ゲスト
(ka0000)
少年に、ぬくもりを
マスター:四月朔日さくら

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/01/19 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/01/28 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
ブックカフェ『シエル』。
クリムゾンウェストのみならずリアルブルーの書籍を読むことができ、更に飲んだり食べたりもできるこの場所は、密かな穴場スポットとしてリゼリオの市民達に愛されている。
ところが、一人の少年がやってきて――
●
「ここ、どこなの?」
泣きじゃくりながら尋ねてくるのはまだ十歳くらいの少年だ。
リアルブルーの出身らしく、腕にはなかなかしっかりした腕時計をはめている。リアルブルーでも比較的裕福な地域の出身のようだ。
だが、つまりそれはそれなりに甘やかされて育ってきたと言うことの裏返しなのかも知れない。
少年は転移してそれほど間がたってないと言うこともあって、すっかりホームシックに陥ってしまったらしい――と言うのが彼を連れてきたハンターオフィスの職員の言葉だった。
幸か不幸か、ハンターとしての資質は備えている。
しかしまだどう見ても幼い顔立ちの少年に、ハンターになれとは流石に言いづらいのが現実だ。
……で、困った結果、ハンターオフィス職員達はリアルブルー出身者の店主が経営しているこのブックカフェに、彼をいっとき預かってもらうように頼んだのである。
「何か、マンガのなかにきたみたいだけど、これ夢じゃないんでしょ? 僕どうなっちゃうの? ママにまた会える?」
不安と困惑の入り交じった涙声で、少年は店主のエリスに問いかける。
「うーん。たしかにそれはむずかしいかも知れないけれど……住めば都なんて言葉もあるのよ? とりあえず、なにかあたたかいものでも飲んで、気持ちを落ち着けましょう?」
エリスがそう言うと、少年はもごもごとなにか口にした。
「……がいい」
「え?」
エリスの聞いたことのないドリンクのようだ。
「ママと一緒に飲んだ、アレが飲みたい! あったかくて、ふんわりして、美味しかったアレ! ……ママぁ……」
またしくしくと泣き出す少年。エリスはため息をひとつついて、そしてそれなら、とひとつ提案した。
「君のほしい飲み物を、ハンターさんたちに当ててもらいましょうか。私も分からないから、クイズみたいなものね。まずは君、ちゃんと名乗ってくれないかな?」
「……クイズ……? よくわかんないけど……」
でも、名前を名乗ることはできる。
「僕は、翼。天野翼」
翼少年はよく分からないながらも、立ちあがる第一歩を踏み出しはじめたようだ。
●
ブックカフェ『シエル』。
クリムゾンウェストのみならずリアルブルーの書籍を読むことができ、更に飲んだり食べたりもできるこの場所は、密かな穴場スポットとしてリゼリオの市民達に愛されている。
ところが、一人の少年がやってきて――
●
「ここ、どこなの?」
泣きじゃくりながら尋ねてくるのはまだ十歳くらいの少年だ。
リアルブルーの出身らしく、腕にはなかなかしっかりした腕時計をはめている。リアルブルーでも比較的裕福な地域の出身のようだ。
だが、つまりそれはそれなりに甘やかされて育ってきたと言うことの裏返しなのかも知れない。
少年は転移してそれほど間がたってないと言うこともあって、すっかりホームシックに陥ってしまったらしい――と言うのが彼を連れてきたハンターオフィスの職員の言葉だった。
幸か不幸か、ハンターとしての資質は備えている。
しかしまだどう見ても幼い顔立ちの少年に、ハンターになれとは流石に言いづらいのが現実だ。
……で、困った結果、ハンターオフィス職員達はリアルブルー出身者の店主が経営しているこのブックカフェに、彼をいっとき預かってもらうように頼んだのである。
「何か、マンガのなかにきたみたいだけど、これ夢じゃないんでしょ? 僕どうなっちゃうの? ママにまた会える?」
不安と困惑の入り交じった涙声で、少年は店主のエリスに問いかける。
「うーん。たしかにそれはむずかしいかも知れないけれど……住めば都なんて言葉もあるのよ? とりあえず、なにかあたたかいものでも飲んで、気持ちを落ち着けましょう?」
エリスがそう言うと、少年はもごもごとなにか口にした。
「……がいい」
「え?」
エリスの聞いたことのないドリンクのようだ。
「ママと一緒に飲んだ、アレが飲みたい! あったかくて、ふんわりして、美味しかったアレ! ……ママぁ……」
またしくしくと泣き出す少年。エリスはため息をひとつついて、そしてそれなら、とひとつ提案した。
「君のほしい飲み物を、ハンターさんたちに当ててもらいましょうか。私も分からないから、クイズみたいなものね。まずは君、ちゃんと名乗ってくれないかな?」
「……クイズ……? よくわかんないけど……」
でも、名前を名乗ることはできる。
「僕は、翼。天野翼」
翼少年はよく分からないながらも、立ちあがる第一歩を踏み出しはじめたようだ。
解説
リアルブルーから転移してまもなく、ホームシックに陥った少年が、ブックカフェ「シエル」であるものを飲みたい、と言い出しました。
ただ店主のエリスはそれを知りませんので、作ることもできません。
ハンターの皆さんには、その「飲み物」がなにであるかをそれぞれ考えて、少年の前に出してあげてください。
少年の情報(前提のPC情報)
・名前は「天野翼」
・年齢は10歳
・中流以上の家庭らしくしっかりした腕時計ををつけている
・転移したのは冬、リアルブルーも寒い時期だった
・飲み物は「あたたかい飲み物」らしい
※またこちらはPL情報ですがプレイング次第でPC情報に落とすことが可能です。
・受験勉強をしている小学生である
・学校では成績優秀なタイプで、クラス委員も経験あり
・庶民的な駄菓子なども好き
・母子家庭である(一人っ子)
・別にマザコンというわけではない
これらの情報を鑑みて、是非少年が飲みたいと言っている「なにか」を当ててあげてください。
ちなみに用意するのがややむずかしい飲み物の場合、エリスに頼めば準備して貰えると思っていただけると有難いです。
では、皆様のアイデアをお待ちしております。
ただ店主のエリスはそれを知りませんので、作ることもできません。
ハンターの皆さんには、その「飲み物」がなにであるかをそれぞれ考えて、少年の前に出してあげてください。
少年の情報(前提のPC情報)
・名前は「天野翼」
・年齢は10歳
・中流以上の家庭らしくしっかりした腕時計ををつけている
・転移したのは冬、リアルブルーも寒い時期だった
・飲み物は「あたたかい飲み物」らしい
※またこちらはPL情報ですがプレイング次第でPC情報に落とすことが可能です。
・受験勉強をしている小学生である
・学校では成績優秀なタイプで、クラス委員も経験あり
・庶民的な駄菓子なども好き
・母子家庭である(一人っ子)
・別にマザコンというわけではない
これらの情報を鑑みて、是非少年が飲みたいと言っている「なにか」を当ててあげてください。
ちなみに用意するのがややむずかしい飲み物の場合、エリスに頼めば準備して貰えると思っていただけると有難いです。
では、皆様のアイデアをお待ちしております。
マスターより
こんにちは、四月朔日です。
子どもが一人だけで違う世界に転移してしまったとき、その子の心には本当にわくわくしかないでしょうか?
さびしい気持ちはどこかに必ずある筈です。
それをあえて前に押し出してみました。
ちなみにエリスも知らない飲み物なので、彼女も楽しみにしているそうです。
では、寒い日が続きますが、ご参加お待ちしております。
子どもが一人だけで違う世界に転移してしまったとき、その子の心には本当にわくわくしかないでしょうか?
さびしい気持ちはどこかに必ずある筈です。
それをあえて前に押し出してみました。
ちなみにエリスも知らない飲み物なので、彼女も楽しみにしているそうです。
では、寒い日が続きますが、ご参加お待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/01/28 06:30
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/01/18 12:01:45 |
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![]() |
相談卓 大伴 鈴太郎(ka6016) 人間(リアルブルー)|22才|女性|格闘士(マスターアームズ) |
最終発言 2016/01/19 08:34:07 |