ゲスト
(ka0000)
クライノートの涙
マスター:大林さゆる

このシナリオは2日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 4~7人
- サポート
- 現在0人 / 0~14人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/01/17 09:00
- リプレイ完成予定
- 2016/01/28 09:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
涙の色は、なんでしょう?
ココロから、生まれるもの?
それとも、本能から生まれ出るモノ?
ワタシには、意味が分からないわ。
●
自由都市同盟。
蒸気工場都市「フマーレ」近郊に、小さな村があった。
その村は徐々にマテリアルが減少したせいなのか、今では人も住めない場所になっていた。
マテリアルの喪失に導かれるように、この村には歪虚が住みつくようになり、住人たちがどこへ消えたのかも分からず仕舞いだった。
その噂はハンター・オフィスでも知られるようになっていたが、マテリアルが減少した原因は歪虚を生み出す『何か』であった。
直接、その原因を見つけようと、マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)が噂の村に訪れていた。
村の周囲には、数匹の『羊』が群がっていた。
「今度は『羊』か……歪虚に飲み込まれたか?」
マクシミリアンは雑魔の羊をロングソードで切り裂きながら、村の奥へと突き進む。
辿り着いた先には、古びた2階建ての工場があった。
ほとんどの建物は風化して朽ち果てていたが、北に位置する工場だけは残っていた。
「さて、何が出てくるのやら」
呟きながら、静かに工場を窺うマクシミリアン。
まずは敵を偵察して、その後に本部へと連絡するつもりでいた。
しばらくして、少年の悲鳴が響いた。
敵に気付かれないように、マクシミリアンは工場の内部へと侵入。
「……あいつか、一人で先走ったか」
妖艶な美女の姿をした青銅の人形たちが、水本 壮(みずもと・そう)を取り囲み、楽しげに笑っていた。
壮は何本も矢で射ぬかれ、傷だらけになっていた。
「美女だと思って油断したっす。一旦、引き返して態勢を取り直すのが賢明っすね」
なんとか青銅の人形からは逃げ出すことはできたものの、壮の行く手には『風のヴォイド』が浮遊していた。
「お前らのことは、本部に報告するからなー」
捨て台詞のごとく、壮はダッシュに専念して、その場から去ることができた。
「ふう、やれやれ。さすがの俺でも、あの歪虚たちには勝てないな」
壮が村の入口で立ち止まると、誰かが肩を叩いた。
突然のことに、思わず叫ぶ壮。
「ギャー!」
「相変わらずだな」
溜息交じりに言ったのは、マクシミリアンだった。
「え? マクシミリアンさん、何故こんなところに?」
「決まっているだろう。本部から偵察を頼まれてな」
どことなく怒っているような眼差しでマクシミリアンが告げた。
否、そうではなく、壮には彼が怒っているように見えたのだ。
「そっか。俺ってば、余計なことを……」
壮はどうやら噂だけ聞いて、ここまで来たようだった。
「まあ、いい。せっかく来たのだから、水本も偵察に協力しろ」
やはり機嫌が悪いのか、マクシミリアンは冷めた顔で…と思っているのは、壮だけだろう。
マクシミリアンにも感情はあるのだが、それを表に出すことは少なかった。
内心は壮のことが気掛かりであったが、マクシミリアンは顔色一つ変えずに言った。
「……おまえ一人では大変だろう。戦闘は他のハンターに任せた方が良いな」
「そうっすよね。俺なんか、足手纏いっすからね」
壮は申し訳なさそうに応えた。
「……怪我をしているな。本部に戻ったら、治癒してもらえ」
そう言いながら、マクシミリアンが踵を返すと、壮もついていくことにした。
本部まで戻った二人は、受付嬢に敵の情報を報告すると、依頼として張り出された。
「風のヴォイドが気になるな。今回のヤツは、鱗粉を撒き散らしながら攻撃してくる。接近戦になると、少し手こずるかもしれんな」
マクシミリアンがそう告げると、その事も依頼に補足されていた。
村の奥にある工場は、縦10メートル、横20メートル、高さ10メートルの建物であったが、いくつか窓があり、そこから青銅の人形が放つ矢が飛んできたり、風のヴォイドがエアカッターで攻撃してくることもあった。
そのため、一般人ではなかなか近づくことができず、退治するだけでなく調査の依頼も舞い込んできた。
「青銅の人形は『美女』の姿をしてるっす。遠くから見たら三人の美女が遊んでいたように見えたんだけど、接近しようとしたら、弓矢で攻撃してきたっすよ。あれは絶対、ハニー・トラップっすよ!」
やたらと力説する壮に、受付嬢は「そうですか」と言いながらも、『この人、単純なのかも』と思っていた。
「村の周辺や内部には、雑魔の羊が群れを成していたが、マテリアルの喪失で自然と集まった可能性が高いな。要は村の奥にいる青銅の人形だろう」
マクシミリアンはそう告げた後、控室でハンターたちを待ち続けていた。
果たして、人形たちは何を企んでいるのか。
今はまだ、誰にも分からなかった。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
涙の色は、なんでしょう?
ココロから、生まれるもの?
それとも、本能から生まれ出るモノ?
ワタシには、意味が分からないわ。
●
自由都市同盟。
蒸気工場都市「フマーレ」近郊に、小さな村があった。
その村は徐々にマテリアルが減少したせいなのか、今では人も住めない場所になっていた。
マテリアルの喪失に導かれるように、この村には歪虚が住みつくようになり、住人たちがどこへ消えたのかも分からず仕舞いだった。
その噂はハンター・オフィスでも知られるようになっていたが、マテリアルが減少した原因は歪虚を生み出す『何か』であった。
直接、その原因を見つけようと、マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)が噂の村に訪れていた。
村の周囲には、数匹の『羊』が群がっていた。
「今度は『羊』か……歪虚に飲み込まれたか?」
マクシミリアンは雑魔の羊をロングソードで切り裂きながら、村の奥へと突き進む。
辿り着いた先には、古びた2階建ての工場があった。
ほとんどの建物は風化して朽ち果てていたが、北に位置する工場だけは残っていた。
「さて、何が出てくるのやら」
呟きながら、静かに工場を窺うマクシミリアン。
まずは敵を偵察して、その後に本部へと連絡するつもりでいた。
しばらくして、少年の悲鳴が響いた。
敵に気付かれないように、マクシミリアンは工場の内部へと侵入。
「……あいつか、一人で先走ったか」
妖艶な美女の姿をした青銅の人形たちが、水本 壮(みずもと・そう)を取り囲み、楽しげに笑っていた。
壮は何本も矢で射ぬかれ、傷だらけになっていた。
「美女だと思って油断したっす。一旦、引き返して態勢を取り直すのが賢明っすね」
なんとか青銅の人形からは逃げ出すことはできたものの、壮の行く手には『風のヴォイド』が浮遊していた。
「お前らのことは、本部に報告するからなー」
捨て台詞のごとく、壮はダッシュに専念して、その場から去ることができた。
「ふう、やれやれ。さすがの俺でも、あの歪虚たちには勝てないな」
壮が村の入口で立ち止まると、誰かが肩を叩いた。
突然のことに、思わず叫ぶ壮。
「ギャー!」
「相変わらずだな」
溜息交じりに言ったのは、マクシミリアンだった。
「え? マクシミリアンさん、何故こんなところに?」
「決まっているだろう。本部から偵察を頼まれてな」
どことなく怒っているような眼差しでマクシミリアンが告げた。
否、そうではなく、壮には彼が怒っているように見えたのだ。
「そっか。俺ってば、余計なことを……」
壮はどうやら噂だけ聞いて、ここまで来たようだった。
「まあ、いい。せっかく来たのだから、水本も偵察に協力しろ」
やはり機嫌が悪いのか、マクシミリアンは冷めた顔で…と思っているのは、壮だけだろう。
マクシミリアンにも感情はあるのだが、それを表に出すことは少なかった。
内心は壮のことが気掛かりであったが、マクシミリアンは顔色一つ変えずに言った。
「……おまえ一人では大変だろう。戦闘は他のハンターに任せた方が良いな」
「そうっすよね。俺なんか、足手纏いっすからね」
壮は申し訳なさそうに応えた。
「……怪我をしているな。本部に戻ったら、治癒してもらえ」
そう言いながら、マクシミリアンが踵を返すと、壮もついていくことにした。
本部まで戻った二人は、受付嬢に敵の情報を報告すると、依頼として張り出された。
「風のヴォイドが気になるな。今回のヤツは、鱗粉を撒き散らしながら攻撃してくる。接近戦になると、少し手こずるかもしれんな」
マクシミリアンがそう告げると、その事も依頼に補足されていた。
村の奥にある工場は、縦10メートル、横20メートル、高さ10メートルの建物であったが、いくつか窓があり、そこから青銅の人形が放つ矢が飛んできたり、風のヴォイドがエアカッターで攻撃してくることもあった。
そのため、一般人ではなかなか近づくことができず、退治するだけでなく調査の依頼も舞い込んできた。
「青銅の人形は『美女』の姿をしてるっす。遠くから見たら三人の美女が遊んでいたように見えたんだけど、接近しようとしたら、弓矢で攻撃してきたっすよ。あれは絶対、ハニー・トラップっすよ!」
やたらと力説する壮に、受付嬢は「そうですか」と言いながらも、『この人、単純なのかも』と思っていた。
「村の周辺や内部には、雑魔の羊が群れを成していたが、マテリアルの喪失で自然と集まった可能性が高いな。要は村の奥にいる青銅の人形だろう」
マクシミリアンはそう告げた後、控室でハンターたちを待ち続けていた。
果たして、人形たちは何を企んでいるのか。
今はまだ、誰にも分からなかった。
解説
場所は自由都市同盟。小さな工場がある村
歪虚が住みついた村と化しているため、住人はいない
集合場所はハンター・オフィス
■依頼の趣旨
村に住みついている歪虚を全て倒し、工場の内部を調査
■村の周囲や内部にいる敵
『雑魔の羊』10匹(他にもいる可能性あり)
2足歩行する羊のような雑魔
魔法の矢で攻撃をしかけてくる。射程0~20
突撃で前方3スクエアに存在する対象全てへ攻撃。敵味方の区別は可能。攻撃後、3スクエア前方へ移動
人語は理解できない
■工場の内部にいる敵(ランダムに移動中)
『風のヴォイド』2体
見た目は青い物体のような不定形の歪虚。全長3メートル
エアカッター(風の刃で攻撃)、射程0~25
常に地上から1~5メートルほど浮遊して、風の影響を受けない
鱗粉を撒き散らし、周囲にいる対象の命中率を下げる。射程0~2
『青銅の人形』3体
歪虚化した青銅の人形。見た目は妖艶な美女。人語は理解できず、話すこともない
弓矢と剣を装備。弓の射程は5~60
遠距離から弓矢で攻撃してくるが、接近戦になると剣に持ち替え、対象相手を狙い斬る
■補足
マクシミリアンと水本は、歪虚たちが外部へ逃亡しないように村の周囲を警戒しており、戦闘には同行しない
参加したハンターたちは、戦闘と調査に専念できる
少なくとも、風のヴォイド2体、雑魔の羊10匹以上は倒して下さい
雑魔の羊は村から半径1キロ以内に出没し、村の中にも隠れています
歪虚が住みついた村と化しているため、住人はいない
集合場所はハンター・オフィス
■依頼の趣旨
村に住みついている歪虚を全て倒し、工場の内部を調査
■村の周囲や内部にいる敵
『雑魔の羊』10匹(他にもいる可能性あり)
2足歩行する羊のような雑魔
魔法の矢で攻撃をしかけてくる。射程0~20
突撃で前方3スクエアに存在する対象全てへ攻撃。敵味方の区別は可能。攻撃後、3スクエア前方へ移動
人語は理解できない
■工場の内部にいる敵(ランダムに移動中)
『風のヴォイド』2体
見た目は青い物体のような不定形の歪虚。全長3メートル
エアカッター(風の刃で攻撃)、射程0~25
常に地上から1~5メートルほど浮遊して、風の影響を受けない
鱗粉を撒き散らし、周囲にいる対象の命中率を下げる。射程0~2
『青銅の人形』3体
歪虚化した青銅の人形。見た目は妖艶な美女。人語は理解できず、話すこともない
弓矢と剣を装備。弓の射程は5~60
遠距離から弓矢で攻撃してくるが、接近戦になると剣に持ち替え、対象相手を狙い斬る
■補足
マクシミリアンと水本は、歪虚たちが外部へ逃亡しないように村の周囲を警戒しており、戦闘には同行しない
参加したハンターたちは、戦闘と調査に専念できる
少なくとも、風のヴォイド2体、雑魔の羊10匹以上は倒して下さい
雑魔の羊は村から半径1キロ以内に出没し、村の中にも隠れています
マスターより
寒中お見舞い申し上げます。
大林です。
人が住めなくなった村で、一体、何が起きているのか。
真相は、ぜひ依頼で確かめてみて下さい。
プレイングには「目的」「動機」「具体的な行動」「予想」を明記して頂けると助かります。
馬やバイクを使用する場合、騎乗の設定を忘れずに。
それでは、今回も皆様のプレイングをお待ちしております。
■NPC
マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)、人間、男性、22才、闘狩人。
水本 壮(みずもと・そう)、人間、男性、17才、闘狩人。
大林です。
人が住めなくなった村で、一体、何が起きているのか。
真相は、ぜひ依頼で確かめてみて下さい。
プレイングには「目的」「動機」「具体的な行動」「予想」を明記して頂けると助かります。
馬やバイクを使用する場合、騎乗の設定を忘れずに。
それでは、今回も皆様のプレイングをお待ちしております。
■NPC
マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)、人間、男性、22才、闘狩人。
水本 壮(みずもと・そう)、人間、男性、17才、闘狩人。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/01/24 02:06
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/01/16 22:49:15 |
|
![]() |
【相談卓】 仁川 リア(ka3483) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2016/01/17 01:26:00 |