ゲスト
(ka0000)
【初夢】ハゲまさないでっ
マスター:奈華里

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/01/06 12:00
- リプレイ完成予定
- 2016/01/15 12:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
ここは誰からも忘れられた小さな社――。
その社に住まうは老齢の神様。もうご高齢という事もあってかちょっとばかし耳が遠い。
だからなのか最近はぼんやり空を眺めたり、日がな一日ごろごろして過ごす事が多く、全くもって隠居暮らしを続けている。
「もうすぐ年の暮れかのぅ」
温度を感じる事はなかったが、四季の移ろいが彼にそれを知らせる。
「正月なら御神酒の一つも欲しいのぅ」
もう随分人間に会っていない。それもその筈、彼の社はかれこれ数百年も掃除されずに荒れ放題。鬱蒼とした山の天辺にあるのだから、人間が歩いてくるのは些か難しいだろう。
「お酒、欲しいのぅ…」
けれど、神様は諦めが悪かった。考えねば良かった事だが、一度頭に浮かべてしまうとその味を脳が勝手に呼び起こし、欲求へと繋げていく。
「ついでに尾頭付きの鯛とか、御節も食べたいのぅ」
彼の知る人間のお正月――それはとても楽しいものだ。
昔ならば彼の元にも参拝客が訪れ、何かしらのお供えを置いて行ったものである。
「欲しいのぅ…」
夕暮れの太陽を見つめながら神様が思う。
本来は人の願いを叶えるべき神が――己の為に願う。
それは本来あってはならない事だった。しかし、彼は願ってしまった。
そしてそれは神の不満となり、人間に影響を及ぼすまでとなる。
「え…うそでしょ」
訳が判らない。ストレスなど溜めていない。ネズミの類いは飼っていない。昨日は普通に過ごしていた。何事もなく過ごしていた。うちに鋏はない。悪戯にしても度が過ぎている。というか、こんな悪戯する人物に心当たりはない。
「…何で、どうして…」
鏡に映る自分の姿に彼女が驚愕する。
始めは小さな硬貨位だった。しかし気付けば徐々にその範囲は広がって、朝に比べてその面積は二倍近くに広がっている。
(ヤバい…物凄い早さではげている…)
信じたくないがこれは事実だ。目を逸らす事は出来ない。
けれど原因が判らず、かと言って病院に行くのは恥ずかしい。
(どうしよう…)
このまま進行したら大変だ。次々と抜け落ちてゆく髪に危機感を覚える。
一方、髪のない人には奇跡が起こっていた。
「マジか。俺の毛根復活宣言ッ!!…けどこれは」
徐々に伸びてくる髪に歓喜していたのは少し前の事。
けれど、喜んでばかりはいられない。何故なら、こっちは伸び続けているからだ。
(やべぇ…切っても切って伸びてくるし…正直切る速度が追い付かねえ)
懐かしんだふっさふさの髪。しかし、長過ぎればそれは邪魔なだけだ。
適度な量――それが一番大事なのである。
((一体どうなってるんだーー!?))
抜け始めた人も、伸び始めた人も心中穏やかではいられない。
皆が皆そうだったらいいのだが、窓から覗けば普段通りに暮らす人波が目に入り、それが自分だけなのだと思い知らされる。そしてそんな世にも奇妙な出来事に見舞われた彼等は思わず助けを乞う。
((助けて、神様――!……そうだ、髪の神様にお願いしよう))
自分でどうにもできない時は神頼みに限る。
但し、今回に至ってはその神様が原因であるのだが、そんな事は知る由もない。
((よし、そうと決まれば急がないとっ))
決意した者が髪神の社を目指す。そうあの朽ちた社へと――。
その道のりには多くの困難が待ち受けている事を彼等はまだ知らない。
ここは誰からも忘れられた小さな社――。
その社に住まうは老齢の神様。もうご高齢という事もあってかちょっとばかし耳が遠い。
だからなのか最近はぼんやり空を眺めたり、日がな一日ごろごろして過ごす事が多く、全くもって隠居暮らしを続けている。
「もうすぐ年の暮れかのぅ」
温度を感じる事はなかったが、四季の移ろいが彼にそれを知らせる。
「正月なら御神酒の一つも欲しいのぅ」
もう随分人間に会っていない。それもその筈、彼の社はかれこれ数百年も掃除されずに荒れ放題。鬱蒼とした山の天辺にあるのだから、人間が歩いてくるのは些か難しいだろう。
「お酒、欲しいのぅ…」
けれど、神様は諦めが悪かった。考えねば良かった事だが、一度頭に浮かべてしまうとその味を脳が勝手に呼び起こし、欲求へと繋げていく。
「ついでに尾頭付きの鯛とか、御節も食べたいのぅ」
彼の知る人間のお正月――それはとても楽しいものだ。
昔ならば彼の元にも参拝客が訪れ、何かしらのお供えを置いて行ったものである。
「欲しいのぅ…」
夕暮れの太陽を見つめながら神様が思う。
本来は人の願いを叶えるべき神が――己の為に願う。
それは本来あってはならない事だった。しかし、彼は願ってしまった。
そしてそれは神の不満となり、人間に影響を及ぼすまでとなる。
「え…うそでしょ」
訳が判らない。ストレスなど溜めていない。ネズミの類いは飼っていない。昨日は普通に過ごしていた。何事もなく過ごしていた。うちに鋏はない。悪戯にしても度が過ぎている。というか、こんな悪戯する人物に心当たりはない。
「…何で、どうして…」
鏡に映る自分の姿に彼女が驚愕する。
始めは小さな硬貨位だった。しかし気付けば徐々にその範囲は広がって、朝に比べてその面積は二倍近くに広がっている。
(ヤバい…物凄い早さではげている…)
信じたくないがこれは事実だ。目を逸らす事は出来ない。
けれど原因が判らず、かと言って病院に行くのは恥ずかしい。
(どうしよう…)
このまま進行したら大変だ。次々と抜け落ちてゆく髪に危機感を覚える。
一方、髪のない人には奇跡が起こっていた。
「マジか。俺の毛根復活宣言ッ!!…けどこれは」
徐々に伸びてくる髪に歓喜していたのは少し前の事。
けれど、喜んでばかりはいられない。何故なら、こっちは伸び続けているからだ。
(やべぇ…切っても切って伸びてくるし…正直切る速度が追い付かねえ)
懐かしんだふっさふさの髪。しかし、長過ぎればそれは邪魔なだけだ。
適度な量――それが一番大事なのである。
((一体どうなってるんだーー!?))
抜け始めた人も、伸び始めた人も心中穏やかではいられない。
皆が皆そうだったらいいのだが、窓から覗けば普段通りに暮らす人波が目に入り、それが自分だけなのだと思い知らされる。そしてそんな世にも奇妙な出来事に見舞われた彼等は思わず助けを乞う。
((助けて、神様――!……そうだ、髪の神様にお願いしよう))
自分でどうにもできない時は神頼みに限る。
但し、今回に至ってはその神様が原因であるのだが、そんな事は知る由もない。
((よし、そうと決まれば急がないとっ))
決意した者が髪神の社を目指す。そうあの朽ちた社へと――。
その道のりには多くの困難が待ち受けている事を彼等はまだ知らない。
解説
内容
髪神様の社に向かい、参拝する事
突然髪が抜け始める(or生えてくる)異常現象に見舞われた貴方
その不可解な現象を止める為に、貴方は髪神の社を目指す事にしました
しかし道のりは険しく、そんな痴態を知人に見られたらと思うと気が気ではありません
誰にも知られる事なく、社に到着する事は出来るのか
はたまた、カミングアウトして堂々と向かっちゃう?
ともかく社を目指しましょう
●社への道のり
スタートは何処かの都であり、人が沢山いる所からのスタートです
その後、街道に出て鬱蒼とした森を向け山道に到達
社のある頂上付近は気温は低く、吹雪く事もあるとか
森や山には野生生物、ならびに賊が潜伏している可能性があります
順調にいけば二日歩き詰めで社にやっと着く位の距離です
なお、この世界では人間にも神様の姿は見える前提で進ませて頂きます
【重要】プレイングに必ず書いて欲しい事
『貴方の髪の状態』
【禿げ始めている】のか【伸び始めている】は必ず選択明記下さい
なお、OPには『髪のない人が伸び始めた』としていますが、
現在長髪の方が『更に伸びてゆく』選択でも構いません
●こちらギャグシナリオになると思われます
崩し具合等にNGな部分がありましたら、一筆お願いします
逆に全然大丈夫等もあると助かります
髪神様の社に向かい、参拝する事
突然髪が抜け始める(or生えてくる)異常現象に見舞われた貴方
その不可解な現象を止める為に、貴方は髪神の社を目指す事にしました
しかし道のりは険しく、そんな痴態を知人に見られたらと思うと気が気ではありません
誰にも知られる事なく、社に到着する事は出来るのか
はたまた、カミングアウトして堂々と向かっちゃう?
ともかく社を目指しましょう
●社への道のり
スタートは何処かの都であり、人が沢山いる所からのスタートです
その後、街道に出て鬱蒼とした森を向け山道に到達
社のある頂上付近は気温は低く、吹雪く事もあるとか
森や山には野生生物、ならびに賊が潜伏している可能性があります
順調にいけば二日歩き詰めで社にやっと着く位の距離です
なお、この世界では人間にも神様の姿は見える前提で進ませて頂きます
【重要】プレイングに必ず書いて欲しい事
『貴方の髪の状態』
【禿げ始めている】のか【伸び始めている】は必ず選択明記下さい
なお、OPには『髪のない人が伸び始めた』としていますが、
現在長髪の方が『更に伸びてゆく』選択でも構いません
●こちらギャグシナリオになると思われます
崩し具合等にNGな部分がありましたら、一筆お願いします
逆に全然大丈夫等もあると助かります
マスターより
年末最後に何を出しているんだ…奈華里です
出発は年明けになりますけども…駄洒落もいい所なのです
社への到達が目的になっておりますが、皆さんお判りですよね?
参拝ですよっという事で、はっちゃけプレイングで御参加お待ちしています
出発は年明けになりますけども…駄洒落もいい所なのです
社への到達が目的になっておりますが、皆さんお判りですよね?
参拝ですよっという事で、はっちゃけプレイングで御参加お待ちしています
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/01/14 00:13
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/01/05 00:35:40 |
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髪は死んだ…… ロニ・カルディス(ka0551) ドワーフ|20才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2016/01/06 09:12:30 |