ゲスト
(ka0000)
草とハーブとゴロゴロシューズ
マスター:練子やきも

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/01/11 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/01/20 19:00
オープニング
とある街にほど近い、家族がピクニックにでも訪れるような草原で、黄色いポニーテールをピョンピョンと揺らしながら、何やら謎の草を摘み集める少女が居た。
鼻歌などを歌いつつ、バスケット一杯に集めた謎の草の爽やかな甘い香りを嗅いで、気分良さそうに青空を仰ぐ少女の名前はエルミィ。
酒造り以外はやらせてはいけない、と評判の、怪しげな薬品造りを趣味とする新米ハンターだった。
いつもながらの、錬金術と称した造酒の途中、気晴らしに出かけた草原で『錬金術』の香り付けに使うハーブを摘んでいたエルミィは、前方からカサカサと転がって来る草の塊を発見した。
「……? ……えいっ!」
妙にまっすぐこちらへ転がって来る草の塊をキョトンと眺めていたエルミィだったが、その草が足元に来た所で無造作にポンと蹴りとばす。
「なんだろ? これ?」
何かわからない、怪しい、動く物体。
よく動く足と全く働かない危機管理脳を持ち合わせた……転がって来る塊のドリブルがだんだん楽しくなって来ていた彼女が、何度目かの蹴りを草の塊に伸ばした時……。
「ふぎゃ〜〜!」
草原に少女の悲鳴としては若干品のない叫び声が響いた。
「お姉さんお姉さんお姉さんお姉さん大変なたいへんです!」
「冷やかしなら帰って下さい」
「靴泥棒の草があらわれたんですよ!」
駆け込んだハンターオフィスで、カウンターに爽やかな香りのするバスケットを置いたエルミィが、ペシンペシンとカウンターを叩きながら言い募る。その様子に、今夜はシードルワインにしよう、などと考えつつ、少しだけ聞く耳を持って片眉を上げる受付嬢。
「靴泥棒……?」
「はい! 転がって来た草を蹴ってたら靴がたべられました!」
「それはあんまり泥棒とは言いませんけど、詳しく聞かせて貰え……とりあえず先に場所と時間……場所から教えて下さい」
エルミィの雑な説明から、靴泥棒より厄介な物の可能性に思い至った受付嬢は、周囲に聞こえる声でエルミィの拙い説明をまとめる作業を開始した。
「つまり、転がって来た草の塊のような物を何となく蹴っていたら、その草の塊が開いて靴を噛まれた、それで慌てて逃げて来た、という事ですね?」
溜息混じりにオフィスの皆へと説明しながら手早く書類を作成し始める受付嬢。
(……ひょっとしなくてもそれって雑魔じゃね?)
という思いが聴衆の頭にも浮かぶ。
「はい! 覚醒して全速力で走ってきました! あと、片方だけだとバランスが悪いのでもう片方の靴も投げ付けて来ました!」
要らない説明も付いて来たが、確かに今のエルミィは両足共に靴を履いていなかった。
「貴女は家に帰ってお酒でも作ってて下さい。希望としてはシードルワインが良いです」
エルミィがどこの酒場に酒を納品しているかチェック済みの受付嬢が、澄ました表情でトレイに載せて高く掲げている依頼書を取ろうと、そのポニーテールと共にピョンピョン跳ねているエルミィの横から依頼書を受け取ったハンター達は、それぞれの準備を開始した。
鼻歌などを歌いつつ、バスケット一杯に集めた謎の草の爽やかな甘い香りを嗅いで、気分良さそうに青空を仰ぐ少女の名前はエルミィ。
酒造り以外はやらせてはいけない、と評判の、怪しげな薬品造りを趣味とする新米ハンターだった。
いつもながらの、錬金術と称した造酒の途中、気晴らしに出かけた草原で『錬金術』の香り付けに使うハーブを摘んでいたエルミィは、前方からカサカサと転がって来る草の塊を発見した。
「……? ……えいっ!」
妙にまっすぐこちらへ転がって来る草の塊をキョトンと眺めていたエルミィだったが、その草が足元に来た所で無造作にポンと蹴りとばす。
「なんだろ? これ?」
何かわからない、怪しい、動く物体。
よく動く足と全く働かない危機管理脳を持ち合わせた……転がって来る塊のドリブルがだんだん楽しくなって来ていた彼女が、何度目かの蹴りを草の塊に伸ばした時……。
「ふぎゃ〜〜!」
草原に少女の悲鳴としては若干品のない叫び声が響いた。
「お姉さんお姉さんお姉さんお姉さん大変なたいへんです!」
「冷やかしなら帰って下さい」
「靴泥棒の草があらわれたんですよ!」
駆け込んだハンターオフィスで、カウンターに爽やかな香りのするバスケットを置いたエルミィが、ペシンペシンとカウンターを叩きながら言い募る。その様子に、今夜はシードルワインにしよう、などと考えつつ、少しだけ聞く耳を持って片眉を上げる受付嬢。
「靴泥棒……?」
「はい! 転がって来た草を蹴ってたら靴がたべられました!」
「それはあんまり泥棒とは言いませんけど、詳しく聞かせて貰え……とりあえず先に場所と時間……場所から教えて下さい」
エルミィの雑な説明から、靴泥棒より厄介な物の可能性に思い至った受付嬢は、周囲に聞こえる声でエルミィの拙い説明をまとめる作業を開始した。
「つまり、転がって来た草の塊のような物を何となく蹴っていたら、その草の塊が開いて靴を噛まれた、それで慌てて逃げて来た、という事ですね?」
溜息混じりにオフィスの皆へと説明しながら手早く書類を作成し始める受付嬢。
(……ひょっとしなくてもそれって雑魔じゃね?)
という思いが聴衆の頭にも浮かぶ。
「はい! 覚醒して全速力で走ってきました! あと、片方だけだとバランスが悪いのでもう片方の靴も投げ付けて来ました!」
要らない説明も付いて来たが、確かに今のエルミィは両足共に靴を履いていなかった。
「貴女は家に帰ってお酒でも作ってて下さい。希望としてはシードルワインが良いです」
エルミィがどこの酒場に酒を納品しているかチェック済みの受付嬢が、澄ました表情でトレイに載せて高く掲げている依頼書を取ろうと、そのポニーテールと共にピョンピョン跳ねているエルミィの横から依頼書を受け取ったハンター達は、それぞれの準備を開始した。
解説
●目標
靴泥棒? の撃退
●状況
街の近くの草原で、どこからか転がって来たらしい草の塊が少女を襲う事件が発生、無事逃げ延びた少女の証言から、その草の塊が雑魔である可能性が高い物と思われる。その物体はそのまま草原に留まっている模様。
周囲は街の近くの見晴らしの良い草原で、火を放つとちょっぴりヤバい感じに延焼しそうです。
●靴泥棒?
見た目は完全に、サッカーボール大の草の塊、触れた物に噛み付く能力が確認されていますが、草の中に中身があるのかどうか、またそれが何なのかは解っていません。蹴った感触は草の塊以外の何物でもなかったとの事。
尚、受付嬢と発見者のやりとりから類推される発見者の性格的に、虚偽情報である可能性は低いものの、何か見落としがある可能性が極めて高い旨が推察されます。
●エルミィ
黄色いポニーテールがトレードマークの、無謀で迂闊な新米ハンターの少女です。覚醒者ではあるのですが、今回既に覚醒を使用しており、もはやただの女の子となっています。
場所がエルミィが普段から良く出掛ける草原である事もあり、ハンター達に付いて来ようとします。尚、今回彼女は依頼は受けられませんでした。
●PL情報
草だらけの草原だったこともありエルミィは気付かなかったのですが、草の塊雑魔は複数存在します。また、最終的に合体します。
攻撃方法は最初のサッカーボール大の状態では基本的には噛み付くのみ。
合体して巨大化すると、草の茎? を大量に飛ばす、自分の周囲を切り裂く、といった攻撃方法を取ります。
靴泥棒? の撃退
●状況
街の近くの草原で、どこからか転がって来たらしい草の塊が少女を襲う事件が発生、無事逃げ延びた少女の証言から、その草の塊が雑魔である可能性が高い物と思われる。その物体はそのまま草原に留まっている模様。
周囲は街の近くの見晴らしの良い草原で、火を放つとちょっぴりヤバい感じに延焼しそうです。
●靴泥棒?
見た目は完全に、サッカーボール大の草の塊、触れた物に噛み付く能力が確認されていますが、草の中に中身があるのかどうか、またそれが何なのかは解っていません。蹴った感触は草の塊以外の何物でもなかったとの事。
尚、受付嬢と発見者のやりとりから類推される発見者の性格的に、虚偽情報である可能性は低いものの、何か見落としがある可能性が極めて高い旨が推察されます。
●エルミィ
黄色いポニーテールがトレードマークの、無謀で迂闊な新米ハンターの少女です。覚醒者ではあるのですが、今回既に覚醒を使用しており、もはやただの女の子となっています。
場所がエルミィが普段から良く出掛ける草原である事もあり、ハンター達に付いて来ようとします。尚、今回彼女は依頼は受けられませんでした。
●PL情報
草だらけの草原だったこともありエルミィは気付かなかったのですが、草の塊雑魔は複数存在します。また、最終的に合体します。
攻撃方法は最初のサッカーボール大の状態では基本的には噛み付くのみ。
合体して巨大化すると、草の茎? を大量に飛ばす、自分の周囲を切り裂く、といった攻撃方法を取ります。
マスターより
あけましておめでとうございます、練子やきもです。
今回は、どこかから転がって来た謎の草の塊との戦闘というなんだかよく分からない状況になっておりますが、草の塊の中に1匹(?)靴を履いた奴が居たりとかしちゃったり、キングなんとかっぽいアレに派生したりしますので、エルミィをうまいことどうにかしつつ、退治しちゃって下さい。
尚、草原で火炎系スキルを使っても基本的に炎は残らず、炎上する事はないのでその点は御安心ください。
今回は、どこかから転がって来た謎の草の塊との戦闘というなんだかよく分からない状況になっておりますが、草の塊の中に1匹(?)靴を履いた奴が居たりとかしちゃったり、キングなんとかっぽいアレに派生したりしますので、エルミィをうまいことどうにかしつつ、退治しちゃって下さい。
尚、草原で火炎系スキルを使っても基本的に炎は残らず、炎上する事はないのでその点は御安心ください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/01/19 22:21
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 ティス・フュラー(ka3006) エルフ|13才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2016/01/11 17:14:11 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/01/09 11:55:26 |