ゲスト
(ka0000)
アマリリス~迎撃の巨人
マスター:深夜真世

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/01/25 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/02/08 22:00
オープニング
●セル鉱山と商人たち
「赤ずきんは自衛団を組織するよう進言したらしい」
「ふはは、むしろどっぷり首を突っ込んでくれてるじゃないか」
「うまいこと商取引以外の仕事が押し付けられたようで何より」
「自前の護衛がいてそれが利点かもしれんが、このように利点は簡単に欠点にもなる」
同盟領のどこかで商人たちのそんな囁き声がする。
赤ずきん、とはアマリリス商会代表のアムのことだ。
蒸気工業都市フマーレの近くで開発の進むセル鉱山に必要物資を搬入する業者の集まりに、後から割り込んだので厄介者にされている。これまでは、そこそこの品質で多くの量が求められる「酒」の取引で、密造酒を持ってきたアマリリス商会に完敗している。それは仕方ないのだが、調子に乗ってほかの品目の取引にまで首を突っ込まれるわけにはいかない、ということろだ。
作戦がうまいこといって商人たちはとてもご機嫌である。
が。
「しかし、伝説の巨人が実在していたということは危険なのでは?」
「なに、鉱山街まで来なければ……」
「おい。新しい情報だとその巨人の行動範囲が日々広がって鉱山街に向かっているそうだ」
「何?」
新たにもたらされた情報に絶望感が漂う。
「その情報、赤ずきん側がわざと派手に流してるな」
「仕方ない。ハンターでも雇って……」
「こっちが手を打っても赤ずきんの手柄になるな……」
「くそっ。赤ずきんめ、最初に見つけた時にとっとと退治していればこのようなことには……」
とにかく、ほかの商人には手の出しにくい状態になっていた。
●炭鉱街では
「巨人の動きは?」
自警団の控室でアマリリス商会のアムが鋭く聞いた。
「足跡や小枝の落ち具合から、森の中のこの広場を目指しいたみたいです」
現場責任者のハミル・タグは偵察した情報をまとめた地図を広げ説明した。
岩壁の巨人は夜な夜な岩壁から抜け出して活動していることが遠くから聞こえる音、翌朝の残った足跡などから確実とされている。その音が夜毎に近付いているのだから鉱山街の作業員たちはたまったものではない。
「夜にだけ動いて……朝にはもとに戻っているんですか?」
モータルが聞いてみる。おかしな話だ、と言わんばかりだ。
「そもそも、前回戦った時に要所の番人たるゴーレムと結論付けたはずですが?」
メイスンも首を突っ込んだ。もしもそうなら見立てと合わないし、頻繁に動き出した理由が分からない。
「宝物を守る番人なら盗んだ物の痕跡を頼りに追って来て取り返そうとするのは分かるわ」
アム、裕福な家の出だ。この手の話などに触れる機会も多いだろう。
「あそこで別に何も盗んで……」
「でも、ここに一直線に来ないでまずこの広場を目指した理由は明白ね。……あの日、私たちが撤退したルートだもの」
不服そうなモータルにアムが地図を指差し説明する。
「あ、そうか」
「そういえば巨人からの粉や埃をたくさん浴びてここで払いましたね」
そういうことか、とモータルとメイスン。
「今晩、この広場で決着をつけるわ。……メイスンは念のためにここで留守番を。私たちは倒してから洞窟にも行ってみるわ」
「アムさん、敵がゴーレムなら回復してるはず。完全に破壊しておかないと危ないかもしれません」
意気を上げるアムにメイスンが釘を差した。
果たしてどうしたものか。
「赤ずきんは自衛団を組織するよう進言したらしい」
「ふはは、むしろどっぷり首を突っ込んでくれてるじゃないか」
「うまいこと商取引以外の仕事が押し付けられたようで何より」
「自前の護衛がいてそれが利点かもしれんが、このように利点は簡単に欠点にもなる」
同盟領のどこかで商人たちのそんな囁き声がする。
赤ずきん、とはアマリリス商会代表のアムのことだ。
蒸気工業都市フマーレの近くで開発の進むセル鉱山に必要物資を搬入する業者の集まりに、後から割り込んだので厄介者にされている。これまでは、そこそこの品質で多くの量が求められる「酒」の取引で、密造酒を持ってきたアマリリス商会に完敗している。それは仕方ないのだが、調子に乗ってほかの品目の取引にまで首を突っ込まれるわけにはいかない、ということろだ。
作戦がうまいこといって商人たちはとてもご機嫌である。
が。
「しかし、伝説の巨人が実在していたということは危険なのでは?」
「なに、鉱山街まで来なければ……」
「おい。新しい情報だとその巨人の行動範囲が日々広がって鉱山街に向かっているそうだ」
「何?」
新たにもたらされた情報に絶望感が漂う。
「その情報、赤ずきん側がわざと派手に流してるな」
「仕方ない。ハンターでも雇って……」
「こっちが手を打っても赤ずきんの手柄になるな……」
「くそっ。赤ずきんめ、最初に見つけた時にとっとと退治していればこのようなことには……」
とにかく、ほかの商人には手の出しにくい状態になっていた。
●炭鉱街では
「巨人の動きは?」
自警団の控室でアマリリス商会のアムが鋭く聞いた。
「足跡や小枝の落ち具合から、森の中のこの広場を目指しいたみたいです」
現場責任者のハミル・タグは偵察した情報をまとめた地図を広げ説明した。
岩壁の巨人は夜な夜な岩壁から抜け出して活動していることが遠くから聞こえる音、翌朝の残った足跡などから確実とされている。その音が夜毎に近付いているのだから鉱山街の作業員たちはたまったものではない。
「夜にだけ動いて……朝にはもとに戻っているんですか?」
モータルが聞いてみる。おかしな話だ、と言わんばかりだ。
「そもそも、前回戦った時に要所の番人たるゴーレムと結論付けたはずですが?」
メイスンも首を突っ込んだ。もしもそうなら見立てと合わないし、頻繁に動き出した理由が分からない。
「宝物を守る番人なら盗んだ物の痕跡を頼りに追って来て取り返そうとするのは分かるわ」
アム、裕福な家の出だ。この手の話などに触れる機会も多いだろう。
「あそこで別に何も盗んで……」
「でも、ここに一直線に来ないでまずこの広場を目指した理由は明白ね。……あの日、私たちが撤退したルートだもの」
不服そうなモータルにアムが地図を指差し説明する。
「あ、そうか」
「そういえば巨人からの粉や埃をたくさん浴びてここで払いましたね」
そういうことか、とモータルとメイスン。
「今晩、この広場で決着をつけるわ。……メイスンは念のためにここで留守番を。私たちは倒してから洞窟にも行ってみるわ」
「アムさん、敵がゴーレムなら回復してるはず。完全に破壊しておかないと危ないかもしれません」
意気を上げるアムにメイスンが釘を差した。
果たしてどうしたものか。
解説
※この依頼は「アマリリス~岩壁の巨人」の続きで前回の結果が色濃く反映されていますが、ざっくりとした情報は出ています。今回初参加の人でも、この依頼で通常望まれる結果を出すことが可能です。
アマリリス商会と一緒に伝説の『岩壁の巨人』と戦闘して破壊してください。
岩壁の巨人はゴーレムで、3メートルの大きさのようです。
特別に強い、というわけではないですね。
前回かなり痛めつけてますが、すべてすっかり回復しています。
特に武器は手にしていませんが、殴る蹴るなどしてくるほかダイビングして広範囲に被害をもたらすなどの攻撃をしてきます。遠距離攻撃はありませんが、時に鋭い突進をしてくるので油断大敵です。
戦闘は月明かりのみの深夜になります。身を隠していた場合は突発的な移動に危険が伴うでしょう。
森の中の広場は便宜上、前回と同じく二十メートル四方あたりと考えてください。
前回の戦闘で、特に属性はないということが判明しています。
今回は完全な討伐が最低目標となります。
ひたすら倒すだけ、ではあるのですが……。
あとの問題は、残った洞窟とそこに住んでいると確信される何者かの存在。
こちらは、鉱山街と戦場、森の中、洞窟といった場所で完結するならいろいろ活動することができます。
アマリリス商会と一緒に伝説の『岩壁の巨人』と戦闘して破壊してください。
岩壁の巨人はゴーレムで、3メートルの大きさのようです。
特別に強い、というわけではないですね。
前回かなり痛めつけてますが、すべてすっかり回復しています。
特に武器は手にしていませんが、殴る蹴るなどしてくるほかダイビングして広範囲に被害をもたらすなどの攻撃をしてきます。遠距離攻撃はありませんが、時に鋭い突進をしてくるので油断大敵です。
戦闘は月明かりのみの深夜になります。身を隠していた場合は突発的な移動に危険が伴うでしょう。
森の中の広場は便宜上、前回と同じく二十メートル四方あたりと考えてください。
前回の戦闘で、特に属性はないということが判明しています。
今回は完全な討伐が最低目標となります。
ひたすら倒すだけ、ではあるのですが……。
あとの問題は、残った洞窟とそこに住んでいると確信される何者かの存在。
こちらは、鉱山街と戦場、森の中、洞窟といった場所で完結するならいろいろ活動することができます。
マスターより
まだ寝ないならこんばんは、深夜真世です。
お待たせしました。前回の続きです。
ゴーレムらしく、属性は無属性のようでした。ただ、これは前回に確認する攻撃をしたからこそ断定できるものです。あと、前回で討伐していたら何かしら対商人への工夫が必要でしたが討伐しなかったのでそれも必要ありませんでした。
では、巨人の完全な討伐とまだ見ぬ存在への対応をお願いします。
お待たせしました。前回の続きです。
ゴーレムらしく、属性は無属性のようでした。ただ、これは前回に確認する攻撃をしたからこそ断定できるものです。あと、前回で討伐していたら何かしら対商人への工夫が必要でしたが討伐しなかったのでそれも必要ありませんでした。
では、巨人の完全な討伐とまだ見ぬ存在への対応をお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/02/07 19:16
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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さて作戦相談と、その次じゃな ディヤー・A・バトロス(ka5743) 人間(クリムゾンウェスト)|11才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2016/01/25 20:55:25 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/01/20 23:35:38 |