ゲスト
(ka0000)
【闇光】漢と鼠と大舞台!
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/01/15 12:00
- リプレイ完成予定
- 2016/01/24 12:00
オープニング
歪虚王や災厄の十三魔が帝国領フレーベルニンゲン平原へ迫る中、皇帝ヴィルヘルミナ・ウランゲル(kz0021)を取り戻す為にスメラギ(kz0158)が動き出す。
システィーナ・グラハム(kz0020)を中心に歌舞浄化陣を準備。マテリアルリンクを利用して歪虚だけを浄化術で吹き飛ばし、ヴィルヘルミナを取り戻す。多くの者の心を一つにする為には、それこそ大がかりな舞台になる。
準備だけでも大変なのだが――ここに来てある『馬鹿』がこの事態を察知してしまう。
「おい、給仕」
「給仕じゃありません。キュジィです。
で、ヨアキム様。何かありましたか? また奥歯に肉の切れ端でも挟まりましたか?」
ドワーフ王ヨアキム(kz0011)と万能執事キュジィの(kz0078)の会話である。
キュジィはノアーラ・クンタウの補修支援や歌舞浄化陣の舞台用物資搬送で大忙し。本当はヨアキムの仕事なのだが、どうせ任せてもできやしないのでキュジィが代行している状況だ。
そんな大忙しのキュジィに気遣う素振りもないヨアキムは、ツバをいっぱいまき散らしながら叫ぶ。
「ばっか、違うよ。ばっか。
おめぇ、聞いてないのかよ。すげぇ祭りがあるらしいじゃねぇか」
「祭り? まだ歪虚が帝国へ侵攻している状況は変わらないはずですが……」
「なんっつったっけ? ほら、あれだよ。カブ……カブ……蕪がどうとかって……」
「もしかして、歌舞浄化陣ですか?」
呆れながら呟くキュジィ。
名称を覚えられないヨアキムは、いつもイメージだけで話し掛けてくる。毎度の事なので、ヨアキムは慣れてしまった。
「おお! それそれ!
何でも、システィーナ王女が舞台に立つらしいじゃねぇか」
「そうです。皇帝陛下を取り戻す為に協力していただいています」
「良いねぇ! 漢だねぇ!
漢だったら……ワシもやるしかねぇだろ!」
「やるって……何をですか?」
この時点でキュジィは一抹の不安を抱いていた。
キュジィの脳内で警戒警報が発令しまくりだったが、敢えてそれを封じ込める。いくらヨアキムでもそんな馬鹿な事をしでかすはずがない。
だが――その期待は脆くも崩れ去る。
「決まってるだろ。ワシもやるんだよ……アイドルを」
「えーーー!」
●
「おおー。準備万端じゃねぇか!」
「そ、そうですね……」
ヨアキムは自分が上がる舞台を前に満足そうだ。
ヨアキム自身は歌舞浄化陣用の舞台だとすっかり思い込んでいるが、実際はキュジィが手を回して舞台近くの広場に突貫で作った偽の舞台だ。観客を入れなければ騙しきれない為、観客は付近の住民やドワーフ達を集めるしかなかった。この為、多くの観客は『歌舞浄化陣のリハーサル』だと思い込んでいる。
舞台を失敗すれば、本番への期待度が大きく下がってしまうかもしれない。
額に脂汗を浮かべるキュジィ。
しかし、問題はこれだけではなかった。
「おお! 我輩の威光を一目見ようと集まった民がこんなにも! 素晴らしいであります!」
舞台袖から熱い視線を送るのは自称『幻獣王』チューダ(kz0173)。
いつの間に知り合いになったのかは不明だが、ヨアキムはアイドルの同志としてチューダに声をかけていた。煽てられて調子に乗ったチューダは、わざわざ幻獣の森から姿を見せたという訳だ。
幻獣ってぽんぽん人前に姿出したりしないはずなのだが……。
「我輩は王なのです。王である以上、民に姿を見せて威光を示さないといけないのです」
「そうだ。俺達はアイドルだ。『King Kids』だ」
「ん? なんですか? 『King Kids』って」
「何って。俺達のユニット名だよ」
当然だろ、という顔でヨアキムとチューダから見られるキュジィ。
どっかのハンターが余計な入れ知恵をしたらしく、二人でユニット名を決めてきてしまった。恐ろしい事に、本人達は自作の曲も携えてこの舞台に臨もうとしているようだ。
(まずいまずいまずい。
このまま二人が舞台で暴れれば、多くの人を失望させてしまいます。何とか観客の皆様を楽しませないと……!)
システィーナ・グラハム(kz0020)を中心に歌舞浄化陣を準備。マテリアルリンクを利用して歪虚だけを浄化術で吹き飛ばし、ヴィルヘルミナを取り戻す。多くの者の心を一つにする為には、それこそ大がかりな舞台になる。
準備だけでも大変なのだが――ここに来てある『馬鹿』がこの事態を察知してしまう。
「おい、給仕」
「給仕じゃありません。キュジィです。
で、ヨアキム様。何かありましたか? また奥歯に肉の切れ端でも挟まりましたか?」
ドワーフ王ヨアキム(kz0011)と万能執事キュジィの(kz0078)の会話である。
キュジィはノアーラ・クンタウの補修支援や歌舞浄化陣の舞台用物資搬送で大忙し。本当はヨアキムの仕事なのだが、どうせ任せてもできやしないのでキュジィが代行している状況だ。
そんな大忙しのキュジィに気遣う素振りもないヨアキムは、ツバをいっぱいまき散らしながら叫ぶ。
「ばっか、違うよ。ばっか。
おめぇ、聞いてないのかよ。すげぇ祭りがあるらしいじゃねぇか」
「祭り? まだ歪虚が帝国へ侵攻している状況は変わらないはずですが……」
「なんっつったっけ? ほら、あれだよ。カブ……カブ……蕪がどうとかって……」
「もしかして、歌舞浄化陣ですか?」
呆れながら呟くキュジィ。
名称を覚えられないヨアキムは、いつもイメージだけで話し掛けてくる。毎度の事なので、ヨアキムは慣れてしまった。
「おお! それそれ!
何でも、システィーナ王女が舞台に立つらしいじゃねぇか」
「そうです。皇帝陛下を取り戻す為に協力していただいています」
「良いねぇ! 漢だねぇ!
漢だったら……ワシもやるしかねぇだろ!」
「やるって……何をですか?」
この時点でキュジィは一抹の不安を抱いていた。
キュジィの脳内で警戒警報が発令しまくりだったが、敢えてそれを封じ込める。いくらヨアキムでもそんな馬鹿な事をしでかすはずがない。
だが――その期待は脆くも崩れ去る。
「決まってるだろ。ワシもやるんだよ……アイドルを」
「えーーー!」
●
「おおー。準備万端じゃねぇか!」
「そ、そうですね……」
ヨアキムは自分が上がる舞台を前に満足そうだ。
ヨアキム自身は歌舞浄化陣用の舞台だとすっかり思い込んでいるが、実際はキュジィが手を回して舞台近くの広場に突貫で作った偽の舞台だ。観客を入れなければ騙しきれない為、観客は付近の住民やドワーフ達を集めるしかなかった。この為、多くの観客は『歌舞浄化陣のリハーサル』だと思い込んでいる。
舞台を失敗すれば、本番への期待度が大きく下がってしまうかもしれない。
額に脂汗を浮かべるキュジィ。
しかし、問題はこれだけではなかった。
「おお! 我輩の威光を一目見ようと集まった民がこんなにも! 素晴らしいであります!」
舞台袖から熱い視線を送るのは自称『幻獣王』チューダ(kz0173)。
いつの間に知り合いになったのかは不明だが、ヨアキムはアイドルの同志としてチューダに声をかけていた。煽てられて調子に乗ったチューダは、わざわざ幻獣の森から姿を見せたという訳だ。
幻獣ってぽんぽん人前に姿出したりしないはずなのだが……。
「我輩は王なのです。王である以上、民に姿を見せて威光を示さないといけないのです」
「そうだ。俺達はアイドルだ。『King Kids』だ」
「ん? なんですか? 『King Kids』って」
「何って。俺達のユニット名だよ」
当然だろ、という顔でヨアキムとチューダから見られるキュジィ。
どっかのハンターが余計な入れ知恵をしたらしく、二人でユニット名を決めてきてしまった。恐ろしい事に、本人達は自作の曲も携えてこの舞台に臨もうとしているようだ。
(まずいまずいまずい。
このまま二人が舞台で暴れれば、多くの人を失望させてしまいます。何とか観客の皆様を楽しませないと……!)
解説
目的:『歌舞浄化陣のリハーサル』と思い込んでいる観客を楽しませる。
場所:歌舞浄化陣の会場から少し離れた場所にあるやや小さめな舞台。多くの観客はリハーサルと思い込んでいる為、ヨアキムとチューダの機嫌を取りながら観客を楽しませないといけない。
内容:
○ヨアキムとチューダは『アイドル』として下記設定として登場予定です。
・アイドルユニット『King Kids』
ナイスダンディなドワーフ王(自称)とキュートで愛らしい幻獣王(自称)の二人で結成されたユニット。ヘアバンドとローラースケートを着用した大型新人フレッシュ系アイドル。ローラースケートが滑れないのが玉に瑕。
持ち歌は下記2曲。ちなみに曲はついてないので、すべてアカペラ。
『もう肉以外愛せない(肉が大好きで肉に対する愛を歌ったヨアキムのテーマ)』
『我輩の背中には羽根がある(巫女に膝枕してもらって桃食べてたらなんか幸せだと思ったチューダのテーマ)』
○このままではローラスケートどころか寒すぎて滑る事が確定です。滑れば観客のテンションもダダ下がり。本番で何かしらの影響を及ぼすかも……。
ハンターの皆様はプロデューサーとして『King Kids』を導いてください。基本的に煽てられたり飯に釣られたりすれば、簡単に言うことを聞く単細胞の2匹です。
○『King Kids』なんてこいつらにアイドルでは無理だ! という場合はコメディアンとして魅せるのもありです。一緒に舞台へ上がっていただいても構いませんが、上がったハンターも馬鹿2匹と一緒に火傷するかもしれません……。
備考:
必要な機材は可能な限りキュジィが準備してくれます。
質疑応答もスレ立てしてもらえればキュジィが調べて回答してくれます。質問は出発一日前までにお願いします。
場所:歌舞浄化陣の会場から少し離れた場所にあるやや小さめな舞台。多くの観客はリハーサルと思い込んでいる為、ヨアキムとチューダの機嫌を取りながら観客を楽しませないといけない。
内容:
○ヨアキムとチューダは『アイドル』として下記設定として登場予定です。
・アイドルユニット『King Kids』
ナイスダンディなドワーフ王(自称)とキュートで愛らしい幻獣王(自称)の二人で結成されたユニット。ヘアバンドとローラースケートを着用した大型新人フレッシュ系アイドル。ローラースケートが滑れないのが玉に瑕。
持ち歌は下記2曲。ちなみに曲はついてないので、すべてアカペラ。
『もう肉以外愛せない(肉が大好きで肉に対する愛を歌ったヨアキムのテーマ)』
『我輩の背中には羽根がある(巫女に膝枕してもらって桃食べてたらなんか幸せだと思ったチューダのテーマ)』
○このままではローラスケートどころか寒すぎて滑る事が確定です。滑れば観客のテンションもダダ下がり。本番で何かしらの影響を及ぼすかも……。
ハンターの皆様はプロデューサーとして『King Kids』を導いてください。基本的に煽てられたり飯に釣られたりすれば、簡単に言うことを聞く単細胞の2匹です。
○『King Kids』なんてこいつらにアイドルでは無理だ! という場合はコメディアンとして魅せるのもありです。一緒に舞台へ上がっていただいても構いませんが、上がったハンターも馬鹿2匹と一緒に火傷するかもしれません……。
備考:
必要な機材は可能な限りキュジィが準備してくれます。
質疑応答もスレ立てしてもらえればキュジィが調べて回答してくれます。質問は出発一日前までにお願いします。
マスターより
近藤豊です。
ほっこりしていたら、『【闇光】アイドル大作戦!』をリリースされているジャニー猫又から『You! やっちゃいなよ!』と煽られてこんな展開になってます。
念の為に神宮寺SDへ相談したら『う、うん。まあ……なんでもいいでしょう』と心温まるコメントをいただきました。本当にありがとうございます。
ちなみにスメラギはこの馬鹿な舞台の存在を知りません。知らないままにしてあげて下さい……。
それでは、海鮮丼を肴にお待ちしています。
ほっこりしていたら、『【闇光】アイドル大作戦!』をリリースされているジャニー猫又から『You! やっちゃいなよ!』と煽られてこんな展開になってます。
念の為に神宮寺SDへ相談したら『う、うん。まあ……なんでもいいでしょう』と心温まるコメントをいただきました。本当にありがとうございます。
ちなみにスメラギはこの馬鹿な舞台の存在を知りません。知らないままにしてあげて下さい……。
それでは、海鮮丼を肴にお待ちしています。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/01/16 12:37
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 アシェ-ル(ka2983) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2016/01/15 08:24:08 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/01/13 23:44:41 |