ゲスト
(ka0000)
頂への挑戦 ~ミヤサ~
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/01/15 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/01/24 22:00
オープニング
十七歳のミヤサ・カミーはリアルブルー出身者。登山家を目指していた彼女だがクリムゾンウェストで選んだ職業は探検家である。
数年前に転移で飛ばされた場所はグラズヘイム王国南部の沖だった。
山登りしていたはずなのに突然海中へと叩き落とされたミヤサはパニックを起こす。彼女の命が助かったのは一緒に転移した五歳違いの兄サマトのおかげだ。
波間を漂っていたところ近くを航行していた帆船に拾われて、伯爵地【ニュー・ウォルター】のマールへと辿り着く。
ミヤサとは違い、サマトはマール郊外の村にある鍛冶屋に弟子入りしていた。
月日が流れてミヤサは久しぶりに兄が住む村を訪ねる。ところが兄の姿はなかった。数日前、村から程近い場所に大穴が空く。その調査をしたところ雑魔の騒ぎが起きて失踪してしまったのである。
急いでハンターズソサエティー支部に連絡。ハンターの力を借りて無事に兄を救いだしたミヤサであった。
ここはグラズヘイム王国の城塞都市マールの郊外にある村。ミヤサは怪我をした兄サマトを看病するために滞在していた。
一ヶ月が過ぎて打撲は完治。骨のヒビも繋がり、無理をしなければ日常生活に支障のないところまで快復する。
「兄さん、さっきこれが届きましたよ」
夕食のとき、ミヤサはテーブルについたサマトに手紙を渡した。マサトは差出人を見ただけで先に食事を済ませる。食後に封を開けて手紙に目を通す。
「やはりこれのことか。今年こそ挑戦してみようかと準備してきたのだが、無理はできないしな」
「どうかしたの? よかったら話しくれる?」
「ここからかなり離れた北部にある村から届いた手紙だ。村から少し離れたところに台地があって、その外縁が崖になっているのさ。高さは七、八十mぐらい、神聖とされていて普段は禁制の地なんだが、土着の神事として毎年一月の終わりの二日間だけ登ってよいことになっている。以前に一度挑戦したんだが敢えなく撤退してね。そのとき世話になった人からの手紙だよ。もう一度崖に挑戦するつもりはないかといった内容だ」
「土着の神事って?」
「現地には言い伝えがあるのさ。誰かが登頂するとそれから数年間、精霊様が周辺で育つ作物を豊かにしてくれるそうだ。だがこの台地がとても厄介なしろもので、絶壁どころか上に近づくと鼠返しのようになっている。それに岩肌が非常に脆い。近年で登った者は十年以上前だろう。その者も何年か前に失敗してもうやる気はないないそうだ」
それを聞いてミヤサは興味を抱く。
「兄さん、私を紹介してくれるかな? 登ってみたい」
危険だからやめておけとサマトは一度だけミヤサを止めた。
だがそれで引き下がるミヤサではない。またクライマーの技術を教えた身としてそれ以上強くはいえなかった。ただし条件をつける。サポートとしてハンターに力を貸してもらうことを。
それから二週間後、ミヤサとハンター一行はその地へと辿り着くのだった。
数年前に転移で飛ばされた場所はグラズヘイム王国南部の沖だった。
山登りしていたはずなのに突然海中へと叩き落とされたミヤサはパニックを起こす。彼女の命が助かったのは一緒に転移した五歳違いの兄サマトのおかげだ。
波間を漂っていたところ近くを航行していた帆船に拾われて、伯爵地【ニュー・ウォルター】のマールへと辿り着く。
ミヤサとは違い、サマトはマール郊外の村にある鍛冶屋に弟子入りしていた。
月日が流れてミヤサは久しぶりに兄が住む村を訪ねる。ところが兄の姿はなかった。数日前、村から程近い場所に大穴が空く。その調査をしたところ雑魔の騒ぎが起きて失踪してしまったのである。
急いでハンターズソサエティー支部に連絡。ハンターの力を借りて無事に兄を救いだしたミヤサであった。
ここはグラズヘイム王国の城塞都市マールの郊外にある村。ミヤサは怪我をした兄サマトを看病するために滞在していた。
一ヶ月が過ぎて打撲は完治。骨のヒビも繋がり、無理をしなければ日常生活に支障のないところまで快復する。
「兄さん、さっきこれが届きましたよ」
夕食のとき、ミヤサはテーブルについたサマトに手紙を渡した。マサトは差出人を見ただけで先に食事を済ませる。食後に封を開けて手紙に目を通す。
「やはりこれのことか。今年こそ挑戦してみようかと準備してきたのだが、無理はできないしな」
「どうかしたの? よかったら話しくれる?」
「ここからかなり離れた北部にある村から届いた手紙だ。村から少し離れたところに台地があって、その外縁が崖になっているのさ。高さは七、八十mぐらい、神聖とされていて普段は禁制の地なんだが、土着の神事として毎年一月の終わりの二日間だけ登ってよいことになっている。以前に一度挑戦したんだが敢えなく撤退してね。そのとき世話になった人からの手紙だよ。もう一度崖に挑戦するつもりはないかといった内容だ」
「土着の神事って?」
「現地には言い伝えがあるのさ。誰かが登頂するとそれから数年間、精霊様が周辺で育つ作物を豊かにしてくれるそうだ。だがこの台地がとても厄介なしろもので、絶壁どころか上に近づくと鼠返しのようになっている。それに岩肌が非常に脆い。近年で登った者は十年以上前だろう。その者も何年か前に失敗してもうやる気はないないそうだ」
それを聞いてミヤサは興味を抱く。
「兄さん、私を紹介してくれるかな? 登ってみたい」
危険だからやめておけとサマトは一度だけミヤサを止めた。
だがそれで引き下がるミヤサではない。またクライマーの技術を教えた身としてそれ以上強くはいえなかった。ただし条件をつける。サポートとしてハンターに力を貸してもらうことを。
それから二週間後、ミヤサとハンター一行はその地へと辿り着くのだった。
解説
ミヤサのクライミングを手伝ってもらえるでしょうか。一緒に登ってもらえたら幸いです。(一週間ほどミヤサの指導で実地訓練をした事前設定になります)
地上に残ってサポートしても構いません。危険な個所を教えたり、また必要な物を投げて渡したりといったことです。
とても脆いので二列、または三列の横並びで登っていく予定です。足を滑らせたときには支えられるよう横の者同士で繋げてあります。
崖に打ち込むハーケンはサマトの特別製。通常のものよりも二・五倍長いです。道具類は全員分あります。
崖には過去に打ち込まれたハーケン等は残っていません。回収しなくてもいつの間にか消えてしまうそうです。
覚醒しても構いませんがスキルの使用は控え気味にお願いしますね。クライミングに直接かかわらない治療系の使用は問題ありません。
空中を飛んだり、崖を破壊して頂上に辿り着いても意味はありません。また頂上からロープを垂らして等の補助も同様です。命を賭して真正面から崖と向き合わなければ村人達から非難を浴びることでしょう。あくまで自力で登って下さいね。
一晩頂上に滞在し、翌日に下りる予定になっています。ですので寝袋や簡易な食事は持っていきます。
常識的な必要経費はミヤサ持ちです。質問があれば彼女が答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
地上に残ってサポートしても構いません。危険な個所を教えたり、また必要な物を投げて渡したりといったことです。
とても脆いので二列、または三列の横並びで登っていく予定です。足を滑らせたときには支えられるよう横の者同士で繋げてあります。
崖に打ち込むハーケンはサマトの特別製。通常のものよりも二・五倍長いです。道具類は全員分あります。
崖には過去に打ち込まれたハーケン等は残っていません。回収しなくてもいつの間にか消えてしまうそうです。
覚醒しても構いませんがスキルの使用は控え気味にお願いしますね。クライミングに直接かかわらない治療系の使用は問題ありません。
空中を飛んだり、崖を破壊して頂上に辿り着いても意味はありません。また頂上からロープを垂らして等の補助も同様です。命を賭して真正面から崖と向き合わなければ村人達から非難を浴びることでしょう。あくまで自力で登って下さいね。
一晩頂上に滞在し、翌日に下りる予定になっています。ですので寝袋や簡易な食事は持っていきます。
常識的な必要経費はミヤサ持ちです。質問があれば彼女が答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
マスターより
OPイラストはあくまで心象的なものです。雪は降っていませんのでご心配なく。
十数年に一人の成功がこれまでの記録です。多人数で同時達成をすれば初めてになります。
十数年に一人の成功がこれまでの記録です。多人数で同時達成をすれば初めてになります。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/01/23 14:38
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/01/15 12:58:37 |
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相談卓 ブリュンヒルデ・ゲンドゥル(ka5812) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|格闘士(マスターアームズ) |
最終発言 2016/01/15 21:45:10 |