ゲスト
(ka0000)
もつかみどり
マスター:KINUTA

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2016/02/03 22:00
- リプレイ完成予定
- 2016/02/12 22:00
オープニング
ジェオルジでは農業が盛んだが、畜産業もそれに負けず劣らず盛んである。
広々とした丘陵に草を食む羊、牛、馬などが散らばる光景は、おなじみのものだ。
当地の畜産ギルドは『ジェオルジ産のお肉の良さをもっと認知してもらおう』というコンセプトのもと、毎年食肉イベントを行っている。
去年までそれは、無料の肉鍋ご奉仕+加工品の原価販売というごくありきたりなものだった。
しかし、今年は違う。
これまでにない試みを取り入れている。
●
ジェオルジの小さなハンターオフィス支店では、職員その1であるマリーが腹を立てていた。
締め切った窓の外を見て、もう!と足を踏み鳴らす。
「何でうちの近くで食肉イベントをやるのよ! 匂って匂ってしょうがないじゃないの!」
職員その2であるジュアンが、それをなだめる。
「近くって言っても丘二つ越えた向こうだからさ、我慢しなよ。大体食肉イベントは、去年も一昨年もあそこでやってるじゃないか。今年に限ってそう騒がなくても」
「騒ぐわよそりゃあ! だって去年一昨年とやってることが全然違うじゃない! 肉鍋大会ならあたしだって何も言わないわよ、でも、あれは問題外でしょうよ! 大体丘2つ隔ててたって意味ないわよ、うちが風下なんだから! 一体誰なの、あんな企画考えついたのは!」
「新しいギルド長……」
職員その3こと当該支店のマスコット、ミニコボルドのコボちゃんは彼らの会話をよそに裏口から出て行った。
風に乗り漂ってくる匂いと喧噪に引かれ丘を2つ越えて行った先には、旗と屋台と人だかり。
その中心に山と盛られているのは――血の滴る新鮮な臓物。
前掛けをした男たちが、メガホンを手に聴衆を煽っている。
「さあさあモツのつかみ取り! 今日限り! 早い者勝ち詰め放題! 8リットルバケツに詰め放題! 出血大サービス無料ご奉仕だよー!」
それに応じて動こうという人間は少なかった。臓物山のビジュアル的迫力もさることながら、素手でつかみ取りというあたりに抵抗を感じているのだろう。
文明生活により原始の本能が薄らいだ人間は、ことほどさように繊細なのだ。
だがコボルドコボちゃんは違う。
「わしー、わし! わし!」
お肉=ごちそうの公式のもと、遠慮なく突撃。
するとメガホン男から、着ているジャケットの襟を引っ張られた。
「どっから入って来たんだこのワン公は! しっし!」
軽くて小さいコボちゃん、ぽーんと投げられてしまう。
しかし負けない。吠えながら再度突撃して行く。
「わしししし! わしししし!」
突如、破れ鐘のごとき叫び声が降ってきた。
ギャアーッ!! ギャアーッ!!
何事かとコボちゃん含め、場にいた全員が空を見上げる。
鴉の群れがまっすぐこちらに向け飛んでくるのが見えた。
頭が骨――あからさまに歪虚だ。
ギャアー! ギャアー!
鴉どもはモツ山の上に降り立つや、片端から食い荒らし始める。
「うわ! 何だお前ら! 止めろーっ!」
追い払おうとする男たち。
「いてててて! 引け、引けー!」
しかし力及ばず。
「わしししし! わしー!」
横取りしようとするコボちゃん。
「キャンキャンキャンキャン」
しかし力及ばず。
こういう時頼りになるのは、そう、ハンターである。
広々とした丘陵に草を食む羊、牛、馬などが散らばる光景は、おなじみのものだ。
当地の畜産ギルドは『ジェオルジ産のお肉の良さをもっと認知してもらおう』というコンセプトのもと、毎年食肉イベントを行っている。
去年までそれは、無料の肉鍋ご奉仕+加工品の原価販売というごくありきたりなものだった。
しかし、今年は違う。
これまでにない試みを取り入れている。
●
ジェオルジの小さなハンターオフィス支店では、職員その1であるマリーが腹を立てていた。
締め切った窓の外を見て、もう!と足を踏み鳴らす。
「何でうちの近くで食肉イベントをやるのよ! 匂って匂ってしょうがないじゃないの!」
職員その2であるジュアンが、それをなだめる。
「近くって言っても丘二つ越えた向こうだからさ、我慢しなよ。大体食肉イベントは、去年も一昨年もあそこでやってるじゃないか。今年に限ってそう騒がなくても」
「騒ぐわよそりゃあ! だって去年一昨年とやってることが全然違うじゃない! 肉鍋大会ならあたしだって何も言わないわよ、でも、あれは問題外でしょうよ! 大体丘2つ隔ててたって意味ないわよ、うちが風下なんだから! 一体誰なの、あんな企画考えついたのは!」
「新しいギルド長……」
職員その3こと当該支店のマスコット、ミニコボルドのコボちゃんは彼らの会話をよそに裏口から出て行った。
風に乗り漂ってくる匂いと喧噪に引かれ丘を2つ越えて行った先には、旗と屋台と人だかり。
その中心に山と盛られているのは――血の滴る新鮮な臓物。
前掛けをした男たちが、メガホンを手に聴衆を煽っている。
「さあさあモツのつかみ取り! 今日限り! 早い者勝ち詰め放題! 8リットルバケツに詰め放題! 出血大サービス無料ご奉仕だよー!」
それに応じて動こうという人間は少なかった。臓物山のビジュアル的迫力もさることながら、素手でつかみ取りというあたりに抵抗を感じているのだろう。
文明生活により原始の本能が薄らいだ人間は、ことほどさように繊細なのだ。
だがコボルドコボちゃんは違う。
「わしー、わし! わし!」
お肉=ごちそうの公式のもと、遠慮なく突撃。
するとメガホン男から、着ているジャケットの襟を引っ張られた。
「どっから入って来たんだこのワン公は! しっし!」
軽くて小さいコボちゃん、ぽーんと投げられてしまう。
しかし負けない。吠えながら再度突撃して行く。
「わしししし! わしししし!」
突如、破れ鐘のごとき叫び声が降ってきた。
ギャアーッ!! ギャアーッ!!
何事かとコボちゃん含め、場にいた全員が空を見上げる。
鴉の群れがまっすぐこちらに向け飛んでくるのが見えた。
頭が骨――あからさまに歪虚だ。
ギャアー! ギャアー!
鴉どもはモツ山の上に降り立つや、片端から食い荒らし始める。
「うわ! 何だお前ら! 止めろーっ!」
追い払おうとする男たち。
「いてててて! 引け、引けー!」
しかし力及ばず。
「わしししし! わしー!」
横取りしようとするコボちゃん。
「キャンキャンキャンキャン」
しかし力及ばず。
こういう時頼りになるのは、そう、ハンターである。
解説
補足説明
これは、歪虚鴉を退治することを目的とするシナリオです。
退治した後は報酬+バケツ一杯の新鮮なモツが貰えます。希望される方にはダシによさそうな骨も追加。
後は屋台(イベントの性質上、フランクフルト、ハンバーグ、ベーコン、ハム等肉の加工品ばかり出ている)でのただ食いが可能。
なお、モツいらないという方は辞退も出来ます。
歪虚データ
形:頭だけが骨の鴉。
大きさ:羽を広げて1・5メートル。
数:30匹。
攻撃方法:嘴と足によるもの。飛び上がって急降下+突き(もしくは蹴り)などもやる。
性格:常に腹を減らしていて攻撃的。
登場NPC
ジュアン:ハンターオフィスジェオルジ支局勤めの好青年。恋人(♂)あり。
マリー:ハンターオフィスジェオルジ支局勤めの女エルフ。喜怒哀楽が激しい。
コボルドコボちゃん:トイプードルそっくりな容姿をしたコボルド。ジェオルジ支局のマスコット。シルクハットにジャケット着用。
これは、歪虚鴉を退治することを目的とするシナリオです。
退治した後は報酬+バケツ一杯の新鮮なモツが貰えます。希望される方にはダシによさそうな骨も追加。
後は屋台(イベントの性質上、フランクフルト、ハンバーグ、ベーコン、ハム等肉の加工品ばかり出ている)でのただ食いが可能。
なお、モツいらないという方は辞退も出来ます。
歪虚データ
形:頭だけが骨の鴉。
大きさ:羽を広げて1・5メートル。
数:30匹。
攻撃方法:嘴と足によるもの。飛び上がって急降下+突き(もしくは蹴り)などもやる。
性格:常に腹を減らしていて攻撃的。
登場NPC
ジュアン:ハンターオフィスジェオルジ支局勤めの好青年。恋人(♂)あり。
マリー:ハンターオフィスジェオルジ支局勤めの女エルフ。喜怒哀楽が激しい。
コボルドコボちゃん:トイプードルそっくりな容姿をしたコボルド。ジェオルジ支局のマスコット。シルクハットにジャケット着用。
マスターより
KINUTAです。
肉食系の方、おいでませ。
次回は節分かバレンタインで何か出来ればいいなと思います。
肉食系の方、おいでませ。
次回は節分かバレンタインで何か出来ればいいなと思います。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/02/09 00:22
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/02/03 19:07:12 |
|
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相談卓だよ。 天竜寺 詩(ka0396) 人間(リアルブルー)|18才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2016/02/03 19:55:39 |