー達の手から逃れることは出来ない。そのため本当に重要な情報は人の脳内に記録される。そうやって記録し、情報を守り運ぶ連中のことを“記憶屋”と呼ぶ。そしてクリスもその記憶屋だった。
「ただしこの情報は通常の手段ではアクセスできません。サイコロックがかかっており、適切なキー無くしては引き出せないばかりか、自壊するようになっています」
言わずもがなのことなのでミス・ジョンソンは言ってくれなかったが、記憶が自壊したらついでにクリスの脳もぶっ壊れる様にできている。いつも思うがこのシステムを考えた連中は相当性格が悪いよな。
「キーは5分間毎に定期的に変更されるようになっています。つまり、クリスさんをこの研究所内にある端末の元まで連れて行き、到着したタイミングに合わせてキーを取得して受け渡す必要があります」
そうやってミス・ジョンソンが示したホログラフはメガコーポの中でも『ヴォイド』と呼ばれるトップ7社の一つ、ピグマリオ社の研究所の一つだった。
ヴォイドとのドンパチ、相変わらず無茶をさせると思いつつ、たまには少女の笑顔のためにヒーロー気取りで働くってのも悪くない。そう思わないかい? チューマ。
解説
●目的
研究所に潜入しクリスの記憶を引き出して脱出してください。
●詳細
▼スキルについて
この世界観ではマテリアルによるスキルは存在しません。代わりに皆さんの使うスキルはサイバネティックス手術によって得られた能力、もしくはサイバースペース上で敵性プログラムと戦うために使われるプログラムのイメージとします。
▼マンデインチーム
現実空間で研究所に突入しサイバースペースチームとクリスを端末まで送り届けるチームです。考えられる障害としては、内部に配置された侵入者排除のためのクローン兵士が居ます。こちらと戦い排除してください。なお数や強さは不明です。
▼サイバースペースチーム
端末から研究所内のローカルエリアネットワークにアクセスし、キーを抜き出してくるチームです。考えられる障害としては、アイス(侵入者を排除するための攻撃プログラム)です。こちらと戦い排除してください。なお数や強さは不明です。
●その他
なにか疑問があったら“ミス・ジョンソン”ことモア・プリマクラッセがお答えします。お気軽に質問卓を立ててお尋ねください。また、今回は世界観に関する質問もお受けいたします。
研究所に潜入しクリスの記憶を引き出して脱出してください。
●詳細
▼スキルについて
この世界観ではマテリアルによるスキルは存在しません。代わりに皆さんの使うスキルはサイバネティックス手術によって得られた能力、もしくはサイバースペース上で敵性プログラムと戦うために使われるプログラムのイメージとします。
▼マンデインチーム
現実空間で研究所に突入しサイバースペースチームとクリスを端末まで送り届けるチームです。考えられる障害としては、内部に配置された侵入者排除のためのクローン兵士が居ます。こちらと戦い排除してください。なお数や強さは不明です。
▼サイバースペースチーム
端末から研究所内のローカルエリアネットワークにアクセスし、キーを抜き出してくるチームです。考えられる障害としては、アイス(侵入者を排除するための攻撃プログラム)です。こちらと戦い排除してください。なお数や強さは不明です。
●その他
なにか疑問があったら“ミス・ジョンソン”ことモア・プリマクラッセがお答えします。お気軽に質問卓を立ててお尋ねください。また、今回は世界観に関する質問もお受けいたします。
マスターより
前回のIFシナリオに引き続き、再びサイバーパンクシナリオをご用意しました。
サイバーパンクとは人間性が極限まで蔑まれる世界で、それでも人間性を捨てきれずに生きる人達の物語だと思っています。こちらの世界観でもひどい目にあっているクリスを皆さんの力で助けてあげて下さい。
それでは皆さんのご参加をお待ちしております。
サイバーパンクとは人間性が極限まで蔑まれる世界で、それでも人間性を捨てきれずに生きる人達の物語だと思っています。こちらの世界観でもひどい目にあっているクリスを皆さんの力で助けてあげて下さい。
それでは皆さんのご参加をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/01/13 23:54
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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ミス・ジョンソンに質問 エアルドフリス(ka1856) 人間(クリムゾンウェスト)|30才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2016/01/05 08:32:37 |
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ヴォイドには手を出すな エアルドフリス(ka1856) 人間(クリムゾンウェスト)|30才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2016/01/05 22:01:01 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/01/03 00:18:33 |